2015年12月31日

このブログについて

このブログは、教授の横暴でクビになりそうだった助手が、自分の研究のセンスのなさを棚にあげて、バカな教授を晒し、そのバカな教授を許している大学の仕組みに疑問を感じ、いろいろと調べはじめた過去の日記からはじまっています。

(過去の日記は、@ダイアリーというサイトで更新していました。
現在、休業中のようです)

地方二流大学(若干総合大学寄り)の一般教養の講師として生活することができるようになったので、過去の日記をふりかえりつつ、自分のアンテナに反応するテーマについて書きつづっていました。

現在、関東地方に戻り、実名で発言することが多くなり、こちらの更新は大幅に見送っている状態です。
過去エントリへのコメントもありがたいのですが、返信はあまり期待しないでください。

週に1回ぐらい @yahata127 あたりにいます。  続きを読む
Posted by yahata127 at 23:59Comments(107)TrackBack(37)まとめ

2012年05月13日

買うなら自腹で

衆愚を憂える友人がおりますが、なるほどこういうことかと納得させられます。
公然とした横領が、これほど讃えられるとあれば、暗澹たる気持ちになるのもうなずけます。

一政治家が、一個人の財産を、税金を持って購入することに、どれだけの正当性があるというのでしょうか?


順番に考えてみたいと思います。

(1)地主も、都知事も、日本人のほとんども、民主党の外交を憂えている。
(2)地主は、いろんな人から売ってほしいと言われるが、氏素性のわからない人間には売りたくない
(3)地主は、国は信頼できないが、石原個人は信頼できるので、都に買い取ってほしい。
(4)地主が知り合いの山東議員の口利きで、石原とつなぎがとられ、購入の姿勢を表明した。
(5)表明は、ワシントンにておこなわれた。

(1)に関しては、どなたからも異論は出ないでしょう。

わざわざ実効支配している土地について、火種をつける前原外相のやり口は無能以外なにものでもありません。ロシアは北方領土が自分たちの土地だと主張しません。ロシアからすれば、当然自分たちの土地なので、騒がずに「領土問題などありませんよ」とシカトすればいいのです。竹島も韓国側しか叫ばないのは、今までの日本が弱腰だったからではなく、それが領土問題外交の当然の道筋だったからです。その不文律がわからず問題を広げただけの前原外交のペナルティは大きなものでしょう。ちなみに彼は韓国のおばさんから献金されて話題になりましたが、小泉元首相も認めるバリバリの親米派です。今回も、中国になめられてたまるか程度の浅知恵だったんじゃないかと思います。JAL再建も、八ッ場ダムも、口だけ出して悪化させるという、最悪の政治家だと思っています。なんで最悪になるかと言えば、小泉になりたいんでしょうね。派手なこと言えば支持されると勘違いしているんでしょう。無能にはできない芸当なんですがね。

(2)そんな不安な情勢なので、代替わりした地主が手放したくなったという気持ちも理解できます。国から年間数千万払われると言っても、海底資源があるかもしれない土地であり、領土問題の要になる場所に、攻勢をかけてくる有象無象の相手はしたくないでしょう。きなくさくなってきたので、手放すという選択肢をとったことも理解できます。

(3)今回の話は、この段階に大きな間違いがあります。

・国(現政権)は信頼できない。
・都(石原都知事)は信頼できる。
・だから、都に買ってほしい。

この地主さん、数年して都知事が変わったらどうするのでしょう?
東京都の持ち物になる=石原の持ち物になる、ということではありません。数年後に、中国に洗脳された政党(←こういうの好きな人いますよねw)が、なんらかの方法で東京都知事になる可能性があります。
過去を見ても、革新政党の知事がでるのは、東京、京都といった大都市です。今の石原さんとはまったく逆になる可能性は、比較的高い土地柄だと言えます。

また、国だっていつまでも現政権ではありません。
というか、次の選挙があれば、現政権が倒れることは間違いないでしょう。どのようなパワーバランスに落ち着くかは、橋下の動きや、石原新党の噂もありますので、まったくわかりませんが、民主党が現在のような支持を得ることができないのは、ほぼ確定的です。

ならば、少し待ってから国でもいいじゃないですかね?

