私にとって兵庫の丹波は、桜草に使っている植木鉢の生産地・立杭としてある。その

丹波篠山は古い城下町として知られ、一度訪ねてみたいと思っていたところ、家人に篠

山行を誘われた。新聞に、町家での催し物の記事が出ていたのだ。

 行きは一般道を使い、しかもナビゲーションがおかしな道を指示したので時間がかか

り、昼過ぎにやっと到着。

 篠山市河原町通りは古い妻入商店がかってそのままに軒を連ねている。例によって間

口が狭く、奥行きの深い鰻の寝床式の家屋である。しっかりした建家で桟瓦葺き鴉ル

ト、江戸時代ではなく、明治に入ってからのものであろう。ただ天井が低く、細長い家

は、今日の住宅としては住みにくいようである、空き家となっているところもある。

 この古い町並みを利用した、町おこしのアートフェスティバルである。現在も住ん

でおられるところ、空き家のところも含めて、20数軒で展示が行われた。なかなかの

規模である。

 私が見て面白かったものをいくつか挙げておく。

    あさうみまさみ   陶芸   女の顔2点

   ◎柴田雅章      陶芸   スリップウェア

   ◯ピーター・ハーエン 陶芸   白磁・香炉ほか

     ※彼は着物袴姿の白人男性、日本語ぺらぺら。

    藤木朗皓      絵画   フレスコ画

 その他省略


 これからこの町はどうなるか。商店街としては衰退していくのみだろう。観光とし

てもこの古い町家をこれからも維持していけるかどうか。建物としてもちょっと地味

で、使い勝手が悪そうである。