俳句と主夫の間で♪

「俳句」と「ブログ」と「主夫業」。 いずれも「仕事」のごとく取り組む 団塊の世代の日々を綴る。

更衣

台風一過の昨日、今日と本格的な暑さだった。
 
「薄暑」とか「新樹光」とか「若葉風」といった初夏の
すこやかさとは程遠く、一部では30度超えの真夏日。
 
この暑さに対する皮膚感覚(感じ方)には男女の差が
あるようだ。

一般的には男のほうが暑がり、
冷房の設定温度もとよ
り、そもそも冷房
をつけるかどうか? 多く
の家々で揉め
事が
起こる
 
 夏服を入れて箪笥の痩せにけり    十志夫 
 
新緑新樹光

つばくらめ

 
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【 燕(つばめ) 】  乙鳥 つばくらめ つばくら つばくろ
 
春の彼岸ころに来て、子を育て、秋の彼岸ころに南方へ帰っていく
渡り鳥。 俳句には数えきれないくらいに詠まれている。
  
  額より入れるバリカン燕来る   鳥越夏海
                (丘ふみ104号)
 
昭和の時代、イガグリ頭の子供たちは家庭で頭を刈っていたが、
その時に使われたのが「バリカン」である。
電動と手動があった。
(語源は製造元のフランス「バリカン・エ
・マール商会」
からきている)

「燕来る」
という季語から、詠んだ場所は野外か、三和土
(たたき)
のように外と繋がっている所
あろうか

「額より」
一気に刈り上げられていく坊主頭。バリカンの動きと

飛ぶ姿とが何となく重なってくる。

春の句材の代表である「燕(つばめ)」も今ではあまり見か
けな
なった。
 軒先なるものの存在が関係しているのかもしれ
ない。
 
  つばくらめ軒は不法か賃貸か   野尻信一
                (炎天寺句会205号)
 
春から初夏に向けて季節の移り変りを告げるとともに、旅こごろ
う鳥でもある。
 
  燕を見てをり旅に出て見たく   星野立子
 
 
 

A・un(あうん)復活

銀座で「ダイニングスポット A・un」を経営していた時の
スタッフが、自分の店をOpenするにあたり、「店名を使わ
せていただけないか」と言ってきたのは昨年の暮れのこと。
 
その店が、ようやく開店にこぎつけたようである。
 
20年前に脱サラで始め、多くの人に可愛がってもらえた店
だったが、オープンから12年過ぎたあたりで メンテナンス
後継者の問で閉店することにしたのが8年前。
 
その「A・un(あうん)」の店名を継承する店の誕生は謂わ
ば孫が生まれたようなものである。
 
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 昼(ランチ)30品目の食材を取り入れた栄養バランスの
いい料理を日替わりで提供するという。
  
(例) 魚(サバの根菜団子) or 肉(揚げ鶏の甘辛炒)
     小鉢3鉢(卯の花、蒟蒻田楽、じゃこと大根おろし)
     ごはん、味噌汁、デザート  これで¥900は安い            
 
夜は気楽に飲んで食べられるBARに変貌するらしい。平均
単価2500円くらいだとか。
 
場所は「旗の台」中原新道沿い、昭和大学病院近く。
是非、近々お伺いしようかと思っている。
 
ホームページ ↓

銀座吟行

昨日の「母の日」は、1ヶ月前から準備を進めてきた「銀座吟行」
の日でもあった。
 
自然を愛でる吟行が多い中で、「銀座という都会を巡る」吟行は、
ビルや雑踏という硬質でかつ猥雑な素材に挑戦するもの。
 

スタートは、1878年(明治11年)創立の泰明小学校。
入り口左には<島崎藤村、北村透谷幼き日ここに学ぶ>の碑
が建つ。
 
さすがは銀座である。
歌碑 → 文壇バー → 画材店 → 路地の豊岩稲荷神社 →
シャンソン喫茶跡地 → etc

見て回ったコースに関係する文化人の幅の広さは、菊田一夫、
島崎藤村、太宰治、石川啄木、与謝野晶子、美輪
明宏・・・他
近代
から現代にかけての文学界、芸能界を俯瞰するかのよう。     


 
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上左/太宰治、坂口安吾らの通った文壇バー「ルパン」
上右/啄木歌碑(明治42~45年、朝日新聞勤務時代を詠む)  
   
 ★京橋の滝山町の新聞社灯ともる頃のいそがしさかな
 
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上左/午後から歩行者天国として開放された 
上右/狭い路地にある豊岩稲荷神社
 
  歩行者天国の隅に天國風薫る  十志夫
  (ほこてんのすみにてんくにかぜかおる)
 
 

母の日

 
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92歳の大婆をはじめ、をふくめた「我が家の母たち」
身内から幾つもの鉢植えカーネーションが届いた。
 
