ジャンク

2011年08月31日

おもちゃの修理に挑戦してみた。

今夜は、いつも以上に蒸し暑い夜になっている。
おかげで、部屋の中は、いつものお約束の事態。
たくさんの小さな虫が、次々と訪ねてくるので、対応におおわらわ。

ラジカセ修理にもちょっと飽きたので・・・
もうちっと、面白いおもちゃが他にないかとアレコレ探しておった。
実は、大分前に落札したのに・・・その商品が今日ようやく届いた。

それが、この古いおもちゃ。
これが何かを当ててくれ。
操作パネル































いつものリモコンにも見えるけど・・・オラにとって新ジャンルの中古品だ。
ホイ!
DG-10 ジャンク品


















もう、お解かりですね・・・。
今夜のジャンク品はDG-10


















初めてのCASIO・・・デジタルギターだ。
ジャンク カシオDG-10



















CASIO DIGITAL GUITAR DG-10 のジャンク品。

カシオ・DG-10の出品です。
出品にあたり動作確認をしたところ、暫く使用して
無かったせいか、たまに音が出ないフレットが
ありましたので(接触不良?)ジャンク扱いでの
出品にしました。本体のみです。スタンド・
ACアダプター等は付属しません。(単一乾電池×6)
電池は動作確認の時に新品に取り替ましたので、
そのままセットして置きます。
NC/NRでお願いします。
発送はゆうパック160サイズを予定してます

という状況だった。

DG-10は発売時の価格 49,800円。
・トップ材 : プラスティック
・サイド・バック材 : プラスティック

気になるネックの反りは・・・
ネックは順反り

















少し、順反りぎみ。

この辺りの機能は・・・正常に動作しちょる。
カシオ DG-10 ジャンク品

















リズムは12種類で、・・・楽器音も12種類。
ギター、三味線、マンドリン、ジャスオルガン、トランペット等。
ただし・・・一つ一つの、楽器の音質はよくない。

これは、本体裏。
DG-10 本体裏側


















裏のラベルDG-10 メイバン

















で・・・早速修理開始。
出品者の言うように・・・ナイロン弦をはじいても・・音が出たり出なかったり。
これは、振動を拾うスイッチ部分の接触不良だろうと推測して・・
即、分解してみた。

本体前面のカバーの二本のねじを外して・・・
DG-10 ピックアップ

















弦の振動を拾う部分を・・・接点スプレーで、シュー。

あれ・・・・どうやら、もう治っちまったか・・・。

ということで・・・ちょっと遊んでみた後は・・・
ついでだからと、本体内部を見てみることにした。

はい、さくっと二つ割。
DG-10 二つ割

















ラジカセより・・・全体の構造はかなりシンプル。

製造年は・・・昭和と平成の境目ぐらい。
製造年月日


















ちょっと気になったのが・・・ウレタンで包まれたケーブル。
ぼろぼろウレタン


















ちょっと触るだけでも・・・劣化したウレタンカスがあちこちに落ちる。
ウレタンのカスカズ

















手遅れと見た名医・・・黙って体を縫って、元に戻したでございます。

デジタルギター DG-10 の魅力とは・・・
カシオ デジタルギター

























初めての体験だったDG-10。
説明書も無かったが、実際に触ってみて・・・よくわかっただ。

調弦は不要。 (細かなピッチ調整は、横のボリュームで可みたいだ。
キー合わせも、ボタン操作で上下できるら。)

ハンマーリングオン、プリングオフは・・可能。

演奏時にタイムラグが毎回発生するので・・・早弾きには向かない。

弦操作による=ピッキングによる音の強弱は表現できない。
弦をいくら違う強さで弾いても・・・同じ音量しか出てこないのだあー・・・orz、

アコギや普通のエレキギターの演奏に慣れた人には・・・きついぞ。

低音弦のミュート奏法・・・全くもって、不可能。

ハーモニックス音なども、全く出せない。

チョーキング、ビブラートの音ももちろん出せない。

スピーカーから流れる音以上に・・・
ピッキング時のアタック音(ピックがあたる音)が出るのも結構気になる。

(ちなみに・・・弦は1〜6弦、全て同じ太さだ。)

また、マンドリン音の選択では、終始トレモロ奏法。
解放弦の音が自動的にトレモロ奏法になって
音が終始止まらず・・・
間違えて開放弦を弾くと・・・演奏にならない。

指板の材質は・・・ゴム。

フレット部分も同じゴムで、これがスイッチになっていると思うが・・・
ポジションマークまでも、黒一色で・・・
フレットの場所がわかりづらい。

フレットだけでも、銀色にして・・・色分けが欲しかったぞい。


結論でございます。
これは完全に・・・楽器の形をしたおもちゃでございます。
エレクトーンでギターの音を出してるという感覚だから、デジタギターは・・・音のでるおもちゃと、割り切るべし。

かつては・・・ヤマハの「光るギター」も持ってた、おじゃる丸。
ギターに関しては、言うことはほとんど間違いないだよ。

商品の性能ががどうであれ・・・一発で音が出てまずは良かった。
(この後、染み付いた汚れを取る方が、何倍も時間がかかってしまった)
清掃後

















今夜の遊興費・・・送料込みで3,800円。
修理連敗記録を3でストップした喜びは・・・プライスレス。

では、では。

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2010年11月03日

ラジカセ修理夜話 RD-MD5 文化人と呼ばれる為に

ここのところ、12月始め位の寒さがずっと続いている。
3日間も風と雨の日が続いている。
せっかくの祝日、山歩きでもして少しは紅葉を楽しむつもりだったがあっさり中止。

11月3日 文化の日。
実は…我が妹の誕生日なのである。
それから11月23日はオイらの長男の誕生日だ。
遠い昔に忘れた日付であるが…祝日になると否が応でも思い出す。
2人の娘は3月22日と、1月11日生まれ。
おいらの母親も、子供の母親も含め、使う数字は、1と2と3だけである。
おいらだけ、それに加えて0がつく。
どこか半端なおじゃる丸様なのだ。

出かけようとしたら車のタイヤが、いつの間にか、パンクしていた。
これでは、どこにもお出かけできん。
それ以前にスペアタイヤを装着して、パンク修理に行かねばならん。
古い車なので、直す価値があるかどうか疑問だ。
この雨と寒さ続きでは、スペアタイヤの交換作業も、ままならんし。
元々、ノーマルタイヤなので、冬は運転できないのだが…
雪が降るまで、残り一月、冬の準備もあるのにちと困る。

コンビにも無いこの田舎、もはや頼るのは…通販しかないか。
田舎暮らしは、都会人として生きるの程、モノを必要としない。
暖房と、食べ物さえあれば…贅沢無しなら何とか生きていける。

幸いなことに、アマゾンの送料がいつの間にか全て無料になっっていた。
小額のものを買うときでも、これは助かる。
東北までは、首都圏からは送料が余計にかかるので…
送料無料サービス開始は、本当にありがたい。
アマゾンは、モノによっては、割引するものもあるし。
定価販売のコンビニより、モノが安く買える可能性がでてきた。
東北の田舎村が、モノに溢れたジャングルになる日も近いかも。

人間の生活に合わせた商品をつくるのが文明ならば、それを大事にして
壊れても、何とか直して使おうとするのが文化であろう。
この世の中、職人も、それを修理する人も、決して儲からないが…
修理する人は、ただ消費する人々よりも、間違いなく文化人だろう。
文明人より、文化人でありたいと思う今日この頃。

そういうわけで、今日は文化の日ということで…
新しいジャンクラジカセの修理「途中)夜話を「文化人」は、はじめるのだ。

これが今回のターゲット。
ビクターのMDラジカセ RD-MD5。
RD-MD5 ジャンク

















カセットは、この機種では、すでに装備されてない。
厳密に言えば…これは、もうラジカセではないけど…。
今回は、めがねタイプの電源コード、リモコンの付属無しのジャンク品。
不良箇所は、MD。
MDが中に入ったまま取り出せない、再生・録音ができないのだ。
CD、ラジオは正常に動作しているのは、すでに確認した。
重低音ラジカセといって、間違いない機種である。

早速、分解開始。
RD-MD5 分解開始

















メイン構造のシンプルなこと。
さすがビクター様である。
この機種、ネットで検索してもあまり情報が出てこないので、ここはオラが詳細に。
RD-MD5 スピーカーネット 裏表

















ウーハーのスピーカーネット、良く見るとブルーだった。
実は、このネットの内部に、文字が刻んであった。(ほとんど見えないが)

