【特報】別の町関係者も「予約の領収証」で精算か?
額面「9万3980円」、実は約4万1000円
東京出張で2回 購入額の2倍以上で精算


調査拒む多数派町議、百条委 否決 2回

屋久島ポスト 2020年3月25日

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写真:町関係者が旅費精算で添付した屋久島・東京間の往復航空券代の領収証。額面欄に「93,980円」と記載されているが、実際に購入した金額は約4万1000円だった。
 

 荒木耕治・屋久島町長ら町幹部による出張旅費の不正請求問題をめぐり、町関係者が東京へ2回出張した後、旅費精算で添付した領収証の額面が、いずれも実際に購入した航空運賃の2倍以上だったことが分かった。先月から、岩川浩一副町長らによる架空領収証を使った不正が相次いで発覚。だが、町議会の多数派は、百条委員会の設置案を否決するなど、旅費不正の調査を頑なに拒んでいる。

 町の出張記録や屋久島ポストが確認した関係記録によると、町関係者は2019年5月27日~29日に東京へ出張した後、屋久島と東京間の航空券代として、9万3980円と記載された領収証を添付して精算。だが、実際に購入した金額は、その半額以下となる約4万1千円だった。
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写真:町関係者が町に提出した旅費精算書。添付した領収証の額面通り、航空賃欄に「93,980円」と記載されているが、実際の購入金額は約4万1000円だった。

 また、その町関係者は前年の2018年5月27日~29日にも東京へ出張。旅費の精算では、屋久島と東京間の航空券代として、9万3980円と記載された領収証を添付した。だが、実際に購入した金額は、少なくとも約2万7千円だった。

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写真:町関係者が旅費精算で添付した屋久島・東京間の往復航空券代の領収証。額面欄に「93,980円」と記載されているが、実際に購入した金額は少なくとも約2万7000円だった。

 屋久島町の旅費不正問題をめぐっては昨年末、荒木町長と岩川俊広元議長によるシルバー割引を悪用した旅費着服が発覚。先月からは、岩川副町長や岩川元議長による架空領収証を使った不正が相次いで判明しており、町民の間では、町幹部に対する不信感が高まっている。

採決結果
写真:出張旅費精算の不正を調査する百条委設置案の採決結果を表示する映像モニター。賛成3、反対9で否決された=3月23日、屋久島町議会

 一方、町議会は昨年12月、荒木町長の不正を調査する百条委員会の設置案を反対多数で否決した。さらに今月23日にも、岩川副町長や岩川元議長を含む町職員と町議会議員の出張記録を調査する百条委設置案を再び否決。2度にわたり、荒木町長や町幹部を擁護する多数派町議が、不正の調査を拒み続けている。