2017年02月25日

国境の町っぽくない国境の町、モーハン。

雲南省南部国境地帯の旅4●打洛→景洪→モーハン

モーハン行きの直行バスはないというので景洪行きのバスに乗った。打洛を出るとすぐ警察の検問があった。乗客全員身分証をチェックされ、外国人の僕だけは荷物の中まで調べられた。来るときはバスの中をちらっと覗いただけだったんだけど、中国へ入ってくる方向は厳しいんだろう。県城のモンハイ(勐海)を出たところで今度は軍の検問があった。さっきよりもチェックが厳しくて、僕だけパスポートを持って行かれ、外でいろいろ質問された。隣のミャンマー北部では国内紛争が続いていて、3ヶ月前に雲南省内に爆弾が着弾、大勢の難民も避難してきているという。打洛の国境はのんびりした雰囲気だったけれど、もう少し北の国境付近は混乱しているのかもしれない。

景洪でバスターミナルのぶっかけご飯を食べたあと、モーハン行きに乗り換えた。モーハンはラオスと国境を接する小さな町だ。9年前にラオスから中国へ移動した時には、山の中や畑のわきを通る細い道で、近くでは山を切り開いて道路工事をしていた。せっかくの自然が破壊されてるなあと思ったのを覚えている。今走っているのはその時工事中だった道で、それもすでに古くなっている。中国の道はあっという間にぼろぼろになるんだ。成都の裏道なんて、舗装し直して半年もすればでこぼこができる。最初から平らじゃないことだってある。毎日電動自転車に乗っているからよくわかるんだ。このモーハンへ続く道ももうお払い箱なのか、今は高速道路への改修工事中だ。中国はラオスにかなりの経済援助をしているようで、物資の大量移動用に広い道が必要になるんだろうか。それにしても森を破壊し過ぎなんじゃないかな。

朝9時に打洛を出て、夕方5時ごろやっとモーハンに着いた。通りは9年前の記憶と同じような雰囲気だ。そのときは、国境で見栄を張ったんだなと思った。周りはド田舎なのにモーハンだけ違和感があるほど垢抜けていたんだ。中国はこの10年ほどで時代が違うんじゃないかと思うほど様変わりした。垢抜けていたモーハンも今となっては別に驚くほどでもない。それでも高層ビル建てまくりの最近のスタイルとは違って、ゆったりとした造りになっている。ただ少し寂れた感はあって、通りはシャッターのおりた物件が多い。



 
↑モーハンの通り。高いビルは今のところなく、雰囲気はわりといい。観光するようなところはないので、ほとんどの旅行者は泊まらずに通り過ぎるようだ。



百度マップで目星をつけておいた宿に荷物を降ろし、モーハン口岸を見に行った。田舎駅の改札口か?と思うような小さなイミグレーションは、ででーんとした大きな建物に変わっていた。夕暮れどきだからなのか人はほとんどいない。明日はこの階段を登っていくんだな。



 
↑入口には闇両替らしき人が暇そうにしていた。



モーハンにはぶらついて楽しいようなところも特になく、スーパーで買い物をしてから宿へ戻った。部屋に置いてある雑誌は中国語じゃなく、くるんくるんとした南の国の文字だ。モンラーには「国境の街」っぽい がやがや感や怪しげな雰囲気(勝手な思い込みイメージ)はなく、この雑誌を見て、ああここは国境の宿なんだなぁと思った。これラーオ語(ラオス語)なのかな? 出版元の英語表記を見てみるとタイの住所になっている。タイとは国境は接していないけれど、ここから雲南省の省都昆明へ戻るよりもずっと近い。スーパーにもタイの商品が普通の値段で売られていた。部屋の雑誌は写真を見るだけだ。ラーオ語だろうがタイ語だろうがどっちみち僕には全くわからない。くるんくるんしてるなあとだけ思うんだ。そういえば昔、バンコクでタイ語の名刺を作ったことがあったな。なんだか文字がかわいいので通りで作ってみたんだ。でも東京ではそれを使う機会もなくて、どこかへいってしまった。




 
↑かわいい文字だ。チベットの文字にも少し似ていて、たぶん同じ流れのインド系文字なんだろう。




昨日のミャンマー領は数歩だけだったけれど、明日のラオスはもうちょっと歩いてみよう。




<打洛→景洪→モーハン(磨憨) 旅行情報 2017.02>1元=16.5円計算
■打洛→景洪
打洛汽車站から20分に1本。31元(約510円)、所要3時間強。検問が2回ある分、来る時よりちょっとだけ時間がかかる。バスは版納客運站(景洪客運中心站)に着いた。打洛からモーハン行きのバスはない。
■景洪→モーハン
版納客運站から1日数本(僕は午後1時過ぎのバスに乗った)。66元(約1,100円)、所要4時間弱。建設中の高速道路が完成したらもっと短縮される。景洪汽車客運站と景洪客運南站からも出ているっぽい。ちょうどいい時間のバスがなかったら、手前の町モンラー(勐臘)まで行ってモーハン行きに乗り換えるという方法もある。景洪→モンラーは1時間に1本ほど、モンラー→モーハンは20分に1本と頻繁に出ているようだ。
※打洛近く ミャンマーのモンラー(Mong La/勐拉měnglā)とモーハン手前のモンラー(勐臘měngla)は違う町。


