留学

2009年03月29日

ハリケーン対策!

0bab470f.jpg某大手SNSの某カリブの社会主義国関連コミュでハリケーンについての話題が出ていましたので、カトリーナ、ウィルマという気象史に残る2大ハリケーンの襲撃を生き延びた私が、その対策について説明します(特に留学など長期滞在者向け。短期滞在者は台風シーズンには最初からホテルに泊まっておけば問題無いでしょう!)。

■基本情報
・台風(huracán)シーズンは9月と10月。ただしその前後の月に来ない、という保証は無い。
・キューバの送電設備(つまり電線)が非常に貧弱であるため、強風が吹くと断線し停電する(台風のたびほぼ毎回)。
・ハバナ(特にセントロとビエハ)の建物は老朽化が進んでおり、台風が過ぎ去った後も崩れる危険がある。
・被害が大きいのは海岸沿いの地域に限定される(あくまで経験から)。
・台風一過でも高波、強風には注意。

■カサ・パルティクラルに泊まる場合
長期滞在者の大多数がカサ・パルティクラル(あるいは学校の寮など)に宿泊すると思いますが、基本情報で述べた停電は台風が過ぎた後も、送電設備が復旧するまで続きます。電灯、冷蔵庫が動かないことは勿論、水道も使えなくなるので、その対策が必須となります。以下↓

・電灯:懐中電灯を常備しておく。ローソクとライターを準備する(インファンタ通りの露天商などでMNで購入可能)。
・冷蔵庫(食料):カサの大家さんの食料も限りがあり、台風の翌日は店も休みのところばかりなので、買いだめしておく。以下、オススメのスーパーです↓

◆CARLOS III:一階の食料品コーナーが充実している。
住所:Ave.Carlos? e/Arbol Seco y Retiro, Centro Habana
◆Amistad:名前が違うかも。同じく食料品コーナーが充実。インファンタ通り近くなので、ローソクなどの買出しにも便利。セントロに宿を取る人にオススメ。
住所:Infanta y Jovellar, Centro Habana
◆Galerias de Paseo:最も食料コーナーが充実している。学生でこの辺りに住む人は珍しいと思いますが。マレコン通り沿いなので、台風が近づき過ぎているときの身の保証はしません。
住所:Paseo y 1ra. Vedado

買うべき食料は、パンなどの炭水化物、またはビスケットやジャム、Pasta de guayabaなどの糖分補給になるもの、イワシの缶詰など、塩分のあるもの、が良いと思います。もちろん飲料水も確保しましょう。パンはすぐにカビるので、湿気対策もしましょう。
*追記:パンはスーパーでCUC払いでなくとも、近所のパン屋さんでMN払いで買えば良いかも。

・水道:私のカサは最大3日ほど水道が止まり、シャワーが浴びられず大変不快な思いをしました。今から思えば、360°どう見ても外国人な風貌を活かして、ホテルのプールに入りに行けばよかったなぁと思います(タダで入れてしまうところがあります。どこのホテルかは倫理上秘密にしておきます。ご自分でお探しください!)。
*追記:ということなので、デオドラント効果のある紙タオルを多めに用意すると良いかも。

ところでキューバの台風襲来時における国民の避難体制は世界に誇れるレベル(トラベルボデギータakikoさん談)にあるらしく、お住まいの地区が危険区域になった場合は、避難体験が出来るかもしれません。災い転じて貴重な体験になるかも知れませんね!

最後に余談ですが、写真は台風のときの新聞で、カストロさんがTVで気象についてあーだこーだ言っているというものです。最近は野球解説者(笑)として有名になっちゃったカストロさんですが、この頃は夕方の非常時お天気お爺さんとして頻繁に生出演してたなぁ・・・もうこんな面白い放送は見れないのかなぁ、なんて感慨深くなってしまいます。

yakuzanadrummer at 10:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年01月31日

ハバナ大学に留学ご希望の方へ【後編】

後半まいりましょう、後半スタ〜ト! 【前編はコチラ

4ページの「学生証」(Carne または Carnet)について。
パスポートを移民局に預けて2週間くらいすると、長期滞在ビザ(CLASIFICACION MIGRATORIA)が貼られて手元に戻ってきます。
ここには「**年**月**日までの滞在を許可する」と書かれる欄があるのですが、その日付が申請したものより極端に短いか、返却の時点で期限切れになっている場合が多々あります。が、どういうわけかこの日付はあまり意味が無いようです。
私も「コレじゃ不法滞在になるじゃねーか!」とオフィスに文句をつけに行ったクチですが、「学生証に記載される日付が正式な日付になる」という回答でした。本当にいい加減な国です。心臓に悪かった(笑)。

で、肝心の学生証なのですが、コレはビザと同時にもらえるのではなくて、個人でNuevo Vedado辺りにある移民局?のオフィスに行ってもらって来る必要があります。大学からは少し遠いです。
ここのオフィスは炎天下に門の前で散々待たされるわクーラーの無い待合室でも数時間待たされるわ、挙句の果てに「今日は定時だからもう受け付けないわよ」と帰されるなど、社会主義の悪の結晶のような、実に憎たらしいところでした。
私もさすがに気温と脱水症状で文句をつける気力もなく、あきらめて翌日再度取得に行きました。水分補給と、時間がかかるようなら早めに文句をつけることが肝要ですね(キューバ全土で言えることですが)。

