ハーゲンダッツ

暑い日が続いている。天気がいいのは嬉しいけれど蒸し暑いのはいやだ。教室にはエアコンなんてないから、汗をかきながら勉強することになる。今日なんか、先生の一人が「明日の午後の授業やりたい？」と生徒に聞きだすしまつだ。午後の授業は一番暑い時間なんだ。夏休みが２ヵ月半もあるってのは正しいのかもしれない。こんな暑い夏にはアイスクリームが必要だ。なのに中国のバニラときたら、ホイップクリームを固めたような代物でとっても悲しい。中心部の繁華街にハーゲンダッツの直営カフェができていたのを思い出し、昨夜友達と「都市風」に乗って出かけてみた。店内はエアコンが効いていて雰囲気もいい。そして何よりアイスクリームが美味い。本物のアイスクリームだ。至福のときであった。

■ハーゲンダッツ、なんと１スプーン25元(325円)。スプーンって言うのかな？球状に取ってポコンっと器に乗せるやつ。あんな小さいの一つが25元もする。ひとつじゃとても足りないから二つ頼むと少し安くなって48元(624円)。成都の物価から考えると超高級デザートだ。日本の物価の1/10と考えると6,000円のアイスクリームを食べてる感覚か…。初めてハーゲンダッツを食べた友達は、値段を見てとっても驚いていた。僕もびっくりだ。

【成都News】観光名所？にもなっている陳麻婆豆腐店のひとつが昨日火事で焼け落ちちゃいました。本店ではなく青羊宮のそばにあった店舗です。

都市風速度低下

最近「都市風」のスピードが少し落ちてきたように思うのは気のせいだろうか。混雑した自転車道を走るのに慣れてきたから遅く感じるようになったのかもな。でも、時々妙な音を発するのは気のせいじゃないよなぁ。あの音はいったい何なんだろう。

　
↑昨日端午節(旧暦５月５日)に食べたちまきと、やっと見つけた美味しい麺。

今年は勉強

もう６月だ。前期の授業も残すところあと１ヶ月となった。３ヶ月近く勉強して、その成果はどうかというと、まだまだ全然という感じ。この前から作っている単語帳は増え続ける一方で、減る気配がない。昨日、成都で一番大きな大学、四川大学へ行き、夏休みの短期クラスがないかと聞いてみた。例年日本の斡旋業者を通して短期留学希望者が集まるらしいんだけれど、今年はまだ人数が揃っていないという。たぶんこの前のデモのせいだろうな。学校の夏休みは２ヶ月半もあって、僕は今はそんなに休みはいらないと思っている。勉強し始めたばかりの今年はできるだけたくさん授業に出たいんだ。こう書くととても勉強熱心なように聞こえるけれど、学校以外ではあまり勉強しないもんだから、しなきゃいけない状況を強引に作りたいというのが本当のところだ。日常生活は中国語をしゃべれなくたってやっていける。旅行のときと同様なんとでもなる。ちゃんとしゃべれるようになるにはやはり勉強するしかないんだよな。自分でこつこつ努力するってのができないもんだから、いやでも努力させられる状況が僕には必要で、それが楽な方法だ。四川大の夏季コース、開講されるといいなぁ。

　
↑左は僕のネット環境。勉強には全く利用されず。右は人民公園の中にあった濁った水の金魚すくい。それでも子供たちは楽しそうだ。

今日の買い物

↑きのこ１斤(500g)、もやし半斤、ほのかに甘い茎のような野菜１斤ちょっと、にんにくのような味がする野菜１束、豚肉少々。さて、これ全部でいくらでしょーか？　買った場所は近所の青空市場。答えはコメントのところだよ。


↑ついでに今が旬の桃も買いました。僕は熟してない硬いのをガリガリ食べるのが好きです。最近毎日買ってるんです。この小さいやつ９つでいったいいくらでしょー？

高いところで勉強

昨日こりもせずまた公園へ行った。今回は「塔子山公園」。成都の地図に高そうな塔の絵が描かれていたんだ。この塔、僕は気に入った。螺旋階段で上まで登るといい眺めで、風も気持ちいい。そこに座り、家から持ってきたアイス珈琲を飲みながら、テキストとノートを広げ、たっぷり２時間かけて宿題を片付けた。先日から公園めぐりをしているのは、勉強するのにいい場所を探しているからなんだ。家ではどうもやる気が起こらない。昨日行った塔子山公園は頻繁に通うにはちょっと遠い。まだ行ったことのない公園はたくさんあるから、公園めぐり、しばらく続けてみようかな。