↑磨憨客運站。ラオスのルアンナムター、ウドムサイ、ビエンチャンなどへの国際バスも出ている。百度MAP上の位置は1ブロックずれていた。MAPS.MEの位置は正しかったように思う。Google MAPは中国では使えない。

■泊まった宿(モーハン):磨憨義来酒店
標準間(T)朝食付き100元(約1,700円)。古いがとても広い。Wi-Fi, エアコンあり。バスターミナルから徒歩数分。チェックアウトタイム13:00。トイレは様式ではなくしゃがむタイプ。シャワーはお湯が出るまでちょっと時間がかかる。

 
↑道沿いの建物にフロントデスクがある。メインの客室は駐車場に面した棟。

 
↑広い。このベットを5つ並べられる奥行きがある。テーブルにはティーバッグではなく茶葉が置いてある。ここは茶の産地、雲南省だ。




yakmeatball at 14:28|PermalinkComments(0)南部少数民族エリア | 成都から出かける外国

2017年02月24日

数歩だけミャンマー領。

雲南省南部国境地帯の旅3●景洪→打洛

国境に魅力を感じるのは、きっと海に囲まれた国に生まれたからなんだろうな。景洪を離れ、ミャンマーとの国境付近にある打洛(daluo)という村へ向かった。打洛鎮はシーサンパンナ・タイ族自治州の勐海県というところにある。町を離れると、のどかな田園風景が広がっている。水田やバナナ畑がずーっと続く。バナナの木がある風景はいいよなと昔から思っていて、去年、成都の家に数本植えてみたんだけれど、気候が合わなくて厳しい状況だ。ぎりぎり生きている小さいのがあと2本だけ残っている。冬を越せるといいんだけどな。こまめに室内に移動したりとかちゃんと管理すれば冬を越せるらしい。でも面倒くさいので外にほったらかしだ。 



 
↑のどかな景色。写真が少し黄色いのはバスの窓に色がついているから。

 
↑打洛村のメインストリートと市場。




宿を探したあと、さっそく数キロ先の国境を見に行った。ミャンマーは昔からちょっと気になる国のひとつなんだけれど、まだ行ったことがない。今回は国境をまたぐことはできず、眺めるだけだ。空路入国なら観光ビザをネットで申請できるらしいので、そのうち行ってみたいもんだ。




 
↑打洛口岸。近くの橋からミャンマー側が見える。



50元でミャンマー側のイミグレまで行けるよ言われたので、「行く行く!」とパスポートを出したら、外国人はダメだった。これは中国人専用の正規の合法的国境観光ツアーらしい。ただしミャンマー側に入国はできず、両国のイミグレ間を歩いて免税ショッピングをするという内容だそうだ。実は打洛に着いた時からバイタクの人に何度か声をかけられていて、どうやらこっそりミャンマーへ連れて行ってくれるようである。「打洛へ来てミャンマーへ行かないなんてっ!」 と言われ、心がちょっとだけ動いたが、密入国はやめておく。

国境観光ツアーのお姉さんが「独樹林風景区」の山に登ればミャンマーがよく見えるというので、行ってみることにした。



 
↑独樹林風景区へ向かう通りはゴーストタウンのようだった。写真じゃわかりにくいが、これ全部廃墟。工事現場もあったからこれから再開発するのかもしれない。そうするとピカピカになってしまうな。




よくわからず、「表演」という言葉につられ、180元もするセットチケットを買ってしまった。普通は表演は風景区ツアーの最後らしいんだが、時間ぎりぎりらしく、逆コースで遊覧車をぶっ飛ばしてくれた。



 
↑廃墟の先にあるチケット売り場と、怪しげな表演会場の外。出演者と記念撮影ができる。



「表演biaoyan」というのは“演技”とか“ショー”という意味で、きっとタイ族の民族舞踊なんかが見られるんだとちょっと期待した。「写真禁止!」というアナウンスが何度も流れ、舞台の幕が上がった。中国の観光ショーで写真禁止なんて聞いたことがないが、どういうことなんだろうな。リオのカーニバルみたいな格好の女性たちが次々と出てきて踊る。なんじゃこれ? 民族衣装じゃないのか? 有名だという書道家の実演販売をはさんで、またさっきの女性たちがいろんな衣装に着替えて歌って踊る。そして最後はカラオケショーみたいになった。前の席の客が携帯で写真を撮ると、警備員に怒られデータを消去させられてた。これは秘密のショーなのか? 子供も見てるけど、なんなんだろうな。結局最後まで民族ショーらしきものはなかった。

パンフレットをよく見てみると「紅芸人表演」と書いてある。紅芸人って何だ? 携帯の辞書には載っていなくて、ネットに繋いで調べてみると 「人妖renyao(英語:Shemale)」 とあった。なんじゃこりゃ。そういえばちょっと妙ではあった。ぜんぜんわからない言葉を話していたから、タイあたりから出稼ぎで来てんのかな。それにしても、家族連れもいる真っ昼間の風景区でこんな表演だなんて、やるな。意表を突いてるぞ。

そしてそばの「神秘山賽」というところには、なんと、首長族(カヤン/Long-neck People)がまるで見世物小屋のように待ち構えていた。タイの写真で見たことがあるリングで首を驚くほどながーくしている民族だ。近づいて「タイから来たんですか?」と聞いてみると、「ミャンマーから来た」と中国語で答えてくれた。僕はなんとなくその長い首を直視できないんだけれど、あの首の状態はどういう気分なんだろうな。あとで調べてみると、首そのものが長くなっているわけじゃなく、たくさんのリングを使って顎と鎖骨の位置を思いっきりずらしているらしい。文化とはいえ、ちょっと抵抗があるかな。


