批評ブログ―私も彼を殺した

本やドラマの批評などをやっています。 感じたことを短い分ながら書いていこうと思ってます。

2011年間ドラマランキング

さて、もう去年の話題となってしまったわけですが、今更ながら2011年のドラマランキングを勝手に開催してみます。


では、早速ランキングにしてみましょ。

ちなみに、以下の評価のようになります。

最優秀 名の通りもっとも優秀奈作品におくられます
優秀  準優勝的な役回りです。
好評  三番目の位置につける奴。普通に楽しめた作品へと贈ります。
好戦  途中まで最高だったけど微妙になってしまった。という作品。
佳作  なくてもいいけどあったらいいかも。という作品
微妙  普通・・・それしかいいようのない作品へと送ります。
残念  「うわぁ・・・・・・これはないわ」と叫ばせてしまった作品へ送ります


1  最優秀  日曜劇場 JIN−仁−
2  優秀   スクール!!
3  好評   スカイと我が家の180日
4  好戦   ブルータスの心臓
5  好戦   家政婦のミタ
6  佳作   謎解きはディナの後で
7  微妙   デカワンコ
8  微妙   11文字の殺人
9  残念   美咲ナンバーワン!
10 残念   ハンター・その女賞金稼ぎ




まああくまでも個人的な意見です

ところで。。。。。。見てるドラマの量が少ないなあ・・・
よし!2012年の目標は「ドラマを全部みる」ことにしよう!



小生物語  乙一



驚天動地、奇々怪々、前代未聞、無我夢中、陰翳礼讃、波瀾万丈…。小生と乙一の161日。著者のホームページ及び、Webマガジン『幻冬舎』連載に加筆・訂正を加えて単行本化。


まあ簡単に言えば乙一が書いている日記なようで日記ではなく、物語でないようで創作である。なんとも乙一がやりそうな作品だ。
そんな作品。いったいどうなることやら。そう思いながら読み進めていくが・・・

途中で猛烈に、そして確実に読む気が失せた。 
そりゃおもしろいっちゃおもしろいのだが、明らかにふざけすぎてる箇所が多く、それが続いていくと同じパターンに飽きてしまう。
本人でさえ前書きで手抜きオーケストラなんていってるわけだし、これは仕方ないのだとおもう。
結局嘘日記で、まあそれをいい咎めても仕方のないことだと思うが、自分的には好きではなかった。


現実と創作が入り交じっているところがあるので、その境界線を探してみるってのもおもしろいかもしれない。また、短いのも良いかもしれない。

著者の後書きが好きな人はこういう作品をおすすめしたい。

 

謎解きはディナーのあとで  フジテレビ

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 世界的な企業グループの令嬢で、新人刑事の宝生麗子が遭遇した難解な事件を、彼女の執事・影山が現場を見ずとも、概要を聞いただけで事件を推理し、解決に導いていく作品。本格ミステリーの体裁を取りつつ、影山が執事の立場でありながら麗子に毒舌・暴言を吐いたり、上司である風祭と麗子のやり取りなどユーモアをふんだんに取り入れた作風となっている。(ウィキペディアより)

 
 
本屋大賞一位、2011年売り上げ,さらにドラマ化となればどれだけおもしろいのか気になってしまうので、ついつい見入ってしまいました。

 結果としては、普通のでき、普通のドラマでした。さして良いものでもなく、わるいものでもない。 


 普通に見えてしまう理由は、おちゃらけたミステリーの部分のせいだと思う。あまりミステリを読まない人が見るには楽しめるかもしれないが、根っからの推理ファン(私のことです)にはたしなむ程度としかできないのが悲しいところです。

 しかも、1話 2話のコメントが、ほぼ同じだったというのが全く楽しめない。構成的にこういうのはどうかと思う。


 ミステリ入門的なものなのだろうか。  今度原作も読んでみようと思います。

家政婦のミタ  日本テレビ

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 母親の死により崩壊寸前の阿須田家に、三田という家政婦が派遣されてきた。仕事は全て完璧にこなすが、常に無表情かつ機械的で、さらに命令されれば犯罪行為も平然と行う三田に振り回される阿須田家の人々。しかしその三田の行動により、バラバラだった家族は絆を取り戻していく。こうして阿須田家は三田に信頼を置くようになり、家族の一員となって心を開いてくれるように望むが、彼女には壮絶な過去に由来する大きな心の傷があった。

