Mr.YAJICの特別支援教育

自閉症から重症心身障がいまで・・・子どもたちへの支援の日々を紹介。 家での支援、E-Yo!視覚支援clubについても綴ります

たけのこ三昧

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自立の先生から筍をもらいました。さっそくクッキング♬
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小さい筍は、グリルで丸焼きに。木の芽のソースを添えて。
穂先の方は、柔らかくジューシー♬
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あく抜きした筍は、ワカメと一緒に若竹煮。
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天ぷらもおいしい♬
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土鍋で、油揚げと一緒に炊き込みご飯。
「おいしゅうございました♬」

おにぎりVOCAを作ろう♪

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前回、『スイッチ製作』を行った後、「たのしかった」「またやりたい」「もの足りない」という声が聞かれました。
というわけで、製作第2弾!ケースを購入して、収納もアップ。
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ハンダも人数分用意してスタート!
おにぎりVOCA
今度は、作った満足感をさらに上げるため『おにぎりVOCA』に挑戦してもらいました。手順表があるから、自分で"できる"。
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必要なときは、自然に教え合ったり助け合ったり。
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完成したおにぎりVOCA。穴あけも自分でやってもらいました。
作っているときの先生たちの顔は、やっぱりいい顔(^^)♪
そして、全員無事に再生されて、ホッとしました。
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2年前に改良した点は、録音部分。
以前は、録音部分はケースの中に入っていたけど、録音するたびにケースを開けなければいけないため、どうしても接触不良が起きやすかったのが難点。

そこで、ケースを開けずに録音できるように、マイクと録音スイッチを外側につけました。
外につけたら、子どもが勝手に触って録音が消えちゃう?

いえいえ、VOCAはその子の"声"ですから、「勝手に」なんてことはありません。むしろ、声を入れたくなるのは当然。
どんどん、自分の声を入れたり、他の人にしゃべってもらったりして、録音してほしい。
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肢体不自由(重複)グループの子は、お気に入りの歌のフレーズを聞きたくて、何度も押して喜んでいました。
さっそく使ってもらい、嬉しい限り♪

聴力検査

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聴力検査は、オージオメーターで行います。
しかし、知的障がい特別支援学校の場合、オージオメーターでは難しい子どもたちがたくさんいます。

そこで、どんぐりっko!では、ずっとPowerPointで作った『動物オージオメーター』を併用しています。改造マウス、ボタンスイッチ、ヘッドホンとセットにして、リハーサルしてもらいました。
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肢体不自由(重複)グループの子どもたちも、検査してもらいました。カードで選べなくても、音が流れたときの表情で、聴こえたかどうかがわかります。

バブルマシーン

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中庭に、小学部恒例のサマーランドが登場。
バブルマシーンをスイッチで飛ばしたいとの依頼。
速攻、BDアダプターを挟めるようにして、スイッチと接続。

さらに、間にラッチ&タイマーを入れれば、一回スイッチ押せば数十秒はシャボン玉が飛び続けます。
小学部の子どもたちが、喜んで飛ばしていました♪

眼科検診

眼科検診の前に保健室からオファーが来ました。
全校児童生徒が、スムーズに流れないといけないので、以下の点お願いしますとのこと。

「あっかんべーができるようにしてほしい」
➡昨年までは、眼科の先生が直接触れて目の下を下げていましたが、新型コロナの影響で、今年は自分であっかんべーをしてもらうことになりました。事前に、練習しておいてほしい。
 できない場合は、担任が手袋をして代わりに行ってください。
 ただし、全員ではなく、先生が「あっかんべーをしてください」といわれた子だけが対象になります。
 どうやって伝えたらいいでしょうか。
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学級で伝える際の視覚支援として、動画とスケジュールを用意。
動画は、保健の先生からのメッセージビデオ。
メッセージの後には、検診の流れも入れました。

昨年までは、ドロ太くんのスケジュールを使っていましたが、「セルフあっかんべー」になったので、写真で作成。
画伯は、自分で目の下を下げるドロ太くん描いたかなぁ。

「ペンライトの先を見るようにしてほしい」
➡全員、片目ずつペンライトの光を当てるのですが、光を見ることができない子がいます。 どうしたらいいでしょうか。
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光を当てられると眩しいから、思わず目をそらすのも当然。
「光っているところを見て」といわれても、難しい子がいる。
それなら、思わず見たくなるようにすればいいんじゃないか。

