逡巡していました。「どうしようかなぁ」って。長女が前夜の12:00近くに中国から帰国して、迎えやらで寝る期間が足りない、って言うのがそのわけだったのですが、その実、何となく気が進まなくなっていました。 4時に目覚ましがなり、「今日は止めよう!」と決めてから数分後、「後で後悔するぞ」と心の声が聞こえました。 ガバっと起き上がり、着替えなどの支度を15分で仕上げ、4:30には駅を目指していました。 日光は東武鉄道が使えるので、交通費が割と安く、それに走るところは山とあり、昨年からいつも計画の候補地になるんです。紅葉もきれいですしね。 平日と言っても、季節なのでしょう。日光の駅前は結構な賑わいでした。車も渋滞しているし・・・。 今日の行き先は、日光から足尾に向かう細尾峠、そこからまた栃木県に入る粕尾峠、さらに古峰が原峠を越えた所にある古峰神社を経て、そこからは「体調に応じて日光に上り返すか鹿沼に出るか考えよう」、と思っていました。いつものように距離は短く高低差が大きいコースになりました。hoso19








駅前から上り勾配が続き、車の間を縫うように足尾方面分岐まで来ました。外れてしまえば、たぶん車はほとんど来ないはずです。hoso1














細尾峠は昭和53年に日足トンネルが出来て、今では旧道としてハイキング道として残っています。昭和45年の五万の地図を見ると、太い道として描かれていましたが、実際に走るとこの道に本当に大きなダンプなどが通っていたのかと、その狭さに驚きます。hoso2














あたりは紅葉真っ盛り。でも気温のせいでしょうか、場所のせいでしょうか。昨年の山王峠のほうが綺麗だった気がします。それに杉も結構多く、全山の紅葉とは行かないようです。hoso3














紅葉はもちろんですが、この道、九十九折れ、それも180方向が変わるようなカーブが延々と続き、上にも下にも道が重なって見えます。おかげで勾配もそれほどきつくなく、すばらしいワインデングロードです。ホッホッとペダルを踏むことが出来るとっても気持ちのよい峠道です。hoso4














道の両脇は、枯葉がうずたかく積もり、わざわざそこを走り「ザザー」という音も楽しくなります。hoso5














標識はたくさんあったにもかかわらず、峠の表示はこれだけ?見落としたのでしょうか。hoso6














足尾への下り。驚いたことに歩行者も通行禁止!かなりがっちりしたバリケードが・・・。ところがその鉄板がめくれて自由に出入りできますが、一抹の不安が・・・。そういうことで上りでは紅葉の写真を撮る車が何台かありましたが、ここからは本当に1人です。見てください。この道・・・。枯葉のじゅうたんが道一面に敷き詰められています。もっと登山道のような細い道ならば経験があるのですが、こんな道で見るのは、もちろん走るのは初めてです。最高です!!!滑りやすいので、ゆっくり下りましたが、こんなに気持ちのよいものなのでしょうか。hoso7














あたりの紅葉が一気にすばらしく見えるようになりました!!hoso8














こちらもワインデングですねぇ。hoso9














下りきったところのバリケード。この手前に「道路下崩壊」という場所が・・・。たぶん道路の下がえぐれたか何かしたのでしょう。上からは何の変哲もない道でしたが、もしかしたら下部はえぐれていたかも・・・。20m位かな?ちょっと恐怖でした。hoso10














このバリケードがまた結構頑丈。ガードレールの外側の5cmくらいのスペースに自転車を置き、左手にカメラ、右手一本でフレームをもち向こう側に「えいやぁ」。hoso11














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後は足尾の町まで、気持ちのよい下りをブレーキ無しで(そのくらいの勾配ってことです)、あっという間でした。今度はこの足尾を中心にして走ってみたいです。銅山などの見学も出来るみたいです。 足尾の町外れから粕尾峠の上りが始まります。ここは群馬県、また栃木県に戻ります。ここもすばらしい。車の往来はありますが、やはり九十九折れが続き、自転車にとっては本当に気持ちのよい上りです。幾重にも道が連なっています。hoso13














途中、山の向こうにこれから行くはずの道が見えます。普段ならちょっとがっくり来るところですが、今日は、「まだ楽しめるワイ」なんて思えます。アドレナリン全開です。hoso14














何も言うことはありません。hoso15

























粕尾峠、ここで道は二つに・・・。右が下る道、左が上る道。左は前日光牧場方面に行く道で、こちらにハンドルを向けます。ここからは、道幅がグンと広がり勾配も一気にきつくなりました。今までの雰囲気のよい峠道とは違います。新しい道って、いんだかねぇ。hoso16














途中、大規模な道路工事に出くわし、地図が全く役に立ちません。工事のお兄ちゃんに聞くと、 「一応、通行止めなんですよ。11月25日開通なんで」 「でも地図がわかんないから。この道神社に行くんでしょう?」 「行きますけどねェ。通すなって言われてるんで」 「こっちも道がわかんなくて、これから戻る時間もないし、通らせてくれませんか」 お願いが通じて、舗装前の硬く踏みしめたダート(ローラーをかけたばかりの道で、まっ平)を一気に走りぬきました。古峰原峠(こぶがはらとうげ)に出ると、そこは古峰が原湿原。hoso17














湿原って、何となく寂しいっていうイメージがあるんです。これもそんな感じがするんですが、どうでしょう。hoso17














一気に下ると古峰神社。由緒正しい神様(?)にご挨拶して鹿沼までの道中の安全を祈りました。急激にアドレナリンが減った気がします。これじゃぁ日光まで上る気力は出ません。hoso18














あとは鹿沼まで、大芦川に沿った緩やかな下り勾配の道を時々ペダルを廻しながら、新鹿沼駅を目指しました。 朝思ったことは正解でした。「後悔しないですんでよかった!!」と。