【日 程】2017年07月21~22日(土日)
【山 域】朝日連峰
【山 名】竜門山(1500m)
【天 候】曇りのち雨
【メンバ】単独
【コース】根子 → 龍門小屋往復
(概 略)


07/22 日暮沢小屋(7:10)---(10:10)清太岩山---(10:55)ユウフン山---(11:58)龍門小屋


先月の天狗小屋の帰りに大井沢温泉に立ち寄った時に、稜線の小屋管理人さん達が勢揃いし、その肉体美を誇示している中で小さくなっていたら、龍門小屋管理人のE藤さんに、日暮の小屋まで車で入れるから遊びにおいでよ、と誘われていたのでお邪魔することにした。
とは言っても前日に山岳会の掲示板を見たら???
不思議に思い久々にA.TOM隊長に確認のメールをしてみたら、E藤さんは諸事情によりこの週末は小屋に入らないらしいではないか。しかしながら朝日の誘惑に勝てる筈もなく、天気予報も最悪なれどいそいそと出掛けた。


大井沢の天気も雨は降っていないものの梅雨空の典型、日暮の小屋まで入っても(標高620m)暑いのだった。
小屋前の駐車スペースには1台だけ、余裕で駐車し準備を整え水をたっぷり汲んで出発、前日に行ったのだろうか、登山道はきれいに刈り払いされていた。
最初の休憩ポイントまでは、とにかくゆっくり登ったのだが、風も無く湿度は100%に近い環境では当然発汗量は半端ではないのだ。





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ブナの根の急階段






標高1000m付近の休憩ポイントまで何とか頑張ったが、ここで精根尽き果て大休止、水がとてつもなく美味しくゴクゴクと飲むが、汗は止まらず鉢巻きや上着を絞ったら、飲んだ以上の水分が…
ゴロビツの雪庇が出来る辺りももうすでに雪は消えているが、気分だけは涼しい気になる。
途中刈払いを逃れたノウゴウイチゴが赤い実をつけていて、どうか食べて下さいとお願いしているようなので、ありがたくご馳走になる。もちろんとても美味しかったし疲れも少しは軽減された気がした。






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ゴロビツの頭のトンネル






そこから一登りするといよいよ連峰の展望が利くようになるが、小朝日が霞んで見える程度で主脈は厚い雲の中だ。慰霊碑に手を合わせ清太岩山に這々の体で辿り着いたら、強いほどの風が吹いていて冷たくて心地よい。この風に助けられた。
少しの休憩で息を吹き返し急坂を下ると、おやおやまだ残雪が道の両側に認められた。






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展望は残念ながら…






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清太岩山の三角点(だいぶ傾いてきた)





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ユウフン途中から清太岩山を振り返る





ユウフンへの登り返しも、冷たい風に後押しされそんなに苦にもならない。途中単独行と親子連れにスライド、この日に会ったのはこの三人だけだった。
考えてみたら単独で登るのもおよそ一年振りなのだ。まあこれはこれで良いものだ。





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視界のない中の尾根歩き




イヌワシの餌場を過ぎるとガスの中に続く道ばたにはいろんな花が現れた。
マツムシソウはまだまだで、リンドウが咲き始めていたのにはびっくりした。稜線はたぶんヒメシャジンの花が結構見頃だろう。





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マツムシソウはまだまだこれから






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オヤマリンドウが咲き始めた





視界は無くても朝日の稜線を歩くのは楽しく、久々にいろんな事を考えながら歩いた。けれどもこれに景色が加われば言うことはないのだが、ここに戻れただけで素直に感謝したいと思う。
竜門山の分岐まできても展望は無く、濃霧の中に可憐な花の姿がかろうじて見えた。
ウスユキソウは既に終わっているが会えて嬉しかった。ヒメシャジンの姿も品があって美しいし、何とか間に合ったハクサンシャクナゲの白い花も趣があって実に良い。本当のところは大量のマツムシソウに会いたいのだが今日はまだ早いようだ。
なんて感じで下っていったら龍門小屋がガスの中から現れた。





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もう終わりのウスユキソウ






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たぶんヒメシャジンが晴れていれば見事だろう






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縦走路途中のハクサンシャクナゲ







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スダヤクシュ?