 
一話からして異色だった。承知しました。の一言で何でもやる家政婦。「何じゃこりゃ」といってられるレベルではないのだ。もはやこうなれば面白くならないはずがない。確かに1話から6話くらいまでは年間最高峰にみえたが、一回高視聴率(29%)を取った時から、わざとらしいほどに報道し、次の回からなんとなく視聴率取りに走っていたような気がする。

 わざとらしさも出てきたような気がするし、何だか最後の方(8~9話以降)から、話を引き伸ばしている気もした。気のせいかもしれないが、普通に2話程度に出来たんじゃないかと思う。

 いくら最終回が日本ドラマ史上3位タイの視聴率をとったとはいえ、途中でえばっては何の意味もない。
 しかも、感動の物語というわけでもなく、ただ普通のドラマだった。

KAIJI(カイジ) ━人生逆転ゲーム━

見たことは見たのですが、批評忘れて、随分と後になってしまいました・・・orz なので、ちょっとわかりにくい批評かもしれませんが、すいません・・・(´_`。)グスン

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 上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押し付けられ、法外な利息により385万円にまで膨らんでいることを知らされる。遠藤に誘われるままカイジは、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。しかし、そこに待っていたのは生死をも左右する壮絶なギャンブル戦だった。


 まず、こんな設定現実的にはありえないので、肩の力を抜いてリラックスしながらでも見たほうがいいと思いいます。  (手に汗握り、圧巻するほどの展開ではないので。)しかも、人がドンドコドンドコと死んでいくので、どうしても意味不明な展開と設定になってしまったのがちょっと厭だった。漫画のほうがいいかと思う(読んだことないけど…)。

 ギャンブルやゲーム好きの人(お金はかけませんが、実は私もかなりのゲーム好きです)には楽しめるかもしれないです。限定ジャンケン、Eカード (わからなければググッてください) 等、やってみると面白いかもしれないゲームです。

 漫画を実写かすると、どうしても映画になると非現実てきなところに目が行ってしまうので、普通に漫画のほうが楽しめるかと・・・

HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜  フジテレビ系列

HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜
 
 空港で起きたスリ事件を機に、全国指名手配犯を捕まえ、捜査特別報奨金として100万円を手に入れたCAの井坂黎。

 ある日、黎の妹・井坂茜が、姉を保証人にした借金500万円と娘・春を残して失踪してしまう。これを機に黎はCAを辞めて、退職金で借金返済後、茜の行方を探し始める。

 そんな中、最近茜は店の客の男と話し込んでいたという話を聞きつけるが、その男は指名手配犯であることを知る。黎は指名手配犯を捕まえるため、後輩CA・本村純、夫からのDVが元で失踪中の鈴木真知子、小料理店で働く和久井和美を呼び寄せ、捜査報奨金を稼ぐバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)チームを結成する。(by.ウィキペディア)


 はっきり言って期待はずれ。ある意味では期待通りの作品で、もともとそこまで面白くなるだろうとは思っていなかったが、あまりにも酷い出来すぎて、途中で見るの止めかけた。見た人ならわかると思うが、あの内容で視聴率2ケタ(10%くらい?) は奇跡だと思う。
 
 しかも、なんとなく、後半戦に偏りすぎてる気がする。序盤で作ってきたものを適当に文句だったり意味だったりをつけていき、結局最後のほうのクサい芝居と棒読みの台詞が生まれてしまったということだろうか。昭和の雰囲気をかもし出す随分と結滞なドラマだ。

 展開はまあいいとして、結末のひねりが全くなしに終わったのは最低だ。無駄なエピソードも多く、ほんとに微妙だ。もともとオチに向けて回収してゆくドラマなのではないと思うが、それにしてもズッコケ過ぎなのでは・・・・・・。

大丈夫か?フジテレビ!
 