なんだかすごい風景区だなここは、と思いながら、また遊覧カートに乗った。

次の観光スポットは中緬友誼大金塔。小さな谷を挟んで目の前にミャンマーが見えた。おーっ! 見たかったのは紅芸人表演じゃなくてこれだよ。その向こうにはミャンマーの町、モンラーも見える。




 
↑中緬友誼大金塔。ミャンマー側の丘の上に巨大なストゥーパみたいなものが建っている。この塔は下の口岸(イミグレ)付近からも遠くに見えた。



座席のたくさんある遊覧カートはなぜか僕専用になっていて、他の客を待たせるという心配もない。時間を気にせずミャンマーを眺めることができた。



 
↑これは地元民しか通れない道。大きな木のところが国境で、みんな自由に行き来してるよとドライバーが言っていた。林の向こうのミャンマーでは農民が田植えをしている。



今度は森の中の国境ライン。低い柵の前には「厳禁非法越境」と大きく書かれている。近くにいた暇そうな警備員らしき青年に、「この柵の向こうはミャンマーなんだよねぇ!」 と声をかけると、「もうミャンマーに立ってるよ」 と言われた。おお! そうなのか。国境ラインは石碑のところで、柵の手前はすでにミャンマー領。数歩だけ国境を越えられるようになっているんだそうだ。うーん、イキなはからいだな。



 
↑ちょっとだけ越えられる国境。



僕は、来てよかったな、と思った。


最後に中緬光明佛寺と独樹成林という大きなガジュマルの木を見て、風景区ツアーは終了となった。



 
↑中緬光明佛寺。大きな金色のストゥーパも建っている。

 
↑この風景区の名称にもなっている「独樹成林」。「一本の木が林になる」という意味で、枝から根をたくさん下ろした巨大なガジュマルの木があった。もしかしてこれがこの風景区の目玉なのか。




予想以上の満足感で、打洛鎮に戻った。宿のエアコンをつけて汗が引くまでしばらく涼み、近くの食堂でチャーハンを食べた。メニューなんてものはなく、食材の中国語名がわからないもんだからおまかせにしたら目玉焼きがのっかっていた。店主は、日本は飛行機で何日もかかる遠い遠い国だと思っているようだ。実際には、当日は無理でも最短で翌日にはここまで来られると思う。食べ終わってお金を払うと、「ありがとっ」 と日本語で言われた。


日が暮れるまでまだ時間がある。百度マップを見ると、打洛鎮の裏山に曼夕村という村がある。近いのでちょっと散歩してみた。昔ながらの古い家がたくさん残っていて、のんびりした小さな村だった。



 
↑曼夕村。

 
↑村には高床式の伝統的な家が並んでいる。

 
↑村の入口の丘の上には小さな寺があって、曼夕村を見渡せる。




今夜もどこかから花火の音が聞こえてくる。春節最後の日、元宵節はとても充実した一日になったな。





<景洪→打洛daluo 旅行情報 2017.02>1元=16.5円計算
■バス:景洪→打洛
市の中心、版納客運站(景洪客運中心站)から20分に1本。所要3時間弱,31元(約510円)。打洛行きのバスは、ちょっと北の景洪汽車客運站(景洪西双版納客運站)と南側の景洪客運南站からも出ている。市内にバスターミナルが3つあって名前もまぎらわしいが、どこからでも行けるってことだ。本数はたぶん版納客運站が一番多いと思う。

 
↑左は景洪の版納客運站。右は打洛汽車站。

■打洛口岸
打洛鎮の中心から国境までは3.5キロ離れていて、市場の前からミニバンが出ている。人数が集まれば一人5元(約80円)、2人で乗って一人10元,一人で乗って15元(約250円)。外国人は打洛口岸の外から門を見るのみ。中国籍があれば50元でミャンマー側のイミグレまで歩いて、名税品の買い物ができる。

■打洛独樹林風景区
打洛口岸の近くにある。口岸から風景区のチケット売り場まで1キロちょっと。
開放時間 8:30〜18:00 門票:50元(約830円), 遊覧車:40元(約660円),表演:180元(約3,000円)。
2017年の今、表演代180元を払えば、門票と遊覧車が無料になるキャンペーン中。高すぎだ。でもついついそれを買ってしまった。風景区は広くて坂道も多いので、全部歩きで回るのはちょっときついかもしれない。
紅芸人表演 11:30〜12:30,13:30〜14:30 神秘山賽表演 10:00, 10:40, 12:20, 13:10, 14:50, 16:00
公式サイト http://www.dscltrip.com/

■曼夕村
市場左横の道を山側に向かって歩けばすぐ着く。村の入口まで1キロもない。

■泊まった宿(打洛):旅行社賓館
大床間(W)80元(約1,300円)。大床間はふた部屋だけで大床間にのみ丸いテーブルと椅子がある。Wi-Fi,パソコン,エアコンあり。トイレはしゃがむタイプ。バスターミナルから徒歩数分、市場の右側にある。標準間も同じ値段だが、エアコンじゃなく扇風機っぽい。

