2017年01月23日

IMG_4177現地時間で1月20日にトランプ大統領が就任されましたが、1月22日に日刊工業新聞さんより電話インタービューを受け、1月23日の記事にその要約が記事になりました。

中小企業経営者の声ということだそうです。
紙幅が限られており要約され、また紙面になるということで、言えないこともあったのですが、ここで捕捉させてもらおうと思います。












IMG_4176これだけの文字数ですが、記者は良くまとめてくれました。









今回トランプ大統領で良かったと思うのはTPP離脱を公約通りトランプ氏が決めたことです。日本政府は対中国脅威を言い立ててTPP参加を国会決議しましたが、私はTPPには国民にとってそれ以前の問題があると考えます。一つはよく言われる食料の安全保障です。農協の既得権益を打破しなければならない、ということが言われますが、ほとんど国は自国の胃袋を他国に掴まれないために補助金を出しても自国の農業を保護しているというのが私の認識です。そんなことになったら、輸入相手国の言いなりにならざるを得ないからです。

 さらに、恐ろしいのは医療の面です。先日取引先のグローバル企業の副社長が見えてお話し下さったことに、メキシコでの駐在者の方ががプライベートでアメリカへ行き、事故を起こして骨折し数日間入院となり手術した、その請求額は日本円で1000万円に上った、というものがありました。会社が掛けている保険は500万円までしか出ないので、後の500万円をどうしよう、プライベートだからと言って見捨ててよいのか、という議論がご社内であったそうです。当社も海外出張は多い会社ですから、早速総務に指示していま会社が出張者に掛けている保険が適切か確認してもらっていますが、これがオバマ前大統領が成果と誇ったオバマケアの実態です。医療という、人命に直結する産業を民営化してしまえば、ニーズは決してなくなることは無いので、費用が跳ね上がるのは当然です。そしてそのカバーのために民間で保険を掛ける、というのがオバマケアです。

 なんでこんなことを述べるとか言えば、TPPには薬価の決定も参加国で行うという内容があると聞くからです。自国で人命に直結する薬価が決められない、これは恐るべきことです。クリントン候補もTPP離脱を言っていましたが、中国と抜き差しならない関係を持ち、グローバリストのクリントン氏は「これではまだまだ甘い」という意味でのTPP否定だった様です。クリントン大統領が誕生していたらと思うと、空恐ろしい気がします。もしかすると、日本政府はクリントン大統領誕生必至とみて、さらに厳しいことを言われる前に先回りしてTPPを国会決議したのかも知れませんね。

日本をアメリカを同一視して、アメリカ大統領の意向で日本のことが全て決まるとは思いません。その意味で、トランプ大統領でよかったというのは、相対的な話でしかなく日本政府は相手が誰が大統領になろうと自主自立の精神で国益を追求すべきです。

 言いたいのは、今回の大統領選一つ見ても、我々の生活に影響するのです。時事には関心を持って勉強し観察し、時には声を上げることも必要だということです。

                                



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2016年10月22日

前回の、私が実行委員長となっている全機工連東京大会についての記事に関わり、その中でメインイベントをお引き受けくださったお三方について、思うところを述べたいと思います。

昨今の日本は、チャレンジスピリットを失ってしまっています。理由は複合的に存在するのでしょうが、一番大きなものは20年に及ぶデフレ不況の心理的影響ではないでしょうか。

企業はリスクを取りたがらず、学生の就職先で人気なのは公務員です。どこもかしこも安定志向ですが、前回申し上げたように、これでは日本社会はじりじりとダメになった行くことは必至です。

無論、一概にそうとは言えず、リスクをはねのけて新たな挑戦を成功させている方々も少なからずおられます。今回パネルディスカッションをお願いしたお三方もそうです。

下町ボブスレー・江戸っ子一号・コマ大戦と、それぞれの挑戦は異なりますし、メディアで相当取り上げられているので、その内容に触れることは避け、私が述べたいのはこの3人の共通点です。

この3人が出てきた背景というのは、上述した長引くデフレ不況と経済のグローバル化とIT革命と言われてきた情報化の進展があります。彼らと話をしてきて気が付いたのは、それらが合わさり生みだされた巨大な世の中の潮流から、大きく距離を置いて彼らは立っているのではないか、ということです。

なぜ、そう感じるかと言えば、この世界的潮流のスローガンを私はウィナー・テイクス・オールととらえているからです。その一番の典型例が アマゾンドットコムになるでしょうか。

彼らの志が高いのは、前回も述べました。暮らす地域のため・身を置く業界のため・苦しむ中小製造業のため・如いては日本の製造業のため社会のために彼らは挑戦しています。その姿勢が、まがい物ではないことは、取り組み方がギブ&テイクを通り越してギブ&ギブになっているということで明らかです。世の流行のウィナー・テイクス・オールの真逆ではありませんか。彼らはそれぞれが中小企業グループのリーダーとして活躍していますが、高い志が伝わるから、皆が付いてくるのだと確信しています。

