たんぽぽ舎です。【TMM:No3377

2018年5月31日()地震と原発事故情報-

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.原子力規制委員会は東電による日本原電への資金支援を認めるな!

   トリチウム水(汚染水)を海に流すな!

    5月30()雨の中、規制庁前で抗議行動!抗議文を提出

    原子力規制委員会傍聴報告       沼倉 潤 (たんぽぽ舎)

★2.<東電強制起訴>学者「津波1315m想定すべきだった」…ほか

    メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★3.桜井柏崎市長、苦慮の中立-両陣営に支持者、対応難しく…

    メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                  金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★4.探査機「インサイト」が火星で地震計

    警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その249

                   島村英紀(地球物理学者)

★5.新聞より2つ

  ◆「不安 なぜ認めぬ」飯舘住民 東電へ怒りの声

   賠償増額協議打ち切り    (5月31日東京新聞朝刊26面より抜粋)

  ◆再生エネ技術こそ輸出を

   日立製作所による英国への原発輸出計画に反対

   英国の地元住民団体に聞く  (5月31日東京新聞朝刊1面より)

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6/2()山崎ゼミにご参加を!

 

 東京に一番近い今年40年になる老朽・被災「東海第二原発」の再稼働、

 20年運転延長申請をしている日本原電

  東海村の他の施設も含め問題山積みの最新情報をお届けする!

 

  お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:6月2日()14時より17時 開場は13:30

  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円(資料代含)

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6/6()2つの抗議行動にご参加を!

 

1.九州電力東京支社抗議行動 九州電力は玄海原発をただちに止めよ!

  燃料棒破損の川内原発うごかすな!

 

 日 時:6月6日()17:30より18:15

 場 所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅前すぐ)

 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

 

2.「第57回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:6月6日()18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体

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┗■1.原子力規制委員会は東電による日本原電への資金支援を認めるな!

 |  トリチウム水(汚染水)を海に流すな!

  |  5月30()雨の中、規制庁前で抗議行動!抗議文を提出

 |   原子力規制委員会傍聴報告

 └──── 沼倉 潤 (たんぽぽ舎)

 

◎ 5月21日に結成された「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」は、他の

市民団体の仲間たちと共に、雨の中、抗議行動と傍聴を行い、抗議文を規制委員

会に提出した。以下は傍聴報告です。

 

◎原子力規制委員会は30日、東京電力福島第一原発の廃炉作業の現状などについ

て、東電の小早川智明社長と意見交換した。

 再稼働審査が進む日本原電・東海第二原発の巨額の安全対策費を巡り、東電が

資金支援する意向を示しており、規制委は支援の条件などを確認する考え。

 

 東電福島第一原発では、汚染水の浄化処理後に残る放射性物質トリチウムを含

む水の扱いが課題となっている。

 更田委員長は、汚染水という言葉を否定し、「処理済水」と強調。東電に対し

て「どこが責任を持つのか」問い質した。

 処理方針の決定について、小早川社長は「風評被害の事もあるので、国の小委

員会の結論を踏まえ、適切に対応する」と回答。

 これに対し、更田委員長は「決定を国に委ねる東電の姿勢には問題がある」と

批判したが、一方で、「処理済水(トリチウム水)は、希薄すれば影響はなく海

に流すのが現実的判断」とし、廃炉作業の責任主体は東電、判断を国に委ねず、

速やかに具体策を明らかにするよう東電に迫った。

 

◎東海第二原発の再稼働について、規制委は、原電の経理的基礎についても審査

の対象にしているが、この日は、東電の資金支援について、質問が行われた。

 

【規制委員会からの質問】

()(国の莫大な資金を出資している)東電が、他社を支援することが許されるの

か、社会に対して説明責任がある。

()東電が(東海第二が再稼働することによって)日本原電より電源調達する理由

のメリット、デミリットが説明されていない。

()柏崎刈羽原発の再稼働や、廃炉作業に影響はないのか。など。

 

 小早川社長は、()廃炉作業の為にも電気事業者として低廉で安定的な電源を

確保することが必要。()メリット、デミリットは競争上の理由で言えない。

() 廃炉、賠償は、積立金制度でしっかりやっている。などと答弁。

 

◎又、原電への支援は、取締役会には報告しているが、議決はまだされていない。

手続き上、「安全対策工事や、再稼働がいつからできるのか」見通しが示された

時となるが、我々の判断で、受電できることが確認できた段階で議決すると答弁。

 福島県民のため、復興のため東電は電気事業者としての責務を果たしていると

強調する小早川社長の答弁は、一方で飯舘村村民の賠償を求めた和解案を拒否し

たことからも、二枚舌の答弁と言える。

 この日の規制委員会の意見交換は、タヌキと狐の騙し合い。責任のなすり合い

に終始した茶番劇だった。

 

≪抗議文提出団体≫

とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動

原子力民間規制委員会・東京

 

 

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┗■2.<東電強制起訴>学者「津波1315m想定すべきだった」…ほか

 |   メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

 

1.<東電強制起訴>学者「津波1315m想定すべきだった」

  5/30()22:02配信「毎日新聞」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00000117-mai-soci

 

 

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┗■3.桜井柏崎市長、苦慮の中立-両陣営に支持者、対応難しく…

 |   メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 

 ◆桜井柏崎市長、苦慮の中立-両陣営に支持者、対応難しく

 

