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#写真をクリックしてご覧ください。

いやぁ、キヤノンは、とうとう本気でEOS Rシステムを発表しましたね。
以下のコメントは私の想像、いや願望なんですが、まあ四方山話ということで、根拠のないお話にお付き合いください。

私も古い年代だもので、1987年にキヤノンFDシステムからEOSシステムに変わった時は、どうしようかなと思いましたが、まあ、2018年は同じような変革期なんでしょう。約30年間の電子化の流れは、とうとうファインダーの電子化へと向かったわけで、写真もカメラの中で即時レタッチされ処理される時代になっていく。おそらくはレンズの性能もカメラ内レタッチ前提に、レタッチで処理可能なレンズの性能を落として他の部分を高画質化、或いはコストダウンを図っていくのでしょうと勝手な想像をしています。

今回、EOS Rのカメラでデジタルレンズオプチマイザ処理を初期設定から「する」にしていますから、この延長上でなんでもできる時代になってきたのかなと。
#デジタルレンズオプチマイザ:レンズ光学補正で対応できないコマ収差などの各種諸収差をソフト的に補正するキヤノン独自の技術。

RFマウントは、ショートバックフォーカスの採用により光学設計の自由度を高めたそうですが、色々調べて見ると広角系レンズに対するメリットはあるものの、望遠系に関してはそれほどメリットあるとも思えず、報道によるとキヤノンのフランジバックが20mmでニコンの16mmやソニーの18mmに比べても少し長く余裕のあるようなので、ボディ内制振など何かしら将来を見据えて余裕を持たせたのかなぁと感じています。

#バックフォーカス:レンズの一番後ろからセンサーまでの間の長さ
#フランジバック :マウント面からセンサーまでの間の長さ
#フランジバックよりも後ろにレンズの後玉を突き出すことでバックフォーカスを短くできます。

おそらく今回のマウントの肝は、新しい通信システムで、12ピンの電子接点によりレンズとカメラの高速相互通信がじゃないかと。まさにその一つの回答がデュアルセンシングISで、カメラ側のイメージ情報からブレ量を検出してレンズ側のISを制御しています。

#デュアルセンシングIS:カメラのイメージセンサーが捉えた画像情報でレンズ側のISが補正しきれない低周波のブレを検知し、レンズのIS制御にフィードバックしてブレを押さえる。通常4絞り分の制振を5絞り分に拡大する。RF24-105/4 Lなど特定のレンズで作動。

今のところ、膨大なレンズ資産を抱えるEOSシステムを、一眼デジカメをどのようにするのか?私の勝手な想像では、EOSシステムにこの12ピンの電子接点の新通信システムを組み入れてくるのではないかと想像しています。

カタログスペックでしかわかりませんが、一眼レフのメリットもあります。例えば、電池の持ちが全然違う。私でも夜間撮影になると3時間ほどで優に1000枚以上のシャッターを切っています。EOS Rの常温で370枚では、バッテリーグリップを使ったとしても、740枚でちょっと心許ない。

このあたりは当然キヤノンもプロカメラマンも意識していますから、暫くはEOSシステムとEOS Rシステムが共存するのではないかと思います。そして、メーカーとしても出来るだけ開発リソースを分散したくないでしょうし、便利な機能はどんどん共有したいから、EOSシステムにこの12ピンの電子接点の新通信システムを組み入れてくると思うのです。EOSでもカメラ内デジタルレンズオプチマイザ処理ってやりたいですよね。どうでしょうか?

#EOSシステムの8ピンの電子接点をそのままに、接点を追加して12ピンにしているように見えます。電子的な制御はよくわかりませんが、EF-EOS Rマウントアダプターがあるぐらいですから、カメラ側だけ12ピンの電子接点にして、旧来の8ピンのEOSレンズを使えるようにできるのではないかと。勝手な想像です。
#答えは、今後発売されるであろうEOS-1 X MarkIIIまでにあると思います。きっと。

レンズの場合、望遠系などは同じレンズ構成で、EFマウントとRFマウントの2つを作る。20mm鏡胴を伸ばす(短く)するだけなので、2つのマウントシステムを使っていてもそれほどコストアップにならない。マウント径をEOSと同じ54mmにしたのも、このあたりを見据えているのではないでしょうか。

マウントの通信機能が同じならば、カメラ本体も一眼とミラーレス、どちらも同じように開発できる。片方で培った技術をもう片方にフィードバックできる。こうして複数マウントのカメラ事業を効率良く回すつもりではないでしょうか。

#EF-EOS Rマウントアダプターって秀逸ですよね。コントロールリングアダプターは新しい操作性を与えてくれます。ドロップインフィルターは、今までフィルターの取り付けが出来なかった、EF11-24/4 Lなどの前玉が突出していたレンズでも、簡単にフィルターワークを実現できます。

キヤノンのカメラ全体を考えたときに、はっきり言ってKiss Mを筆頭にレンズ交換式カメラの入り口はミラーレスになるはずです。小さくて軽い。APS-Cサイズのイメージセンサーを備えていて、画質もいい。そう考えるとEF-Mマウントは拡大方向ですが、一眼レフというだけでカメラやレンズが大きくなるAPC-Sサイズ限定のEF-Sマウントは縮小化の方向ではないかと思います。一眼レフのEOS Kissをいつまで発売するのか、実は興味津々です。

写真を本格的に趣味にするようになると、例えばLレンズに投資しようかなっていうアマチュアは、EOS Rシステムへと移行するはずで、これからレンズの種類がどんどん増えていくでしょう。その後、飛行機やスポーツ系など一部のコアなアマチュアが「一眼」が必要だとしてEOSシステムへと移っていくのかなと。

世の中ミラーレス市場が拡大する中で、一眼であることに意味を見いだすプロやハイアマチュアがどれだけいるか、飛行機や動物、スポーツなどの動きを撮るニーズがどれだけあるのか。EOSシステムの終焉はここで決まりそうですね。

#電池の性能が良くなり、モニターの省電力が進めば、一瞬にして一眼が廃れるかもしれませんね。

そうそう、EOS Rシステムでひとつ気になっているのが、レンズの距離計、被写体深度目盛りが省略されたこと。デジタルになって被写界深度だとかパンフォーカスとか意味がなくなってきているのはわかりますが、広角系を使うときは結構多用しているので、モニター表示でかまわないので確認できるようにお願いしたいですね。置きピンってテクニックもありますので・・・。


さて、今週の「New Photo」は、冬から夏に季節が急変します。暫く休止していた撮影再開時のものです。