POWERED WOOFER SYSTEM とある。
つまりドラムカンと呼ばれる同じビクターのRV-X70と同じ。
いつもの重低音のサウンドが出てくるのだ。

本体正面、メインスピーカーの下には
4-AMP CONFIGURATION と刻印されている。
RV-X70より、アンプ仕様は贅沢かも。

ドラムカンの大ファンとして、いつかは巡りあう運命だった。
RD-MD5 ウーハー部分

















基本的に、内部構造はRV-X70と良く似ている。
中央のコーンに、ウレタンシートが張ってあるのだ。
珍しいと思うが…この詳細理由は不明。
だって、昭和の時代には、まだなかったもの。

ちなみに、ミニ・ドラムカンと呼ばれるRV-X55は、違うサウンドシステム。
したがって、重低音はRV-X70やこのMD5には遠く及ばないのだ。

スピーカネットを、はずして清掃。
RD-MD5 メインスピーカー ちっちゃい

















大出力の割には小さいスピーカー。
スピーカーのエンクロージャーの部分、なんか、かわいいのだ。
RD-MD5 可愛いスピーカーBOX

















RV-X70と比べて、内部が少し埃ぽい。
もっとも、普通のラジカセみたいにゴキブリの入る隙間など、無いのだが。
製造年月日を確認。
RD-MD5 製造年月日

















98年の11月以降、12年前の製造品らしい。
すでに、保障期間も部品保留期間も切れている。

メインスピーカーの真裏には、お馴染みの吸音材。
RD-MD5 内部 吸音材

















初めての機種なので色々とあったが、何とか電源ユニットまではずせた。
RD-MD5 後部電源ユニットをはずしたところ

















問題は、ここからだ。
ここまで部品を取り外したのに…
肝心なMD&CDのユニットがどうしてもうまくはずせない。

…。

RD-MD5 MD取り出せず

















夜も更けたのに、今もって、この状態。

今日一日かけても…まだ MDという、本丸にたどりつくことができていない。
もう今夜は、修理作業を諦めて…こうして記録に残すことにした。

「文明は滅びても、文化は滅びない」と、昔の宵々山コンサートで永六輔が言っていた。(尺貫法問題の際の発言だった。)

そんなことを思い出してみても、今日の気温と同じで…心は寒い。
オイラが、文化人になれるかどうかは、ユニットが外れた以降、その先にあるようだ。

今回の分解・修理結果は、又後日…できれば…やりたいんですけど…。



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2010年06月05日

『ラジカセ修理夜話』 恐怖の絶叫マシーン DIATONE JR-911

宅急便到着ひさしぶりに、宅急便が届いた。
ラジオカセッ党・党首様への
送り物にしては
ジャンクといえど…
あまりにも梱包が雑。

ジャンクラジカセとしては
AW-1並の高値で、ようやく
捕獲した、一品なのに…。

案の上、梱包を解いたら、側面が割れていて、一部が欠けていたのだ…。

6月に入って、初めてのラジカセ修理に挑む。
岡田ジャパンじゃあるまいし…さすがに5連敗は出来ない。
ラジオカセッ党・初代総裁として、さすがに責任を取らねばならん事態になる。
現実には…後継者がいないから安泰であるが。

オラ、オラアー、今日は余計に気合入れんぞぉー。

『ラジカセ修理夜話』 
DIATONE STEREO RADIO CASSETTE RECORDER
MODEL JR-911

ダイヤトーン JR-911  コンポランド

三菱のラジカセブランドが「ジーガム」から「ダイアトーン」へ。
変更後に最初に出た、5機種の内の最上位機種。
ラジカセ初のグラフィック・イコライザー搭載機。
メーカーにも資料は残っておらず、もはや伝説となっているらしい。
グッドデザイン賞受賞。

ネットで調べても、こんなわずかな情報しか得られなかった。
多分、かなりのレアラジカセと思われる。
ヤフオク入手時の写真 ↓ と商品説明文では、電源が入ることのみ確認とあった。
ヤフオクの写真




初めてのダイアトーンのラジカセにしては…説明が不足過ぎるが…
この四角のデザインに、ともかく惚れ込んでしまった。

しかし、届いた商品は、アンテナの先端が折れ曲がって
取れかかっていた。(説明記載なし… やられた。)
また、全体の汚れも、かなりある。
今回は、かなり頑張って、頑張って…落札したのに…

早く、お風呂に入れなくちゃ、体が痒くなりそうなぐらいの汚れ。


さて…落ち込んでばかりもいられない。
早速、まぼろしの機種 ダイアトーンのJR-911
その全てを、全国のレトロラジカセファンの為に…大公開じゃー。

まずは、大きさから。
大きさ比較ビクターのドラムカンより
横幅がある。

ざっと測ったら
705ミリ。

コタツの天板並のワイドサイズ。

右 正面正面 向かって右側。

マイクロホン。

3つのスピーカー。

ネット下に何か文字が
書かれている様だが
良く見えない。

左 正面正面、向かって左側。

こちら側にもマイクロホン有。

とりあえず、ラジオは
FMとAMの
受信を確認した。

ホッと一息じゃあー。


JR-911 ダイアトーン マーク誇らしげなアルミプレート。

現況では
カセットの蓋は
ホコリまみれだが…
アクリル特有の擦り傷は
ほとんど見あたらない。

リモコンには、対応していない。

レベルメーターカセット部のパネル周辺。

児童、自動千曲…すげー・

自動選曲 10プログラムを
MPSSと呼んでいるようだ。

LEDの数が、やたらとある。


チューニング用ライト本体左上部にある
ダイヤルライトボタンを押すと
ダイアル表示部が、緑に光る。

ダイアル照明は
常時、ONタイプではない。




カウンターと同調LEDテープは、不動だ
早く、原因を調べなくちゃ。

テープモード中でも
ラジオのチューニングは
単独で出来るようだ。
テープカウンターの
ボタンは、押しづらい。
何でこういう風にしたの?

ほこりだらけ…
しかし…すごいホコリ。

STEREO EXPAND
ステレオワイドの事?
実際、ワイドにすると
サラウンドのような
効果が得られますが。


初めてのグライコも…汚れまくりラジカセト初の
グライコも、汚れまくりです。

ラッキーなことに
グライコにガリなし。
各段階、全て効果を確認。

全ては、ワシの思った通りに
事は運んでおる。

アンテナは2本
ロッドアンテナは2本。
先端はすぐ折れたので
交換しなくちゃ。

FMラジオが感度良く入る。
普通のラジカセでは
入らない遠くの局まで
受信するぞい。

取手ハンドル部分=取っ手にも注目。

運搬時以外は持ち手が
自然に折りたたまれる。

このタイプの取っ手は
ラジカセ収集では初めて。
このおかげで、デザインが
限りなくすっきりこん。

後ろ姿
JR-911は後ろ姿も
なかなかグッド。

シルバーとダークグレーの
ラジカセ。

電池カバーのエッジは触ると
粉になってしまう程劣化。

横幅の割りに、奥行きは薄いぞまだ、分厚いのがお好き?

奥行きは約12センチ。

(ツマミのでっぱりは含まず)





左横 パネル向かっって
左側側面の端子状況。

3段階のビートキャンセルSW。

外部スピーカー(8Ω)。

DC IN 15V。


右側 端子
向かって右側の側面。

外部マイク。

フォノ/ライン入力。

ライン出力。
そして、アース。

後ろ姿拡大 右
後部を拡大。

全体がシルバー塗装。

足元は安定している。




乾電池10本・・・15ボルト
ラジカセなので
乾電池での駆動も可。

でも、単一が10本もいるぞ。

贅沢な15ボルト仕様…。
何時間、動作してくれるだろうか。
試す気力は、とてもおきまへん。

31ワットの消費電力更に後部アップ。

31ワットの消費電力。

製造年月日は、わからず。

今の時代では
あまりにも
まぶしい『日本製』の文字。

カセットカバー、上方向にはずれますいよいよ、カセットの
動作のチェック開始。

う、動かん。
モーターの音はするが、どのボタンを
押しても全く反応せず。
おお、蓋が簡単に外れる。
消磁も掃除もしやすい。
結構、けっこう。

ご注意! この↓写真だけは、むやみにクリック・拡大しないで下さい。

で、で、で、でたあああああああああ!

ささ、とりあえず
先に、ローラーやヘッド周りの
清掃でも…。


うっ、ヘッドの下に何かある… 
この…茶色の薄いものは…?
ケーブルにしては…

ひえーえええぃ!

で、で、で、で、でたあー!!!!!

つつじ2
神様…私は今…
見ては行けない
触れてはいけない
あのG様の下半身を
しっかりこの眼で
見てしまいました。
口に出してはいけない
あの方が…
突然、目の前に現れたのです。


ええい、掃除機を持てい!