待てないというのであれば、石原個人に売るのでなければ筋が通りません。

私は、ここまでの政権のへたれと、地主の気持ちを認めた上で、それならば

「尖閣諸島は、石原個人が、地主から買うべきである」

と考えています。

石原個人ではなく、東京都が買うことにどれだけの違いがあるでしょうか?

ネットでの言説では、いくつかのメリットがあげられていました。
曰く
(A)強い態度を示すことで、民主の弱腰外交を払拭できる
(B)個人よりも、都が持つことで防衛力が高まる
(C)海底資源が発掘できれば、都民が潤う

(A)に関しては、領土外交においては無理だろうと。むしろ、尖閣諸島のように実効支配している土地には、大平以降自民党がこそこそやっていたような弱腰外交の方が得策だったのです。前原は弱腰だったのではなく、強がって失敗したのです。ここで声をさらにあげても、領土問題が顕在化するだけで、今さらプラスもマイナスもないでしょう。

(B)に関しては、一個人よりも「防衛してくれ!」という国に対する発言力が高まる、という考えがあります。確かに名もなき地主が訴えても、国が動くことはないでしょう。が、石原個人と比較してはいかがでしょうか?石原さんと言えば、マスコミ受けする発言をすることから、下手な大臣よりも多くの言葉をマスコミが拾ってくれます。たとえ、在野の人間になったところで、その影響力が衰えることはないでしょう。下手すれば、次の都知事(誰がなるかは知りませんが)よりも、大きな発言力を持つであろうことは容易に想像できます。都の土地だろうが、一個人の土地だろうが、他国から守る必要があるのは同じです。影響力の大きさで言えば、石原さん個人で十分だと判断できます。石原支持者の方が「いや、石原個人にそんな力はない!」と反論される矛盾は、面白おかしいので是非してみてもらいたいところですが、石原さんへの支持、不支持はおいておいて、彼が十分に影響力の大きい人間であることは誰もが認めるところでしょう。

(C)に関しては、資源がきちんと掘れるなら、という条件つきの話ですよね。海底に資源があるぞ、ということがわかってから、尖閣諸島の問題が注目され、中国がちょっかいかけてくるようになりました。自民党時代にも、政権が企業に持ちかけて採掘するよう呼びかけていたのですが、現在まで海底資源が採掘される気配がありません。
なぜ、企業が動かないか。答えはシンプルで、採算がとれないからです。海底資源を掘るという作業は、海水の圧力がかかる海底に向けての作業です。地上で、資源を採掘するのとはわけが違います。核廃棄物が埋められなければ深海に捨てればいいのよ、という経済学者がいましたが、もう深海なめるなと、水圧なめるなと。海流がどうなっているかわからない、いつどこでどんな風な力がかかるかわからない、そんなところで採掘する技術を日本が持っていないわけではありませんが、当然金がかかるのです。もし、技術を持っている企業がペイするとわかっていれば、自民の昔にとっくに掘っていることでしょう。妥当性が認められるとすれば、最近になって採掘に革新的技術が導入され、その情報を都だけが握っているという状況だけでしょう。それでも税金を使うのであれば、勝算がある投資であることを技術とともに公表するべきであり、それがない現状で「海底資源で都税が軽減される」というのは「自然エネルギーだけで、原発がなくなる」と同等のメルヘンでしかありません。

以上より、石原個人が買うよりも、東京都が買う方がメリットがある、という主張は、どれも正当性がないことがわかります。

では、それでも、都税を使う理由はなんなのでしょうか?

その正当性がないままに、税金を使用すれば、

「政治家が、一個人の資産を、税金を使って高く買い取った」

というだけのことになります。

政治家や官僚が、税金を自分のものであるかのように振る舞うことのおろかさを、我々はどれだけ見てきたことでしょう。
それが目の前で繰り返されようとしているのに、賞賛している様子は、まさに衆愚です。民主の外交のおろかさに対する憂さ晴らしをしているだけであり、実効性がないことに税金がつぎ込まれようとしているのを賛美しているのです。

ものが言える、強い政治家が必要だ。
 まあ、そう思うのはご自由です。彼がその器かどうかはともかく、そう信じることも否定しません。

外交は強気に出ないといけない。
 領土問題は、実効支配している方が強者です。昔の自民党がやっていたように、北方領土は声高く、竹島、尖閣はこっそりとでいいのです。なんでも強気にやればいいという外交音痴な発言にだまされてはいけません。

まあ、ここまでは、たいした害がないので見過ごせますが、「税金を使って、個人の資産を買う」というのは話が別です。

(4)につながることですが、個人に税金が注ぎ込まれた後に、その人から個人献金がおこなわれるようなことがあれば、みなさんはどう考えますか?立派な政治家に、金が集まるのは素晴らしいことでしょうか?