大切な3つの支援『わかる』『できる』『やりたい』の中の『やりたい』にスポット。いちいち指示されなくてもできるようにしたい。

ペンライトの先に、アンパンマンの顔とか花をつけたら、思わず見ちゃうんじゃないかな。
自立活動担当者会で提案し、「何をつけたらいい?」と聞くと「おしりたんていなんかどうかな」という意見が出た。さっそく、自立活動室に来ていた若手先生2名にも協力してもらって作製。
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アンパンマンの鼻が光ってる~♪
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おしりたんていの顔が?お尻が?光ってる~♪
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年齢的に、キャラクターはどうかなという生徒用に、花も用意。
もちろん、事前にリハーサルで使ってもらいました。

このアイデアが、見事的中!!
眼科の先生からも絶賛されました(^^)♪

「足型を貸してください」
➡今年は、保健室には入れるのは5名までにして、ソーシャルディスタンスを保ちたいので足型を貸してください。
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これはもう、日本全国定番のソーシャルディスタンス。

やはり、大切なのは事前の準備とアイデア。
「あっかんベーをしてください」といわれた子は少ないけど、眼科の先生から「よく練習してきたのがわかります」といわれたのがうれしい。

子どもたちのがんばりがうれしい。
学級の先生たちの協力がうれしい。
保健室からオファーをもらえたのがうれしい。

オファーがあってこその自立活動室ですからね(^^)v

保健行事ガイドブック

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今年も、自立活動室から『保健行事ガイドブック』を全クラスに配布しました。
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まずは、基本的な支援の考え方。これが、何よりも重要。
「押さえつけないで」
「予告の落とし穴~予告は通告ではない~」etc.
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各保健行事での支援のアイデアを紹介。
「おわりに」の結ぶには、こう書きました。

 そして、先生方の行っている支援で多かったのが、
「事前の予告(プリント、モニター等)」
「実際にクラスでやってみる(リハーサル)」
「器具に触れる(触れて慣れる)」という支援です。

 けっして、受けさせるとか慣れさせるとかではなく、どうしたら少しでも安心して受けることができるのかを考えているからだと思います。

 その結果、苦手だった子も、少しずつ健診を受けることができるようになったときに、先生方が子どもと一緒に“できた”ことを喜び、分かち合えることを願っています。

スイッチ製作

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『スイッチで広がる子どもの世界』を話した1週間後、校内の肢体不自由(重複)グループの先生たちから、「自分たちで作りたい」という声があり、製作講座を行いました。

ハンダづけの経験がほとんどない先生もいるので、おにぎりスイッチをメインに、作りたいものを作ろうと材料を並べました。
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スイッチも各色そろえて並べたい(^^)。
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改造マウスと仙台高専の竹島研究室が開発した『ラッチ&タイマー』『赤外線リモコン』もラインアップ。
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Myハンダを持っている先生も少ないので、10本ほど用意。
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ほとんどの先生が、穴あけにもチャレンジ!
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ハンダ付けも順調。自然とお隣さん同士で助け合うのもいいね。
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完成したら、作ったBDアダプターでおもちゃとつないでみよう。
無事に動いた瞬間に、「ワー!」と歓声♪
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無事に動いて、「ハァー」と安心のため息をつく先生も。
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みんなが作ったおにぎりスイッチ。他に、はんこケーススイッチ、BDアダプター、改造マウス、ラッチ&タイマーも作っっていました。

あっとい間の1時間。残って、もう一品作る先生たちもいました。
やっぱり、作るってたのしいんですよね(^^♪。
そんな姿を見るのもたのしい。だから準備も頑張れる。

スイッチで広がる子どもの世界

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5月のある日、肢体不自由(重複)グループの研修で、スイッチのことを紹介してほしいというオファー。
もちろん、「はい!よろこんで!」やらせてもらいました。
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いろいろなスイッチやラッチ&タイマー等も、実物で紹介。全部私物だけど、長年やっていると財産が増えるものです。
どんな仕事でも、投資は必要ですから。
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昔から大切にしてきた3つの支援。『わかる』『できる』『やりたい』
これは、知的障がいだろうと肢体不自由だろうと、通常教育だろうと、変わらないことだと思う。