吸い取れ!

吸って、吸って、吸いまくれ!

掃除機の先端が、中まで入らんぞ。

隙間ノズルが…どこにも見あたらん。

ラジカセを、逆さにするだ、、横にするだ。

ともかく、何でもいいから吸いまくれ!
つつじ



只今、作業中。





姿が、見えなくなった。

吸い取ったな。

それ、アルコールをもってこい!

バンバン、手当たり次第、消毒じゃ。

フー。


以前、他のラジカセの内部で、姿を見たときはあるが…
まさか、カセットの口に隠れているとは…
それも、動く磁気ヘッドの下に…

まだ、内部に色々あるかも知れない。

掃除機を、傍らにおいて防戦態勢…。


えー、皆様、大変お騒がせ致しました。
えー、JR-911 の分解・修理の再開です。

9本のビスをはずすだけで、3枚下ろしに初のダイアトーンの
ラジカセ修理。

何と、これは分解しやすい機械。

たった9本のネジで
本体がさくっと3枚おろしに。



前面のパネルのツマミをはずして前面のツマミを
最初にはずして
おいた方が
楽に分解できます。






3枚下ろし中只今作業中。

3枚おろしにするまで
最初の9個のビスはずし以外は
ドライバー不要。





分解しながら、こまめに掃除機をかけてと。。
3枚下ろし完了あっさりと3枚下ろし終了。





それ、落ちたゴミを吸い取れ!



カセット基盤周辺中央のカセット基盤。







こまめに掃除機じゃ。

LEDの数が多い・・・カセットメカ周辺カセットメカ。
メカはダイアトーンのオリジナルか。

今まで見たことが無い構造。

しかしLEDを
贅沢に使ってまんなあ。

当時はかなりの高級品のようだ。

ボスが一本折れてた
あれれ、内部でボスが
一本折れてた。
何とかくっつきそうだが。

しかし、Gめ…。
柱まで、むしゃるとは…。

何という食欲じゃ。

こまめに掃除機。
小さなゴミでも、今回は油断はできん。
小さなゴミほど、徹底的に、吸い取るのじゃ。
どんどん分解どんどん分解。
ベルト到達までもう少し。








このままで、ベルト交換することにこれ以上のケーブルはずしと
分解は自殺行為。

このままの状態でベルトを交換擦る。

ちょっと作業はやりづらい。
裏にして、表にしてと
メカの仕組みを確認しながら作業。


絶叫前の…分解さすがはラジカセ党当主様。
ここまできたら、もう
手馴れたものでございます。







ん…これは・・・

んぎゃー!!!

あいつがでたあ!

しかも、欠品ナシの完全体だあ〜。

さ、さっき、吸い込んだんじゃなかったのか…。
何度もビックリさせてからに…。


(只今清掃作業中…立入ご遠慮下さい。)


今度こそ、吸い込んだ音がした。
こりゃー、これから先も…油断出来ないぞ。
京都府周辺に住んでいた筈のG…。
今度こそ、目の前からさよならじゃ。

アルコールじゃ。
もう一個、殺菌・清掃じゃ!
ベルトは切れてなーい
ベルトは溶けてもいないし
切れてもいなかった。
ラッキー。

おかげで、ベルトの架け方が
記録に残せる。

採寸も間違いなく行える。

早送り、巻き戻しはギア駆動
カセットのプーリー。
ギア駆動で巻き戻しや
早送りをする仕組み。
ベルトは全部で3本。
特に、平ベルトが伸びてしまって
空回りしている。
グリスは使われていない。


センサー付きのカウンターカセットのカウンターには
センサーが付いていた。

このカウンターで
テープの走行を
チェックしている。

カウンターが止まると
オートストップが働く仕組みのようだ。

ボディ 両側
本体の両側カバー部分は
今回は特にしっかり
シャワー洗浄しなくちゃ。






入浴前に部品はずしを
おっと、入浴前に
スピーカーをはずさねば。







ウーハー 清掃完了ウーハーのホコリも除去。
エッジは全く問題なし。

ウレタンでなくて良かった。






ツイーターは、磁石に厚みと重量があるぞツイター、小さいながら
しっかりと磁石に厚みがある。

なかなかのグレード品と見た。






マイクだけは、ハンダをとる必要がマイクだけは、半田付けを
はずさないとだめだった…。








入浴完了丸洗い完了。
いつも以上に
丁寧に洗っった。

もう、健康に影響はないだろう。





謎の文字が判明乾くまでにスピーカネットの
変形を修正。


ほとんど見えなかった
ネットの内部の文字が
ようやく判明した。

しかし、どこにも製造月日の
数字を見つけられなかった。
いつ頃の製品で、定価がいくら位だったのかは今も不明のままだ。

さて、この機械の修理は、その後どうなったか。
話の続きは…又後じゃ。

結果が気になる所じゃが、ベルト交換と
再組立てというものは、分解以上に時間がかかるもの。
しばし待たれよ。

最後に、全国のラジカセファンに、おまけ情報。

これも、いつか欲しい…超レアカセット。
カセット7巻連続録音・連続再生のROBOTY L-7 175,000円。
カタログもレアなダイアトーン。
YOUTUBEで、見るだけなら、ただじゃ。
80年代 ダイアトーンCM ロボティ L-7CM
http://www.youtube.com/watch?v=MZiymn0RuIY&feature=player_embedded

音楽は時々、僕を救う。
眠っちゃだめだ!眠っちゃだめだ!眠ったら死ぬぞぉ〜。チョロ松
1988年、ウォークマンのCMといえば…猿のチョロ松、
http://www.youtube.com/watch?v=IKzNIP1x1R4&feature=related
まだ、SONYは眠っていなかったアノ頃。。

今日は更におまけ。
たまには、『高田渡』でもどうじゃ。
北海道で風邪から、40度の高熱を出しながら行われた最後のコンサートだ。
この後すぐに入院、そして、12日後に亡くなった。
『高田 渡 最期の公演』の模様。
http://www.youtube.com/watch?v=-SMZYnoxd34


ところで、今日は一千万以上の、万馬券がでたらしい。
オイラには…Gしか、出なかったというのに…。

明日こそ、このブログを見たみなさんと私にだけ幸福が…音連れますように。

ラーメン。



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2010年05月23日

ラジカセ 修理夜話 防滴型CDラジカセ SONY CFD-980

久しぶりのラジカセ修理夜話。
防滴型CDラジカセということで、興味がわいての捕獲品。
ラジオだけが聞けるというジャンク品、SONY CFD-980でございます。
双眼鏡のような…ちょっと変ったデザインが特徴。
今回は、発売当時のコピー(青文字)に沿って、ご紹介を。

仲間と一緒にアウトドアリスニング。正面

CD+シングルカセットの
防滴ラジカセです。







CFD-980は、そのボディにタフネスを凝縮したアクティブ派。
上部操作パネル全体幅483×高さ163× 奥行242(mm)、

質量 約3.9 (kg/乾電池含む)






下部 バッテリー蓋
<付属品>

ACアダプター、カーバッテリーコード
バブルラジカセに比べると
小さくて軽くなってます





CD蓋部
CDの蓋の拡大。
赤いESPの文字
白いWIDDITの文字が
飛び込んできます。





簡易防水のCD蓋の裏
CDの蓋の裏側部分です。
確かに、プラスチックに肉厚があり
強度アップの
為のリブが
多数配置された
丈夫そうな設計です。




アンテナにプラカバー、受け部はゴム
アンテナの外周部に
黒いプラスチックを巻いています。
錆や汚れに強そうです。
多少は、強度アップしてるかも。

アンテナの先端の受け部は
ゴムです。



カセット ゴムカバー¥付き操作ボタン
成型ゴムが、間に入っているので
ホコリには強そうです。

スイッチの押し心地も
なかなかです。


当時の価格28,000円(税別)

10秒音飛びガード、JIS防滴II形、把手にON/OFFボタンを搭載するなど
アウトドアユースを意識した機能が充実。
CDの音飛びを防ぐ部分がESP
ESP(Electronic Shock Protecition)機能は、CDのデーターを
約10秒分ずつ電子回路に貯えておくことにより音飛びを防ぐもの。

CDのメカに振動を防ぐ特別な仕組みは無いようだ。
ESPは、ボタンで前面のボタンでON-OFFの切換えが可能。

電源SWとヘッドホン出力端子赤い把手のSONYマークの
左横にあるのが
電源ボタン。

把手の下には
ゴムキャップの付いた
ヘッドホン出力端子を装備。
余計な機能が無いので
全体の操作はいたってシンプル。

また持ち歩き時などボディが縦向きになっても音楽を楽しめ、
しかもCD蓋が自動的にロックされるという頼もしさ。
蓋 ロック機構01
CD蓋のロック機能です。

縦向き煮なったときに
この部分が、重力で下がり
CDの蓋をロックします。




蓋 ロック機構022枚写真を掲載したので
ロックする部分の動きを
比較してください。

個人的には…
ビクターのドラムカンや
ドラムカン・ミニのように
手動でロックする方がこれより
確実にロックできると思いますが。

重力を利用しているので、縦方向でしかロック機構は働きません。
運搬時は…CDを入れて置かない方が良さそうです。

様々なシーンで楽しめるよう、ACアダプターとカーバッテリーコードを付属。
AC 9V アダプター専用のACアダプターです。
品番はAC-CD980.