幸いなことに、今回の件は、寄付が4億円を超え5億円にも届こうという勢いです。
これは納得された上に出されているお金でしょうから、税金と違いこれが無駄遣いになろうと問題ありません。

あなたが石原支持者であるならば、ぜひこう、声をあげてください。

「いつ売国奴の手に渡るかもしれない東京都なんかに売れるか!
 おれたちは、おれたちが信じる石原さんに買ってほしいんだ!」

きっとみんな幸せになれるんじゃないかと思います。  
Posted by yahata127 at 22:40Comments(6)TrackBack(0)世の中に反応

2012年03月29日

この夏の話

本年もよろしくお願いいたします.
フラスコです.

すっかりブログを書く習慣がなくなり,ツイッターで言葉を垂れ流しております.

発信力がなくなった分,批判コメントも少なくなり,自己満足度があがったなぁとしみじみ.

でも,たまには,足をとめた話もしないとなぁ,と思いましたので,
更新に気づいてくださった危篤な方のみ,おつきあいください.

この夏は,また電力不足が懸念されております.
今まで稼働していた原子力発電所が止まるのですから,ピンチが予想されるのは至極当然です.

停電すれば,ただちにおなくなりになるような環境の人もいるわけで,
みんなで「えらいこっちゃ」と憂慮すべきというところまでは納得できます.

が,そこからの意見の派生に,どうもしっくりくるものが見当たりませんでした.

即時停止,原発推進,反原発,脱原発,脱原発依存と,いろいろ看板はあるんですが,
どうしても,どっちかの立場に偏ってしまうか,偏っていないと発言できないかのような印象を受けてしまいます.

で,最近,一番しっくりきたのは,田坂広志さんという人の本にあった提言で,
それは「すべての可能性を模索すべき,選択肢を狭めるべきではない」というもの.

その中に出てきた電力不足への4つの試みが,以下のものです.

1.原発の安全な運用の試み
2.自然エネルギーの基幹化への試み
3.化石燃料発電のクリーン化の試み
4.節電の試み

平たく言えば,

原子力は,当面安全を確保して動かせるようにしないといけない.

自然エネルギーは,小規模だったりするけど,今まで本気出してないから,
どのぐらいできるようになるのか研究したり実践したりしないといけない.

化石燃料も同じ燃料でより効率よく発電できる方法があるし,
排気もクリーンにできる余地があるから,進めていかなきゃいけない.

何より,無駄な電気を使わない.キンキンに冷えたビルや電車とか,
誰もいない場所の電気つけっぱなしとか,パソコンつけっぱなしとかしない.

ということ,すべての方向でガンバっていこうよという話です.

フラスコもこれに賛成です.

原発も,即時全面停止はリスクが大きいと思います.
動かしても,動かさなくても危険なのだから,
今まで通りか,今までよりもちょっと少なめで,
運転をした方がよいとは思います.

ただし,それには原発を監視できる集団が必要になるでしょう.

「技術はすぐれているんだから,すぐ動かせ」という憂国の方の発言もありましたが,
原発の問題は,技術ではなく,組織の方にあることは明明白白でして,
それが改善される様子もなく,ふんぞりかえって値上げしてくるなんて論外じゃないですかね?
(あ,先輩のいる会社を悪く言ってすいません)

自然エネルギーも,原発にすぐとってかわれるほどの実力を持っているかどうかは,
試してみないとわからないと思います.現時点で,夢見すぎるのも,否定しきるのも
まっとうな態度ではないように思います.