水場のバケツの中で大量の朝日ビールがくるくる回っている。
しめしめ…(汗)
ドアを開け中に入ると何とI川さんが無線で誰かと交信している。軽く手を上げとりあえず荷物を下ろす。交信を終えてからE藤さんどうしたの?と聞いたら、後でゆっくり話すからまずはビールを…(笑)とのことで乾杯した。


聞けば今シーズンの常駐はI川さんが龍門小屋を担当するそうだ。詳しい事情はここには書けませんが、急遽決まったそうで、この後に山岳会等の有志がボッカで大量の資材を荷揚げしてくるらしい。
日暮で会わなかったと聞くので、誰もいませんでしたよと答えたら、遅いな…とのこと。
I川さんは前日に入ってお盆過ぎまでこのまま滞在するそうです。


代わりに天狗小屋は山岳会のT彦さんが8月からお盆まで常駐で、狐穴小屋はA達さんが予定通り入っているそうです。
そのまま12時を過ぎているから大丈夫?と言うことで、差しで飲み始めたのであります。
その後数人のパーティーが二階に入り、3時頃かな?ボッカの5人組が大量の荷物と汗を伴って到着した。ご苦労さんと言うことですぐに大量の朝日ビールで再度乾杯、6月の天狗で会ったすばるぅさんが、午後から登り始めて5時頃に到着して再々度乾杯した。さらに驚いたことに、その後2015年8月に天狗で偶然一緒になったW田さんも、日暮から沢を単独で遡行して来たと小屋に飛び込んできた。


2015年8月の天狗では今は山岳会に入られたG藤さんも一緒で、不思議なことにこの日もボッカ隊の一員として登ってきており、当然その時の管理人はI川さんであったので、その偶然というか縁には皆さん驚いたのだ。
それから消灯時間まで賑やかな宴が続いたのは言うまでもない。しかし今回筆者は、管理人室にお邪魔することなく就寝したのだった。
誰も信じてくれないだろうが…(汗)





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手際の良い宴会料理






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07/23  龍門小屋(9:40)---(13:40)日暮沢小屋



久々にA.TOM隊長以上の大鼾轟く中での就寝のため、夜中に耳栓を装着したので外の音が聞こえないまま夜が明けた。案の定予報通りの雨風がとても強い嵐なので誰も起きだしてこない。
そのまま惰眠を貪ること少々、その後突然管理人室の扉が開き、管理人氏が朝の挨拶と共に出てきた。それを期に皆モソモソと起き出すのだった。


悪天候に付き早出の人は誰もいなく、いつものように管理人室前で車座になり朝のコーヒータイムを楽しむ。皆さん話題豊富で朝から笑い声が絶えない。その後日本一のI川ラーメンをご馳走になり、皆さん下山の準備を嫌々整えた。
管理人氏に、こんなにいっぱい登ってきたのに連泊する人は誰もいないのか?と叱責(笑)されながらも、雨風の強まった戸外に皆立ち向かうのであった。


外の暴風雨は半端なく、気を抜くと吹き飛ばされそうだった。それでも竜門の分岐まで来ると風は遮られ少しは楽になる。その後は黙々と雨の中の下降を繰り返し、無事に日暮沢まで下山できた。
心配した日暮沢の増水も全然無くて難なく車で通過できた。大井沢温泉で家に下山連絡をしようと思ったら携帯を忘れたことに気付く。まあいっかとそのまま帰宅したら、心配した家人に大目玉を食らうオマケがついた。(汗)


ご一緒した皆さん、お世話になりました。また何処かでお会いしたらよろしくお願いします。