義父の入院を記したブログから早20日経ちました。義父はその間、一切の延命処置を断り、時々行う水分の点滴以外の治療はしていません。先週には最初の病院の入院が一ヶ月を越えたせいか、転院の通知があって、隣にあるいわゆる老人病院に移りました。

そこはそういう方々ばかりの病院で、看護師の方達は自分たちの仕事を淡々とこなし、患者への働きかけも必要なこと以外は進んで行っているようには見えませんでした。そうなんだろうなぁ。とある意味納得はしているのですが、もう少し死を前にした患者に対して、思いやりの態度があっても良いんじゃないの?と患者家族としては思ってしまうのです。

口からの水分補給もとろみをつけていないと気道に入ってしまう、ということでかなりとろとろした水を吸い口を使って飲むのですが、粘度が高すぎるせいか、詰まってしまって出てこないことが多いようなのです。そこで妻がスプーンを使って飲ませてみると、何とかのどに落ちるのです。

「もう長くはないなぁ〜」と声もかなり不鮮明になった義父がぼそりとつぶやきました。

とっても切なくなる病院通いです。