「基礎」の反対だから「応用」と考えていた人。
はい、フラスコと同レベルのお友達。
基礎研究:すぐ役には立たない、知的好奇心のみ、道楽チック
応用研究:即役立てる、金になる、企業がやってる
そんな拙くもボンヤリしたイメージをもってませんでした?
過去のエントリを見るに、フラスコは確実にそんなイメージをもってました。書いたのは6年前になりますが、今までもそんな雰囲気だけでとくに考えもしていませんでした。
ノーベル賞の野依先生が、師匠の上田先生から教わった考え方として、次のような基準を提唱しています。
研究を
「基礎←→応用」という1軸ではなく
「基礎←→末梢」「純正←→応用」の2軸で表現する。
この基準で考えることで、いろんな誤解をとくことができる模様。
原理をつきつめていくものが「基礎」で、なんかコチョコチョやってるのが「末梢」
金にならないのが「純正」で、技術に発展し金にもなるのが「応用」
その組み合わせで4つの研究領域が誕生。
「純正基礎研究」原理・真理の追求
「応用基礎研究」トランジスタのように、さらなる理論に発展する技術
「純正末梢研究」趣味の研究、次につながるか不明
「応用末梢研究」企業の研究、金儲けにはなっても、真理・原理は追求しない
そんな風に見ていくと、
「学者は基礎研究ばかりして何の役に立つ?」と言われていたときの基礎研究は「純正末梢研究」です。
「企業のような研究をしていては、学問がたちゆかない」と言われるときの研究は「応用末梢研究」です。
今までは、上のような発言をきくと、ひっかかりを感じていました。
「え?基礎研究なしで、発展なんてするの?」
「企業の研究の方から発展する分野もあるんじゃないの?」
それらはすべて「純正末梢研究」「応用末梢研究」に対する批判が「純正基礎研究」「応用基礎研究」におよんでいたために起きた誤解でした。
うわー、こんなことに今ごろ気づいてるよ……、過去のエントリ、穴ほって埋めていいですか?
そう考えると、フラスコのやっていた研究は「純正末梢研究」だったと思います。
面白かったんだけど、どうも胸のはれない感じ。
100年後には役立ちます的な言い訳がすごい嘘くせえの。
これからやろうとしていることは、教育現場で小手先のことなんで当面「応用末梢研究」になるんかなぁ。
個人的には一歩前進としておきましょう。
参考:
上田先生のページ「
応用基礎研究のすすめ」
誰も、はてぶしてないよ。今がおすすめ。

←教育が知育に偏るのは後進国の証拠なんだそうな。
Posted by yahata127 at 12:26
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フラスコさんのブログで
研究を「基礎←→応用」という1軸ではなく
「基礎←→末梢」「純正←→応用」の2軸で表現する
という話があったのですが、その関連。
「応用」じゃないから、「純正」というわけじゃありませんよね。
「応用としての意義も見つからないし...
研究の出口【ある大学研究者の悩み】at 2008年10月30日 22:32