出国許可について
長期ビザを取得したのちにキューバを出る場合は、近隣諸国への旅行、日本への帰国に関わらず、出国許可(PERMISO DE SALIDA)を取得する必要があります。
これはそんなに手間はかからず、大学のオフィスに行って申請書をもらい、大学の近くの移民局オフィスに学生証・パスポート・証紙(銀行で購入)と併せて提出する、という形でよかったと記憶しています。その後出国許可証が貼られて返ってきます。
これまた2週間くらいパスポートが返ってこないため、換金などは事前に済ませましょう。
なお許可証には一時出国許可(Viaje Temporal)と、恒久帰国許可(Regreso Definitivo)の2種類があります。「バカンスでメキシコでも行こうかな」というときに、恒久帰国で申請しないようにしましょう。

学生証紛失の際は(番外編)
上記の通り、出国申請の際は学生証の提出が必要になります。
私は日本帰国の少し前にバスでスリに遭い、財布ごと学生証をスられてしまいました
もう少しタイミングが早ければ、学生証再発行の手続きをし、それを提出することも出来たのですが、そのような時間もなかったので、警察署に出向いて被害報告をし、盗難証明書(CERTIFICADO DE ROBO)を発行してもらい、それに代えて提出しました。
いずれにしても、学生証を紛失した際は、おそらく公的な証明書が必要になるので、警察署に行く必要が出てくると思います(そんなに突っ込んだ聴取はされないので心配無用です)。
しかしあの時は、私が合法的にキューバに滞在している証明が何も無い状態だったので、かなり不安になっていたのを思い出しました。紛失にはくれぐれも注意しましょう。


一応、このへんでハバナ大学留学編は終了にします。また何か思い出したら追記していきます。

*追記;さっそく追記ですが、長期滞在ビザの有効期間中は、ハバナ大学以外の教育機関(外国人を受け入れてくれる 芸術大学ISAなど)への転入も可能だったはずです。が、これに関する詳細は私には分かりかねますのでご容赦ください。
ISAはこんな感じのところです。

*追記2;ハバナ大学の語学コースは、以前は1ヶ月未満の短期であれば学生ビザなしで履修できました。そのため短期旅行者が多数受講していましたが、最近は学生ビザ必須となっていますので、短期留学には不向きになっています(前編の通りビザ取得に時間が掛かり、その間の行動が制限され、また上記のように出国手続きも必要となるため)。

そのため、旅行会社では短期留学希望者にはハバナ大学よりもホセ・マルティ語学学校(所在地ミラマール)を奨めているようです。ただしホセ・マルティ学校に関しては私のほうでは情報が全くありませんので、突っ込んだ質問はご容赦願います。


yakuzanadrummer at 12:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2009年01月30日

ハバナ大学に留学ご希望の方へ【前編】

b89bdcb2.JPG最近、ハバナ大学語学コースのことについて質問を受けまして、「そういえば留学関連のこと余り書いてないな」と思ったので、新規にカテゴリを設けて書いていこうと思います。

ハバナ大学の概要については頻繁にリンクさせて頂いているりえ侍さんのブログにまとまっているので、これを多少補足する形で進めていきます。お侍さん、いつもどうも!
(なお、りえ侍さんや私が留学していたのは2005-06年の間であり、現在とはビザの取得法、授業料などが変わっている可能性がありますので、あくまで参考まで、ということでご理解ください。)

まずは2ページ目の入学方法について
05年の段階では、ツーリストカードで観光客として入国し、りえさんが書かれているようなテスト、手続きを経て、学生ビザに切り替えるという流れでした。事前に日本などで学生ビザを取ろうとすると、ラテン気質からか非常に時間がかかるらしく、これが一番手っ取り早い方法でした。

この手続きのためにパスポートを預けると、2週間くらいは返ってこなかった記憶があるので、換金などは事前に済ませましょう。

ただ、現在は事前のビザ取得が強く推奨されているか、それしか受け付けないという噂もありますので、各自ご確認のほどお願いします。

短期コースのクラス分けについて
私もりえ侍さんと同じく、短期コースを数ヶ月に渡って履修しました(語学のみが目的であったわけではなく、また長期コースを取るには少し滞在期間が短かったので、短期コースにしました)。

クラス分けはりえさんが書かれている 初級(Elemental)・初級プラス・中級(Intermedio)・上級(Avanzado) に加え、完成コース(Perfeccionamiento)があります。

完成コースを終えると、りえさんの書かれるとおりキューバ文化コース・商業スペイン語コースの履修ができます。私は商業スペイン語コースを履修しました。社会主義国で商業コースというのもなんだか変な感じですが、それなりにしっかりした授業だったと記憶しています。

初級・中級コースの履修者が多く、クラスも多いですので、仮にタイプの合わない先生に当たった場合は、はじめのうちはクラスを変更できたと思います。

コース修了時(月末)には、修了証書が手渡されます。なかなかカッコいいデザインなので、期待してみてください(あえて写真は掲載しません。これもデザイン変更されてるかも?)。

今日は時間が無いので、とりあえずこのへんで。
後編へつづく〜!


