September 06, 2006

ポピュラーネームの時代。

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(追記)イチロー、6年連続シーズン200本安打

10年近く前でしょうか、
私は 『ポピュラーネームの逆襲』というタイトルで、
企画記事を某雑誌に提案しようと考えていたことがあります。

「これまで スポーツ選手などの有名人は 比較的数の少なそうな
部類の名字がけっこう見られたような気がするけれど、
このところ(1997年頃)ちょっと様子がちがうな」
といった感覚から始まり、
企画の趣旨としては
「周りに数多く存在する名字を持つ人は
“自分はあまり個性的じゃないのかも”という
ある種の“(ポピュラー)ネームコンプレックス”がある
という仮説」を立て、
「このところ各界で活躍しているポピュラーネーム
を有する人々にスポットを当て、“彼ら”を勇気づける」
というものでした。

そんな思いのきっかけは、
イチローこと鈴木一郎の活躍(台頭)。
 
この名前は日本全体でかなり存在するはずですが、
鈴木一郎は「イチロー」となることで“固有名詞”になった。

当時のイチローに“ポピュラーネームコンプレックス”が
あったかどうかはわかりませんが、
「固有名詞願望は“ポピュラーネーム”の人ほど強いのかも」
と推察したことを覚えています。

結局、その企画記事を具体的につくることはなく、
売り込みに行くこともしなかったのですが…。


それから約10年。今年の夏の甲子園。
早実の斉藤くんと 駒大苫小牧の田中くん
両選手はまぎれもなくポピュラーネーム。
彼らの人気がすごく高まっている理由のひとつに、
“身近によくある名前”という要素も見逃せない
と思います。

「私のクラスの斉藤くん」。「お隣の田中さん」。
もし、斉藤くんが伊集院くん、
田中くんが勅使河原くんとかだったら、
「やっぱりスゴイ人たちは名前からして違うわね…」
と感じる人もいたでしょうし、
“親近感”も 今ほどではなかったような気がしています。
(それはそれでまた別のムーブメントが起きたかも…)

ただ、冷静に考えて見れば日本に数多く存在する
名字群から有名になる人が多く出現するのは
確率的にいってなんら不思議ではありません。

タイトルには「ポピュラーネームの時代。」と言い切って
書いてはみたのですが、私自身その思いにまだ確信は無い。
もう少し、(ポピュラーネームさん達の)様子を見たい
というのが本音です。

「ポピュラーネームの時代」と 最後に微修正しておきましょう。


〜 上の記事に関連するやや別のお話 〜

今は何かと個性が叫ばれる時代のようですが、
私はここに来て、「固有名詞から一般(普通)名詞へ」という
時代の流れも(個人的に)感じています。

例えば普段のお昼時。
お店の表の看板に書かれているランチメニュー。
以前なら「白身魚のフライ(仮にお店A)」という表記より、
「メルルーサのフライ(お店B)」という表現をしてくれている店を
評価してきました。

ただ、ここのところ客観的な目(視点)ができてきたこともあって、
お店Aの表現(白身魚…)もいいなと思うようになったのです。
(お店サイドに立てばいろいろと思惑がある場合も…)

●まず、わかりやすい。
●何の魚か想像する楽しみがある。
●さらに、お店の人に内容(魚の名前)を聞くことで会話のきっかけになる。
●そして、(これがいちばん重要かもしれませんが)
 “こだわりすぎないおおらかさ”を育てるトレーニングになる。


「早実 斉藤投手」に関連するブログ内記事 (優勝した日の夕食時、いちばん端に座っていた斉藤くん。)
“名前”に関連するブログ内記事 ( 人名の妙。)


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Posted by yamagata100 at 06:27