この3つがそろっていれば、子どもたちは必ず動き出すはず。
子どもたちが、思ったように活動しないときには、この3つのどれかが欠けているから。2つ、または3つが欠けてる場合もあるけど、それはもやは支援ではなく強制に過ぎない。
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『肢体不自由は「したい」の不自由』という言葉を初めて聞いたときは、なるほど見事に言い当てていると思った。その言葉について、自分が考えてきたのは、この3枚のスライドにある通り。
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スイッチを使うよさは、ここにある通り。
スイッチで“できる”ことも無限大(少々オーバーだけど、僕らの発想次第)。でも、そこには落とし穴もある。
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もちろん、スイッチを使った子どもたちの様子がたくさん登場。
校外の研修で話をすることはあっても、一番身近な先生たちには話す機会はあまりなかったから、嬉しい研修だった。

自分にとっての『スイッチの世界』を、過去から現在まで一気に紹介した1時間。では、『未来』はどうなのか。
それは、目の前の先生たちと一緒に創っていく世界だと結んだ。

COVID-19(新型コロナウィルス)と特別支援教育    ~これからのオンライン教育を考える~」①

日曜日の夜、オンラインで『atacLab緊急対談』が行われたので、ZOOMで参加。
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「COVID-19(新型コロナウィルス)と特別支援教育 ~これからのオンライン教育を考える~」

第1弾は、中邑賢龍先生と井上賞子先生の対談で
「在宅で過ごす特別支援学級の児童生徒にどんな宿題をどう届けるか?」実に中身の濃い対談だった。
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井上先生は、特別支援のカリスマ先生。一人一人に応じた教育を、ここまで徹底してできるのはすごい。
特別支援だけでなく、通常の教育で行うことができたらどんなにいいかと常々思う。

今回、タブレットを使った遠隔授業も普段からやっていたから、非常事態でも慌てることなくできたる(対応できた)とのこと。
臨時休校になると決まり、あらたに取り組んだのはZOOMの体験だけだったとのこと。

本当の意味でユニバーサルなデザイン化された教育をされているんだと思う。
ボクらE-Yo!視覚支援clubがユニバーサルデザインの研修で、「ユニバーサルデザインは品ぞろえ」と言っているけど、ここまで体現している先生は、井上先生しか知らない。

賢龍先生の問題提起にも、唸らされた。
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休校中の“学びの保障”をみんな考えてきた。
学校での学習をどれだけ補えるのか。

しかし、賢先生の発想は違う。「家にいるからこそできる学び」があるのではと言う。
「冷蔵庫からマヨネーズ持ってきて」「マヨネーズは何から作られているかな?」ここから学びが始まる。

オンラインだからこそできる学び、家にいるからこそできる学び、そう考えるとアイデアがふくらみ、ワクワクしてくる。さすがは賢龍先生だ。

「百貨店は百科事典」の発想も、とても面白い。子どもたちの好奇心を刺激し、リアルな学びが可能になる。

詳しくは、来月になれば、対談部分をYouTubeで配信するそうなので、ぜひ視聴してほしい。

第2弾は坂井聡先生、第3弾は青木高光先生と、これまた楽しみな対談だ。

Web School 開校

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今週は、リアルタイム配信だけでなく、オンデマンド配信も開始。
ホームページ上に『Web School』を開校しました。
担当の先生たちが、毎日頑張ってくれたおかげで、ステキな新校舎に生まれ変わった(ホームページは新築引越し)。

もちろん、児童生徒が、学校の授業としてアクセスできるように、パスワードで限定配信。

手洗い、歌・ダンス、ストレッチや筋トレなど。
手洗い動画は、ダークウォッシュマンとの戦いから始まり、なかなか手洗いにたどり着かないところが面白い。
保健室の先生が演じるクリーンエンジェルによって、最後は仲よく手洗いする動画。

歌やダンスは、分散登校中の限定配信。
本来なら著作権の関係で配信できないが、JASRACCの好意により、一斉登校が始まるまでは授業としてのなら無償で利用可能にしてもらっているから。
こちらは、残念ながら、一斉登校が始まったら配信は停止されるけど、アクセス数をみると子どもたちは喜んでいる様子。

