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象潟の港を俯瞰する。



【日 程】2020年05月31日(日)
【山 域】鳥海山
【山 名】長坂道分岐まで(1610m)
【天 候】晴れ
【メンバ】2人
【コース】吹浦口 → 長阪道分岐往復
(概 略)


吹浦口(9:15)---(11:31)長坂道分岐(12:25)---(14:05)登山口



田植えもほぼ終わり、色々な後片付けが残っているが、前日の好天は山好きには我慢できないものがあった。朝から晩までクリアに見えた鳥海は、溜まり溜まった欲求に火を付けたのだ。
と言う訳で車に飛び乗りブルーラインを目指す。天気は良いものの昨日より少しぼんやりした鳥海の姿が少し気になる。

大平の駐車場には数台の車、好天の日曜らしからぬ数だ。これについては多くは語るまい…(汗)
準備を整え階段を登り始めた。すぐに残雪に潰れた樹木が登山道を覆っている。エスケープするも踏み抜き等もあり嫌な感じ。高度が増すごとに徐々に視界も開けてくる。この日は日本海に浮かぶ飛島がやけに近く感じた。北には寒風山の姿、南には粟島がともに霞んで見えた。海は静かで潮目が緩やかな弧を描いて無数に広がっている。白い大きな船がポツンと浮かんでいた。





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飛島遠望(霞んでいるが)





このコース最初の休憩点までが急だ。一汗掻いて休んでいると乾いた風が心地よく、火照った体を冷ましてくれる。ここまで上がると庄内平野がきれいに見渡せるが、残念ながらこの日は少し霞んでいた。
田植えの終わった水田の緑が一面に広がる光景はやはり良いものだ。これからこの緑は日々その色合いを変えていくのだ。





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田植えの終わった庄内平野





登りを再開すれば傾斜は緩む。そして残雪が現れた。照り返しが眩しいが涼しくて気持ちがよい。はるか前方に二人のスキーヤーが登っていくのが見えた。
小雪と言われた今冬も山にはまだまだ雪があり、もう暫くはスキーも楽しめそうだ。
こちらはツボ足、新調した靴の試し履きも兼ての山遊びだが、新しい靴はやはり良いものだ。





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途中から夏道を無視して雪を詰める。目標は笙ヶ岳三峰と決め快適な雪面歩行を楽しむ。高度が増すごとに新山と外輪の姿が大きくなる。





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笙ヶ岳三峰に残った快適バーン





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次第に新山が大きく見えてくる





振り返ると青空にポツンと浮かぶ雲が、山に登っていることを実感させてくれた。久々に味わう高山の雰囲気なのだ。





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風に乗って雲は流れていく





そして登り詰めたコルには絶景が待っている。何年振りだろうか…





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花の字雪渓はまだ大きい





花の字雪渓も姿を現し始めており新山ドームの雪もほぼ消えている。
もう少ししたら、この辺りは一面のハクサンイチゲで覆われる筈だが、今はまだ姿もない。
ちょっと早かったかな…





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新山ドームのアップ





高度も1600mを超えているので斜面を駆け上ってくる風も冷たい。お腹も空いたので風を避けすぐに湯を沸かして昼食とした。風に乗って流れる雲が時折日差しを遮ると途端に体感温度が下がる。しかし陽が当たっていれば暑いくらいだった。
やっぱり良いなぁ山は…

たっぷり美味しいものを詰め込んだら後は下るだけ、雪面を駆け下るのは実に楽しいのだ。
今月の下旬には、イチゲに覆われたこの場所を再訪するのも、また良いだろうな。