 
↑青い三角屋根の建物がフロントデスク。泊まる宿は中庭に面した三階建ての建物。

 
↑ツインよりもダブルのほうが居心地がいい。窓の外はバナナの木。




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2017年02月23日

シーサンパンナ、景洪散歩。

雲南省南部国境地帯の旅2●景洪

明るくなった窓の外を見ると、通りには椰子が植えられ、南国らしい景色が広がっていた。シーサンパンナはタイ族(ルー族)を中心とした少数民族が人口の75%ほどを占める自治州で、州都のここ景洪も70%近くを少数民族が占めている。歩く人たちはみんな南方系の顔つきで、東南アジアにいるような雰囲気だ。というかここは東南アジアなんだろう。民族や文化で国境が決まるなら南の隣国に属したほうが自然だと思う。この広い中国にはそういうところが多い。 

先月行った極寒の地も楽しかったけれど、常夏の地ってのも、これもまたいいもんだ。椰子の生える通りを南へ向かって歩いた。南方の植物は葉っぱの大きなものが多くて、なんだかうれしい。通りもゆったりと、のんびりとしていて、気分がいい。中国によくあるただだだっ広いだけの空間とは違い、自然なゆったり感なんだ。

汗を拭きながら2キロ近く歩いただろうか、赤金とエンジ色を基調にした南伝仏教の寺院が現れた。この色の組み合わせは南の植物とよくマッチする。仏教の細かな分類はよく知らないが、チベット、東アジア、東南アジア、風土が変わればそれに合わせて寺院の色合いや形も変わっていく。

着いたのはシーサンパンナ総佛寺。同じ仏教でも、チベット寺院とは全く違った味わいがある。チベット寺院は高地の乾燥したベージュ色の山肌と深い空、そして身の引き締まるような空気、時おり静かに吹く冷たい風がよく似合う。ここのは濃い緑と青い空、そして夏の強い日差しとむんとした空気がよく似合う。



 
↑立体感のある西双版納総佛寺。熱帯雨林を連想するデザインだ。

 
↑うーん、いい感じ。カランカランという南の音が聞こえてきそうだ。




ホテルに戻ってちょっと涼んだあと、今度は市内を流れるメコン川を眺めに出かけた。遠くチベット高原を流れ出たメコンの水は、中国雲南省、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、そしてベトナムを通って南シナ海に注ぐ。全長4200キロの国際河川だ。



 
↑メコン川に浮かぶ巨大ひよこ。まだいたのかこの偽物ひよこ。



川べりと対岸は開発真っ最中だった。残念なことに、今朝歩いた通りとは雰囲気の違う、中国式開発の画一的な街が出来上がろうとしている。ゆったりと流れるメコンを眺めながら、ちょっと複雑な気分になった。「母なるメコン」の上流が中国だというのは不幸なことだ。いくつものダム建設、乱開発と水質汚染が、下流の国々にかなりの悪影響をもたらしているという。

偽ひよこを浮かべて喜んでる場合じゃないよ。



 
↑帰り道に寄った景蘭大佛寺。通りに溶け込むようにこじんまりと建っている。右の写真は唯一思い出した景洪市内の記憶、大きな象のモニュメント。ホテルか何かの入口に2頭立っている。




今日は暑いなか歩きすぎて、ちょっと疲れたかな。鏡を見ると顔が日焼けしている。外からは花火の音が聞こえてくる。そうだ、春節はまだ終わっていなかったんだ。




<景洪jinhong 旅行情報 2017.02>1元=16.5円計算
■西双版納総佛寺
開放時間 8:00〜17:00,門票:無料。町の中心からぎりぎり徒歩圏内。
※寺の奥に広がる曼听公園は有料。昼間の門票:54元,夜間演出門票:普通席280元,貴賓座票380元,貴賓楼票480元の3ランクある。地元のおじさんが公園内の建物や仏塔は新しくつくった偽物だよと言っていたので入らなかった。
■西双版納景蘭大佛寺
開放時間 不明,門票:無料。町の中心、曼听路と景蘭一巷が交差する角、庶民的な通りにある。

※景洪には開発された有名観光地がたくさんある。その多くが修復しすぎ、あるいはテーマパークらしいのでパスした。

■泊まった宿(西双版納 景洪):景洪皇冠大酒店
商務標準間(T)朝食付きネット価格300元(約5,000円)三ツ星。C-tripの優待キャッシュバックを使って200元で泊まった。平日は250元くらいから。ドライヤー,フルーツ,傘。景洪輝煌都暢大飯店の向かい。

 
↑この日は週末で満室、僕が払う値段では安い棟。前日に泊まった100元のホテルの方が広くて僕は居心地いいんだけれど、アメニティやトイレットペーパーなど細かいところはここの方がずっと質がいい。朝食のビュッフェには珈琲とトーストもある。客が少ない時は同じ値段で庭やプールに面したいい部屋に泊まれる確率が高いらしい。

 
↑敷地内にはこんなところもある。が、街歩きをしたあとはエアコンの効いた部屋の方が涼しくて快適。




yakmeatball at 13:00|PermalinkComments(0)南部少数民族エリア 

2017年02月22日

雲南省南部国境地帯の旅。

雲南省南部国境地帯の旅1●成都→昆明→西双版納

冬の成都から、雲南省の昆明を経由して、夏のシーサンパンナ・タイ族自治州へ向かった。

昆明市内の記憶はない。郊外の記憶だけだ。あったとしても、来たのはもうだいぶ昔のことだから、街の景色は違っているだろう。今の昆明をちらっと見てみようと、たくさんあるフライトの中から、7時間待ちの乗り継ぎ便を選んだ。