化石燃料が増えると,人が死ぬというロジックをよく見かけるんですが,
ここについては,技術の進歩なめるな,という気持ちでいっぱいです.
二酸化炭素と公害を持ち出す方々には,月刊触媒でも読んでみてくれと.
もうこの手の分野が,二酸化炭素を目の仇にして,どれだけ研究が進んできたかを見ていると,
こっちは相当改善するんじゃないか?と思えるのです.

技術を信じるといっても,核廃棄物をマリアナ海溝に,とかいうことじゃないですよ.ええ.

そして,何より,反原発でも,原発推進でも,節電の話を出してくる人たちがいないのが,
本当に気にかかります.これまでのネオンつけすぎ,冷房ききすぎ,無駄に明るすぎな
世の中を持続させたいがために,自然エネルギーや原発を動かしたいんでしょうか?

不要な電気は使わないようにしよう,って気概が,世間から感じられないのが不思議でなりません.

という話をつぶやいたときも,「老人を熱中症で殺す気か」とか「製造業の打撃をどうするつもりだ」とか言われたんですが,それは必要な電気ですよね?どうして,必要なものを削減することまで節電と言われるのかが理解に苦しみます.

製造業の打撃の話は,どっかの会社がいまだに使うかどうかわからない資産を抱えたまま値上げするなんていう暴挙をおこない,それを政府も官僚も銀行も大企業も許していらっしゃるあたりに問題があって,節電という論点で,話すべきことのように思えません.

ちょっと,話がそれましたが,とにもかくにも現状は,

「すべての選択肢を考えていこう」

という段階だと思います.


原発が安全に稼働するには,組織が不十分すぎますし,地震が多発するようになったことも心配です.
将来的には,技術でどうしようもない廃棄物を考えると,増やしすぎることは得策でないはずです.

自然エネルギーも,いろんな点で未知数です.
地熱発電,小規模水力など,ある程度見通しのたっているものも,
動かしてみないとわからないことが多々あると思います.
地熱はまずは,どこか温泉街がない国立公園的な場所から,はじめてみるとか,
早急に手探りしていってほしいです.

個人的には,一番伸びしろを感じている化石燃料のクリーン化ですが,
こちらも国内の炭鉱が閉山していたり,燃料が高くなったりと
これだけで安心とは言えない状況です.
今まで,資源にならなかった泥炭を燃料として使える技術が浸透すれば,
もっと大勢は変わるんじゃないかと思っているのですが,
これもやってみないとわかりません.しかし,上の2つよりは確立されているんじゃないか?
というのが,一介の化学屋の感想です.

そして,何より節電です.
電車やオフィスをキンキンに冷やさなくていいし,
電光掲示板も余裕があるときならともかく,現状では不要です.
駅前のどこ見てもスクリーンなんて状態のために,
停電の危機を考えるなんてバカげてます.

ちょっと印象論の雑な話が混じってしまいましたが,

これから,それぞれの立場の方が,お互いにデータを提示しあうのは,
大変けっこうなことだと思います.ただし,選択肢をつぶしあうような提案ではなく,
ぜひ,選択肢を広げるように考えていってほしいと思います.

声の大きい人ほど「原発はやめろ!」「自然エネルギーは空想!」という
発言をなさる傾向にある昨今ですが,わたしたちに一番大事なことは,

「選択肢を広げる」

ということだと思うのです.

久しぶりに140字のしばりがなくなると
脱線だらけになりまして読みづらかったかもしれませんが,

「選択肢を広げる」

という一文が,ひっかかってもらえれば何よりです.  
Posted by yahata127 at 16:48Comments(4)TrackBack(0)世の中に反応

2011年10月03日

WAQWAQプロジェクト:Wikipedia日本語版を充実させる2ヶ月間

宣伝します。

本日から「WAQWAQプロジェクト:Wikipedia日本語版を充実させる2ヶ月間」が始まりました。

発起人は、このブログをご存知の方なら100人中95人が読んでいるであろう発声練習next49さん。
話の流れはこちら

企画の意図を、フラスコが理解した範囲でざっくり言うと、、

「専門家の常識を、もっとネットに置いておこう!」
「Wikipedia日本語版なら、みんな調べるし、これから先も存続しそうだしちょうどいいんじゃない?」
「アカデミックらしく、ノーベル賞発表にのっかって、専門家で充実させちゃおうよ!」

