ブログネタ
Jリーグ に参加中!
■8月のユアスタ開催の東北ダービーと限定すると、ぼくにとっては10年ぶりの観戦だった。10年前のぼくは大学生。スノビスム溢れる大学4年生として記者席にいた。
■当時は宮城県美術館で美術館の学芸員実習の期間中。大学生をしながら、マクドナルドでアルバイトをしながら、スポーツライターとして雑誌に記事を書き、なおかつ10日にわたる美術館研修をしていた。今でいう「リア充」ってやつだ。笑。
■確か水曜日に仙台-甲府を観戦。そこで仙台のサッカーのニュアンスを掴み、備えるべき原稿対象の東北ダービーを心待ちにしていた記憶がある。
■先の甲府戦で仙台は4-1の圧勝。続く山形はぼくの記憶が正しければ6戦負けなしの好調。ゲームはマルコス、マルコス。そして西山が1点を返し、高橋健二がペナルティキックを外しての2-1仙台勝利だった。
■とかく印象に残っているのは仙台のマルコスだった。丁寧にクロス供給されたボールを、山形のDFはボールウォッチャーとなり、彼は頭で合わせた。しなやかな上半身を後ろに反らせ、小気味いいばかりの反撥をボールに与え、その軌跡はそのままゴールに吸い込まれていった気がする。

■立ち上がりの石井のボールウォッチャーと化し、あっさり赤嶺にゴールを許した光景を観た際にぼくは10年前のゲームを思い出していた。
■ただ、10年前と違うことを引き合いに出せば、この山形サポーターの厚みだ。21世紀最初の勝利となった2005年のGWのダービーはこの程度だった(と言っても、当時はこれでも山形はすごく入った印象があった)。
■それが現在ではこうだ。


■しかし、サッカーとはサポーターの数だけで勝負するスポーツではなく、仙台はペナルティキックをリャンが決める。それも一度やり直しになって、2回も決めた。カメラを構えたぼくは悔しいことにこの2回目のリャンのキックがこの日のベストショット(苦笑)。彼らしいキックの体躯を何とか捉えることができた。

20110827_sendai_yamagata_00

■ゲームは15分にして仙台2点のアドバンテージ。ホームの勢いもあり、ゲームは仙台ペースかと思われた。しかし、それでもなおこのダービーを観続けてきた者としては、これまた8月開催だった2004年ホームでの東北ダービーを思い出す。
1分に佐藤寿人、そして追加点で財前。0-2。そこから山形は追いついたことがあるのだ。
■だから、ぼくはこの日の主審イエモッツも手伝い「シルク・ド・イエモッツ」に期待した。
■そして、きた。30分、山形にPK。キッカーはジャンボ。


■ぼくはこれでこのゲームはわからなくなる!と思った。

■けれども、ちっともうまくはいかなかった。ゲームはこのまま1-2で仙台勝利。
■技術的な面で言えば、先制点を許した石井のボールウォッチャーからの尻もち対応はボーンヘッドの何物でもない。そして、アーリークロスに対して前線のポジショニングが重なるオフェンスも嫌な印象として残る。
■この日、ぼくが最も違和感を覚えたのは「クリアーの質」です。山形はサイドアタックの際に3トップが有機的なランを展開するのにも関わらず、この日は自陣でボール奪ってからの前への繋ぎを悉く仙台に拾われた。正直「クリアーの際にこのチームには決まり事はあるのか?」と疑問を持ってしまったほど。
■クリアーが計算されていないから、仙台にボールを拾われる。大久保と秋葉がボールをサンドしにいく。そして鎌田の前線供給のパスの精度が狂う。そこから苦しい体勢でボールを受けたリャンは何とか前を向こうとするが関口が苦しいシュートしか打てないようなパスにしか出せない、そして山形がクリアー。でも、そのクリアーが計算されてないから。。。
■たとえばこういう展開だ。得てしてサッカーというのはこういうもんですが。

■残りは10ゲームしかない。このクリアーの決まり事はある程度課題として修正が必要だと感じている次第。「首をなかなか振れない」(小林監督)「蹴るのかつなぐのかというところをもっとはっきり」(大久保選手)といったコメントを読むにつれ、ちょっとこれはあぶり出された気がします。
■あとはですね、ラスト1プレーでの放り込みがなかった点は批判されてしかるべきです。丁寧にいくところじゃないだろと。今のチーム状態をちょっとよく表しているプレーに思いました。
■反対に、80分を過ぎたころ、山形の自陣に転がっていくボール。明らかにゴールキックorスローインの誰も追わないこぼれ球。これをリャンが全力で拾いにいった。インテリジェンスでロジカルなサッカーに精神論は似合わないけれど、あのボールを全力で追うリャンの姿は山形サポーター以前にサッカーを愛する者として好ましいものがありました。仙台サポの玄人好きはあれでビール1杯、余計に飲めたんじゃないかな。笑。

■マンUに8点取られたアーセナル、8失点は115年ぶりとのこと。115年前にサッカーをやっていたことがすごいが、ぼくの東北ダービー観戦記はまだまだ赤ん坊のようなもの。変わること、そして継続的な努力で変えること。そんなことをふつふつと思ったのでした。
■思えば、10年前の今ごろ。ぼくは「大学生取材記者」として新聞に掲載いただいたことがあったのですが、烏滸がましいことに隣の記事は世界陸上の室伏。10年たった今日、その世界陸上で金メダルを取ったこと。妙に感慨深かったりします。

■だらだらと長くてごめんねー。

追記>
そういえば、例の横断幕の件。ぼくは何とも思わないですねぇ。というのも、サッカーの内容が不甲斐なくって、残る10ゲームをどうすっかだなぁと感じたから。終わったことにあまりかまってられん!というのが正直な感想です。