【日 程】2016年03月06日(日)
【山 域】弁慶山地
【山 名】無名峰(700m)
【天 候】曇
【メンバ】2人
【コース】
(概 略)
駐車場(7:40)---(12:10)無名峰(700m)---(15:00)駐車場
3月の声を聞くと寒さもかなり和らぎ、春の気配がすぐそこに感じられる。
年度末でもあるし、巷では何かと行事も多くなるこの月は、気を張って過ごさないと、とんでもない出来事を誘発するが、そんなことよりも個人的には、山の雪が融雪することの方が深刻だ。そんな心配をする人は自分ばかりではないだろうが、病気持ちとは言わないが、適度に病んでいるのだろう…
山好きには色々なタイプがいる。ピークハントに拘り続ける人や周辺の景色や雰囲気を楽しむ人、あるいは沢登りやスキー、ボードに拘る人、最近のバックカントリーを好む人には、ビデオカメラを自撮り棒で固定し、滑りながら自分を撮影し、ネットにアップする人まで現れた。どれも個人的嗜好であって、他人に迷惑を及ぼさない限り否定すべきものではないと思う。逆にもっと色々な楽しみ方を大いに開拓すべきで、山に限らず楽しみとは無限の可能性と広がりを持つものであるべきだ。それが豊かな文化を創造する本来の姿だと思う。
個人的には最近雪山遊び、それも里山に拘っての遊びに填っている。一応サラリーマンなので休日はゆっくりしたい気もあるが、天気の良い日は何故か家にいても落ち着かない。この日も早々に家を飛び出す。
近場にある里山と呼べる環境は限りなく無限大に近い。田舎に暮らしている特典なのだろうが、雪がある程度締まったこの時期は、藪を気にせず何処でも歩けるので、地図を片手にほっつき歩くには最高の環境なのだ。とは言いながらも少なからずの目標は定めているが、そこに辿り着く保証は限りなく少ない。
前日の暖かさは夜になっても気温が下がらず雪は緩んでいる。ツボ足で歩き出すが足首まで沈む残雪に音を上げ、すぐにワカンを装着する。地形の影響かダシ風(東からの風)が思いの外強く、閉口するもゆっくり一歩ずつ歩を進めた。目指す尾根の登り口に着く頃にはかなりの汗を掻いていた。
一息ついてから尾根の急登に取り付く。高度をじわりじわりと稼ぐと景色も変化し、段々展望も良くなる。この辺が里山歩きの楽しみ、いつもと違った視点で眺める我が街並にも新しい発見がある。
植林された杉林と、ブナやナラの生い茂る落葉樹の森が交互に現れる雪原を進むと、各々の雪質の違いを体感できる。葉を全て落とした落葉樹の森には春の息吹が漂うが、杉林では不思議と無機質で冷たい空気を感じる。まあ当たり前と言えば、当たり前なのだが…
時折現れる小ピーク(ポコ)を乗越すのが嫌なので大きく巻くと、方向音痴の自分はどちらを向いているのかわからなくなる。磁石と地図を出しあちこち眺めるが確信は持てない。でもそんなに大きく方角を間違っていないと決め歩き出す。
残雪に覆われた山肌は何処を歩くのも自由だが、迷っても歩いてきたトレースを辿れば戻れるという安心感もあり、ドンドン進んでしまうリスクがあるのだ。
こんな感じの尾根歩きが延々と続く
ここで本日の目標を明らかにする。
雪景色の胎蔵山の南壁を出来うる限り近く、かつ同じ高さから眺めること。
とは言ってもそんな簡単なものではなかった。
時間の経過と共に天気が良くなるのは良いとして、気温も上昇し雪がドンドン腐っていく。これに比例して歩行が著しく困難になり汗だくだ。
ワカンの上に乗る雪がとても重く、ジワジワと効いてくるボデーブローのように足の筋肉や意欲を締め上げる。
やっとピークが…(汗)
それでも諦めずに尾根を進みピークを目指す。視界の利かぬ林間歩行に飽き飽きした頃やっと目標が見えた。
それがこの写真だ。
平らな尾根が胎蔵山
右側のポコが三合森、座頭泣かせの異名を持つ
背後にうっすらと鳥海山が見えた。
どうです。なかなか見ることのできない景色だと思いませんか?
先日登った高丈山でも、それに近い景色は見られるがチト遠かった。
経験豊富な岳人は地形図を引っ張り出して眺めれば、どの辺に行ったかすぐに判る筈だろうから、敢えてルートは明示しないことにする。
山遊びの楽しみを奪うような野暮なことはしません。けれどもこんな山遊びに興味がある人なんてそんなにいないかもね…(汗)
久々の長距離歩行は終わってみれば実に楽しい一日だった。それでも往復7時間を超す雪山歩きは、さすがに応え、あちこちに激痛が走る。翌日(当日?)から相方共々大変な日常生活を送る羽目になった。
え、鍛え方が足りない…
人生日々鍛錬ですか…
それほどストイックな人間には、多分なれないだろうなぁ…









まさにスタミナと筋力アップに最適だったのでは、、、(笑)
ほんと、遊びどころかフルタイム登山ですよ。
実は、こっちも同じ日同じ時間に
binさん同行で摩耶山に登りりました。
上りも4時間20分とくたびれましたよ。