日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2009年06月

サントリーミュージアム「天保山」ー安藤忠雄建築展

 大阪出身の安藤忠雄は大阪を元気にする様々な催しに取り組んでいる。得に大阪都市再

生プロジェクトの提案は壮大である。入場してすぐに桜橋から中之島全部を含む周辺の巨

大な模型が展開する。川沿いには水に映える桜並木が続く、水と花がテーマのようであ

る。

 そして安藤忠雄が手掛けた、これも水の都ベニス再生計画が紹介される

     『対決 水の都大阪VSベニス』

 ベニスでかって海の税関であった「プンタ・デラ・ドガーナ」を美術館とする工事が完

成し、ベニス・ビエンナーレ展の会場となった。ここにやなぎみわの最新作が展示された

のである。その工事経過がVTRで紹介されている。

 次に安藤忠雄設計の建築模型がいくつも展示されている。とくに今回は水に係わる建物

が選ばれている。

 「4×4住宅」…瀬戸の海に面した小さな個人住宅。かってTVで、その計画から完成ま

     での始終を見たことがある。今もまだあるのだろうか。

 「タイムズ」…京都中京・高瀬川の三条小橋のたもと。昔から何か変わった建物と思っ

     ていたのだが、安藤作品だったのだ。

 「水の教会」…北海道の水に浮かぶ十字架で知られる。

 「本福寺水御堂」…円形の人工池の下に赤い礼拝施設が。この池には蓮ではなく睡蓮が

     植えられてある。

 「姫路文学館」「ベネッセパレス」「近つ飛鳥博物館」「陶板名画の庭」「南学山光明

寺」など、そしてこのサントリーミュージアム「天保山」も海に面する彼の作品。

  *その他「茨木の教会」…コンクリートの壁に十字の切り込みを入れ、外からの光そ

   のもので十字架を現出するというユニークなもの。

 まことに斬新な建物に驚くばかり。ただこれらコンクリートの打ち放しの素材が何百年

と保つのであろうか、気になるところ。

 後日TVで安藤忠雄と芸術家との建物をめぐる対談を見聞きする機会があった。東儀秀

樹とは水御堂で、加古隆とは兵庫県立美術館で、ともに建物を背景に音楽が奏でられた。

国立国際美術館ー慶応義塾をめぐる芸術家たち

 慶応義塾を巡る人々の資料が寄贈されたことを機会として、国際美術館の所蔵品とあわ

せての企画展である。


 1、西脇順三郎・瀧口修造・飯田善国

 私はこの人々をあまり知らないが、西脇は西洋の知性を体現した人のようである。マル

チタレントであろう。

 油絵「残光」…淡い印象派風。「裸婦」…モヂィリの味わい。

 飯田善国の「西脇順三郎の肖像」

 瀧口修造の詩集

    *夜は風の鏡で怖ろしい孤独のリボンを結ぶ

     夜は平面の容器の中に星ほどの近さで恋ほどの狭き夜衣を縫ふ〜

   詩画集「スフィンクス」…何とも豪華なもの。挿絵は北川民次、瑛九、泉茂、

               加藤正、利根山光人、青原俊子。

   「マルセル・デュシャン語録」

   バーンドローイング作品あり…紙の一部を燃やして模様とする。


 2、谷口吉郎とイサムノグチ

      省略 


 3、駒井哲郎

 たくさんの挿絵原画が出ているが、小粋。

 アクアティント作品「海底の祭り」「夢の推移」「束の間の幻影」など

      パリで長谷川潔の教えを受けると。

国立国際美術館ーやなぎみわ展

 パンツ一丁のお婆さんが髪振り乱して踊るチラシの写真のオドロオドロしさに、こわい

もの見たさに覗いてみる事にする。

   やなぎみわ『婆々娘々 ポーポーニャンニャン』展

 最初の写真は、USAの橋を渡るサイドカーに乗る男女。髪を赤く染め歯にダイヤを煌め

かせたお婆さん、運転するは若者。この二人が日本でのしがらみを棄ててUSAで生活する

という設定。

 以下お婆さん《My Grandmothers Series》が次々出てくる。具体的なお婆さんが主

題なのだが、身近な日常のお婆さんではない、異空間にいる。こんなお婆さんがいた

ら‘どないしょ’と一歩引いてしまうかもしれない。しかしお婆さんにも自己実現するこん

な可能性もあるのかもしれない。

 それはそうと思い出した、やなぎみわの写真を見たことがある。エレベータガールシ