プラグは、内側がプラス。
DC 9V 1A のアダプター。

こちらは室内用ですから
防滴タイプではありません。



ACアダプター入力端子 カバーアダプターー入力端子は
向かって左側。

ゴムキャップ付き。

このゴムキャップは
一番痛みやすい部品です。



ぬけるようにクリアな中高音の再現も魅力だ。 
SP口径は一回り小さいスピーカーは
フルレンジタイプが
左右に一個。

防滴型のCDラジカセの為、
バスレフ構造ではありません。

水が入っちゃいますから…。

防水性能はJIS
2級。
 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形). 
CD蓋周辺 水を流す為の溝あり簡単な防滴構造です。
お風呂場では使えません。

もちろん、土砂降り雨の中で
使用はできません…。

スピーカーも、
特別な防滴構造など
無いような気がしますが…。

液晶はバックライトなし
シンプルな液晶表示です。

バックライト機能はありません。






後部 全体後部。

排水のために
本体全体が
後部に向かって
斜め形状になっています。




タグ 拡大
後部ラベルです。

中国製。






分解開始防滴タイプということで
ちょっと心配しましたが…
分解作業はいたって普通でした。

組む時のほうが
気を使いました。




ネジが2ヵ所 隠されてます
ここのネジ2個も
忘れずに…。







分解 スライド中取扱い説明書のPDFは
http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/3861066041.pdf#search='CFD980'
で入手可能。







二つ割り
はい、
いつもの
ラジカセ割り。






内部スピーカー
スピーカーの内側。

見た目は普通のスピーカー…。






金型記録は98年
内部の金型記録は
98年です。

今から12年前の製品。

この頃、…何してたかな?



チューナー部分
まともなのは
このチューナだけの筈の
ジャンク品。

しかし…
カセットは、正常動作しました。



水抜き用の穴も
ゴム足部分は
接着剤で隙間なく
止められています。

本体下には
水抜き用の小さな穴が
何箇所か、空いています。


ヒューズ付
電源ヒューズが
本体内部に付いています。

防滴のための
安全装置でしょうか?




ピックアップメカ 到達
ようやく
CDのピックアップに到達。

TOCは読み込むが
再生ができない。
シャフトを清掃して
ピックアップを新品に
交換すれば直るだろう。

CDピックアップ 交換
このピックアップは
中国製。

12年も前の製品の
ピックアップ。

しかし、まだ新品が入るのだ。
さすが、中国4000年である。

こうして、」SONY CFD-980の修理はピックアップの交換だけで
めでたし、めでたしで、さくっと終了…
TOCは無事に読み込んだ。
ホイホーイ!

が…

なんてこったい!
そこから先が…
CDが再生できない!

ピックアップ部分が、読み取ろうと、相変わらずあえぐだけで
肝心な音楽を、全く再生してくれへん。

CDを変えても、CDーRに変えても…
全てTOCは正しく読み込む。
…が、そこから先の…音が全く出ん…。

色々調べて調整したが…やはりTOCだけは読み込む。
フォーカス調整、トラック調整、ゲイン調整…調整できるところは全てあたった…
かえって、状態がひどくなるばかりで…さっぱり原因が掴めん。

TOC読み込み以降の、故障事例はネットでもほとんど情報が無い。
TOCは、シンプルなデジタル信号のはず。
そこから先は…D/Aコンバーターか、サーボモーターか、回路か?
ようやく見つけたのが、下記の概念図だけ。
CD概念図TOC以降は、あまりにも
該当範囲が広すぎる。
もはや、完全にお手上げ。
新たに、メイン基盤を手に入れ
交換修理する程の価値がある
機械とも思えんし。

新しいピックアップまで手に入れて交換したのに…残念無念。
ジャンク本体より高い、部品代だったのにい…役立たずとは。
結局、5月のラジカセ修理は、全て大惨敗。
一台も完全に修理できなかったのは、初めてのこと。
これまでに無い、最低の成績結果となってしまった。

まるで…根暗の岡田ジャパン並の実績だ。

まあ、これ以上の悪い成績を、もう5月には残せないから…
しばらく、ほとぼりが冷めるまで、おとなしくしてよう。



yakusokunonatu at 18:25|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2010年05月07日

ラジカセ修理夜話  どこがゴールデンウィークだあ〜

一日の始まりが、実は終わりだった…なんて事が起きる。
良く寝て、起きたら…実は夕方だったなんて事、あなたにはありませんかあー。

今日の東北は一日天候不順。
小雨が降っていて、少し肌寒い日になってます。

連休中の暇つぶしに、4台のジャンクラジカセの修理に挑んでました。
頑張ったつもりが…入手時と状況が変らないという散々な結果でした。
まるで、混迷するばかりの…某民主党の鳩山状態。
ポッポとあちこち鳴いて誤っても…誰も相手にしてくれませんが…。

4台のうちの一台は、SONYのCDラジカセ。
CDが鳴らない、カセットは動かないというジャンク品だった。
チャックしてみたら、カセットは、全くの正常品でした。
問題はCDでした。
TOCは正確に読み込むが…何故か音がでない。
分解して、CDの光ピックアップを調整しても、状況は同じ。
ネット通販から、新品ピックアップを購入、自信を持って交換したのだが…
頭のTOCを読み込むだけで…その後の…音楽がやっぱり鳴らん。
つまりは…状況は変わらず…故障原因は他にあるようだ。
TOCを読めさえすれば、CDは聞けるという私の常識は
今回の連休に見事崩壊したのであります。

恐るべし…さすがは元世界チャンピオンSONY。
素人修理など、全く問題にしなかった…。
ブログに写真や機種名をを公開しようという気力さえなクなるほど
徹底的にやられてしまいました…。

2台、同時に修理に挑戦したのが…ファンが一番多い、パナソニックのラジカセ。
パナのラジカセは、ネットでも山のように情報が載っている。
個人的に、この頃のパナのデザインは好きじゃ無いし…
熱心なファンが多い分、ジャンクの相場も高いので
これまで、手をだしてていなかったのだ。
今回の2台は、レアでは無い分…値段が安かったので
ゴールデンウェーク中に、修理に初トライしてみたのだった。

RX-DT70は先日紹介したので、今夜はもう一台のラジカセ修理夜話を。
ラジオが聞けない動作品で、CDは聞けるのですが…ラジオが全く反応なしの品。
早速いつのも作業開始。
スピーカーは問題なしパナファンには
すっかりお馴染みの
DTの2枚おろし。

年月の割には…。
中が…
綺麗でしょう?
スピーカー破れなし。
内部ホコリなし。

経年の割に内部が綺麗過ぎる後部も綺麗です。
パナファンの方なら
機種名はもうお判りですね。

確かにネットの情報通りに
パナソニックの
ラジカセは
分解は、しやすい機械です。


RX-DT7 後部
ほら、二枚卸の後は
内臓もこうして
簡単に取リ出せます。

そう、今回の修理は
パナはパナでも
コレクターには人気が無い…
格安のRX-DT7でございます。

チュナー基板が白化してますあのー
いくら不人気だからといっても

ラジオの基盤の裏が
やけくそになって
黄ばんで…
いや、白化していますう。
なんか液体でも
こぼした跡でしょうか。

洗浄と再ハンダしたが…結局、基盤を取り外して
基盤裏をごしごし洗っても
再半田しなおしても
同じ…無反応…。 _| ̄|○





BA4237L - FM/AM IF SYSTEM - Rohmという、ICの存在が気になります。
ジャンクとは言え、4バンドとも全く反応しないということが逆に珍しいぞ。
チューナーを基板から完全にはずしたままで、電源を入れテストして見た。
ボタンを押すと、あらら液晶表示やテンキー表示はきちんと切り替わっているじゃん。
故障原因は、やはりラジオチューナーの基盤だったのだ…。

