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時折望まれる青空




【日 程】2022年07月10日(日)
【山 域】秋田駒ヶ岳
【山 名】大焼砂分岐付近まで(1375m)
【天 候】曇一時雨
【メンバ】2人
【コース】国見温泉口 → 大焼砂分岐往復
(概 略) 


国見温泉口(9:30)---(12:31)大焼砂分岐(13:25)---(14:40)国見温泉口




暑い日が続いております。皆様に於かれましては、いかがお過ごしでございましょうか?
久々にと言うか無理やりに時間を作りまして、久々に山の空気を吸って来ました。少しはリフレッシュ出来たのかな…(大汗)


秋田駒ヶ岳の登山口の一つである国見温泉口、ここから登ったのは記録を調べたら2005年7月3日であった。もちろん単独だったが、登山口から男女岳まで2時間かからずに登ったようだ。17年と言う歳月の大きさに唖然とする。今回は相方と二人でゆっくりと歩いて来た。


自宅から高速で秋田南ICまで、本来なら協和ICで降りる筈だったが、河辺JCTで道を間違えた(汗)あまり気にしないで、R-13からR-46に入り、角館、田沢湖町を通り、仙岩トンネルを抜けると天気は一変した。それまで晴れていたが、一気にガスの中、視界は無い。途中の分岐から国見温泉を目指して上り返す、暫くすると駐車場が見えて来た。途中から路面は濡れていたので、一雨あった模様だ。見上げても雲に隠れて、お山は見えない。準備を整え出発する。


森山荘のすぐ脇から登山道は始まる。最初は階段状の急登だが暫くすると傾斜は緩み、なだらかな道が続く。出発が遅かったものの、後続も思いの外多かった。それにしても若い登山者が多くなった気がする。人気の山域ゆえに相当数の登山者が入っているようで、既に下って来る人も多い。もちろん我々をパスして登っていく人達もかなり多かった。
登山者のスタイルも様々で、若い女性たちもトレラン姿で駆け上っていく。樹林帯は風も通らず蒸し暑い。滴り落ちる汗は日頃の不摂生の賜物、それでも登り続けるうちに下界と隔絶していく気がして気分は悪くないのだ。





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横長根までの登山道




横長根まで登れば快適な尾根歩き、雲の切れ間に時折外輪山も一望できる。登り進めるうちに西からの風が強くなってきた。スライドする下山者は、雨具に身を固めた人も多い。上は寒いのだろうが、登っている分にはちょうど良い。自然公園管理人の方が草刈り機を背負い上げて、登山道の整備をされていた。ご苦労様とねぎらいパスする。
それにしても下山者のなんと多いことよ。大焼砂の分岐まで来たら、雨こそ降らないもののガスと風が強く、じっとしていると凍えそうなので相方は雨具を着用する。これは上に行ってもゆっくり休憩も出来そうにないので、ムーミン谷へ進路を変える。こっちは女岳と小岳に風が遮られて、ゆっくりできそうだ。暫く進むとコマクサの群落が素晴らしい場所に出た。





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横長根の快適な登山道





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人も多く行き交うが、ここの群落は個体も大ぶりで花株も多い。皆さんスマホを出して撮影に余念がない。でもガスが邪魔して満足のいく撮影は難しかった気がする。
それにしても風が冷たい、避暑の気分でやっては来たが、寒風吹きすさぶなのだ…(大汗)





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久々にコマクサに出会えた




そのまま暫く進むと木道が現れ、多くの人たちが休憩していたので、我々も空き間を見つけ、お湯を沸かして定番メニューの昼食休憩とする。ふと見まわすとガスの中で結構いろんな花が咲いていた。忘れていた訳ではないが、この山は花の百名山なので、目当ての花を探して訪れる人も多いのだろう。
行き交う登山者にこの先の花の様子を尋ねたら、
「ここの方が多く咲いているよ」
とのこと、ここもムーミン谷の一画だろうし、行くまでもないか…(汗)






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幽玄だなあ…(汗)




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色艶やかなエゾツツジとミヤマキンポウゲ




久々の山歩き、色々なお花も堪能した。天気も悪いので(雨が降ってきた)下山決定、そして登ってきた道をゆっくり下った。ゆっくり過ぎて皆さんに迷惑かけたかな…(大汗)
でも、久々に味わう山の雰囲気は格別で、特に東北の山の良さが再認識できた気がした。なんて言うかな… アルプスのような猛々しさは無いものの、下界とは明らかに違う高度感の中に漂う、厳しさもある包容力のようなもの。もちろん空気の味も匂いも好きだが、絶対的に大きな山懐に抱かれるような雰囲気が、実になんとも魅力的なのだ。こういうのは言葉では上手く表せないものなのだが、久しく山に入っていない人間には、とても嬉しく楽しいもので改めて感じられるものなのだ。





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でも、久々過ぎて体が全然出来ていないので、本当のところはとても辛いのが本音だった(大笑)
何とかかんとか下ると、石塚旅館の建物が見えてきた。
これは実にホッとした瞬間であった。





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石塚旅館が見えた





実は今回の山行、このお宿に宿泊するのも目的の一つ、と言うのも、某旅行社が絡んでいる「秘湯の会」なるものがあるのだが、会員の湯宿に宿泊すると、スタンプ帳に押印してもらえるシステムで、それが10個貯まると、それまでに押印した宿の中から一回だけ無料で宿泊できる特典があるのだ。実は我ら、その該当者なのだ。
ゆえに今回は、それを利用してタダで宿泊できるのだ(嬉)


自称、温泉フリークの我ら、石塚旅館さんの「緑のお湯」に憧れて、過去に一度お世話になったのだが、お湯はもとより、素朴ながら心のこもった、とても美味しい料理にも感動し、また家族経営の為、少人数のスタッフながら、隅々にまで心の行き届いたもてなしに、再訪を願っていたのだが、運良く予約が取れたので(なかなか取れない)お世話になることになった次第である。





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高名な緑の湯




久々に浸かった緑の湯は実に良かったですな。溜まった疲れがジワジワと溶け出すような気がした。
夕食もとても美味しくいただき、地酒の「酔仙」が殊の外美味しく、酩酊著しかった(大笑)


翌朝まで久々にゆっくり寝た。普段は4時過ぎには起きだして農作業に向かうため、体内時計で目だけは覚める。けれども横になったまま動けないと言うか動く気がないのだった(笑)
ここは標高900m近くのため朝は、とても涼しく過ごしやすい。朝風呂、朝酒、朝寝を堪能し帰路についた。

機会があれば是非にまた訪れたい宿である。