リーズであった。尋常でない視点が印象に残っている。

 度肝を抜くのはチラシの主題となっている

    《Windswept Women Series》

 黒いテントにうごめく半裸の女性たち、音にあわせて身体を揺すりながら外に出て踊る

(VTR)。その一人一人を巨大な画面に写してある。何か見ては行けないものを見せられ

た感なきにしもあらず。

 このシリーズはイタリアでつい先頃開かれていたヴェネチア・ビエンナーレ日本館で紹

介された最新作という。

 まことにインパクトが強い、それだけだが……。それにしても最先端を行く表現はどこ

まで展開するのだろうか。

 これも面白いとは思うものの、花作りの専門家としては‘美’を追求してもらいたいのだ

が。

国立国際美術館ールーヴルの子どもたち

 東京でたくさんの観覧者を集めた注目の展覧会が大阪にやってきた。

   LOUVRE『ルーヴル美術館展ー美の宮殿の子どもたち』

 ルーヴルから日本へは何度にもわたって作品が渡ってきている。今また17世紀の絵画

も来ている。さて今回の〈子どもたち〉を主題とする展覧会では、時代や分野の枠を外

しー古代エジプト、古代オリエント、古代ギリシャ・エトルリア、ローマ美術、絵画、彫

刻、美術工芸、素描・版画の各部門から選抜された約200点がやってきた。膨大な所蔵を

誇るルーヴルならではの企画であろうか。


 [第1章 誕生と幼い日々]

 「子どもを抱く女性の小像」…4000年前に母性をあらわす像が出来ている。

 「子どもを抱くベス神をかたどった標章」…ベス神は出産や母性の守護者としてお守り

     として使われた。

 「授乳する女性をあらわしたオストラコン」…3000年前のちょっと生々しい図象。

 「妊婦の小像」…ヘレニズム時代。写実的。

 「裸体少年像」…ヘレニズム時代。40センチ大の木彫。さしずめ日本の御所人形のよ

     う。これで人形さん遊びをしたのだろうか。

 「乳母の小像」…フランス17世紀。乳房をのぞかせての授乳。


 [第2章 子どもの日常生活]

 「子どものトゥニカ」…5世紀エジプト。亜麻布と羊毛。

 「靴」…3・4世紀エジプト。皮製で巾狭し。

 〈教育〉

  「息子を教育しよう」…BC,2世紀エジプトパピルス。

     ‘約束を破る、他人を中傷する、悪い交友関係をもつ’を慎むようと。

  「尖筆と書字板」…ローマ帝政期エジプト。

  「書字板をもつ少女」…ヘレニズム時代。

  「学校の先生」…1662年、フランドル。大きな部屋に大勢の子どもと先生。机ら

     しきものなし。

 〈遊びとおもちゃ〉

  「猪形のガラガラ」…BC,2000年紀

  「人形」…ローマ時代。木製人形、さしずめ日本ならコケシ。

  「騎手のおもちゃ」…ローマ。前後に車があり、動く。

 〈風俗〉

   犬と遊ぶものがいくつも。風景の中の少年。

  「食前の祈り」…姉と弟(女の子の服装)と母親、父親はいない。


 [第3章 死をめぐって]

 「少女のミイラと棺」…3000年前のエジプト。

 「少年のミイラのマスク」…3世紀。漆喰製。極写生的。

 「無垢」…1835年、大理石。少女のヌードは珍しい。

 「生のはかなさ」…1806年、4才で死んだ娘への鎮魂。


 [第4章 子どもの肖像と家族の生活]

 「夫婦と子どもの像」…エジプト4000年前。子どもは付け足しのように小さく。

 「少年の肖像」…2世紀末。肖像画をミイラの上に置く。

  ←子どもの彫刻がいくつも並ぶ。

 「家族の肖像」…1740年。真ん中に子どもがいる。

 「マスターヘア」…1788年。西洋では就学するまで少女の服で育てられる。

 「1820年のデュビュフ家の肖像」…顔だけを組み合わせてある。一人だけ横顔で後ろ

     から光が当たる。斬新な構図。

 少年ラメセス二世を表したステラ」…新王国。髪房を肩に垂らし、指をしゃぶる姿で子

     どもを表現。

 「フランス王妃マリーテレーズの幼き日の肖像」…スペイン王」マリア・テレサの見合

     い写真の如きもの。

 「ローマ王のカップ」…1811年、ナポレオン1世の息子の肖像。運命に翻弄され、若

     くしてなくなる。


 [第5章 古代の家族と神話のなかの子ども]