物はためしに、同時期に入手したDT-70の基盤と外観を比べてみた。
ラジオ基板 RX -DT70左 RX-DT7右

やはり…
部品の配置も
コネクターも
別物だったか…。

外観は似てるんだけに
余計に悔しい。


二個一で、部品取り用にと新たに同じDT-7を買おうとしたが…
その同じ金額で…、DT-7の完全動作品が買えちゃいます。(笑

修復されていた跡実はこの個体

以前に修理された
形跡がありました。

カセットの蓋の
つめが根元で折れてしまい
接着剤でつけた跡が
ありました。

プラスチックは、大きく別けると2種類あります。
熱硬化性樹脂と、熱軟性樹脂。
早い話、熱で溶けるプラと、熱を与えても溶けないプラの2種類があるということ。

又、接着剤にも大きく別けると2種類ありますぞ。
物と物を溶かして、くっつける接着材(アクリダイン等の模型用接着剤)と
物と物の間に入る事で、物をくっつける接着剤。 (木工ボンドや瞬間等。)
溶着系の接着剤を少しつけてみれば、すぐにわかることでんが。

この部品はポリ系の材質の様で…
溶かすタイプの接着材は利用でません。
また…瞬間接着剤もポリ系はくっつきません。

瞬間接着剤の入っている容器を、瞬間自身でくっつけることは
どうやっても出来ませんからー残念!

ポリ系樹脂は、瞬間や他のポリマー併用で一旦はくっついたかに見えても…
本来の強度は得られていません。
本来なら接着を諦め、部品交換すべき材質なのですぞ。
結局、折れた。案の定…
分解中にちょっとぶつけたら
ご覧のように破壊されました。
DTシリーズは
分解しやすい機種だけに…
ジャンクで入手した時点で
色々手を加えられてる
可能性が高い機種のようです。


綺麗な、ジャンクラジカセには…安くとも決して手を出すな。
今回の、貴重な教訓となったわけであります。
半田小手で溶着結局、薬局
再び折れてしまった部分は
熱で溶着。
他のプラパーツを
更に補充し溶着補強。

以前の補修よりは
少しは強靭な体力に。


まあ、いざという時は…先日の…DT70の在庫もございますゆえ
カセット部品は、いつでも調達できます。

今回のDT-7は、外部入力専門として、シャープのレコードプレイヤーの
スピーカー代わりに使うことにしました。

パナのDTシリーズには、もう手を出しません。
まあ…超人気機種のDT-9とか999が、500円位で手に入れば…
そりゃー今後も…ちっとは、考えてやらんことも…無くも無いが…。
連休中に出来たジャンクの山
結果的に
ジャンクの山を
たった数日間で
こうして築く
修理コレクターもそうは
世の中にいませんぞ。



沖縄以外に基地を設けると約束した某民主党…。
結局、代替地が日本のどこであっても反対する某…社民党。
同じ政権でうまく行くはずもなく、だめな「政権伝説」へ。

我がラジオカセッ党はそれらの規制政党とは異なり、
ちゃんとした移設先を用意して…
新たな機種を迎えてやらねばならんと思っております。
パナのラジカセというより…
修理未完のジャンクラジカセには、もうこりごりじゃ。
ゴールの無かった…ワシのゴールディンウィーク…マンセー!

「ケツの穴の周りが綺麗な美人はいない。
 いたらつれて来い。俺がなめてやる。」

「一流は、一流のプライドをもって仕事をする。
 松下(パナソニック)が、『売れるから』と言って、電動こけし売りますか?」 
by 山城新吾

綺麗過ぎるジャンクラジカセに、出品者のモラルは付いてない…by おじゃる丸


追記
CX-CD3はその後、部品取り機になりました。
DT70の破れたスピーカーと、そっくり交換してしまいました。
連休中にジャンク修理に挑戦した4台の内、動作品は1台=DT70のみ。
状況変らずが1台=DT7。
しつこく…今も原因追求中がSONYの一台。
完全ジャンクが1台=CX-CD3。
久しぶりの大敗でした。



yakusokunonatu at 22:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年04月29日

ラジカセ修理夜話 ラジカセ検定でマニア度チェック

サングラスの君免許証見せなさい今日は「昭和の日」という祝日。

正体不明の正義の味方。

昭和のヒーロー「月光仮面」

オラが当時、警察官だったら

簡単にその正体を見破るのだ。

たった一言

「君、免許証を見せなさい」



正義の味方を名乗るゆえに法律の前では無力…。
警察官以外に拳銃を持っていても、正義の味方ゆえに逮捕はされなかった…。
不思議な時代、昭和。

母が体力があった頃、無計画・無秩序で作った庭先に、今こんな花が咲いている。
「スイセン」らしい。
庭の水仙庭の水仙 その2








せっかくの「昭和の日」だが、祝日の趣旨・目的が…今一歩良くわからん。
で、誰にでも「昭和の日」の祝日の趣旨が良くわかるようにと、
ラジオカセッ党は新たな名称をここに 「スイセン」 する。
水仙布告
本日、4月29日を「昭和ラジカセの日」と認定する。
                              by おじゃる丸。
決まった〜!
「●●の記念日」なんてものは、言った物勝ち、早い者勝ちなのじゃ。
おのおの、勝手に好きな記念日をいくつ作ってもいいのじゃ。
何か言いたいことがある子は…今すぐ幹事長室に行きなさい。

君が好きよといったから、今日は嬉しいラジカセ記念日・・・

では、只今より「ラジカセ記念日」にふさわしく 
「ラジカセマニア 実力検定」 第一回を開催します。
これは、先日届いた一台のラジカセ=バブルラジカセの代表機種です。
写真を良く見て、ラジカセのメーカー名と機種名を正しく答えなさい。
正解した時点のところが認定段位となります。

1級認定問題。
部品除去 入浴後の後ろ姿入浴後のあられもないお姿。
マニアの方ならこの姿だけでも…
充分ご満足いただけます。

エリカ様より、化粧は薄め
性格は素直で
より、ご主人様好みかと…。

CDダブルラジカセですぞ。

2級認定問題。
バスレフ構造
丸い筒状部分はバスレフ用の穴。
穴は後部にあいています。

スピーカー部分は密閉されています。
左右の内部は比較的に綺麗です。

あれ、もうお判りですかあ〜!


3級認定問題。
製造年…生産された年台から…推測して

まさにバブル時代の製品。

ドンシャリ派に好すかれそうな音質です。

色はグレーがかった黒、塗装品。
89年6月度の成型品。


4級認定問題。
一連のLEDレベルメータピークレベル部分の
LEDが特徴です。

一連、横型のLEDです。






5級認定問題。テンキー 表部分
テンキーと呼ばれる
スイッチ数が多い機種です。
この個体はテープ、CD等の
切換えがうまく動作しません。
リモコン操作は可能ですが
リモコンでもうまく切り替わらない
時があります。
電源が入らない時はリモコン操作も不可…。
カラに閉じこもってしまいます…。

6級認定問題。
リーフスイッチ

ネット等で検索するとこの機種の
カセット部分の故障は
伝達ベルトよりリーフスイッチの
接触不良で起きる動作不良が
多い機種との事。
この個体に関しては問題が無いようです。



7級認定問題。
本体 二つ割分解直後の二枚おろし。
この姿ラジカセのサイトでは
どこかで必ず見たことがあるはず。

さあ、そろそろ思い出してください。





8級認定問題。
ボロボロエッジといえば…スピーカーのエッジは
経年変化でボロボロ。
いまやかけらも残っていません。

前面のパネルツイーターは
ダミーのデザイン。
これでも音は出ますが・・・
低音も音量も不足気味です。
スピーカーは結局左右2個のみです。

7Ωですと?口径は5インチ…。

12センチサイズですが
インピーダンスは2.7Ω。

手持ちのものと交換できない事が
判明しました。
んー、こまったな。


9級認定問題。
CD受け皿が沈下CDはTOCを読み込もうと
動作するのですが…
CDがどこかにこすれるような異音が…。
結局、一度も読み取りせずに
その後動かなくなりました…。
おまけにCDの真下にある
受け皿が自沈、位置が下がってます。



10級認定問題。
CDスタンド 裏実は
一度は
これが・・・
これをやって見たくて…。
ジャンク扱いで動作品をゲット
したはずなのですが…
CDのピックアップの
ご臨終に間に合っただけで…
完全に逝ってしまいました。