ということだと思ってます。(誤解があったらすいません、正確にはこちら

自分の分野はマニアさんがいまして、日本語版をガンガン更新されていますので、
参加表明ができないのですが、これを読んで一人でも参加者が増えたら嬉しいなと思います。

以上、宣伝でした。  
Posted by yahata127 at 23:01Comments(1)TrackBack(1)ネットのあれこれ

2011年09月14日

事務の人とお役人さん

ども。フラスコです。
ツイッターをはじめてからというもの、すっかりとブログをさぼっておりました。
いや、書かなくてもみなさん、ご存知の通りで。

あれやこれや気になることを考えていたら、自分たちがどういう世界に住んでいきたいんだろうか?という平凡な疑問に思い至りました。
フラスコは単純な人間なので、「笑っていられる世界」というふざけたぐらいにシンプルな答えに到達してしまいます。
では、それを邪魔しそうな人は誰だろう?と考えたときに、小室直樹さんの本に出会いました。

日本は、官僚によって滅ぼされる、という趣旨に賛同した後に、「邪魔するのは誰?」という問いの立て方が悪いんだな、とも考えてみたり。

官僚、まあお役人さんたちは、法律というルールの中で動きます。
ルールを無視したっていいことはまったくないので、至極当然のことですね。

この間、うちの大学であったトラブルを思い起こしてみたりします。

うちの大学は、予算削減が最優先事項で、学生の使い勝手なんて二の次、三の次です。
学生は、部活のために施設を使いたいと思うのですが、とある校舎は5時半でロックアウトします!
施設使用願を出しても使える施設は限られていて、古くて汚い場所だけが少しだけ遅くまで利用できます。
新人の事務さんは、この間まで学生だった人です。
普通の大学から来たので、うちの大学の異常な環境に驚き、学生たちを不憫に思い、
5時半のルールを少し曲げて、自分が残っているときに、少し遅くまで使わせました。
ほんの善意のつもりでした。

が、その噂をきいた学生たちは、「あの団体が使えて、自分たちはなぜ使えない」とクレームを入れてきました。
事務の偉い人たちは、融通をきかせたような事情など知らないので、学生への対処に追われた後、
新人の事務さんを、人権蹂躙の境界線ぐらいまで罵倒しました。
というのが、夏休み前のトラブルです。
(飲み屋で事の顛末をきいて「まあまあまあまあ」とずっと言っていたような気もします)

事務の彼がおこなったことは、明らかに失策でした。
彼は、ルールを遵守するべきでしたし、もし問題があると考えるのであれば、
ルールを変更するべきでした。

しかし、ルールを変更して、学生がちょっと喜んだとしても、
大学としては、管理する手間が増えたり、光熱費が増えたりする割には、
大学の宣伝になるわけでもないので、大学側には得がないんですね。

官僚やお役人さんにとっても同じことで、現状を自分たちから変更することはしません。
自分たちにはまったく得がありませんから。
むしろ、天下りがなくなったら、今、安い給料でひーこら働いているのは(働いてきたのは)、
一体何だったんだよ、と思うことでしょう。

現状のルールの中では、大学の事務がサービスしないのも、官僚が天下り先を手放さないのも、
同じようなこっちゃなー、と。

じゃあ、誰がルールを変えるのか?

大学のルールだったら学生と教員だし、官僚さんたちのルールは政治家のお仕事ですね。

しかし、大学を見てみると、事務べったり理事長べったりで、学生のためになんて動きやしない人が大手を振っていますし、お国の方も、安定感のあると言われるどじょうさんが官僚の言いなりになりそうな気配がプンプンしています。

いい悪いの問題はさておいて、人が集まる組織ってのは、大なり小なり同じような構図を持っているんだなぁ、と興味深く眺めている昨今です。  
Posted by yahata127 at 22:51Comments(4)TrackBack(0)

2010年12月26日

つぶやいてみよう

世間がそろそろFacebook?というこのご時世に,周回遅れでついったーしてみようかと思いました.

http://twitter.com/#!/yahata127

アカウントだけは,去年の夏にとっていたんですが,まったく始め方がわかりませんでした.

