やまちゃん奮闘記3

海外に2週間以上滞在した国が25か国、合計21年の海外生活が終わりました。ぼちぼち、振り返りながら、日々の話題も綴ります。

2012年11月

尖閣は安保条約の適用範囲ーついに米国が乗り込んで来た!!

日本を助ける為か、中国の暴挙をとりあえず抑える為か、ついに「米上院の11月29日の本会議で、沖縄県・尖閣諸島について、米国による日本防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であることを明記した条項を、2013会計年度(12年10月~13年9月)国防権限法案に追加する修正案」を全会一致で可決した
つまり、尖閣諸島が安保条約の適用範囲であることを上院の判断として明確にしたことになる。
これで、中国はうかつに手を出せなくなる


もっとも、一方で「最終的な尖閣諸島をめぐる領域問題の解決においては、いずれかの国を支援する立場はとらない」と米政府の基本方針を追認する文言も盛り込んだ

アメリカさん、もっと早く、9月中旬のデモ以前に決議をしてほしかったね。(ー_ー)!!
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中国での日本車生産はやはり落ち込む 10月統計 

報道によると、日本の自動車メーカー6社が、10月、中国で生産した車の台数は、日中関係の悪化による販売不振の影響で、トヨタ自動車が年の同じ月に比べて61.1%減少したのを始め、日産自動車が44%、ホンダが54.2%、スズキが32.6%、マツダが27.6%、三菱自動車工業が84.6%といずれも大きく減少した。その結果、6社合わせた中国での生産台数は15万386台と、去年の同じ月より48.9%減少しました去年の同じ月に比べて48.9%減少したと。

また、日本から中国への輸出もマツダがゼロとなったほか、トヨタが91%、日産が75%減少するなど、国内での生産にも影響が広がっているようですね。
全体としても影響が大きいですね

一方、最近、南京の街では日本車が急に増えたように見受けられる。また、最近に見かける路上駐車の車を数えてみると、約2-3割は日本車です。
9月の尖閣問題デモで日本車が破壊された報道があり、日本車の運転を控えていて、ほとぼりが冷めたこの頃、やっと隠していた車を引っ張り出してきたのだろう。

こんな中、広州モーターショウで各社力を入れ、販売を計っている。日系各社が中国市場を手放したくない背景には、中国市場は勢いが鈍化してきたとは言え、まだまだ伸びる傾向にあるからでしょう。
しかし、本当の意味での回復はまだまだ時間がかかるだろうと思われる。

この冬1番の寒さー>霧で道路閉鎖 南京

36a141f3.jpg南京もこの冬一番の冷え込みで、長江一体で霧が発生し、空港は閉鎖、長江第2大橋の高速道路も閉鎖となった。
オランダから来た同僚たちは、金陵飯店から川向こうの訪問先会社に向かうに当たり、ホテルの車を利用したが、運転手は事情を知らなく、長江二橋高速道路閉鎖に巻き込まれてしまった。
車に挟まれ、身動きが取れなく、おかげで開通するまで待たされ、通常なら1時間で着くところが、4時間もかかったと、大いにぼやいていた。
我々は長江大橋のルートを選んだので、ノロノロ運転であったが、閉鎖は避けれた。少しの遅れで済んだ。
これからの冬場はこのようなことがよくあるので、要注意だ。

最高倍率 約1万倍 ー 中国国家公務員試験始まる

北京では-2℃と言う寒さの中、中国国家公務員試験(国考)が始まった。
10月24日で申込みが閉め切れられたが、応募者は150万人に達し、そのうち、138万3千人が受験資格の審査を経て確認されたと。

募集職務数:1万2771件
当該職務の採用予定者数:2万830人
平均倍率(応募者=1526000/採用予定=20830):73.3倍
中でも、統計局のある部署の採用予定が1人に対して、受験希望が9740人もあった。驚きですね。

今後の予定は以下の通りと:
11月25日:公共科目筆記試験
(9:00~11:00 行政職業能力測定試験、14:00~16:30 小論文)

【2013年】1月上旬:筆記試験成績確認
     2月下旬:面接

中国国際放送(CRI)では、なぜこれほどまで人気なのか、背景を詳しく日本語で解説している。
国際比較までなされており、興味深い。
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ここまで報道するかね? 重慶市北碚区トップ罷免

重慶市北碚区トップ罷免の件ですが、愛人といかがわしい行為に及んでいたとして、中国のネット「微博」上に映像が流され、重慶市紀律委員会が事実関係の確認を進めた結果、映像中の人物が雷書記であると断定、23日に雷書記の職務を解任して取り調べを実施することを決定したと報じられている。
SINA新聞中心のサイトを覗いてみると、テレビの報道録画を見ることができる。
そこには 微博ネット上の映像が一部ぼやかされてはいるが、映像の一部がそのまま報道されている。
日本の報道ではありえないが、中国ではあり得るのですね!!

習近平総書記は、党中央政治局の集団学習会を開き「物が腐れば虫がわく」と指摘。「腐敗問題が深刻になれば、最終的に党や国が滅ぶ」と述べ、腐敗問題の解決に全力を挙げる考えを強調したが、これも、その流れの一つ?

重慶市書記を解任された薄熙来事件、その後任として、席に着いたのは温州の高速鉄道事故処理批判も浴びた張徳江(現、中央政治局常務委員)、その後任としては孫政才・前吉林省党委書記が決まっているが、重慶市を絡んでは、裏でいろいろ何かがあるのだろうか?

