京都国立近代美術館

       生誕150年 『 横 山 大 観 展 』

DSCF3951DSCF3952

DSCF3953

 記念の年ということで東京と京都で大規模な回顧展が催されている。早く行かねばと思っていたのだが、知人から招待券をいただいたので、前期の終わる間際に間に合った。
 入場者が多いと聞いていたので、泉屋博古館のあと午后に出向くと、梅雨の曇り空で、意外とスムーズに入場出来た。会場内も混雑しているというほどでもなかった。

 [第1章 「明治」の大観]
  「村童観猿翁」…美術学校の卒業制作
  「瀑布」…琳派そのもの

 [第2章 「大正」の大観]
  「山茶花と栗鼠」…栗鼠が山茶花の実を食べている。青い実として描かれているが如何。
  「洛中洛外雨十題」…雨の風情や良し
  「瀟湘八景」…日本の風景としての「八景図」

 [第3章 「昭和」の大観]
  「夕顔」…ゆったりした花とその背景の繊細な竹の対比   
  「飛泉」…思い切った構図
  「夜桜」…これの琳派そのもの
  「海に因む十題」「山に因む十題」
  「或る日の太平洋」

 *皇室に納められた巨大な「屏風朝暘◯◯」を拝見したかったが、それはなし。
 *人物の姿形が何となく笑いを誘う。
 *戦争協力も、画題が「富士」など直接戦争と関連がなかったので追求されることは少なかったよ
  うである。それに較べ藤田嗣治など戦場そのものを描いたので、戦争協力者のレッテルを貼られ
  てしまい、それが日本脱出へと繋がったといわれている。
 *彼の生活を支えた「富士の図」は余程たくさん描かれたのであろうが、あまり来ていない。
 *私にはどうしても竹内栖鳳と比較してしまうくせがある。そして京都に軍配を挙げる。