フラスコの中の人の嫁が,ついったーをはじめて,横から覗いていたら,なんとなく使い方がわかってきたので,ためしにやってみようかと思ったりしてみました.

もしまだフラスコ的なお話にご興味がありましたら,よろしくお願いします.  
Posted by yahata127 at 02:38Comments(4)TrackBack(0)ネットのあれこれ

2010年09月08日

繰り越せるようになるんですね!

いまさらですが.

科学研究費基金化方針、繰り越し自由に

素晴らしい.

まあ,まだ方針が決まっただけで,実行されるかどうかわかってないわけだけども.

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2010/08/04/1296437_13.pdfを見る限りでは,熟議カケアイでの議論がずいぶんと採用されているご様子.

熟議カケアイについては,こちらでご指摘の懸念もありますが,こんな風に活用されていくなら嬉しいことです.

ただ,指摘された懸念はもっと改善されるべきだと思います.
教員らしき人ばっかりだと,研究の話ぐらいならいいと思いますが,教員の資質や,教育の未来なんてなことになると偏りが心配です.
1か月の時間設定も,短いような気もいたします.

匿名で参加できないので,ネットポピュリズムの心配はそれほどしなくていいんじゃないとは思いますが,そんなことが改善されつつ,議論に参加できる場が増えるのはよろしきことかと.

座っている人に発言権のない某会議も見習いたまえ(笑).  
Posted by yahata127 at 11:55Comments(4)TrackBack(0)研究

2010年09月06日

試験監督は誰がする?

試験シーズン到来です.

前期試験の真っ最中なフラスコの大学ですが,ここでまたカルチャーショックが.

大学の試験監督って誰がします?

今までの大学であれば,教員が担当していました.
出題した教員自ら担当することもあれば,助手(今でいう助教)さんや大学院生が雑用ということで駆り出されることもありました.

百人以上の大教室の場合や,フラスコのように卒研生を担当していないため助手さんや院生がいないような教員の場合には,配布や回収のときに事務の方がお手伝いしてくれることもありましたが,それはあくまでイレギュラーな事態でした.

が,こちらの大学は,完全に事務メインです.
教員は,立っているだけで,配布も回収も手伝いません.
ってか,手伝わせてくれません.

「先生は,いてくださるだけで・・・」と事務の方に言われても,なんとなく落ち着かないので,配布や回収を手伝おうとしたら「いやいやいや!本当にいいですから!」とものすごく拒否されてしまいました.

なんででしょ?

1)先生に手伝ってもらうなんて,恐れ多くももったいない!
2)お前らが手伝うとジャマなんだから,だまって見てろよ!

うーん,どっちもありがたくない理由ですね.

が,おそらく正解は1)なのかな?って気がします.

某学部の方々から感じるのは「教員なのだから偉くて当然」というオーラ.
食堂では,学生が並んでいても順番を抜かすのが当然.
事務方には仕事を任せて当然.

なーんか,やな空気ですね.

試験監督は誰がするべきか?ということですと,
私見(オヤジギャグ)では教員の方がいいんじゃないかなぁと思うのです.

メインの理由,質問が出たときに迅速に対応できるからです.

なにかあったら部屋にいるから内線かけろと,
助手時代にはよく言われましたが,
実際には内線だけで済むことはほとんどなく,
居室である研究室から,試験会場になっている講義棟まで,
トボトボ歩いていらっしゃいます.
「そのぐらい自分で考えろよ」というつまんない質問して,
時間を浪費してしまったなら,まだ自業自得と言えますが,
あきらかに曖昧な文章で,題意がわからないときなどは
「時間かえせ!こんちくしょう!」と言われてもしかたありません.
完璧な問題など,つくりようがないわけですから,
保険のために控えておくことは意味があると思います.

おまけとして,学生の取り組み方が見えるからです.

当然解答だけでも理解度ってのは見えてきますが,
問題を解いている顔つきでも,感じることがあります.
また,書いては消してしている解答をのぞき見れるのも,
現場にいればこそです.

しかしながら,教員の側からは当然の反論があるでしょう.

「我々の本分は研究であり,試験監督のような雑用は任せておくべきだ.」というごもっともなご意見です.

しかし,「期末試験=雑用」となってしまうのは,ちと違わないかな?と考えてしまうのです.それは,学生をいかに評価するのかって話につながってくるわけですが,長くなりますのでこのへんで.