11級認定、最後の問題。
DT-70もう、半分答えが出てますが…。
ネットも変形しております。

完璧には元に戻らない
凹み状況…○| ̄|_、

液晶はバックライトの装備なし。




さあ、もうお判りですね。
念のための正解発表は、今日の気になったニュースの後!
更に詳しい状況をアップ、ラジオカセッ党だけの情報を。

「今日の気になったニュース」
マンションに女性遺体、同居男性も飛び降り死 …4月29日1時38分 読売新聞
28日午後7時10分頃、大阪市生野区中川西のマンション5階の
一室で、同部屋に住む●●●さん(21)とみられる女性が
クローゼットの中で毛布にくるまれて死んでいるのを、訪問した生野署員が発見。
同居していた男(21)に事情を聞いたところ、男はマンションの
ベランダから飛び降りて死亡した。同署は死体遺棄容疑で捜査を始めた。
府警によると、目立った外傷はなく、司法解剖して、女性の死因を
調べるとともに身元の確認を急ぐ。遺体は腐乱しているという。
発表によると、林さんの父親が、「娘と連絡が取れなくなった」などとして
17日、同署に行方不明届を提出。署員が同居している男に電話などで
林さんについて聞こうとしていたが、男は「出て行ったまま帰ってこない」などと説明。
不審に思った署員が28日午後にマンションを訪問し、女性の死体を見つけた。
署員が部屋にいた男に事情を聞こうとしたところ、男は「気分が悪くなった」と
走って行き、ベランダから飛び降りたという。

まあ、どうせ誰も反省はしないんだろうから、言いたいことを言わせてもらおう。
問題点は2つ。
マンションの5階とはいえ、ベランダ伝いに逃げることも予想されるだろう。
腐乱した死体を発見した後、簡単にベランダに出した警察に落ち度は無いといえるのか。
もっと問題なのは…行方不明届けを出されても…
しばらくの間、電話一本で済ましていたという事実。
余計に事を大きくしてしまった警察の行動力=実行力には頭が下がるぞい。
このままじゃ、電話どころか…
そのうち、携帯メールだけで、事件を解決しようとする時代が来るに違いない。
権力者、人生の成功者…エリカ様も、ベジタリアンも、ジャンク商品も
みんなみんな大嫌いじゃー。

それではニュースも終ったので…安心して今宵も始めましょうか。

『ラジカセ修理夜話 パナソニック RX-DT70 』

DT70 外観正解はパナソニックのDT70でした。


これは、分解前の本体写真。






ヤフオク入手前の説明文
「ジャンクラジカセ RX-DT70 部品取りに」動作確認をしたところ
再生モード切り替えボタンの接触が不安でしたが、CDとTAPEの機能には
問題がありませんでした。
またRX-DT70のコーンが全周にわたり破けているため、ジャンクとして出品します。
電源コード、電池、リモコン、取扱説明書のコピーを付属でお付けします。
部品取りやご自身で修理できる方におすすめです!

ジャンク・部品取り用と書いてはあるが…とりあえず動いてくれて
おまけもあるし、今回は、少しは期待できそうだ。

実際に商品を手にし、確認すると…
カセット、ラジオはOKだった。
エッジが経年劣化で残っていないので、音は出るが…やはりパワーは無い。

CDは回るが、内部でこすれるような音がし、TOCは…読み込まない。
付いてきたリモコンは、他の機種のもので、一部しか適応しない。
付属していた電池は、円柱部分がつぶれ、大きく変形していた。
ネットは、修復不可能な程凹み多数。
スピーカーのネットの中に、ホコリが無い。
出荷前にエアーで吹き飛ばしたとしても…ちょっと綺麗過ぎる気が…。

早速いつもの作業開始。
DT70初号機、カイチン!

ガーン。
早速、衝撃が来ました。
電池蓋の裏に貼り付けられていたボスとネジ電池BOX内部に…
ネジの付いた折れたボスが
紙テープで貼り付けられていた。

しかも、接着に失敗したらしく
接着剤が大量に白化している。

しかも、途中のプラ部分が無く
再接着は不可能…。

ボスは本来、本体内部に落下すべきものだが… まっ、まさか。
コードは手でちぎった紙テープ止め本体を二枚下ろしにすると
スピーカーの配線も…
紙テープで止められていた。

手でちぎった紙テープは
過去の分解歴の証拠。

しかも…丁寧さに欠ける。
で・・・ブログには書ける。

やられた…。
説明文に無い 「分解・修復跡」 発見。
ありえないことがアリエルのは、裏安とヤフオクの世界。

しかし、CDの再生不可以上に
メイン電源が入らないことがあるのは…非常に困る。
テンキー部分の、ボタン部に何かあるだろうと、その部分を重点的にチェック。
カバーをはずすとすぐに見えるテンキーだが
上面パネルをはずすと
すぐに見えるテンキーだが…








ここまでバラさないとテンキー内部が見えず結局、ここまではずさないと
黒いカバーが外れない…。

すっかりバラバラ…。

そして実際に
テンキーを分解してみると
これまでに見たことが無い
更に恐ろしい光景が待っていた。


テンキー2つ割り 内部ボタンと、スイッチの間に
ウレタンが挿んであった。

しかも、ちょっと触るだけで
粉になってしまうほど
劣化していた。


あーれー。


軽くこするだけで、粉々に既に…
身も心もボロボロの
おじゃる丸様です。

ウレタンは、こすると
すぐ取れてしまいます。

あまりにも…簡単に粉に。



結局、電源が入らなかったり、モード切換えが出来ない原因は
テンキーユニットから出ているコネクターの接触不良によって起きると判明した。
どこの「線」が不良なのかは、今だ…不明…。

それよりも、もっとショックを受けたのが、CD部分。
CDの下側の受け皿が、下に陥没していたのだが
その理由が、しばらくわからなかった。

それは、CDの蓋の裏側に巧妙に隠されていたのだ。
透明なCDの覗き窓が、少し上に剥れかけていたので
「何で」と思ってアクリル板を取ってみたら…
その下の蓋の部分が割れていたのだ。
蓋が割られていた…
蓋の上に何らかの加重がかかり
CDの受け皿が
陥没したようなのだ。

これでは…レンズの焦点が合わなくなり
CDは読み込みが出来なくなる…。


又しても隠されていた秘密…は醜い接着剤の跡で、証明されてしまった。

どうせ治すなら…気合を入れ、心を込めて整備してもらいたかった…。
以前分解した時は、内部清掃も適当だったらしく…
見えないところや、ちょっと分解しづらいところは…かなりホコリまみれである。
見えない部分の現状は熱を持つ回路の裏側は
積年のホコリ。

ゴホッ!

ショートして火事になるぞ。





基板の下も・・・グレーの部分は、狭い基盤の下に
取り残されていたホコリ…。

このあと、水洗いした写真が、
1級認定問題で使った写真である。






電源部 参考資料として
RX-DT70の電源部の
写真も載せちゃう。








DT70 カセットメカ部分カセットの部分もついでに。










DT70ラジオ部分一番奥に隠れてる
ラジオ部分も
ついでに公開しとこう。








パナのRX-DT70修理は、この初号機で完遂としよう。
恐らくは、バラバラ状態のままスピーカーが手に入るか
CDのピックアップが手に入るまで…
または、部品取り用として…
庭の納屋の中で…裸のまま放置されるのである…。

・・・。
貴重なラジカセ記念日は、

こうして…何事も無く終ってしまった。



裏安にある伝説の世界、ミシカでは…今頃は潮干狩りが盛んな頃。
アリエル、おら久しぶりにアサリでも喰いたくなってきたー。
いつか又、行くスピアリ。



yakusokunonatu at 20:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年03月14日

すったもんだがありまして、ラジカセの修理完了。

ジャンクラジカセ…入手時の説明文。

CD再生しませんでした。
MDとテープは聴けました。
あとボリュームの部品が片方ありません。
あと全体的にかなり汚れています。
ジャンク品ですので
ノークレーム、ノーリターン、ノーキャンセルでお願します。
写真写り良すぎ写真は、この一枚だけという
やさしい出品者でござんした。

まーこんな状態のものを
送料込みで3.5Kも費やして
買う俺も俺だが…。

MDは装備されていないラジカセなのに、文章通りにMDが聞けたら…奇蹟でんがな。
ツマミが一個、不足してることぐらい説明文に一言ぐらい入れとけよ。
まあ、それでも電源ぐらいは入るだろうと、2009年の11月末にゲット。
ラジカセのメイン基板を取り出して、直ぐに他のドラムカンに移植した。
こうして…このドラムカンには壊れた基板を入れられて…
CD、ラジオ、カセットどころか、電源も入らない。
汚れて変色し、ツマミも無い、史上最低のドラムカンが誕生した。