街並みにはこれといった特徴は感じられなかったけれど、それでも歩く人たちの顔立ちは南方系だ。食堂の味付けは成都のより口に合う。中国中回ってみて、僕は食べ物が一番口に合わないところに住んでしまっているんだなあと、最近思う。




 
↑近日楼周辺の観光通り。人影まばらで、全部真新しい。

 
↑金馬碧鶏坊。うーん、よくあるパターンの観光地で、自分が今、中国のどこにいるのかよくわからなくなる。

 
↑昆明駅は警備がものものしくて、セキュリティーチェックを通らないと駅前広場にも入れない。3年前にこの駅前広場で無差別殺傷テロがあって以来、ずっとこうなんだろうな。同じくテロ事件のあった新疆のウルムチ駅もそうだった。中国旅行は基本的に安全なんだけれど、西部の一部エリアではたまに不安定になることがある。




あんまり魅力を感じない昆明市内を散歩したあと、また空港へ戻り、南のシーサンパンナの州都、景洪ヘ飛んだ。離陸が遅れて、着いたのは夜中の11時半だ。こんな時間だというのに長袖だとちょっと暑い。ここは南国で、明日は最高気温30度の予報が出ている。以前この町に来たときは宿の周辺をちょっと歩いただけなので、明日は市内観光をしてみようと思う。




 
↑夜中にチェックインしたホテルの英語名は「GOOD CHANCE」。どんなチャンスがやってくるかな。





<成都→昆明→シーサンパンナ景洪jinhong 旅行情報 2017.02>1元=16.5円計算
■中国東方航空:成都→昆明乗換→西双版納 730元(46%OFF)+空港税50元×2。計830元(約13,700円)。成都→昆明:所要1時間半,昆明→西双版納:所要55分。※成都から西双版納への直行便は四川航空(毎日早朝6時半前後),成都航空(毎週金曜8:50)。昆明乗り継ぎ便は毎日たくさんある。
■昆明エアポートバス:25元(約410円)。市中心まで約40分。2号線:空港発錦江大酒店(昆明火車站)行き,8:00〜深夜3:00,錦江大酒店発空港行き,5:00〜23:00,20分に1本。小西門行きの1号線もある。
■西双版納エアポートバス:6:00〜22:00。終点 景徳路民航路口,距離5キロ,4元。※夜中到着だったのでバスはなくタクシーに乗った。市内中心の宿まで深夜料金40元(660円)。

■泊まった宿(西双版納 景洪):景洪輝煌都暢大飯店
豪華標準間(T)朝食付きネット予約価格100元(約1,700円)三ツ星。Wi-Fi,ドライヤー,冷蔵庫,カードを抜いても切れない電源あり。町の真ん中あたりにある。値段は時期や曜日によってかなり差があるっぽい。翌日は2倍の値段になっていた。

 
↑古いが広い。ボロくても広いのが僕には重要、そして丸いテーブルと椅子も欠かせない。




yakmeatball at 20:16|PermalinkComments(0)南部少数民族エリア 

2017年02月04日

シルクロードスピリット。

「敦煌の壁画が成都に来てるよ」 と先月知り合いが言っていたのを思い出した。その時は、まさか と思った。敦煌の「莫高窟」にはかなり昔に行ったことがある。あの壁画をどうやって持って来たっていうんだ? 無理だろう。壁ごと剥がしちゃったってことか? ありえないよ。それにあれは世界遺産に登録されているはずだ。いや、この国ならありえるかも。知人は「とにかく、成都博物館に敦煌の石窟が本当にあるんだよ」 と言っていた。

展覧開始から1ヶ月以上過ぎて、そろそろ客も減っているころだろうと思い、見に行くことにした。

絲路之魂
SPIRIT OF THE SILK ROAD


 
↑開始当初より客は減っているとはいえ、それでも大人気のようで、無料チケット受取、入館セキュリティーチェック、目玉の石窟エリアの三ヶ所は列に並ぶ必要があった。

 
↑館内には6つほどの石窟(のような小部屋)が造られている。右の写真は莫高窟第285窟。敦煌の莫高窟は4世紀から14世紀、1000年もの長い時間をかけて彫られ続けた世界最大規模の仏教石窟だ。

 
↑莫高窟第158窟の涅槃仏。壁画もたくさんある。

 
↑南北シルクロード、海のシルクロード、成都とシルクロードの関わりなど、いろんな展示があった。



ひと通り見て回り、僕はまた、これ本当に敦煌から運んで来たのかなぁ…と思った。よく見ると繋ぎ目や顔料の色合いが微妙だったんだ。

そこで帰る前にフロントのスタッフに聞いてみた。
「すみません、これ全部敦煌から運んできたんですか?」
「はい、そうですよ」
ちょっとほっとした。そしてついでに続けて聞いてみた。
「全部、複製品(fuzhipin)じゃなくて本物なんですか?」
「全部、複製品ですよ」
「えーーっ!」

遠く敦煌からわざわざ運んできたレプリカということである。そうだよな。気分だ、気分。シルクロード気分を味わうということだ。展覧会名の 「魂」とか 「SPIRIT」 という言葉に惹かれてしまった僕は愚か者だ。この、かきむしりたくなるような胸の内、やり場のないもやもやを、どうすればいい。ああ。