リハビリ,リハビリ.  
Posted by yahata127 at 12:34Comments(7)TrackBack(0)講義

2010年09月03日

中の人不在

フラスコです.

2か月ほど,中の人が不在でした.

と,言いますのも,攻撃が露骨になってきたおかげで,

「書きたいことが,個人を特定できるほどやばくなってきた」

とか

「周囲の人たちが危機感をもち,具体的な話ができるようになった」

とか

「ヤクザまがいの脅しをしてくる人がいたので(以下自粛)」

とか,まあ,ともかく匿名でやるのが難しくなってきたわけです.






さて,どうしましょう?

ブログを閉じるのは簡単ですが,ここにいただいたコメントや,
そこで出てきた議論のタネは,なんか自分の一存で消せない気がします.




というわけで,中の人の苦悩をさておいて,ノーテンキな方のフラスコの話を見つけて,また復活したいと思うだけ思っておりますので,またよろしくお願いします.
  
Posted by yahata127 at 00:28Comments(3)TrackBack(0)

2010年06月30日

ほーら,やっぱり

お久しぶりのフラスコです.

ワールドカップではなく,任期制のお話.

このたび,学長さんが変わることになりました.
就任するなり開口一番

「任期制に参加していない教員がいるようだが,私が在任している間に全員参加を目標とする」

なんじゃ,そりゃ.

最近では,フラスコが任期制に参加してない教員の代表のように扱われております.

「お前もはやくハンコを押せ」

と,新学長にことあるごとに言われます.
よけいなお世話です.

そして,こないだとうとう,こんなことを言ってきました.

「おまえ,いつまでも逆らってるとひどい目にあうぞ」

ほーらね.

だから,任期制には参加できないんですよ.

恣意的な運用する気マンマンじゃないですか.

海外の任期制は,頑張って任期制をのりきって実力が認められれば,
テニュアという終身雇用のような身分安定が待っているわけですが,
日本の(というかうちの?)任期制は,けっきょく偉い人が
下のものをいじめるためのものじゃないですか.

いや,恣意的な運用はしません,なんて,どっかの都条例みたいなことを
のたまわっても,品性下劣な人が使うことになれば,このざまです.

学生からも同僚からも,そこそこの評価がいただけてますが,
上の人には意味がないようです.

前の学長さんに「私を信頼してほしい」と言われましたし,
それなりに信頼に値する方だったのですが,
つくづく任期制に賛同しなくてよかったなと思うしだいです.

梅雨らしく,じめじめした話題を書いてみました.

banner←ランキング参加中だけど,どうなっていることやら.  
Posted by yahata127 at 14:58Comments(21)TrackBack(0)任期制の話

2010年05月25日

担任の先生

新しい大学になって,いろいろと違いがございます.

首都圏に近くなった分,キャンパスが異常にせまくなったとか,
そのわりには食堂が3つもあるとか,
1つの食堂以外に教員がいくのはKYだとか,
少人数教室と言われる小さな教室がやたらめったら多いとか,
本当に同じ「大学」の名前がついていても,
まったく違うんですよねえ.

お互いが,「大学」の体験をもとに話をしても,
なかなかかみ合わないこともあるだろうなぁ,と.

で,その中でもっとも違うのは,担任制度.

自分が学生のときもありましたよ.
クラス担当とか,学年担当とか.
でも,正直なところ,留年するとか単位をものすごく落とすとか,
よっぽどのことをしない限り,接点のない方々でした.

で,前の職場でも担当はあったんですが,
とある学部で50人ぐらいの学生があてがわれ,
問題があったときに相談にのったり,
同じ時間の科目を履修したいなんてときにメクラバンを押すのが,
主なお仕事で,こちらからは積極的にかかわることはありませんでした.

が,今回の担任制度は,なんかちょっとすごいです.
いや,もしかしたら,こういう制度がほかの大学でも当たり前になってるのかもしれませんが・・・

まず,各学年(医学部もあるので,6年まで)に,学年主任がいます.
学年主任はそのまま教育委員会の構成メンバーとなっており,
下々の教員にいろんなお達しを出します.

