2004年10月07日

いまさら天動説の話。

貧乏人の天動説で話題にして、日本の義務教育はまだ平気?で宿題にしていたことです。

文科省からの反論も出ていたように(calcさん情報ありがとうございます)、「小学4年生で地動説を知っている子が少ない」と言うだけで批判されるのは不適当でしょう。知識がどの段階で身についていなければならないか?ということの根拠を我々は持ち合せていません。そして、とくに報道するような問題ではないとも思います。

新聞記事は結局のところ、自分が知ってたことを他人が知らないから批判する
「え?お前そんなことも知らないの?」という心理と、なんとなく大人が優勢にたてる「近頃の若いもんは」という心理が混じりあい、新聞と言う媒介から高尚な雰囲気だけまとってあらわれたものではないかと考えます。

フラスコは、科学とは「そう考えた方が都合がいい」というだけの話だと思っています。
実際に目の前で起きている現象がうまく説明できる考え方、個々の思い込みなどではなくて、みんなが共有できる(納得できる)考え方が科学なんじゃないかと。

そして、天動説だと都合の悪いことがあるから、地動説という考え方ができたんでしょう。調べてみましょう。はい「天動説」で検索して、上から3つ見るだけでも十分に納得できますね。

「普通の星は、位置がかわらないのに、あの明るい星(金星とか火星とか)は、変な動きをしてやがるんだろう?」

そんなところが発端だったようです。

そして木星の衛星の動きから「あれ?あの小さい星ってヒョコヒョコ場所変えてるけど、もしかして木星のまわりをまわってるんじゃないの?」と想像し「だったら地球もまわってるんじゃないの?」となり、「お、金星の満ち欠けも説明できるじゃん」「正しい1年の日付がわかるじゃん」となって、便利な方、より説得力のある方で地動説が採用された、と。
そんな大雑把なまとめをしてみます。

当然、その間には「ばーか、地球がそんな速さでまわったら俺ら遠心力でとんでくっつーの」「地面があるから平気ですー」「だったら鳥はどーなんだよー」とか「地面は神様が止めてるんですー」とか異論反論があるわけですが。(ニュアンスのみわかって)

とにもかくにも、みんなが正しいと思えるもの。
正しいと言う言葉に語弊があれば、みんなが納得できるもの。
そういうのを組み立てていくのが科学であり、そのために必要なのが科学的思考なのではないかと思います。

今回の話題で「科学って何?」というところにはまったく触れず、に「知ってる」「知らない」に終始してしまったのは、多くの記事の指摘にある通り、大人が(とくに記事を発信するマスコミが)、科学の仕組みを理解していないことのあらわれなのでしょう。

【結論】
なんで、科学を勉強しなければいけないか、大人が考えなおそう。
科学がわかる人は、わからない人に伝える言葉を持とう。
科学がわからない人は…興味をもってもらえるように頑張ります。

(反省)
文末が「思います」「考えます」ばかりだと、頭の悪い文章だと恩師に言われましたが、今でも私は頭が悪いように思えます。すいません>師匠

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 とっつきがいい、ということは結構大事だと思う。  天動説に関するエントリその2
サイエンス・リテラシ【月ナル者】at 2004年10月10日 09:26
フラスコは、科学とは「そう考えた方が都合がいい」というだけの話だと思っています。 実際に目の前で起きている現象がうまく説明できる考え方、個々の思い込みなどではなくて、みんなが共有できる(納得できる)考え方が科学なんじゃないかと。 そうだと思うな・・・
科学【仙波眞弓のココロ】at 2004年10月23日 20:34
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございます。もう言い尽くした感もあるので、特に付け加えるものはありません。

>文末が「思います」「考えます」ばかりだと、頭の悪い文章だと恩師に言われましたが、
論文だとそうですが、ブログだとどうなのでしょうか?それだけです。
Posted by calc at 2004年10月07日 16:28
トラックバックありがとうございます。

興味深く読ませていただきました。
「知っている」から常識的、「知らない」から非常識というようにまとめてしまってはいけない話ですね。
「知っている人」はなぜ知り得たのか、「知らない人」はどうして興味をもたなかったのか? そこから考えていくことなのかもしれません。

今の子どもたち〈小学生)に対して、大人も投げかけがすくないんでしょうね。

【結論】をよませていただいて、自分に置き換えて心して行きたいと思いました。
Posted by おーちゃん at 2004年10月09日 10:16
はじめまして。

トラックバックありがとうございます。

「科学がわかる人は、わからない人に伝える言葉を持とう。」とはその通りですね。
そう感じるところがありましたのでエントリを書いてトラバしました。

これからもよろしくお願いします。
Posted by Giraud at 2004年10月10日 09:46
>おーちゃんさん
コメントありがとうございます。

今までに、子供だけが変わったことはないと思ってます。
勉強のことも子供だけの問題にしないで、大人である自分たちから考えていきたいと思っています。

>Giraudさん
コメント&トラックバックありがとうございます。

エントリ拝見しました。はてなの質問にワクワクしましたが、畑違いのところに行くと、もう一段階日本語に翻訳にしてくれないか…と軟弱なことを思ってしまいます。
その溝をうまくのりこえるのも、自分の仕事なんですが…。精進したいと思います。



Posted by フラスコ at 2004年10月13日 00:21