外へ出ると煙とともにいい匂いが漂ってきた。隣のモスク前の屋台からだ。僕は久しぶりにシンジャン・ナンを買った。ウイグルの笑顔とシンジャン・ナンが心をなだめてくれる。


 
↑これは本物。冬なのにスイカまで売ってるよ。





●絲路之魂 SPIRIT OF THE SILK ROAD
敦煌芸術大展及び天府の国とシルクロード文物特別展
場所:成都博物館
期間:2016/12/27〜2017/4/10, 9:00-17:00, 月曜休館 
門票:無料(パスポートを提示して無料チケット受取)
カメラ撮影可(フラッシュ不可)

■成都博物館
公式サイト http://www.cdmuseum.com/
市の中心、天府広場西側にある。
地下鉄1号線/2号線「天府広場」下車。
最寄りバス停
「西御街」:13路,30路,43路,47路,64路,78路
「天府広場東」:16路,45路,53路,61路,64路,空港2号線
「人民南路一段」:16路,26路,45路,61路,63路,78路,118路,334路

常設展
成都歴史文化陳列 古代編/近世編/民族編
中国皮影木偶展
全館カメラ撮影可(フラッシュ不可)


※本物の「莫高窟」は甘粛省の敦煌にある。
北京、西安、蘭州、ウルムチ、成都、重慶、三亜、済南などからのフライトがある。
成都から敦煌へは、四川航空が月水金日の週4便、蘭州経由で飛んでいる。





yakmeatball at 01:19|PermalinkComments(0)成都 | CHENGDU LIFE 2017

2017年02月03日

愛着のある古い腕時計。

「ちゃんと手入れをすれば300年だって使えますよ」
物の寿命が極端に短いこの中国で、こんな言葉を聞くなんて思わなかった。

長年愛用してきた腕時計のベルトがダメになってしまい、メーカー修理に出した。見積もりを出してもらうと、成都物価で暮らす今の僕には高い修理代だった。メーカー修理は高い上に、海外からの取り寄せで時間もかかる。新しい腕時計に買い換えようかなとも思い、店を数軒見て回った。ショーケースの中にはいい時計がたくさん並んでいる。でも愛着が強すぎて、代わりが見つからない。それほど気に入って使い続けてきた時計なんだ。思い出だっていろいろ詰まっている。思いっきり妥協して、革のベルトだけそのへんで売っているものに換えちゃおうかなと、3軒の修理屋に見てもらったけれど、留め金の部分に汎用性がなくて、メーカーオリジナルしかつけられないそうだ。

僕はこの腕時計を捨てられない。一生ものというほどの高級品ではないけれど、できればずっと身につけていたい。このデザインと、深い深いグリーンの色合いがとても好きなんだ。これほど好きになれるデザインの 「もの」 には、そう出会えやしない。

物は物でしかない。そう思う一方で、手放したくない物もある。少しだけれど、あるんだ。



 
↑もう生産されていない古いTAG Heuer。クオーツ(左)と機械式(右)。特に機械式のが気に入っている。右の写真は、これも気に入ってずっと使っている すでに生産終了の古いデジカメ。デザインと色合いがたまらない。今のところ手放したくない 「もの」 はこのふたつだけ。





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2017年02月02日

春節の武侯祠と錦里

春節を成都で過ごすのは何年ぶりだろう。以前は花火や爆竹がうるさすぎて、この町を抜け出していた。市中心部での花火が徐々に規制され、そして禁止になってからも、どこかへ出かけるのは変わらなくて、ほんとうに久しぶりだ。成都の春節ってどんな感じだったっけな、そう思い散歩してみた。通りの店はほとんどシャッターを下ろしていて、静かな新年だ。チベット人街を通って、武侯祠が近づくにつれ、人がどんどん増えていった。

武侯祠では春節期間は毎年、大廟会(縁日のようなもの)が行われる。普段から観光客で賑わう武侯祠と錦里は、この期間、いっそう活気づく。



 
↑武侯祠は三国時代の諸葛孔明や劉備を祀るところ。この日は人出が多くてチケットを買うのも大変だった。

 
↑こんな人たちも立っている。

 
↑みんな線香を焚いて一年の幸福を祈願する。

 
↑裏門を出た先の観光通り「錦里」も人で埋まっていた。特設会場では四川の伝統芸能「変面」も披露される。なんでか、全然関係ない少林寺拳法のショーまでやっていた。

 
↑いつも以上に中国らしい雰囲気で、いい感じだ。



春節期間の旅は、交通手段や宿の確保など大変な面もあるけれど、このときにしか見られない中国ってのもある。




■2017成都大廟会
2017年1月23日〜2月22日 9:00〜22:00, 門票30元。
毎年春節期間に開催。この期間は武侯祠の正門から入って錦里入口から出るという流れで固定なので、錦里だけ見るということはできない。錦里入口は大廟会の出口専用に変わる。

↓普段の武侯祠と錦里

■武侯祠 wuhouci
開放時間 8:00〜18:00,休みなし,門票:60元
地下鉄3号線「高升橋 gaoshengqiao」 D出口から約800m。
市内バス1路,57路,82路,334路,335路,共に「武侯祠」下車。
公式サイト http://www.wuhouci.net.cn/