このジャンク商品、実際には、写真以上に黄色に変色していて
ラジカセ全体が、タバコのヤニ色状態。
ある意味レア。
ジャンクには慣れっこの筈のオイラでさえ…
触るのもためらう程でやんした。
いつもの、自分用の分解・作業写真記録など…とてもできしません。

しかし…ドラムカンを、史上最強の重低音ラジカセと思う我輩には
こんな残骸でも…なかなか、捨てるに捨てられず…。
我が村では、ラジカセは有料の粗大ゴミ扱いであるし…。

で…ボディを全て塗装しなおして、何処でも売っていない
「オンリー・ワン」のドラムカンを作ることにしたのだ。

で、いつものごとく、全ての部品を取り外して、丸洗い。
部品単位で、全体を再塗装した。
塗装が、結構うまくできたので、更に気を良くした。

さあ、あとは、中身じゃ。

この後の、修理作業が全く進まない。
同じ機械(=動作品)を使って、基盤を交換したり、かなり様子を見たのだが
こうした作業中に動くもう一台のまで、動かなくなる可能性が出てきた。
何度も原因解明に挑戦しては、失敗のくり返し。
無駄な時間だけが…毎週過ぎていくのだった。

でも…おらの村じゃ、ラジカセの引き取りは有料なんだ。(ひつこい)
既に、20台以上のさまざまな残ガイが入り混じって…納屋に放置されている。
ここは、耐えるしか…、頑張るしかなかんべさ。

そして、出逢ったときから4ヶ月、ついに3月14日の早朝。
このやんちゃ坊主が、2年ぶりに元気な姿で微笑んでくれた。
ようやく、私の家族になったのでございます。
ようやく、悲願達成オリジナルのグリーンの液晶表示が
オリジナルの黒いボディに
良く似合うぞい。


CD稼動ようやくTOCを読み込んで
くれるようになった。
すっかりまともになった
液晶表示がまぶしい。



オリジナル 左CDは2枚聞いた。






オリジナル塗装 右カセットも1本聞いた。






そろそろ、ラジオでも聞きながら眠ろう。

ん…ラジオが入らん。
まっ、まさか…。
あれ〜ぃ。 鉄あれい…。
基板に…ケーブルを繋ぐのを…すっかり忘れとる。
がびーん。
組立て時に、繋いだ記憶が…全く無いダニ。
いまさら…もう一度、最初から分解だがやあぁ〜。
レンチ棒も、既に仕舞っただにぃ…。
他のネジも、しっかり締めたのに…。
もう寝るとこだったのに…。
なんで今頃、ラジオが動かんことに、気が付いたんじゃ〜。
叩いても、こりゃーぜったい直らん状況。

こうして貴重な土曜の夜=日曜日の朝は…余計にふけていくのだ。

サルでも出来る反省の二文字を…ひとりかみしめるデイ・ブレイク。

しかし…なんだ。

ジャンクAの修理の為に、ジャンクBを買って
またジャンクBの修理の為に、新たにジャンクCを買う俺って…
いったいどうよ?

平成のラジオカセッ党・党首は… 昭和生まれでがんす。
年よりは、誰よりも早く寝るでがんす。
今、朝、6時過ぎですが… それが何か?

では、では、お休みなさい。



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2009年11月21日

日が暮れて…僕は途方にくれている…。

また、新たにジャンクのラジカセを手に入れた。
グッドデザインをもらったこともあるラジカセだが
考えが甘かった。
そのラジカセの名前はダブルCDラジカセ QT−83CD。
あのシャープ。
シャー様である。
もちろんジャンク。
バブルラジカセの名品。
ネットで検索、機種の特徴を充分下調べして手に入れた。
ともかく…この四角のラジカセのかっこ良さに負けたのだ。

ダブルCDの片方が動かないということは承知で手に入れた。
ダブルのカセットが動かないということも承知で手に入れた。
ラジオの音は出るが、なんか音がおかしい。
ぼこぼこ、なんかこもった音がする。
CDはダブルだが、光りピックアップは元々、1個の機種なので
ピックアップを磨けば、簡単に直る可能性があると思った。
ネットの人は、そうしたら簡単にに直ったと書いてあったのだ。
しかし、世の中、私には甘くはなかった。
動作するはずの片方のCDも、たまにしか動いてくれない上に、
ピックアップ清掃程度じゃ、今回は直らなかった。
ピックアップのボリュームの調整箇所も…いまだ不明。

名物の、ダブルカセットのメカは、長複雑。
ヘッドは2つともかなり磨耗している。

そしてとどめは…これ。
カーボンコーンはレアじゃけんどエッジは





まあ、最初からある程度は覚悟していたのだが
やっぱり現実を見ると落ち込んでしまう。
ウレタンエッジのカーボーンコーン。
触るだけで、ボロボロです。

最初は…修理できなかった、私のジャンクのラジカセから
スピーカーを探してさくっと交換するつもりだったが…
なんと、インピーダンスが合わない。
このラジカセの正面のスピーカーは、12センチ、4Ω×2。
後ろのウーハーは口径8センチ 8Ω×1。
ウーファは紙コーンだがエッジは







手元にあるジャンクのスピーカーは2個とも3.2Ω。
ウーファー用にと、ばらして探したスピーカーは
口径が大き過ぎる上に、インピーダンスが4Ωだった。
まるで…合わないじゃないですかぁ。

エッジを張り変え、スピーカーを再生するにしても
エッジ一枚で1750円以上はするのが現実。
送料も含めると、エッジだけで6,000円もかかってしまう。
エッジの張替えがうまく行くとは限らないし。
万が一失敗したら、更に無駄な費用はかさむばかり。
もし、スピーカのエッジを無事張り替えたとしても
この先、CDやカセット部分が復活するとは限らない…。

ならばとスピーカー取りの為に、他のラジカセを手に入れても…
お望みのスピーカーが、そのまま手に入る保証はない。
スピーカーのインピーダンスや口径は、ラジカセの
中を開けて見なければ判らないのが、当たり前田のクラッカー。

新しいスピーカーの購入も考えて、ネットで探してみたが
インピーダンス、口径、周波数特性と、ぴったり条件の
あったものが見つからないではないか。
お値段も、高い。

リユースに挑戦して、目下2連敗中のSHARP様。
今度失敗すると、連続3連敗になってしまう。
シャー様、実に恐るべし。
シャー様とは相性があいしょうで…
今の所、まったく合わないのだ。
会話が…かみ合わない。
こっちが、こんなに片思いしているのに…だよ。

シャー様の独自メカの…カセットのキャプスタンの
下の溶けるゴムパーツは、この機種では、既に
無くなっていて、ギヤ駆動に変更されているようだ。
ギヤ駆動に変更されているき、
汚ねーぞー。
最初から
こうやって
メカを作ってくれれば
良かったのにぃ。

こいつは、後ろにあるウーファーを取り出すだけでも大変す。
ウーファーは1つ、ダクトで音を二つに分ける左右に低音を
振り分ける
ダクトの形が面白い。
数字の2にも
見える…。
でも今更それがなんだよー。

大きなラジカセだが、その内部は、複雑怪奇。
修理どころか、簡単に、元に戻すこともままならぬ。

カセットメカも、ベルト寸法計測の為に分解。
カセットのメカもバラバラに一度に多く
分解しすぎて、
もはや訳が
わからん…。
ここは何処?
私は誰?

途方にくれる状況にんー…。
分解だけの…機械の山。

大きすぎて、このままで
保管しておく場所もない。
さて…この先、一体どうしよう。

コタツが占領されていては、この先お茶を飲むことも
ままならぬ。
こんな状態で、さっきからずっと眺めているが…。
元にも戻す気力が…自信が…だんだん遠のいていく。
この先、こいつをどうしよう。
修理に挑戦すべきか…。
さっさと諦めるか…。

おお、外はいつも間にか、すっかり日が暮れて…
僕は…途方にくれている。
とほほぅ…。
(だしゃれで・・・笑ってごまかすじゃ。)



yakusokunonatu at 19:05|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2009年11月06日

BOSEに負けるな・・・新たに二段重ね

久しぶりに、ジャンクラジカセが、我がラジカセ党の
総裁室に届いた。
実は、以前ジャンクで手に入れたのだが
修理に失敗してしまった物である。

失敗の原因は…CDの蓋のパーツの破損と
ピックアップレンズの交換部品が入手できない為…であった。

当然、修理技術も足りなかったが…。

先日、再び自分の出せるぎりぎりの範囲内で
ようやく、再び、同じラジカセをゲットしたのだ。

で、届いたものは汚れ放題の傷アリ品。
当然ジャンクラジカセである。
汚れている上に、動作未確認…飛行物体である。

以前のもの以上に…価格は高く、とても汚い…マシンなのだ。

今回の入手価格は…
たまには秘密にしとこう。

自分の身を守るのは、自分しかいないから…。

で…、届いてから1時間以上も清掃して…
ようやく手で触れる程度まで、何とかきれいきれいにした。

恐る恐る電源を入れて…
電源は、無事に入った。
で…
前回修理できなかった部分=
CDの動作確認から、恐る恐るはじめたのだ。

ホコリだらけのラジカセだから
ホコリに弱いCDデッキは
普通は、まず動かないだろう。

ところが、CDを読み取ったのである。
最初からCDが…
動いている。

音も聞こえるぞ。

そして、カセットデッキも…

両方普通に動く。


あらら、嬉しい誤算。
動いたドぉ〜!!!

