【日 程】2016年02月11日(木)
【山 域】弁慶山地
【山 名】高丈山(422m)
【天 候】曇
【メンバ】単独
【コース】田沢川ダムから山頂往復
(概 略)
駐車場(9:30)---(11:30)高丈山(12:03)---(13:02)駐車場
前夜に農業関連の会合があり、大激論を交わしながら酒を飲んだら、どのように帰宅したのか全く記憶がない。布団の中であれこれ考えていると、家人は無言で休日出勤して行った…
何とか起き出し体調も良くないのでウダウダしていたが、こんな日は気晴らしに山に行くしかないのだ。
一番高い山が高丈山(田沢辺りからの眺め)
気が変わらないうちに準備をしてコンビニ経由で出発、行き先は以前から気になっていた高丈山だ。
旧平田町の坂本地区と小林地区に挟まれた山域があり、坂本地区には山形県が整備した田沢川ダムがある。ここへは冬期でもダムの管理棟までは除雪されており車で入れるのだ。
地形図を眺めているとダムの上を歩いて渡り、尾根に取り付くとそのまま尾根なりに380ピークまで登り上げ、大きく右に進路を変えて進むと高丈山まで辿り着けると践んだのだ。
ダムに到着する前から軽乗用車が一台先に進んでいく。村人だろうかと思ったがダムまで一緒だった。準備をしていると双眼鏡を持ってあちこちウロウロしていた。何かいるんだろうかと気になったが、直に帰って行った。よく判らない…
久しぶりの雪山遊び、前夜の酒が効いてぼおっとしていたのだろう、何か忘れた気がしていたのだが、やっぱり地図とめがねを忘れた。困ったものである。
それでも何とかなるさと出発する。(ホントはだめよ)
雪の積もったダムの上を端に寄らずに恐る恐る歩く。高所恐怖症の身には辛いが、なるべく下を見ずに我慢する。すぐにダムの展望台に上がり急傾斜の雪面に取り付くが、雪が深くて難儀する。情けないことにすぐに息が上がった。
それでも何とか尾根に乗りゆっくりと進む。あまり陽が当たらないのか雪は柔らかくて全然締まっていない。試しにストックを差し込むと簡単に地面に当たった。積雪深1mくらいかな。
尾根登り
スノーシューでもこんな感じ
ズボズボと…
和洋どっちにするか直前まで悩んだのだが、この日は洋物を選択、それでも膝下まで沈む、深いところは股下だ。急斜面では一際難儀するが、これでも和物よりは沈まないのだろうと諦めて、ゆっくり一歩ずつ歩を進めた。
いくら里山でも一応雪山登山、こんな感じの山行なんて何年振りだろうか、体力、気力、山勘、全て退化した身にとっては、何をしても不安感が付きまとう。標高差300m程の登りなんてと思う反面、本当に登れるのだろうかと言う不安とが常に交差し、段々気力が萎えてくる。
この日は気温が高くなりそうで、登山中にも雪が腐っていくのが体感できた。つまり雪が重くなるのだが、結構辛くなり頻繁に立ち止まり息を整える。時折アップダウンを繰り返し、もうすぐ380ピークに手の届く所まで来たかと思ったが、何としたことだろう、壁が待ち構えていた。
結構急でしょう…(汗)
どう登ろうかと下で作戦を練ること暫し、直登しようと試みたが敢えなく敗退、足が短くて一歩が出ない。仕方なしに片側が切れ落ちた尾根のようなリッジに取り付く。があまりに寄りすぎたのかクラックが見えた。すぐに回れ右して戻る。くわばらくわばら…
もう少し緩むと、こっち側は雪崩の巣となるんだろうな…
それでも何とか登り切り、斜度が緩んだら右に大きく進路を変える。すると樹間からやっと目指す高丈山のピークが姿を現した。でもまだまだ遠く感じ意気消沈、ザックを下ろし暫く休む事にした。
目指す山頂方面、まだまだ遠い…
標高が400m近くになったら明らかに雪質が変わり、足も軽くなったが沈む深さも増した気がする。途中方角がわからなくなり右往左往するが、ウサギの足跡に導かれて進むとまたまた登り斜面が現れた。
杉林と雑木林がきれいに別れた斜面のどちらを登ろうか、見た目が楽そうな雑木林に向かったが、雪が全然締まってなく潜ることこの上ない。諦めて杉林に向かうと、ウサギの足跡がまっすぐ上を目指していた。
これも実に不思議なことだが足跡を辿ると案外沈まず、外すと潜るのだ。動物というのは不思議な能力があるもんだと妙に感心する。暫く登ったら傾斜が緩み、だんだんピークに近づいているのが判る。
もうこれ以上高い所がない場所が頂上だろう。やっと辿り着いた場所は思いの外狭い。麓からちょうど2時間掛かった。踏み固めてザックを下ろして万歳三唱、この頃には雲が切れ展望も良好だ。やはり鳥海山の姿が一際目立つのだ。
胎蔵山の南斜面もきれいに望めた。
時間もちょうど昼時、テルモスからお湯を出し、カップ麺とおにぎりの昼食を食べながら弁慶山地南部の眺望を楽しむ。その後暫しの撮影タイムを楽しんだ。

狭い山頂、この下に二等三角点が隠れているらしい
定番の昼食(笑)
見晴らしは良いが枝が邪魔する
胎蔵山の南斜面
迫力の鳥海山、でも少し雲が…(悲)
下界から昼のチャイムが聞こえてきたので下山することにした。本当は欲張って辺りを徘徊したかったのだが気が変わった。何となく悪いことが起こりそうな予感がするからだ。
そうと決まれば後は駆け下るのみ、急斜面も下りは滑りを楽しんで、スイスイ下れるのが西洋かんじきの良いところ、でも良かったのは上の方だけで、高度が下がると雪は重いし引っ付く、何故か踵の裏に重点的に張り付き、歩き辛いことこの上ない。登りのちょうど半分の時間で下れた。
久しぶりの雪山登山は終わってみれば楽しかったが、まだまだ身体が出来ていないことを切実に感じた。
もうちょっと頑張ってお腹をへこませないと…(汗)
青空に伸びるブナの梢
こんな感じのブナが多い
凍り付いて雪が積もったダム湖









11日はだんだん良くなるしずかな日和だった。
雪深そうなところ、めげずによく行きましたね。
その気力あれば、朝日・鳥海もまだまだ大丈夫!
こちらは同じ日、鎧ケ峰までの予定でしたが、
金峰からトレースがなく、膝下の雪に降参、迷わず
Uターンした次第です。