2007年01月05日

戯言

仕事柄、歩く。ひたすら歩く。卸し立ての靴下が一日の終わり頃にはボロボロになる。それは歩き方のせいもあるかもしれない。だが、改めて歩くことが好きなのだと感じた。

思えば、大学時代から歩くことは好きだった。大抵の学生は最寄り駅からバスなどを使い、十分で登校する。私はその道のりを一時間かけて歩くことも多かった。

何度か続けていくうちに自分だけの場所を見つけた。あの公園の草木が揺れる中、ボールに戯れる子供たちや通り抜ける心地よい風は今でも忘れられない。

靴下をボロボロにするまで歩き、十分で行ける距離を一時間かけて歩くなど、一見効率は悪いかもしれない。だが、「無駄」と思える中にも、大切な何かがあるような気がしている。インターネットの勢いが留まることを知らず、世の中が効率を求める中、とりわけそう思う。

日銀などで組織する金融広報調査委員会の一昨年の調査では、中学生の四人に一人が最も大切なものに「お金」を挙げたという。「うまく稼げることにこしたことはない」との意見が三割を占めるとも言われている。自らアフィリエイトなどを操る中学生も増えている。

そのような考えの中では、もしかしたら学校の部活動などに注ぎ込む時間は「無駄」なのかもしれない。だが、私もサッカーを十年以上続け、社会人になって感じたことでもあるが、その「無駄」の過程で感じる喜びや悔しさがあった。人と人とが関わり合う中で礼儀を学んだ。そこには人の温かみがあった。それらは何事にも代え難い。当然お金にも。そうした「無駄」の中に成功のタネが埋まっていることがあるかもしれない。

そんな中学生には、まず歩いてもらいたい。顔を上げ、色んな景色などを五感を使って感じてもらいたい。それは一見、お金稼ぎにはつながらないし、「無駄」かもしれない。だが、ちょったした散歩をするだけでも、そこで見たこと、感じたことは、、この先、何かの役に立つかもしれない。将来、「お金稼ぎ」をするにしても何かのヒントを見つけるかもしれない。

私は今日もまた二駅分地下鉄に乗らず歩いて取引先に行った。地下鉄に乗れば効率的かもしれない。だが、それで担当の方と会社近所の話で盛り上がった。契約にも至った。明日もまた靴下はボロボロになってもしょうがない、と思えた。


yamagisi1215jo at 01:00│Comments(0)TrackBack(0)

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