2012年11月17日
母の退院
昨日午後、仕事中、気が付くと携帯電話に留守電が、入っていた。母が入院している大塚にある病院の主治医の先生からだった。一瞬「死んだか」と思った。しかし、聞いてみると、「胃ろう」から栄養も入るようになったので、退院が、可能との事。ホッとすると同時に、母が、健康な時によく、言っていた「私は、足は、悪いが、内臓は、強い」との言葉を思い出した。生命力が強い。しかし、前々回は、退院して、特養ホームへ、戻った、その日の夕方、体調を崩して、再入院、前回は、ホームへ戻って、1週間後に、再入院。今回は、果たして、どうなるか。「脳梗塞」で倒れてから、1年3ヶ月。82歳。言葉もしゃべれず、右半身不随、左手も拘縮が、起こり、動かず、こちらの意思が、伝わっているのかどうかも、よく分からない。床ずれも、4箇所ほど、出来ている。この状態で、長生きするのが良いのかどうか。母も、倒れる前に「寝たきりの最後だけは、嫌だと」よく言っていた。ここまで、命が、永らえているのは、「胃ろう」の措置を、したおかげ。延命措置を、するつもりは、無かったが、当時の主治医は、「胃ろう」を延命措置の内に入れていなかったので、何となく、「胃ろう」にしてしまった。私が、お世話をしている92歳の伯母の方は、「胃ろう」にして良かったと思うが、母の場合は、本来は、「胃ろう」は、作りたくなかった。いまさら、言ってもしょうがない。ともあれ、どんな状態であろうと、長生きして欲しいとの考えと、これ以上、苦しませずに、出来る事なら「安楽死」させてあげたいとの気持ちが交差する今日この頃だ。