多少デフォルメして言えば「国のことより世界を思え」というのが、我々の受けてきた教育でありましょう。その価値観の下に進んだグローバル化が、ウィナー・テイクス・オールという、自分たちを育んだ商店街すら破壊するような自分一番主義を生み、地域を大切に思う彼らのギブ&ギブの挑戦に人が付いてくる、なんだかパラドックスを感じます。結局は、、顔を合わす人々を大切にする足元重視の社会の方が、大上段から世界の理想をかざして我々を誘導する社会より、はるかにあたたかくて暮らし易いということなのでしょう。

世界を一体化する勢いの経済や金融のグローバル化が混乱や戦争を招き限界を見せている今、彼らは出るべくして出てきたのかも知れません。そういった、大きな視点から見れば、彼らもまだまだ萌芽でしょう。しかしウィナー・テイクス・オールで荒廃してしまった社会を、明るい未来に導くために、決して枯らしてはいけない大切で貴重な芽だと思うのです。そういう気持ちで今後も彼らを、私なりにできる限りで応援していきたいと思うのです。

今回の実行委員長は大変な重責ですが、彼らをよく知ったことは、私にとり例え様な無いほど大きな収穫でした。ご縁に深く感謝します。





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2016年10月21日

山田マシンツールはメーカーであると同時に、祖業である機械工具商であるのですが、機械工具商の組合の全国大会が来週10月26日、新橋の第一ホテルに於いて開催されます。

そして、なんとその実行委員長には私が任命されています。

機械工具商を取り巻く環境は厳しいものがあります。
お客様である大手製造業が、雪崩を打って海外に工場を移転している上に、
インターネット通販に商圏を侵食されているためです。

なんとなく下向きな業界の雰囲気を、この企画で少しでも未来志向で明るいものにできれば、ということが大役を仰せつかった私の思いでありました。

リーマンショックに東日本大震災など、わが業界も突然の大きなショックにたびたび見舞われているので、リスクを恐れてガードを固くする気持ちはわかります。もしかすると、ガードしているうちに、競争相手がいなくなって残存者利益が得られるという、消極的な期待があるのかもしれません。
しかし、もともと高齢化少子化で縮小していく日本のマーケットです。シュンペーターの唱えるように、イノベーションを起こさなければ、じり貧となっていくに違いありません。

挑戦できる力のあるうちに、勇気をもって新たな挑戦をしなければ、そのうちに消えてなくことは必至です。
そこで、大会テーマは「挑戦する勇気」とさせてもらいました。14671215_1152705048152626_937521421448992932_n


写真は、大会委員の株式会社協育の井田社長様が書いてくださった題字で、これを会場に貼ります。






幸いなことに、多少面識もあった、新たな挑戦をモノにして著名な中小企業経営者の方々が、メイン企画のパネルディスカッションにご登壇いただけることになりました。

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深海探査機「江戸っ子一号」や、その他もろもろのユニークな取り組みで有名な株式会社浜野製作所の浜野慶一社長様








12743585_974710912618708_8984335026220102751_nコマ大戦を主宰する株式会社ミナロの緑川賢司社長様










12742650_974780689278397_5516817967952500093_nジャマイカチームに採用され、話題沸騰の下町ボブスレーの株式会社マテリアル細貝淳一社長様








そしてコーディネーターは、政策研究大学院大学・名誉教諭の橋本久義先生12801603_986165494806583_4244401138281806644_n












幸運にも、そうそうたる顔ぶれが揃いました。このたびは役得で、私も彼らとの交流を通じ勉強になったし、大きな刺激を受けました。彼らは本当にすごい。このような中小企業の集まりを引っ張るという立場の方は、過去は自分への利益誘導が見え見えでしたけど、彼らは本当に日本社会や製造業のために活動するという高い志を持っており、とてもさわやかです。

業界の主だったメンバーは無論、行政や工業会・組合などの関連団体からもご来賓が見えますが、
今週になって、世耕経済産業大臣からご祝辞をいただけることになり、また前総務大臣の新藤先生もお見えになりご挨拶いただけることになりました。



その上今日になって、細貝さんのご厚意で海外に出払って日本にたった一台しかないという、下町ボブスレーをお借りできることになりました。これは当初から諦めていたので、本当にうれしい!!
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委員の皆さんや事務局も、力を尽くしてくれています。
多くのメーカーさんからのスポンサーにご協力いただきました。
感謝!感謝!です。
これは、是が非でも成功させなければなりません。
開催まであと5日、緊張とプレッシャーが大きいのですが、跳ね返して必ずや成功させます!




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