若い先生たちも、「こんな動画を作りたい」と楽しそう。
他の部の動画をみて、「うちの部も〇〇を作りたい」と、互いにいい刺激になっている感じ。

子どもたちの“学びの保障”が第一だけど、先生たちのやる気・たのしそうな姿が見られるのも、うれしい限り。
どんどんアップしていってほしい。
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ICTの先生が中心となって、保護者向けに、ZOOMのダウンロードや使い方も動画で説明。

一斉登校が始まっても、Web Schoolは、学校の、そして先生たちの貴重な財産となっていくだろう。

今後、どんなSchoolになっていくのかが楽しみ。
どんぐりKo!の先生たちのやる気とアイデアに満ちてている。

これは、一人じゃできないこと。二人でも三人でもできないこと。
同じ目的と思いを持った人が、どんどん集まってきて、初めてできたこと。

こういうのを『TEAM』っていうんだなと改めて感じた。
そして、そのチームの一員でいられたことをうれしく思う。

ZOOMでオンライン授業

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先日、ようやく肢体不自由(重複)グループで、オンライン授業(ZOOMを使ったリアルタイム配信)を行った。
 ※画像はリハーサル時。

準備品:パソコン、モニター、Webカメラ、スピーカーフォン。

初オンラインの日は、朝からグループ職員もソワソワ緊張気味。教室には分散登校の子が一人、あとはグループ職員全員集合。

一人、二人と、オンライン教室に子どもたちが入ってくるたびに、「うわーっ!」「〇〇さんだぁ」と、歓声が上がる。
当日は9名の参加。

中には、3カ月近く登校していない子もいて、久しぶりに会えた時には、ジーンときた

はじめは画面の向こうで、表情のこわばっていた子も、呼びかけるとニコッとして、授業が終わるころには笑顔になっていてうれしかった。

画面に他の子が映ると、「〇〇さーん」「おーい」「おはよう」と互いに呼びかけたり話し出したりする子。

硬かった表情が、先生たちの歌声を聴くと笑顔になった子。

画面を見ることが難しい子も、先生たちの声が聞こえると、目や口元が動いた。

オンラインとはいえ、たしかにつながることができた瞬間

お家の方の姿や声も伝わってくるのもうれしかった。
先生たちも、画面の向こうの子どもたちの様子に

重度重複といわれる子どもたちにもオンライン授業ができる。
いや、この子たちだからこそ、オンライン授業を行うべきだと思っていたが、それは間違いではなかった。

1対1でのていねいなやりとりが可能になる個別学習も、オンライン授業でやっていきたい。録画も取れるので、あとでわずかな反応も確認できる。

信州も、もうすぐ分散登校も終わり、一斉登校が始まる気配。
でも、重複グループの中には、心配で登校を控える家庭もあるだろう。新型コロナ以外でも、登校できないことはないけど、休んだ方がいいかなと判断に迷う時にも、オンライン授業なら可能。

臨時休校という非常事態時だけでなく、あたりまえの授業として、オンライン授業もできるようになっていくといいな。

オンライン授業準備完了!!

遠隔授業(リアルタイム配信)とWebスクール(オンデマンド配信)の2本立てで、準備を進めてきました。
急きょ立ち上げた「オンライン授業推進プロジェクトチーム」が、教務会でも承認され、公式にスタート。

『オンライン授業ガイドライン』を作成し、全校に提案。

「(オンデマンド配信用の)動画を作りたい」という声もあちこちで上がる一方、「(ネット環境のない家庭もあるのに)オンライン授業をするのは不公平」という声も聞かれた。

とにかく、立ち止まってはいられない。
チームみんなで準備を進めてきた。
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ZOOMを使った授業は、ICT委員のGINちゃんが担当。
職員のパソコンにはWebカメラがないので、県から支給されているiPadで授業ができるよう、10台以上にインストール。
県の機器は、いろいろ制約があったけど、ホストで使用できるようチーム総出でセットアップ。

ようやく準備が整い、今週からオンライン授業が始まった。
その様子は、のちほど。

自分は4月末から、著作権とにらめっこ。オンライン授業における著作権の壁は、想像以上に厚かった。その話もまた、のちほど。

ZOOMテスト ~休校中の学習保障②~

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重複(重心)グループの先生たちと、オンライン授業(遠隔授業)に向けてZOOMのテスト。
休校中の子どもたちとも、リアルタイムにつながることができる。

