長居での展示会最終日には「園芸教室ー日本桜草の作り方」を実施している。私が担当してから30年以上は経つだろうか。かっては教室に人がいっぱいだったこともあるが、近年は感心のある人が少なくなってきているようである。今年は20人ほどが来られる。
DSCF5171DSCF5172

 レジメに沿って話を進める。桜草の花の良さー多様な花の変化にあると。ただ色だけは巾が狭い。
また花の大きさがちょうどいいー人が取り扱い易い鉢の大きさは5か6寸であり、それにふさわしい大きさの花が園芸化される例が多い。海老根しかり、シクラメンしかり。
 培養土は他の園芸植物とも共通で、鉢植では水捌けが第一である。そして有機素材としての腐葉土は土化していない「腐葉」を少しだけ(10%)でよい。
 桜草を毎年植え替えるのは4芽植をするためであり、4芽が揃っていなければならない。
 病虫害は少ないが、休眠時期の抵抗の弱っている時期にはびこる根腐線虫が一番やっかい。また実生新花はよく咲くが、数年経つとウィルスに罹患して作落ちする例が多い。
 実生の勧めー人は自分の存在を残したいと思うもの、良い花を生めばいつまでも他の人びとに作ってもらえる。精神衛生上まことによろしい。名前をつけるのもまたたのしい。
 栽培史についても少し言及しておく。
 今回は2時間一気にしゃべってしまう。いつまでこの教室を続けられることか。

 閉館のあと事務局の廣田さん宅に伺い、今を盛りの桜草を拝見。我が家の倍以上はあろうかというポットの数が壮観。そして小屋掛け花壇の花は輝いて見える。