2006年06月29日

夏にさわやかサラダなグリエ〜アゴスティーニの食卓から〜

f3d0b35d.jpgアゴスティーニ
最寄駅:中目黒
料理:イタリア料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:朝食
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食
中目黒通いが始まると、決まって足を運ぶのが裏通りにひっそりたたずむ「アゴスティーニ」。ブランクが空いてドキドキだったが、例えばイタリアの三色旗がなびいているようなことはなく、ほっとした。この店の簡素な雰囲気は代々木上原時代の「カストール」に似ている。
自らサイトに登録したこともあり、こみ具合がいつも気になる。昼は過剰気味で夜はまずまずだろうか。はじめて立ち寄ったころは閑散としていて、ずっと一人のことがあった。開店直後だったためか、かつての仲間らしい同業者の人たちが来ていて、シェフが厨房から顔を見せたこともある。店を持った料理人と持っていない料理人の会話を、聞くともなく聞いていた。
ランチの制約の中では、料理の質はグレードアップしているとおもう。
テリーヌの仕込みが上手で、特に鶏肉のテリーヌは旨みが逃げていなかった。
イタリアンならグリエを得意としていて当然だが、煮込みもいい。小羊もよかったし、豚肉のちょっと変わった部位を使ったトスカーナの田舎の香りが漂う一品もあった。鶏肉をトマトと白ワインで煮付けて赤ワインビネガーで仕上げた料理は、しみじみとした味わいだった。付け合せの野菜はいつもたっぷりで、豆はもりだくさん、ほうれん草はピンク色の根の部分をそのままという徹底ぶり。
そんな中から、急に暑くなったので「魚のグリエ サラダ仕立て」を思い出して再現してみることにした。
まず自転車を磨き(チェーンが錆びていた)、吉祥寺の魚石で魚を調達。今回は目鯛にした(向かいの「ダンディゾン」は相変わらずの盛況)。かぶせる緑の葉は、オリジナルはルッコラだったが、サラダ用のほうれん草にした。トマトは冷蔵庫ですでに冷えていた。
材料がそろえば、後はほとんど組み立てのみ。8等分にしたトマトを魚にぺたぺた張り付け、回りにも並べる(小さ目のトマトなら2個分程度)。ほうれん草は氷水につけ、水分を拭き取り、ドレッシングにさっとくぐらせる。恐らくプロならではのテクもあちこちに使われているのだろうが、おおらかに作ってかまわないとおもう。ポイントは温度で、魚は熱々、トマトはなるべく冷たく。後味が爽快で、メインのはずなのに、サラダの軽さ。温度差で食べる趣向が面白い。これからの季節には最適の一品。

Posted by yakibushi100g at 20:56