日本車販売,中国政府役人が使わない限り---無理?

広州でモーターショーが開かれおり、中国市場シェアの回復を狙い、日本勢は多数の新モデルを出品しており、攻勢に出ている。
中国での販売見通しがようやく好転しつつあるとのレポートもある。果たしてそうであろうか? 10月に尖閣問題で大幅に落ち込んだ、またシェアーは尖閣諸島問題が発生する前の今年1-8月、日本車の市場シェアは19%となっていたが、9月はこれが12.2%に大幅低下した。11月も回復してなく、マツダ日産とも減少の見込みだ。 2013年3月期(今期)の予想純利益に占める中国比率が最も高いのは日産の25%。トヨタは21%、ホンダは16%だ。中国で強いほど、販売減少は影響が大きい。

日中関係の悪化に配慮した、例えば、「反日デモで破壊被害を受けた場合に全額補償する等」の販売促進策も数々提案されているが、本当に誰が日本車を購入するだろうか?
中国において、よほどのメリットがない限り、誰が日本車を購入するであろうか?
例えば、中国政府の役人が日本車を乗り回し、安全が確保できなければ、無理ではないか?
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隠居する、私のこと忘れて…温家宝の真意は?

温首相は、今月北京で開かれた第18回共産党大会で最高指導部の政治局常務委員を引退して一党員となった。来年3月に首相からも退く見通しだが、訪問先のバンコクで20日に開いた現地華僑団体との会合で「多くのことをやり残し、良い対処ができなかったことがたくさんある」と話した。そのうえで「(引退後は)静かに暮らしたい」、「私のことは忘れてほしいが、私は永遠に祖国と人民のことを忘れない」と述べた。と報道されている。

さらに、春秋戦国時代の楚の詩人、屈原の「真理の追求のためなら何度死んでも悔いはない」「自分の潔白のためなら、たとえ死んでも誠実であり正直でいる」との句を引用した。
楚王への再三の意見が受け入れられず、失意の中で自殺した「愛国の詩人」の詩を借り、間接的に、米紙ニューヨーク・タイムズが10月下旬に一族の巨額蓄財疑惑を報道したことを念頭に、自身は潔白であり、引退しても事実を訴えていく姿勢を強調したものとみられる

対中投資の大幅減 今後は?

日本の対中投資が反日デモの影響で10月に32%減と急ブレーキの報道がなされている。
中国商務省が20日発表した10月単月の日本から中国への直接投資額(実行ベース)が前年同月比32.4%減少したことが分かった。1~10月の累計は前年同期比10.9%増の60億8千万ドル(約4860億円)で、1~9月の同17.0%増から伸び率が鈍化したと。9月半ばに本格化した尖閣諸島を巡る反日デモで多くの日系企業が襲撃されたこともあり、対中投資に急ブレーキがかかったと。

尖閣問題だけではないと思われる。労働力コストについては、2010年以降、台湾系、日系を中心とした外資企業で賃上げストライキが多発している。この賃上げストライキにより、一部の企業は最低賃金を20%~30%引き上げるなどのコストアップを迫られた。南京の各社にも、市政府から今年はXX%給料を上げよと指導がくる。

2008年1月1日から、外資企業への税制優遇政策を廃止。外資企業と国内企業に対して、一律に企業所得税を25%にすることを実施した。労働者の賃上げに加えて課税率のアップは、外資企業への負担が一気に増加したと言えるだろう。
近年の土地価格の高騰や深刻な環境汚染問題も対中直接投資に影響している。
追い打ちをかけるように、今回の尖閣問題での反日デモにみられた数々の日本企業襲撃、日本車の破壊、ボイコットなどプラス要因はまったくない。

しかしながら、中国から撤退して、他国へ移る検討もなされているようだが、撤退にかかる費用法律問題マーケット論など簡単にはいかない。
このような動きは日本だけではなく、欧米諸国の企業にもすでに表れている
中国としても、このような動きを放っておくわけにはいかないだろうが、いろいろ評論もあるが、果たして経済成長を保つ為に、どんな対策を打ってくるだろうか?

中国報道官の素顔

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中国の外交部の報道官です。左から姜瑜(Jiang Yu)報道官=4月に退任。洪磊(Hóng Lěi)報道官
新規に登場した華春瑩(Huá chūn yíng)副報道局長で、習近平総書記体制発足のタイミングに合わせた登場は「新鮮さ」を打ち出す狙いがありそうです。
見ての様に、ソフトの報道を期待したいですね。
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中国新幹線トイレ事情

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最近、南京ー上海間を往復することがよくある。新幹線(沪宁高铁)で1時間半前後です。
気になるトイレ事情ですが、大きい方はほとんど足したことがないが、小さい方はよくある。
上記写真左2枚は)1等でのトイレ、写真右は2等でのトイレ写真です。これらは西洋式ですが、膝を折りたたむ旧式もある。
1等は2等に比べ、ゆったりとしており、赤ちゃんのおむつを取り替える折り畳み式棚がついてます。
特に注目すべきは、いずれも西洋式便器台座に敷く紙カバーが用意されていることです。飛行機並ですね。

街の公衆トイレでは未だ旧式の膝を折り曲げるタイプのみであり、水洗は珍しい状態です。これと比べると雲泥の差ですね。
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やまちゃん

1970年代初頭から、色々な国を仕事と遊びで飛び回っていた、ENGINEERです。

上記写真は某小国のオープンテニス大会のダブルスで、優勝した折にもらった盾とカップ

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