009


温泉旅館の座敷に敷かれた布団の上に、四つの桃尻が並んだ――。

壮介はそれぞれの揉み心地、肌触りを味わいながら、順番に突き入れた。

本気汁に次々とコーティングされて、肉棒がトロトロになった。

順番を待つ女性は、指入れオナニーで挿入の準備に余念がなかった。

「壮介くん……お、お尻の穴も、責めてください」

最年少、沙知絵の小ぶりな桃尻を揉みしだき、ペニスを出し入れしていると、そう求めてきた。

「……さ、沙知絵ちゃんたら、そんなこと、オネダリしちゃって」

裕美が驚きを隠すようにそう言って、沙知絵のアナルを覗き込んできた。

「じゃあ、入れるよ」

膣口の際で泡立つ愛液を右手中指の先に塗りたくって、息づく肛門にゆっくりと埋め込んだ。

「あぁ、いやらしい」

裕美の反対側から覗き込んだ美歩が、吐息混じりに声を漏らした。

「あれ、美歩さんと裕美さんは、責められたことないんですか、アナル?」

少し上から目線でそう言った佳純は、二穴指入れのオナニーを始めた。

「私のアナルも責めて」

「私も、入れてほしい」

裕美と美歩が四つん這いになって、仲良く並んだ。

壮介は二人のアナルに指を入れ、馴染ませるように愛撫しながら、そのまま右に左にペニスを移動して出し入れした。

「あッ、あッ、感じる」

気づくと、佳純と沙知絵はシックスナインの体勢になってアナルを舐め合い、指を入れていた。

その信じられないような状況の中で、壮介はふと思った。

いや気づいた。

女性だけの営業所に入ってきた毒にも薬にもならない中年男は、彼女たちにとって、誰にも知られたくない淫らな欲望をさらけ出すのに、ちょうどいい相手だったのだと――つまり自分は、四人のオモチャ、エッチな道具にされているのだと。

「壮介くんは一人しかいないんだから、これからも仲よく、みんなで楽しませてもらおうね」

裕美の言葉を合図に、四人がワラワラと壮介の身体に群がってきた。

自分の身体が自分の身体ではないようだった。

代わるがわる騎乗位で出し入れされ、同時に顔面騎乗でヴァギナを擦りつけられ、左右の指も誰かの膣内に埋められた。

壮介は思っていた――道具でもオモチャでも、こんなに幸せなことはない。

前の会社が倒産して長いこと再就職が決まらなかったときは、本気で死にたいぐらいだったのだから、仕事もセックスも精一杯やるだけだ。

事後、壮介と四人の美女は、一緒に真夜中の露天風呂に足を向けた。

キリッとした冬の夜空に、満天の星と手を伸ばせば届きそうな月。

四人の美女は直前の痴態がウソのように、穏やかな表情をしていた。

「来年もいい年でありますように」――壮介が口にすると、月が笑った。

(了)




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