　
↑塔子山公園。入園料無料。塔は５元。エレベーター故障中。ずっと故障中っぽいです。上から見下ろすとちょっと怖いかな。成都の町を見渡せます。

遺産

人気のある世界自然遺産 九寨溝と黄龍の入場料が８月から値上げされることになった。九寨溝だけで220元(約2,800円)。これはある程度裕福でないと払えない金額だ。月給1,000元前後の給料じゃ一人分払うのだって大変なのに交通費や宿泊費だってかかる。最近中国の有名観光地はどんどん値上げしていて、何を考えているんだろうなと思う。中国人の友人とも話したんだけれど、これじゃまるで貧乏人は来るなって言ってるようなもんだ。僕の周りの友人たちは四川省で生まれ育っているというのに、僕よりも省内の観光地を知らない。旅行に興味がないわけじゃない。行きたいけどお金がかかりすぎてなかなか行けないんだ。僕も含めお金に余裕のある外国人旅行者に少し上乗せしてでも、地元の普通の人たちが払える金額設定を別に用意してもいいじゃないかなと思う。故郷の遺産なのに知らないんじゃそれを誇りに思うことなんてできやしない。

■繁忙期(4/1〜11/15) 九寨溝 145元→220元　黄龍 110元→200元 両方行くと約5,700円
■閑散期(11/16〜3/31) 九寨溝 100元→80元　黄龍 70元→60元　←閑散期は値下げ。

居心地のいい街

日本を出て4ヵ月半。早いものだ。来たときは手袋やマフラーをしていたのに、今はもう冷房の必要なときもある。こんなに長く日本を離れたのは初めてのことだ。言葉もなかなか通じないし習慣も違ったりするけれど、僕は東京よりもここのほうが居心地がいい。街のみんなは笑顔だし、いつも元気だ。横断歩道で信号が変わるのを待っているとき、隣の見知らぬ人が僕の知らない何かを持っていたら「それ何？」と声をかければいい。「○○よ。あの店で○○元で買えるわよ」なんて笑顔で答えてくれる。怪訝な顔をされることなんてないんだ。年配の人だけじゃなく、歳や性別に関係なくみんなそんな対応だ。僕が外国人だからというわけじゃない。地元の友人たちを見ていても同じだ。この街の居心地の良さは、そこにあるんじゃないかなと思う。

公園めぐり

暇なので、ガイドブックにも紹介されている有名(?)な公園へ行ってみた。望江楼公園と百花潭公園。が、せっかく行ったのに、全然おもしろくなかった。……あーぁ。

　
↑望江楼公園。入園料10元。ガイドブックによると、150種類以上の竹が植えられていて、竹子公園とも呼ばれているらしい。だらーんとしてる人たちと麻雀をしてる人たちがたくさんいました。

　
↑百花潭公園。入園料無料。ガイドブックによると、蘭とキンモクセイで有名な公園らしい(竹もあった)。だらーんとしてる人たちと麻雀をしてる人たちの他に、濁った池で釣りをしてる人たちもたくさんいました。

今夜のおかず

今夜のおかずは、豆腐の炒め物、豆と豚肉の炒め物、もやしの炒め物。この三品を作るのに市場で買った材料は、豆腐１丁１元、豆１斤(ジン)(500g)１元、豚肉一握りくらい２元、もやし１斤１元、ねぎ１束0.5元、合計5.5元(約70円)なり。僕が市場へ買い物に行って、友達に作ってもらいました。最近ずっと家で誰かに作ってもらうか、人んちで食べてるので、料理全く上達せず、です。最近僕が作ったものといえば…なんだろう、野菜とフルーツのサラダを作ったかな。

　
↑今夜のおかず。もちろん中華。毎日毎日昼も夜も中華。……。
　右の写真は市場にぶら下がってた何か。

勉強するぞ。

今日から留学生の修学旅行で、５日間授業は休みだ。九寨溝(ジゥジャィゴウ／きゅうさいこう)４泊５日バスの旅。ツアー代金は 400元とかなり安い。さすが学校主催の旅行だな。旅行代理店で普通に頼むと1,000元くらいはするんじゃないだろうか。が、僕は団体旅行はキライだと留学生事務所の事務員に伝え、不参加。なので今日から５日間休みだ。この前連休があったばかりだし、本当は今、休みなんかいらない。授業に出て早く中国語をマスターしたいんだよな。そんなわけで、今日は電動自転車でちょっと遠くの喫茶店へ行って、珈琲(本物の珈琲)２杯で４時間も勉強してしまった。今まで家であんまり勉強してなかったもんだから、頭に残っていない単語が山ほどある。この５日間で頭に叩き込もう…と今日のところは思っている。

　
↑「成都坦坦麺」と大きく看板をあげた店を見つけたので食べてみた。まあまあ美味しかった(中国の麺にしてはだけど)。写真は食べる前のものなので写ってないけど、底にネギの入ったソースのようなものが隠れてます。好みに合わせて左の赤い辛いものを入れます。スープは食堂でよく出てくるほとんど味のない、これは白湯か？って感じのうれしくないやつ。１人前４元(約50円)。右の写真は今日僕が作った単語帳の束。なんだかとっても写り悪いです。