■錦里古街 jinli-gujie
開放時間 24時間(大部分の一般店舗は9:00〜22:00),休みなし,門票:無料
公式サイト http://www.cdjinli.com/
武侯祠の右横と奥に広がる観光通り。武侯祠より賑わっている。入口は武侯祠入口の右横。土産物屋、各種屋台、カフェ、茶館などが細い路地にずらーっと並んでいる。明け方までやっているバーや、宿もある。





yakmeatball at 18:35|PermalinkComments(4)成都 

2017年01月28日

思いがけず、海。

中国最北部極寒の旅11●長春→成都

今朝の気温は−22度。ホテルの朝食は予想外に豊富だった。野菜サラダと珈琲まである。有名観光地の外国人旅行者だらけの宿でもない限り、この値段の、このランクで珈琲を用意してるホテルなんて普通はない。一般ホテルで珈琲とサラダを用意しているのは四ツ星以上なんだ。長春の繁華街にがっかりしたばかりだったから、ちょっとうれしくなった。

ゆっくり、そしてたっぷり食べたあと、エアポートバスに乗った。バスはどういうわけか警官が運転している。コスプレなんてことはあり得ないし、このバスは交通警察が運営しているのか、春運の治安維持のためなのか、財政難で公務員はなんでもやらなきゃいけないのか、不明だ。

戻りの便も成都航空で、来た時と同じく、背もたれ薄っぺらの安上がりな機体だった。おやつの箱の中は、小さなパンと小さなマフィン。そしてなんとザーサイではなく今回はピーナッツが入っていた。この微妙な違いはなんなんだろう。来た時は寧夏回族自治区の銀川経由、戻りのこのフライトは山東省の済南経由。このルートの違いがザーサイとピーナッツの違いなんだろうか。ピーナッツを食べながら窓の外を見ると、一瞬目を疑った。

島? 海?

どこ飛んでんだ? 乗務員に聞きたいけれど、おやつの後片付けで忙しいのか通路にはいない。ボタンを押して呼ぶようなことでもないし、しばらく眼下を眺めていると見覚えのある地形が現れた。去年行った大連の海岸線だよ。僕は思いがけず海を見ることができて、ちょっと興奮した。海の上を飛ぶなんて思ってもみなかったんだ。経由地の済南には昔行ったことがあるはずなのに大きな地図が頭に入っていなかった。長春から済南へ飛ぶルートなら、黄河の流れ出る渤海上空を飛ぶ。結構島が浮かんでるんだな。人も住んでるようだし、いつか行ってみたいと思った。

なんだか、プレゼントをもらったような気分だな。



 
↑どこかの島と、間違いなく大連の海岸線。




済南空港を経由して、暗くなった夜7時、飛行機は成都に着いた。成都の今夜の気温は6度で、全く寒くない。

数時間後、アメリカではいよいよトランプ政権が誕生する。どうなるんだろうな。「トランプ」の中国語表記はどういうわけか統一されずにいくつかあって、そのひとつは「川普(chuanpu)」だ。「四川普通話」の省略形で、四川人の話す四川弁訛りの普通話(中国共通語)という意味になる。僕の中国語も時々“川普”だと言われる。なんでこの漢字が選ばれてるのかな。トランプさんと、激辛大好きな四川人の気性、似てるところもあるかもしれない。

川普さんとの関係がどうなるのかよく読めない中、中国は春節を迎えようとしている。そして僕の心はもう次の旅、南の国にある。




<長春→成都 旅行情報 2017.01>1元=17円計算
■長春空港エアポートバス:民航中心售票処(龍金嘉酒店)から出ている。6:00〜20:00,30分に1本,20元(約340円),所要約40分。この他にも2つ空港行き路線があるらしい。
■成都航空:長春→(済南経由)→成都 1,280元(50%OFF)+空港税50元。計1,330元(約22,600円)。所要5時間45分。※長春から成都へは曜日によるが直行便と経由便合わせて毎日5便以上ある。直行便は所要3時間20分。


↑ベース空港なのに成都空港ではいつもバス移動の成都航空。




yakmeatball at 09:26|PermalinkComments(0)内モンゴルと東北三省 

うるさい町、長春。

中国最北部極寒の旅10●ハルビン→長春→成都

内モンゴルを離れ、八日ぶりに黒竜江省のハルビンへ戻ってきた。まだ7時前なのにもう明るくて、朝が早くなった。かなり移動してるってことだよな。駅前で軽く朝食を取ったあと、今度は高速鉄道に乗り換えて隣の吉林省、長春へ向かった。成都へ戻る明日のフライトが長春発なんだ。



 
↑チチハル発琿春行きの高速鉄道と車窓からの雪原。



昨日からずっと列車に乗りっぱなしだな。11時前に長春に着き、外へ出たとき一瞬、降りる駅を間違えたかと思った。4年前の記憶と違っていたんだ。降りた列車の出口は北口になっていて、連絡通路を通って南口へ移動すると、見覚えのある建物があった。駅前は開発中で、数年後には違った景色になっているんだろうな。中国の開発はとても速い。それも全部ぶち壊して新しく造り直すという、まるでリセットしてしまうようなスタイルが多いから、たった数年見ないだけで別の街のように変わってしまうこともある。



