October 06, 2010

残念なお知らせ

なぜか画像が正しくアップロードできない状態が続いています。
1200枚以上を紹介して来たこのブログですが、以降は

http://yamablog.tumblr.com/ 

に引っ越します。過去の記事も徐々にそちらに移行しますが、何分数が多く... 

これに伴って以降動画の紹介はなし、ということで。 

yamabra at 21:11|PermalinkComments(0)

September 25, 2010

Disk No.1278: MARIO ADNET / O Samba Vai

marioマリオ・アヂネーの音楽を聴くたびに、陽光に包まれたリオの美しい風景が浮かんでくる。作・編曲家、そしてパフォーマーとして、現在のリオの音楽家達の中でも最もカリオカらしい粋を感じさせてくれるのが彼の音楽だと思う。リオの伝統的音楽とジャズの語法を踏まえながら、立体的で色彩感に満たされたオーケストレーションと、洒脱で想いの溢れる楽曲こそがマリオ・アヂネーの真骨頂だ。ゲストにジョアン・ドナート、ジョイス・モレーノ、モニカ・サルマーゾそして、シコ、ムイーサ、アントニアのアヂネー・ファミリーが参加。注目は、オープニングのホドリゴ・カンペーロのカバキーニョ、新世代サンバの担い手ペドロ・ミランダの参加、ジョアン・カルヴァカンティとの共作、そしてパウロ・セザール・ピニェイロとの共作が2曲あること。つまり今までの作品に比し、よりサンバを意識している構成に思える。それがマリオ・アヂネー音楽の更なる広がりに繋がっているようだ。(月刊ラティーナ誌、2010年10月号に使用)

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Mario Adnet / O Samba Vai
 
 



yamabra at 21:58|PermalinkComments(0)Brasil | Mario Adnet

September 23, 2010

Disk No.1277: PIERRE ADERNE / Agua Doce

Pierre AdernePierre Aderneの3作目。全編New Yorkでの録音で、あのMadeleine Peryouxとの共演という大きな話題もある。Pierre自身による作詞・作曲の曲と、共作者に曲を託し、作詞のみを担当した曲とがある。共作者として、Edu Krieger、Sueli Costa、Marcio Faraco、Gabriel Moura、そしてWagner Tisoなどがクレジットされてる。実にしっとりした作品なのである。Sentimentalなのである。しみじみとじっくりと染み渡る哀愁に支配されているのだ。詩人としての才能もさらに輝きを増している(対訳が付いてます)。もちろん相方Alexia Bomtempoも参加。ラストにあの"YAMAGATA"を収録。より成熟したPierreの音楽がここにある。UnicloのCMにPierreのクレジットが無いのは何故?

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Agua Doce


 

yamabra at 17:57|PermalinkComments(0)

September 21, 2010

Disk No.1276: CHICO PINHEIRO / There's A Storm Inside

chicoChico Pinheiroの待望のNew Album。GuestにDianne ReevesとBob MintzerというJazz界の大御所を招いて、Sao Pauloと米国で録音された。もちろんJazz色は従来よりさらに濃いのだが、基本的なChico Pinheiroの核は全く変化していない。いかにもChicoらしい都会的で洗練された楽曲と、ますます技巧的に進化を見せる流麗なギター・プレイ、そして格段に進歩した本人の歌(色っぽいカルロス・トシキと言っては怒られますか?)による、ChicoならではのSao Paulo的で洒脱な世界。Paulo Pauleli (b.), Marcelo Mariano (b.), Edu Ribeiro (dr.), Fabio Torres (p.)のサポートもtightで実にカッコ良く、そしていつもながらのLuciana Alvesの歌が、極上の透明感をもたらしている。これも今年のベストの一つ。

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There's a Storm Inside


 

yamabra at 18:50|PermalinkComments(0)Brasil | MPB

September 13, 2010

Disk No.1275: MOSKA / Pouco

moska poucoMoskaの久々のスタジオ録音。この長いインターバル(もちろんこの間Zoombidoのような興味深い活動はあったが)に、自己の音楽を徹底的に見つめ直したのではないだろうか。"Pouco"と"Muito"の2作がリリースされたが、今のところこの"Pouco"だけを聴く事が出来た。これが今までのMoskaとは全く違うのだ。もともとcosmopolitanなpop/rockを指向するMoskaなのだが、本作では彼の声とギターを中心に、Marcos Suzano, Pedro Aznar, Chico Cezar, Maria Gaduなどのminimalなsupportのもとに、SSWとしてナイーブ極まりない音楽を創り上げた。Zelia Duncanとの共作をはじめ、切なく穏やかで、メランコリーな楽曲は、新境地と言えるだろう。Brasilidadeは決して濃くはないけれど、このデリケートなMoskaの新しい音楽に喝采を。