形骸化しつつある催しものだが、もらう方からすると嬉しい
もののようだ。
 
俳句で詠まれるのは「父」より「母」が多いような気がする。
句材として「母親」のほうに「情緒」を感じる人間が多いか
らであろう。
 
 車いすに油さす母春の虹     花田春兆
 

俳句と「死」

<神社・仏閣・老病死>のような抹香臭い俳句は詠むな。
初学の頃、そう教えられた。
 
その頃はまだ五十代だったから、当然のこととして受け止め
ていたが、身の回りに「老病死」が常態化してくると、そうし
句が自然と口をついて出てきてしまう。
 
  旅に病んで夢は枯野をかけ巡る    芭蕉
 
かの芭蕉にしてみても、「毎日が辞世の句」であったようだ。
 
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母の最期は脳梗塞からの「植物人間」だった。楽に早く死な
せたいと思っていた。

  生きてゐるうちに死にたし蒸鰈    十志夫
 
その時、母の気持ちになって詠んだ句である。
「WEP通信」の俳句大会で賞を頂いたこともあり、主観その
もののこの句を今でも話題にして下さる人が多い。
 
俳句と「死」の関連でいえば、「句集は出さないの?」と尋ね
られると、決まってこう答えている。
 
 「香典返しとして配りたいので、いつ死んでもいいように
 準備だけしています(笑)」と。
 
 

骨密度

炎天寺句会を通してお付き合いのある俳友が、5日の俳句
大会に
お岩さんのように顔半分を腫らして現われ、ビックリ
した。
 
聞けば、転んだ際に顔から落ちてしまった、のだという。
 
加齢とともに足腰が弱くなってくるのは仕方がない。
その上、反射神経が悪くなるので、転んだ瞬間に対応できず
に、こうした事故に繋がってしまうのだろう。
 
一昨日、我が家の92歳の大婆も家の前で転倒して股関節
骨折してしまい入院するはめに。
 
ちょっとした弾みで骨折してしまうのは、骨そのものが弱くな
っているし、いわゆる「骨密度」なるものがスカスカになって
いるということか。
(最近では家庭用の器具で、その数値を計れるという)
 
この「骨密度」「骨粗鬆症」という言葉は、いっとき大流行して
俳句でも随分詠まれたものだが、今や詠む人もいない。
 
 骨密度ふはり桜の散り初めて 夏海  (「ににん」より拝借
 
 
 
 
   

冷し中華 & ビール

家族の希望もあって昼食を今年初めての「冷やし中華にした。
 
このつるつるとした舌触り、酸味の効いた涼感・・・。
そして、ビール。  やっぱり旨いなあ。
 
 冷し中華赤黄緑を活けにけり   十志夫(2012年)
 
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冷やし中華始めました~
 
 
 

足立俳句連盟・春季俳句大会

足立区の俳句連盟は、毎年5月5日と11月3日に俳句大会
を主催している。
 
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昨日は第131回目の大会で、今年の特別選者は「春燈」
安立公彦・主宰
 
久保田万太郎、安住敦の系譜で、1935年生まれの80歳。
万太郎の洒脱さ、敦
の取り合せの巧みさを継承している俳人。
 
  波除けに夕日とどまる祭かな    安立公彦
 
俳句大会に先立って行われた安立氏の講演によると、久保田
万太郎忌(傘雨忌)が奇しくも句会翌日の5月6日で、安住
敦の
命日は7月8日だという。
 
この「5、6、7、8」という並びは、偶然とはいえ、「死
ぬ日まで弟子
の敦が万太より一歩さがっている」 という話
が面白かった。
 
この種の大会では珍しく、清記表(6句☓68枚)を回して互選
行う方式。
特別選者の安立公彦氏をふくめ、のべ200人(400句)参加の
大会で13人からの選をいただき、総合12位という嬉しい結果
だった


※今日は「立夏」。暦の上ではいよいよ夏ということに。

連休の谷根千めぐり

何処も混んでいるだろうと、ゴロ寝GWを決め込んでいたが、連休の
真ん中の昨日(5/4)、さすがの好天につられて出掛ける気になった。
 
取りあえず近場で、ツツジが盛りの「根津神社」に繰り出すことに。
 
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地下鉄を降りてから「不忍通」は人、人、人で、歩くのも苦労するほど。
 
大鳥居に着いてからもデパ地下のような賑わいで、本殿に参拝するた
の行列が30メートルほど出来ているのには驚かされる。(写真上右)
 
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とても一句を詠むという雰囲気ではなく、ツツジも遠めに眺めるだけで、
早々に神社を後にする。
 
「千駄木」を経由して「谷中銀座」方面に向かうが、どの路地も「スマホ」
で地図を眺めながらの人の流れが途切れない。
 
先日TVで紹介されていた「洋食屋マロ」の前は、午後2時を廻ってい
のに長蛇の列ができていた。(写真、下左)
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「西日暮里駅」前の俳句甲子園の常連校である「開成高校」の前を通り、
「舎人ライナー」で家路へ。
 
  買物のさいごは一束の水仙  渕上信子(鬼)「俳句四季」より  
 
今日は食事当番なので、途中スーパーによって買い出しを済ませる。
万歩計を見たら7302歩。少々疲れた
 
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