 「幼いホルス神に授乳するイシス神」…末期王朝

 「ハルポクラテス神坐像」…末期王朝。ホルス神の幼年期がハルポクラテス神になって

     いく。

 「赤像式スタムノスー蛇を絞め殺す幼児ヘラクレス」…赤地に黒い字が美しい。


[第6章 キリスト教美術のなかの子ども]

 「聖母の小像」…パリ1320年。キリストの左手にリンゴ、右手は聖母の胸を触る。つ

     まりキリストはアダム、聖母はエヴァの生まれ変わりと。

 「二連板の左片・聖誕」…パリ14世紀。象牙の小さい浮彫。仏像にも同じような意匠

     がある。

 「河から救われるモーゼ」…1685年ゴブラン織り。ナイル川、ヤシ、スフィンクスを

     背景に。


 [第7章 空想の子ども]

 描かれるアモール。

 「アモールの標的」「忠誠の勝利」…1758年。小さな羽を付けた幼児ばかりで構成

     される大画面。


 出展数が多いので見るのも大変。

 

種蒔き

 今年も実生に取りかかる。昨年の失敗の轍を踏まないように作業する。

  17日に種取りを終える。約30種ほど。出来が悪いとおもっていたが、何とか種子を着

     けてくれた。大半は我家の実生品種から。

  18日にジベレリン浸漬。小さなアルミケースを使い、目分量で300PPMになるようにし

     て、種に注ぐ。

  20日昼から種蒔き。フードパックの底に錐で穴を開け、そこにサカタのスーパーミック

ス入れ潅水をしておく。処理した種子をトイレットペーパーで水気を取り、培土にばらま

く。都合26品種となった。うまくいくように祈るばかり。

夏の蘭展

 滋賀愛蘭会による夏の洋蘭展が彦根市のシガ原木WOOD館で開かれた。ここには何度

もお邪魔しているが、なかなかに見事なが揃い、見応え十分。

 「ソブラリア・マクラータ」…葉は笹のよう、桃色のふっくらした花が高く咲く。

 滋賀愛蘭会大賞「C.ロバータ・セルレア・パウロホープ」…薄桃、唇に濃桃筋入。

 滋賀愛蘭会会長賞「トッペリ×ロスチャイルディアナム」

 ニューオーキッド賞「レナンセラ・スカーレット‘ユカ’」…真っ赤。

 TOTO賞「ファレノプシス・ベリーナ」…中広の葉に小花。

 パナソニック賞「デントロオラム・マグナム」…極小花が鈴なりに垂れる。

 カトレアがたくさんあり、香りが立つ。

   「ブラックジャック・ユニバーサル」「LCリリーポンズNO2]

   「EPICメリーグリーン・グリーンプリティー」など。

 優秀賞「トリコグロティス・イオノズス」

    「ブラシシア・エターナルウィンド・サマード」

    「Cパープラータ・カーネア」

    「C.デュプレナ・セルレア‘コダマ’」


京都文化博物館ー白樺派の愛した美術

 「白樺」という雑誌は、武者小路実篤と志賀直哉の出会い、学習院の同窓生、そして他

の文化人とともに発行された。坊ちゃん雑誌は3号が精々と言われながら、関東大震災で

余儀なく終えるまで160号を数え、大正期の日本の芸術運動に大きな影響を与えたもので

あった。今日の我々の西洋近代美術の常識がここから生まれたともいえる。

  その「白樺」誕生100年を記念する

       『白樺派の愛した美術』…が開かれた。

 最初に雑誌「白樺」全册が展示される。表紙絵は、児島喜久雄、有島生馬、ハインリッ

ヒ・フォーゲラー、西洋絵画の複製画、バーナード・リーチ、岸田劉生(最も多し)、富

本憲吉の作である。


 [第1章 西洋絵画への熱狂]