 

空中ブランコ  奥田英朗

全くこの批評と関係ないのですが、 記事数がなんと100となりました!ってわざわざこのスペースに書くほどでもないか・・・

空中ブランコ 奥田英朗

 人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば、そこにはあるがままに生きる医者。……ここは、どこ? なんでこうなるの? 怪作『イン・ザ・プール』から二年。トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す……。

 冷静になって考えてみると、あまりにもとんでもなく、突拍子すぎる作品だ。医者が患者に止められる時点でおかしいが、シリーズ内ではもうそれが普通なのが面白い。非現実的すぎるところが面白みかもしれない。
 シリーズを通していくとだんだんパターンが定着していき、展開の読める作品だが、伊良部の面白さがあるのでまあいいかもしれない。

 患者も面白みの一つだ。その職業でその病気に絶対なっちゃ駄目だろ。っていうところも面白い。
 この中で特に好きな作品は、
『空中ブランコ』(意外な理由が良かった。終わり方も微妙に残っている)
『親父のヅラ』(伊良部が悪戯を起こすところなどもうはまったww)
等など・・・ ぜんぶ面白いっちゃ面白いんだけど、特に優れていると思ったので

 伊良部のような医者のほうが気楽でいいかもしれない。ちょっといやだけど・・・

秘密  東野圭吾

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妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった──。


 読書後、不覚にも、泣きそうになってしまっていた。結末だけではない。物語全体からにじみ出るような哀しさ、そしてちりばめられた泣きのポイントなど、涙をこらえるのが大変で仕方なかった。
 〔秘密〕と言う意味がただ、入れ替わったことを〔秘密〕にして生活する。と言う意味だけでは終わらない。結末に触れてしまうので言えないが、最後の数ページでわかることはあまりにも衝撃的だった。まさかこういう意味だったとは。さすがは東野圭吾。
 
 展開も仕組まれたような精巧さで、父親が娘(妻?)に接する態度など、行き過ぎているのでは・・・と心配になったり、凄く考えてしまう作品だ。自分だったら・・・と空想してみるも、そりゃ経験無いので無理な話だ。
 しかし、このような立場にいなくても何か感じてしまうものがある。人によって違うだろう。読書の原点的な面白さかもしれない。

東野圭吾最高傑作と言っても過言ではない。いや、逆に最高傑作だと思う

イン・ザ・プール  奥田英朗

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 「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、強迫神経症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か?。

 青い塗装の本からして不思議である。さらに内容はもっと異色だ。 医者が変人で患者も変人。こうなれば面白くないはずが無い。と言わんばかりに傑作短編が飛び出る。率直に「面白い」。

 注目すべき点は伊良部だ。主人公なのだから注目は当たり前なのかも知れないが、「ブラックジャック」とは一味違った変人振りである。プールで泳ぎたいから侵入しようとしたり、車のボルトをはずそうとしたり、楽観的過ぎる性格だ。面白みの一つがこれだ。

 つぎはなんといっても患者だ。患者は正常な人間なので、伊良部の変人ぶりがすごく伺える。この落差も見所だ。結末のつけ方も案外よく、印象に残ってしまう。

不気味な味をかもし出しているのも、面白さの一つかもしれない。

さまよう刃  東野圭吾

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 長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。

 読み終えて、ただ心が重かった。 こういうような作品を読んだら、絶対、「小説、文学は娯楽である。」という考えはいえなくなってしまうはずだ。
 復讐を良しとするのか? それが題であるだけに、深く考えてしまうのだろう。とても楽しめない

 心揺さぶる。ということからどんでん返しを連想して読んでいたのだが、とても軽い気持ちで読めず、ところどころとても哀しいシーンがあり、涙なしには読めない。なんと言う小説だ。
 
終盤の事件の移り変わり、それぞれの目線など、まるで映画のような展開が繰り広げられる。とても秀逸だ。
 しかし、それぞれの思いから、根本的にある事件がすごく壮大で生半可なものではないことがわかる。刑事が途中で法について語るところも、とてもやるせない。
 蹂躙されたシーンなど、気分最悪で、胸のうちから何かが出てくるような状態になってしまう。とてもやるせない小説だ。

 この批評をよんでも、この物語の100分の1さえも表現できてないだろうから、暴力シーンの苦手で無い方は読よんでほしいです。