*追記;学校紹介ビデオです。





yakuzanadrummer at 18:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年02月05日

留学・長期滞在に際して持って行くべき物

 最近グーグル先生に反映されるようになったせいか、毎日そこそこの数のアクセスを頂けていて嬉しいですね。
 さて久しぶりの更新ですが、今日は留学・長期滞在に際して持って行くべき物、ということで、ガイドブックなどには載っていない、私自身の経験と独断によるニッチな必需品についてまとめてみます。

1.レジ袋
 友好国ベネズエラから石油が入ってくるとはいえ、米国の経済封鎖などによりまだまだ石油が不足しているキューバでは、買い物をしても滅多なこと(特にキューバ・ペソ払いの食べ物系)ではレジ袋をくれません。国民はみなレジ袋を水洗いしては干し、再使用を繰り返しています。市場などでたまに1枚1キューバペソで売っているときもありますが、日本でまとめて購入して持って行くのがベターです。
*追記;こんな便利なスーパーができたとは!

2.食品用ラップ
 レジ袋と同じく石油の不足が原因ですが、どうやらキューバには食品にラップをする、という習慣そのものが無いらしく、ほとんど売っていないようです。せっかく下宿に冷蔵庫があっても効果半減ですので持って行きましょう。

もうちょっとあるかな、と思って書き始めたんですが、あとは十徳ナイフくらいのもんかなーって感じになってしまいました。あとはジャズバーなどに入るときに品位を失しないくらいの服。思い出したらまた更新します。
最後に持って行くべき辞書。

ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典


どのような目的で留学・長期滞在されるかにも依りますが、このサイズでこの収録語数!充実の活用表! ハバナ大学の外国人用コースならほぼコレで事足りるかな、という感じです。どうしても載ってない単語はキューバ人に訊きましょう。それが旅の醍醐味!

追記;セロテープも忘れずに!!!

追記2;ポカリスエットのようなスポーツドリンクの粉(水に溶かすタイプ)と、水筒があると良いかと思います。体調を崩した際の水分と栄養補給の目的で。
キューバにはメキシコ資本のコカコーラはありますが、ゲータレードのようなスポーツ飲料が無いですし、体調を崩した際にフルーツジュース、というのも合わない気がしますので。


追記3;停電の際に懐中電灯も必要ですね。肝心なときに停電することもありますので。まぁガイドブックに載っていると思いますが。夜通し停電することもありますので、その際はロウソクがあると良いですが、これに関しては街でキューバペソ(MN)で購入可能です。

追記4;キーチェーンがあると便利です。


追記5;パンなどの防カビ対策として、乾燥剤のたぐいを持っていくと良いかも。

追記6;音楽CDが再生できるデバイスもあると良いですね。

続きを読む

yakuzanadrummer at 16:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年01月18日

カピトリオのネットカフェ

 旧市街と新市街を分ける目印、カピトリオ。ここのネットカフェ(Cyber Cafeだったかな?)では、設置されている全てのPCで日本語入力することが可能です。しかし日本語入力に変換するのは少しややこしいのでその手順を説明します。係員が常駐しているので質問すれば良いのですが、全員が日本語入力について知っているわけでもない(笑)ですし、スペイン語が堪能でない方は質問そのものができないかも知れませんので、参考にしてみてください。

 その前に入場の仕方。カピトリオ内部は博物館なども併設されているので、入り口横の窓口でネット用のプリペイドカードを買って、入り口で見せてから入場する必要があります。1時間10Cucだったと記憶してますが、回線速度が異常に遅いので高いと感じるかも。

 入ってほぼ正面の部屋がネットカフェです。10台強のPCは常に満席なので、待っている人たちに「Ultimo?(ウルティモ、最後の人は誰ですか?の意)」と訊いて列に加わる必要があります。運が良いとき、あるいは午前中は空いてたりします。
 
 ここからが肝要。PCが空いたら、まずカード裏の暗証番号でログインします。インターネットエクスプローラを立ち上げ、言語タブの”EN”をクリックすると現れる"Microsoft IME 2000 JAPANESE"をクリックします。
そしてキーボードの"Alt"を 押 し つ つ "〜"を押します。

以上の動作で日本語入力が可能になります。いろいろと変更になっている場合もありえますので、その際はご容赦ください。

2011.11.27追記
最近は改装工事で中には入れないみたいです。



yakuzanadrummer at 16:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年11月12日

Universidad de la Habana

5569f065.JPG見下ろす街

yakuzanadrummer at 21:07|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2006年11月11日

Universidad de la Habana

37737cc4.jpg学食ねぇよ

yakuzanadrummer at 15:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)


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