目が覚めたら人が消えていた目が覚めたら人が消えていた

2007年01月09日

目が覚めたら人が消えていた

 建物と建物の隙間に病院の看板が見えてくる。
 サイレンの音が次第にに大きくなる、放置された車をぬうように加速していく。
事故を起こしても処置出来る医者が残っているかもわからないのに、どうかしていると思う。
 でも、その時は冷静に考えている暇なんて無かったんだ、もしかしたら俺以外にも残された人がいるかもしれないのだから。 
 減速をほとんどしないまま、左折をして病院の駐車場に入る。
 けたたましく、サイレンを轟かせる救急車が視界に入る。 ほんの数メートル前方に。
 慌ててブレーキを踏み込んでも間に合わず、右にハンドルを切る、タイヤが悲鳴を上げる、車道と駐車スペースを区切る三角コーンを巻き込み、駐車してあった車の運転席に突っ込んだ。
 震える手で額の汗を拭い、体を点検する。
幸いなことに、大した怪我もなく無事だ。


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