 
↑長春駅北口と、開発中の南口。



予約しておいた人民広場近くのホテルへ路線バスで移動した。今日は、ラストエンペラー薄儀が暮らしていた場所、偽満皇宮博物院(満州国皇宮)を見に行くつもりだった。以前来た時は旧暦大晦日で休館だったんだ。外側しか見ていない。でも、ネットでバス路線をチェックしたり、館内の紹介を見ているうちに、興味が失せた。なので、通りをぶらつくことにした。

今まで、雪におおわれた静かな町、という印象を持っていたんだけれど、今回の長春はうるさくて、疲れた。どこもかしこも超大音量の店頭宣伝音ばかりで、それがいくつもいくつも重なって耳に入ってくる。歩き進んでもその音が途切れることはなく、次第につらくなった。騒音でしかなかった。繁華街には、万達グループをはじめとした中国の他の都市とたいして変わらない“購物中心”が乱立していた。



 
↑中国中に増殖中の無個性な繁華街。

 
↑キンキラのグッチの広い店舗なんかももちろんある。客はいない。ちょっと救いだったのは裏通りにこんな小さな寺があったことだ。




今回の旅は、すでに終了って感じかな。
凍った市場が強く印象に残っていて、一番楽しかった。−38度という初めての気温も体験できたし、満足だ。





<ハルビン→長春changchun 旅行情報 2017.01>1元=17円計算
■高速鉄道:ハルビン→長春 二等座81元(約1,400円)。所要1時間40分。

■泊まった宿(長春):金融大厦賓館
標準間(T)ネット予約価格 朝食付き180元(約3,000円)三ツ星。長春の中心エリア、人民公園の近くにある。Wi-Fi,有線LAN,ドライヤー,ウォーキングクローゼット,金庫などもある。

 
↑丸いテーブルと椅子もあるし,朝食もついてこの値段なら上出来だ。




yakmeatball at 09:25|PermalinkComments(0)内モンゴルと東北三省 

2017年01月27日

何もないと言われた牙克石散歩。そしてハイラルへ。

中国最北部極寒の旅9●牙克石→ハイラル(→ハルビン)

今朝の気温は−31度。昨日、列車の向かいに座っていた人が、「牙克石には見るものなんて何もないよ」と言っていた。一応ネットで調べてみると、観光名所といったものはなく、興味を引かれる場所もなかった。郊外にスキー場があるけれど時間的にばたばたしそうだし、午前中は暖かい部屋でのんびりして、あとは街を散歩することにした。結局いつも街の散歩が一番楽しかったりする。

今日もスターダストだ。氷の粉が舞ってキラキラしている。道も光が当たるとキラキラ輝く。きれいだな。



 
↑ハイラルで一番にぎやかなところ。こっちの人は凍った道でも上手に自転車をこぐ。

 
↑凍った市場は必須。外は寒いので人は屋内や地下にいいる。

 
↑駅の北側はビルが建ち並ぶんだけれど、南側は全然違う雰囲気だ。駅前広場には蒸気機関車が飾ってある。




午後の列車で隣の大きな町、ハイラルに移動した。そこからハルビン行きの寝台列車に乗るんだ。列車は牙克石にも停車するのに、ハイラルからのチケットを買ってある。ちょうど1年前、さらに西の満州里へ行く時、ハイラルには飛行機で飛んできた。エアポートバスがなくて乗合タクシーで駅まで移動し、そのまま列車に乗ったもんだから、通りを一歩も歩いていないんだ。今回はちょっとだけでも歩いてみたい。普通の通りを歩かないと行った気がしなくて、だから旅行中にタクシーを使うこともめったにない。タクシーも車のチャーターも他に選択肢がないなどよっぽどの時だけだ。遠くなければ歩くか、路線バスに乗ってみる。街なかのバス停で待ってる時間だって結構楽しいんだ。地元の人たちの普段のおしゃべりが聞こえる距離にいたいんだ。



 
↑道路はツルンツルン、そして寒い。地面から大量の蒸気が吹き出たりもする。



今夜のハイラルの気温は−27度。結構風が吹いて体感温度はさらに下がる。列車の時間まで通りを1時間近く散歩したら凍えそうになった。今回の寝台は下段が確保できてラッキーだ。同じ値段でも三段ベッドの上段と下段じゃ居心地に雲泥の差がある。椅子に座って改札開始を待っていると、電光掲示板に「成都」という文字が見えた。なんとこんな遠いところから成都行きの列車が出てるんだな。調べてみると57時間42分と書いてある。すごいな。もちろん僕にはそんな根性はないから飛行機で帰る。



 
↑ハイラル駅はモンゴル風。そして乗車したハルビン行き寝台列車。





<牙克石→ハイラル(→ハルビン) 旅行情報 2017.01>1元=17円計算
■普通列車:牙克石→ハイラル 硬座14.5元(約250円)。所要約1時間半。牙克石からハイラルへは1日17本もの列車が利用できる。77kmという近い距離なので、頻繁に出ているバスのほうが場合によっては便利かもしれない。
■寝台列車:ハイラル→ハルビン 硬卧(普通寝台/3段ベッド) 190元(約3,200円)。所要約11時間。ハイラルからハルビンへは1日8本の列車が利用できる。すべて牙克石にも停車する。その内5本は夜行寝台で旅行中の宿がわりにも使える。
※ハイラルには空港もあって、ハルビンへは毎日1〜3便のフライトがある。所要1時間20分。





yakmeatball at 16:56|PermalinkComments(0)内モンゴルと東北三省