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 Moska (Paulinho Moska) 





yamabra at 21:22|PermalinkComments(0)Brasil | Moska

September 09, 2010

Disk No.1274: SAIGENJI / Another Window

saigenji躍動感あふれる楽曲も、グルーヴに満ちた演奏も、伸びのある歌声も、めくるめくスキャットも、そして思慮深い歌詞も、確かにいつものSaigenjiくんなのだが、何故だろう。どこか以前より優しい。「どうだ優しいだろう」という優しさではない。滲み出て来る様なナチュラルな優しさだ。成熟と言ってしまえばそれまでだし、余裕と言うのもピンと来ない。でも確かに柔らかな波動が感じられる、SaigenjiくんのNew Album。ブラジル音楽を指向する数多くの日本人アーティストの中で、いや日本人以外でも単純にそして純粋に「カッコいい」と言える、数少ない1人。素晴らしいNew Albumです。


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Another Window

動画は本作がらみを発見できず。

yamabra at 21:57|PermalinkComments(0)Japao | Saigenji

September 07, 2010

Disk No.1273: RENATO MOTHA & PATRICIA LOBATO / In Mantra

mantraいよいよ明日リリースです。昨年の来日時に、鎌倉の光明寺で収録された音源によるアルバムで、彼らがMPBとともに取り組んでいるマントラを中心とした作品です。2008年の「サウンズ: 平和のための揺らぎ」に連なるもので、ゲストに沢田穣治(コントラバス)、ヨシダダイキチ(シタール)を配し、想像を遥かに超越した「天上の音」を創り上げています。率直に言って、私はMPBを演奏している彼らの方を支持していました。しかしそんな私の思い込みは、このアルバムで消え失せました。この作品は彼らのキャリアーの中で最も美しいものです。沢田穣治さんのコントラバスが、凄まじく効果的。もうすぐ再来日。楽しみでもうたまらんです。

イン・マントラ
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yamabra at 18:37|PermalinkComments(0)Brasil | Renato Motha

September 05, 2010

Disk No.1272: ROBERTA SA & TRIO MADEIRA BRASIL / Quando O Canto E Reza

robertaRoberta Saと、Trio Madeira Brasil (Ze Paulo Becker, Marcello Goncalbes, Ronaldo do Bandolim)との共演盤と言うだけで、大いに期待をするわけなのだが、さらにRoque Ferreira曲集という、素晴らしい企画なのであります。私正直に言いますと、Roberta Saの前作、あまり好みではありませんでした。「もっと出来る子」だと思っておりました。そこに本作の登場。Trio Madeira Brasilの美しくも複雑なアンサンブルに、どこまでの伸びやかなRoberta Saの歌。そしてこの組み合わせで、Roque FerreiraのBahiaのsambaを歌うというのは、出来過ぎです。でも出来ちゃったんです。こういうの待ってたんです。

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Quando o Canto É Reza




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August 27, 2010

Disk No.1271: SHIGEHARU SASAGO / Onaka-Ippai

sasag日本を代表するブラジル・スタイルのギタリストとして、そして勿論Choro Clubのリーダーとして、長い長〜〜いキャリアを誇る笹子重治先生の、なんと初のソロ・アルバムである。素晴らしい歌手たちの伴奏/共演者としてもキャリアを築き上げてきた笹子さんらしく、本作ではAnn Sally、畠山美由紀、比屋定篤子、エポなどが参加し、笹子さんの伴奏で実に気持ち良さげに歌っている。笹子さんの書く曲は、どこか懐かしく、人肌の温もりが感じられる。作曲者としても唯一無二だと思う。ギタリストとしての本領を垣間見せる2曲も圧倒的で、恐らくご本人は耳にタコであろうが、インストをもっと聴きたいというリスナーも多いに違いない。それはギタリスト笹子重治の魅力のなせる業に他ならない。でも、ご本人自筆のライナーでの「言い訳」で許してあげましょう。