何もせんのに…
ジャンクから、動作品にランクアップじゃぁ〜!

で、つい嬉しくなって記念写真を…。
お正月も近いので、おせち料理のお重のように…。
めでたい2段重ね RX-PA7祝:二段重ね。

頑丈なボディだからこそできる
この機種ならではの荒業。



2段重ねにしても、下の機械に影響がでてこない
ラジカセは、ありそうで、実はなかなかない。
非常に少ないレア写真になるのである。めでたい2段重ね その2 RX-PA7

も一度見てやって
くんなまし…。




多分、この機械と、先日の2段重ねした・・・
やんちゃ坊主=AW-1ぐらいじゃないかと思うのだ。

こいつは、AW−1にも負けないほどの重低音のマシーン。
パナソニックのRX-PA7である。

DVDを見るときは音声信号を外部入力につなぎ
こいつから音を出すのじゃ。

たったそれだけで…
わずか4畳半の総裁室が…
ハイパワーで、臨場感溢れる大空間に変身するのじゃ。

今度は、世界記録(個人)を目指して…
思い切って3段の重ねに… 挑戦しちゃおうかな…。

yakusokunonatu at 22:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年11月03日

マリア様を救ったぞい。

今日は、パチンコ大の大きさ位のヒョウが、何度も降ってきた。
めちゃくちゃに寒い一日であったが…今もまだ、充分寒い。
今の部屋の温度が10度…。

まー、寒い寒いといくら言っても、温かくはならんので
今夜は、とんでもない生臭坊主から、
マリア様を救ったという(この私が…だ)
とても、心温かい話をするだ。

今日の夕方遅くに、1つの荷物がとどいた。
あられやこんこん、荷物も…こんこんの夕方である。
それがこれ。
2台目のボーズ入手、ハイボーズ。
坊主はボーズでも
BOSE。

ハイ、ポーズ!のAW-01。


あれほど、数ヶ月前に、痛い目にあったばかりのBOSEである。
また、ヤフオクで手に入れてしまった。
ヤフオクのその時の写真がこれ。
ヤフオクに掲載された写真
全体が薄汚いが
掃除すれば
かなりきれいになりそうな
物件であった。


記載事項は下記の通り。

動作状態ですが、通電確認済みです。
チューナーは、AM/FM共に、各主要チャンネル正常に
受信しておりましたが、TAPEは、EJECTスイッチを押しても
開閉口が開きませんでしたので、その他の動作は未確認となります。
上記の理由と上記以外の細部までの性能のチェックは
しておりませんので、ジャンク品扱いでの
出品とさせて頂きます。
この商品に知識のある方、ご自分で修理、メンテナンスの
できる方、部品取り目的の方のご入札をお勧め致します。
外観ですが、全体的に経年による使用感、軽い傷や
汚れ等があります。
本体のみの出品となりますので、付属品はありません。
(写真の電源コードはお付け致します)

というものである。
以前入手したAW-1は動作品といいながら、スピーカーが
2つも抜かれていて、到着後、直ぐに何の反応もしなくなった。
にも、かかわらず、又落札してしまったのだ。

今回は、正直な出品者のようで取り引数も、評価も高い。
カセットの修理だけなら、この私でも、何とかなるだろう。

修理の教科書として、更に大枚をつぎ込んで
専門家に、完全再生された、同じ機械があることだ。

正面のくすんだアルミパネルが、磨けばもっときれいに
なりそうな気がするし、もしかするとアルミパネルの保護シートは
まだ剥がしていないのではないかと、考えたのだ。
 
実は…、
前々から、2台目が欲しくて、どうせ分解・修理するなら
AW-1の色違いの物を作って、塗装して、マイコレクションに
加えたいという野望があったのだ。

うまく行ったら、最初のAW-1は、子供のクリスマスプレゼントに
くれてやるというつもりだったのだ。

AW-1は、元々、外装はグレーに塗装してある商品。
リユースで、どうせ再塗装するなら…色はブラック。
どうせなら、つや消しにしたい。
他のバブルラジカセのコレクションとも、風味が調和する。

今回は、送料を含めて、6人もの野口様と交換した。
ジャンク商品にしては、入手価格は高額、ハイリスクである。
失敗は許されない。

まーそういっては、何度も失敗を繰り返してきた。
いまだに、修行僧レベルであるが…。

で、届いたAW-1だが
商品は、掲載写真より、ずっときれいな、外観だった。
アルミパネルのンビニールも剥がされていなかった。
また、剥がす必要のない、きれいなものだった。
傷や打痕や変色も少ない。
ラジオは、AM、FM、OK。
液晶表示も、各スイッチ操作も問題がない。

問題は…
中に閉じ込められたままのカセットテープが、あることだ。
当然ながら、カセットはどのボタンを押しても、何も動かない。
カセットの蓋が開かない・取り出せないなんとか
これを取り出さなければ…
人類に未来はない。
私の財布にも
今後の我がラジカセ党の存続にも…
未来はない…。

で、さっさと分解じゃ。
我が家にきたばかりだというのに、さっさと
きれいな体の部品を一つ一脱がせていく。

で、直ぐに、こんなあられもない状態に。
この状態になっても…坊主はまだ、一物をくわえ込んだまま。
開腹により、機能回復、絶好調簡単に別れては
くれそうにない。
で、カセット部分を持ち上げて
ベルト切れをチェック。
あら、ベルトは
切れてなーい。

ならばと、ゴッドハンドで、適当にプーリーを回してみる。
隙間から、覗き込みならが、何度も繰り返すうちに
ヘッドが突然、動いて引っ込んでくれた。

おお、何たる奇跡!
ケーブルを一本もはずすことなく、カセットテープを

とったどー!!!

で、このあとスイッチを入れてみたが、リールが回転しない。
んー…。
しばし、休憩。

コーヒーを入れて、じっくり観察することに。
今晩は、特に冷える。

で、一息ついたところで、再チェック。
モーターが、回転していることに、ようやく気が付く。
ベルトが、滑っているようじゃ。
お得意のベルト交換で直りそうじゃ。
面倒くさい、ベルトの寸法計測の前に、
試しに、手でもう少し、張力を与えてみっべか。
と側面から、ベルトを少し押してみた。
その途端、ベルトが…動き出した。

動き出したら、もう泊まらない?
泊まらない!
かっぱえびせんである。
あらら、治療らしきことは、何もしないのに…回転が止まらない。

直っちゃった…。

あーら、奇跡。
早送りも、巻き戻しもちゃんとするぞい。

で、このBOSEに閉じ込められていたテープを使って
元々、タダで手に入った、いや、入っていた…テープだから
このあと、トラブルで壊れても、わしゃー平気。
所詮、人のテープだ。
中に、何の音楽が入っているか、覗き趣味的な楽しみもある。
で、テスト再生を早速行ったのだ。

音楽は…、普通の速さで、きちんと再生された。
カセットの音楽は…

全て「竹内まりあ」の歌だった。

修行中の卑しき身分でありながら…
私は、マリア様を
神様の親を…
見事に救ったのだ。

きっと今年の年末ジャンボは、いいことがあるぞい。
(その前に、夫のたつろーさんのクリスマスイブがある…。)

で、このあとは、念のためベルト、プーリーを清掃して
接点清掃やホコリを除去してと…。

こうして、なんらお金をかけることなく、ボーズ様は
たったの1時間の診察で、無事に退院できたのであった。
早期退院での記念写真わしゃ、ゴミが引っかかって
苦しんでいた川の神様を
助けた…あの「せん」じゃ。
六…せん・えん…じゃぁー。
めでたし、めでたし。


あれから数時間…。
流れるマリア様の数々の歌声に…魅せられて…
すっかり、再塗装する気が失せてしまった、私がいた

ま…、次こそ…、がんばんべ。


yakusokunonatu at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)