重複グループだから、保護者の方の支援が不可欠。
見ることが難しい子どももいる。でも、この子たちにも・・・
いや、この子たちだからこそ、オンライン授業が必要だと思う。

きっと、保護者の方たちにとっても、みんなとつながる時間になってくれるのでは。

今度は各家庭とテスト配信をして、本格的なオンライン授業を始めたい。こうしている間にも、子どもたちの大切な時間は、1日1日と過ぎていくのだから。

自立活動を考えよう

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4月、個別の指導計画の校内研修があった。
後半の自立活動を担当。初めての先生にもわかるように基本中の基本を話した。その時の主なスライドを紹介。

桜満開の季節だったので、桜のスライドにしてみた。
ちなみに、クリックすると拡大表示されます。
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自立活動の目標は、特別支援学校の目的は、一致している。
だから、自立活動が必要でない子は、特別支援学校に一人もいない。それぐらい大事な内容。
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指導要領には、自立活動は「心身の調和的発達の基盤を培う」と書かれている。心身の調和的発達は各教科等で促すもので、そのための基盤を自立活動が培うということ。
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この図は、10年以上前に、県の自立活動担当者会で、しましまさんが示してくれたものを思い出して制作。
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自立活動の2つの要素。簡単にいうと「生きていく上で必要なこと」と「困っていること」の2つ。
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同じ授業(活動)でも、一人一人のねらいによって、自立活動の内容も違ってくる。
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重複グループでの教育課程についても説明。
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具体的に、自立活動の内容に、どんなことがあるのか紹介。
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その後、校内での事例(自立活動)をいくつか紹介。
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「知的障がいの子どもの自立活動って?」と聞かれることがあるので、具体的内容をリストにしたものを紹介。
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『自立活動の流れ図』も紹介。指導要領やその他出版物の流れ図は、考え方はわかるんだけど、手順も多く、ややこしくて難しいと感じるのは僕だけだろうか。

そこで、できるだけシンプルにした『目標設定シート』にして紹介。Excelで入力しやすくするために、しましまさんとbo-yaに協力してもらった。関連する区分(項目)を線でつなぐ部分は、本を見ると「どこがどこにつながってるんだ?」と分からないので、色分け。
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県教育委員会で昨年度末にまとめた『特別支援教育学校ガイドライン』知的障がい部門を担当させてもらったので、それも紹介。
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県のガイドラインを作るときに、しましまさんにお願いして作ってもらった『子どもに合った指導内容チェックFor C』も紹介。

以前の指導要領では、『知的代替教科習得アセスメント』を作っていたが、今回の改訂に合わせて、一人一人に合った教科の学習内容がわかる優れもの。これを、短期間に作るのだから、やっぱりしましまさんは、すごい!!

新しい学習様式 ~できることからはじめよう~

新型コロナとの戦いは、新型コロナとの共存へと変わっていく。たしかに、以前と同じ暮らしには戻ることが難しく、世界は、「新しい日常」へ。

日本でも、『新しい生活様式』が公表された。

教育はどうなるのか。信州の特別支援学校でも、18日から分散登校が始まる。一斉登校が可能になるのはいつ日か。学校も新しい日常に変わっていく。だから『新しい学習様式』が必要。

どんぐりっKo!では、自立活動担当を中心に『オンライン授業推進委員会』を立ち上げた。
リアルタイム配信(遠隔授業)とオンデマンド配信(映像配信)の2種類のオンライン授業を進めていく。

オンデマンド配信する動画も、着々と撮影・編集が進んでいる。撮影・編集に参加している先生たちは、みんな楽しそう。
先生たちに、笑顔が少し戻ってきた。

子どもたちにも笑顔が戻る日が早く来てほしい。
そのためにも『新しい学習様式』を、みんなで創っていきたい。

嘆いていても何も始まらない
子どもたちの大切な時間は、一日一日過ぎていく

できないことではなく、できることを探していこう
そして、できることからはじめよう いっぽいっぽ
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プロフィール

Mr.YAJIC

信州に住む特別支援学校の教員。
家庭でも自閉症の息子を持つ。
サッカーと料理が趣味。

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