各学年には,その学年を教える教員を中心に数名の教員が配置されます.
教員は頭割りで20人〜30人程度の学生をひきうけることになります.

ここまでは,まあちょっとの違いで許容できるところなんですが,
課せられた役割にびっくりしました.

「学生の親がわりになってください」
最初の学年主任からのお言葉.

内容は,親でもここまでやらんだろってぐらいに,
履修の確認,学業へのモチベーションを喚起,
そのための面談では,交友関係,部活の頻度まできくそうです.

・・・・・・ねえ,

親がわりとおっしゃいますが,うちは娘が転ぶまでは見ている方針ですよ.
この大学は,転ぶ前に手を出して,クッションひいて,「この先危険」と立て看板をたてるような方針なわけですね.

カルチャーショックだったんですが,今の大学はここまでするのが普通なんですか?

banner←大学いろいろ
  
Posted by yahata127 at 15:21Comments(21)TrackBack(0)大学

2010年05月20日

放置してごめんなさい.

livedoorのメールアドレスを持っていたことをすっかり失念しておりました.

本当にすいません.

天下りについての取材のお願いを年末から放置していたようです.
ごめんなさい.
お詫びに記事を紹介させてください.

livedoor経由の連絡で,「本を書きませんか?」というお誘いもいただきました.
大変,ありがたいお申し出なれど,今はちょっとものが書きにくい状態にあります.なんで書きにくい状態なのかは,それを説明できない状態にあるからで・・・えー,本当にすいません.

ほんと,こんな放置気味の弱小ブログにいろんなお誘いをありがとうございました.

もっと,期待にこたえられるような・・・じゃないな(笑)

これからも,500人ぐらい読んでくれたら,50人ぐらいうなずいてくれるような,んでもって5人ぐらいコメントくれるような記事を書いていきたいと思います.はい.  
Posted by yahata127 at 01:43Comments(2)TrackBack(0)雑記

2010年05月13日

どこの話?

人材がいないというわけじゃないのです.

名前は通っていないけれど優れた方々がいらっしゃるのです.

でも,そういう人たちが登用されないのです.

影の偉い人に使いやすい人や,表の偉い人に逆らわない人ばかりが要職につくのです.

影の偉い人がボソボソ言ったり,露骨に横やりを入れたりするたびに,表の偉い人が右往左往します.でも,プライドがあるので,ぶれてないとか言い張ります.

表の偉い人にはたいした能力がありません.
でも,なんでも自分で決めたがります.
変革したがります.

しかし,その変革をおこなえる能力のある人を使いません.
プライドゆえか,自分より能力の高い人を使いたがらないんですね.
したがって,くだらん案が出ては,周囲のやる気が削がれていきます.

もう,このままじゃどうにもならんと,みんなが思っています.

表の偉い人と裏の偉い人が退陣してくれるのが最良だとみんなわかっています.

しかし,そう一筋縄でいかないんですねえ・・・

困ったもんですね.

うちの大学と,日本の与党ってそっくりだなぁ,という話でした.

banner←できない約束ばっかりするところも似てる
  
Posted by yahata127 at 12:46Comments(4)TrackBack(0)世の中に反応

2010年05月12日

新人歓迎会without新人

ゴールデンウィークの間の金曜日.
学生の講義はなかったのですが,大学としてはお仕事の日.

今年,赴任した教員を囲む会ということで,新人歓迎会がひらかれました.

が,その会の存在をきいたのが,ゴールデンウィーク直前.
私を含めて3人いた新人は,それぞれにバタバタした用事がありまして,
参加することができませんでした.

3人が参加できないから,会が流れるということもなく,
なんだかわからない会が開催されたそうです.

連絡をくれた事務方曰く
「ずいぶん前から準備して,調整をしていたので,今更延期するわけにはいかない」
とのこと.

だったら,新人さんにも,ずいぶん前から連絡くれればいいのにね?

ベテラン教員曰く
「ああ,あの事務さんの連絡ミスはとっても多いから気をつけてね」
とのこと.

なるほど,思わぬ形での歓迎となった4月の終わりでした.

banner←どこの大学も似たようなことはあるもんで.  
Posted by yahata127 at 09:36Comments(4)TrackBack(0)教授(教員)