 「原発政策の詳細が分からない。今のところ、どちらかを全面的に支援するこ

とは考えていない」。29日、桜井市長は新潟日報社の取材に対し、強調した。

 県内20市のうち17の市長が花角氏の支持を打ち出し、市長有志が勝手連的な活

動を進める。刈羽村の品田村長も加わる県町村会は全会一致で花角氏の推薦を決

めた。

 ただ池田氏も市町村長へのあいさつ回りを重ねており、桜井市長は中立的な対

応をしている。

 背景には、桜井市長が2016年の市長選で与野党や各団体から幅広く支援を受け

た経緯がある。市長就任後も「(原発への賛否を巡り)対立を繰り返してきた歴

史に終止符を打ちたい」と融和を唱えている。

               (5月31日「新潟日報」より抜粋)

 

 

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┗■4.探査機「インサイト」が火星で地震計

  |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その249

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 

◎ さる5月5日、米国航空宇宙局(NASA)は火星探査機「インサイト」の

打ち上げに成功した。

 米国の西海岸から惑星に向かう探査機が打ち上げられたのは初めてで、ロケッ

トが飛んでいくのが早朝のロサンゼルスからよく見えた。

 この探査機の主な任務は地震計だ。このほかにも、穴を数メートル掘って火星

の中から出ている熱流量を測る。

 

◎ いままで火星や金星などの惑星に探査機が着陸したが、それらは大気や気象

を観測するなど、地表での調査に限られていた。

 地震計は、その惑星に地震が起きているのかどうかを調べることができる。そ

れだけではなく、熱流量とともに、惑星の内部がどうなっているかの手がかりも

得られる。

 

◎ 地球外に地震計を持ち込んだのは2番目だ。最初は月に持ち込んだ。1969

に地震計を設置して、約9年の間、地震計を稼働させた。

 この地震計は、いままで地球で捉えられたことがない地震をいくつも記録して、

月の内部構造についての多くの知見を集めた。

 いちばん不思議だったのは、表面から8001100キロという深いところで地震が

起きていたことだ。この地震は約3100回も記録された。

 深さがせいぜい700キロあまりの地球で起きる地震よりずっと深い。これは月の

半径の半分もあるところだ。月の4倍も大きな地球では、いちばん深い地震でも

半径の8分の1ほどだから、ずっと大きい。

  その地震は地球や太陽の引力による月内部のゆがみが原因で起きていた。地震

の大きさはマグニチュード()2程度、大きな地震ではない。

 月にはプレートがない。それゆえ地球で起きるようなプレートがらみではない

地震が起きていた。

 月の地震計は、このほかに、月面に隕石が衝突した「地震」も記録された。こ

れらの隕石は9年間の観測中に500グラムから大きなものは50キログラムだった。

 

◎ 月全体が揺れ動く不思議な振動がある。「秤動」(ひょうどう)と呼ばれる

もので、3メートルの揺れ幅で3年という長い周期で振動を続けている。

 これは12世紀頃に月面に激突した特大級の隕石が起こしたものがいまだに続い

ていると考えられている。

 

◎ さて、火星に設置される地震計はなにを記録するのだろう。地球のようなプ

レートがあって、地球で起きるような地震を記録するのだろうか。それとも、月

のように、地球にはない地震を記録するのだろうか。

 火星の気圧は地球の130分の1にすぎないが、月と違って大気がある火星は隕石

が大気中で燃え尽きる可能性が大きい。

 他方で月の10倍もの質量があるので、隕石を引きつける引力も強く、隕石が落

ちてくる確率も高い。

 月での9年の間に隕石の落下は約180回だったが、火星ではどうなのだろう。

 将来、もし人類が居住することになれば、隕石の落下はもちろん危険なものだ。

今回の地震計のデータ、つまり落下の頻度や大きさは大事なデータになる。

 

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より5月25日の記事)

 

 

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┗■5.新聞より2つ

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 ◆「不安 なぜ認めぬ」飯舘住民 東電へ怒りの声

  賠償増額協議打ち切り

 

 東京電力福島第一原発事故で、避難生活を強いられた福島県飯舘村の住民たち

による裁判外紛争解決手続き(ADR)が打ち切られ、申し立てた住民は、和解案

を拒否し続けた東電へ怒りの声を上げた。

 「代々150年、農業してきた土地を奪われ、言い表せないつらさがあった。その

上、被ばくの不安もある。なんで認めてくれねえのか」。福島市に家族と一緒に

避難を続けている鴫原(しぎはら)喜市さん(69)30日、都内で会見し、生まれ育

った村への思いを切々と語った。(後略) (5月31日東京新聞朝刊26面より抜粋)

 

 

 ◆再生エネ技術こそ輸出を

  日立製作所による英国への原発輸出計画に反対

  英国の地元住民団体に聞く

 

 日立製作所による英国への原発輸出計画に反対するため来日した地元住民団体

メンバーが本紙のインタビューに応じた。

 教師のリンダ・ロジャーズさんは「原発は島の環境を汚染する心配がある上、

再生可能エネルギーに対して価格競争力を失っており英国民の重荷になる」と指

摘。??

 「日本政府と日立は風力など英国の未来につながる技術を輸出してほしい」と

訴えた。

 日立が原発を計画するのは英中西部・ウェールズのアングルシー島。紀元前の

石の遺跡が有名な保養地で、観光業や酪農が主な産業だ。

 ロジャーズさんは「使用済み核燃料が敷地内に長期保管され、農業や観光への

影響が心配される」と主張。事故発生時の避難態勢にも「島と本土を隔てる海峡

には橋が2本架かっているだけ。渋滞で大混乱に陥る」と懸念を表明した。

  (中略)

 住民団体は「PAWB」で、この原発計画が浮上していた1988年に設立。メン

バー3人が5月下旬に来日し、経済産業省などを訪れ原発輸出を公的資金で支援

しないよう求めた。  (5月31日東京新聞朝刊1面より抜粋)

 詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201805/CK2018053102000154.html

 

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