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onaka-ippai

 

yamabra at 21:38|PermalinkComments(0)Japao | Choro/Inst./Jazz

August 24, 2010

Disk No.1270: CELSO SIM & ARTHUR NESTROVSKY / Pra Que Chorar

celsosimこういったDuoの素晴らしいアルバムが、時々出て来るのが実にブラジルらしい。Celso SimというSSWと、Classic Guitar奏者Arthur Nestrovskyのアルバム。Arthur Nestrovskyのoriginalの他、Lupicinio RodoriguesからSchubertまで!その幅広い選曲にまず驚く。包み込むように端正なNestrovskyのviolaoと、メランコリー溢れるCelso Simの歌。Sao Pauloらしいクールな情感で統一された良作。深夜にじっくり聴いて欲しいアルバムです。


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yamabra at 21:12|PermalinkComments(0)Brasil | MPB

August 16, 2010

Disk No.1269: DELIA FISCHER / Presente

delia前作"Antonio"から10年振りの新作。煌めくDelia FischerのpianoとRhodes、simpleで趣味の良いSebastian Notiniのpercussionをベースに、Hemeto Pascoal, Egberto Gismonti, Ricaldo Silveira, Ana Carolinaなどがゲストとして花を添えている。哀愁を秘めたDeliaの儚いvocal、melancholicで、奥行きを感じさせる曲想、そしてJazzyで室内学的なsound、全てが素晴らしい。これ傑作です。





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PRESENTE


 

yamabra at 14:18|PermalinkComments(2)Brasil | Choro/Inst./Jazz

August 07, 2010

Disk No.1268: EUTERPE / Batida Brasileira

EuterpeRoraima州、Boa Vista出身(どこだ?)の女性SSW、Euterpeのアルバム。素朴にcapoeiraで始まるのだが、2曲目はhorn section入りの洗練されたSamba、3曲目はaxe、4曲目はJackson do Pandeiroを主題にと、Roraima州出身だから、と言うことではなく、funkやreggaeも混ぜ込んで、今のブラジルの音そのものの汎ブラジル的方向性。端正な歌声とpopで溌剌としたsoundは、とても魅力的。





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動画発見できず。
MySpaceをご覧下さい。
 

yamabra at 17:32|PermalinkComments(0)Brasil | MPB

August 03, 2010

Disk No.1267: ANDRE ABUJAMRA / Mafaro

Mafaro-Andre-AbujamraAndre Abujamraの2nd albumは、前作をさらに発展進化させた、無国籍Brasilian。afro的であったり、valcan的であったり、brasil的であったり、炸裂するリズムと奇妙な旋律は、本能的な血の滾りを呼び起こす。変態?だってかまわない。本能を呼び覚ますprimitiveな情動に逆らうことは出来ない。確実にぶっ飛びます。






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July 29, 2010

Disk No.1266: THE IPANEMAS / Que Beleza

B003JCTIK4Os IpanemasのNew Album。またもFaroutからのrelease。Original memberで、guitarの名手Necoは亡くなってしまったけれど、彼らの音楽は変わること無く洒脱だ。御大Wilson das Nevesを中心に、Jorge Helder、Ivan Contiなど、ベテランの名手たちによって産み出される緩く、そして大きなgrooveは彼らでなければあり得ない。失礼ないい方だけれど、この爺さんたちの年齢で、これだけの洗練を創造し続けることは驚きですらある。



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Que Beleza



yamabra at 20:20|PermalinkComments(0)Brasil | Samba

July 23, 2010

Disk No.1265: VINICIUS CANTUARIA / Samba Carioca

3298491451815はずさんです。いま最もはずさないartistの1人ではないでしょうか。New YorkとBrasilを行き来する彼の音楽は、最もup  to dateなBrasilian Musicであり続けています。今回もArto Lindsayのproduceに、 Brad Mehldau、Marcos Valle、Joao Donato、Bill Frisell、Paulo Braga、Luiz Alves、Liminha、Dadiという、米伯の面々をbackingに、minimalであることに変化は無いが、今までのcyber bossa的な部分から、より人肌を感じさせる音に脱皮しつつあるようです。

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yamabra at 20:44|PermalinkComments(0)Brasil | Vinicius Cantuaria