 マックス・クリンガーのエッチング「追われるケンタウロス」など。

 オーブリー・ビアズリー「サロメ」の挿絵。よく知られる名作。

 ゴーギャン「10の木版画集(ポーラ版)」…ノアノアの連作版画ーかぐわしい大地、

     死霊は見ているの2点。名古屋のゴーギャン展で見た。

 ロダン「ロダン夫人」「ゴロツキの首」「或る小さき影」…有島生馬がロダンに出した

     ダメもとの手紙が正夢となり、彼から3点のブロンズが送られてきた。代わり

     に浮世絵30点が送られた。写真の掲載が論議された「接吻」も出ている。

 ムンク「マイスナー嬢の肖像」「二人の人物ー孤独な人生」

 セザンヌ「風景」「曲がった木」「砂糖・壷・梨とテーブルクロス」…この静物は丁寧

     によく描かれている。

 ドーミエ「カリカチュラーナ」

 ロートレック「座る女道化師」他

 オディロン・ルドン「ゴヤ頌」 

 アンリー・ルソー「要塞のながめ」

 ウイリアム・ブレイク「ロンバート・ブレアー墓の挿絵」

           「エドワード・ヤングー夜想の挿絵」

 ゴヤ「戦争の惨禍」

 デューラー「ヨハネ黙示録1498」


 [第2章 白樺派の画家たち] 

 有島生馬「パイプを吸う男」

 南薫造「春(若い女性の横顔)」「英国農夫の顔」

 白滝幾三郎ー小品いくつも

 橋本邦助「婦人像」

 藤島武二「パリ寓居の記念」

 リーチ「ゴシックの精神」

 岸田劉生「高須光治君の肖像」「壷」「初夏の小路」「村娘」

 梅原龍三郎「横臥裸婦」…ルノアールそのもの

 横堀角次郎「S君の肖像」「静物」

 高村光太郎の彫刻「手」

 万鉄五郎「裸婦」 

 中川一政


 [第3章 理想と友情を求めて]

 各人のプロフィール、志賀直哉の葉書大自画像、椿貞雄の「武者小路実篤像」

 リーチの「武者小路実篤像」「書斎の柳宗悦」、手紙

 写真多数ー鎌倉の長与邸にての集合写真で、五人の女性ともに美人。子供はエプロン。

 白樺同人寄書画帖

 自画像ー光太郎、梅原、リーチ、木村荘人、高田博厚、中川一政

 その他盛りたくさん。

承天閣美術館ー名宝展

 パリで相国寺の宝物展があり、日本に帰ってきての記念展が行われている。

      『相国寺 金閣 銀閣名宝展』

          パリからの帰国


 [第一室]

 「香炉釜」…足利義政好、伝相阿弥下絵、弥七郎造。お茶の釜としてはごく初期のもの

     という。

 「竹茶杓」…千利休作共筒。別にどうということのない茶杓だが、400年前にあの利休

     が作ったと言えば何となく有難いことになるか。

 〈墨蹟と頂相〉

 無準師範墨蹟「応知客」…円爾弁円が承天寺開山となったのを祝って、無準師範が中国

     から多くの額字を贈ったものの一つ(他は東福寺に蔵さる)。

 重美「無準師範頂相自賛」…我が国での頂相の始まりと言えるもの。ただ本歌は東福寺

     にあり。

 蘭渓道隆墨蹟「宋元」

 国宝無学祖元墨蹟「与長楽寺一翁偈語」…宋代の新しい書風、黄山谷を学んだか。

 「夢窓疎石頂相自賛」…半身像

 夢窓疎石墨蹟「別無工夫」

 春屋妙葩墨蹟「応無所住而生其心」

 絶海中津墨蹟「悟無好悪」

 一休宗純墨蹟「臨濟四料楝」…荒暴と見えるが、格は高いとあるが。

 千利休書に秀吉宛のものあり。

 「足利義満木像」…室町時代のものだが、塗り替えられて、一見新しくみえる。

 足利義満一行書「放下便是」…「天山」の印が捺される。自ら捺したとあればよほどの

     自信家か。

 伊藤若冲「釈迦如来像」…動植綵絵と一対のものだが、相国寺に残されたもの。

 真台子飾り…真とは、唐銅で一式揃えることをいう。


 [第二室]

 重文雪舟等楊「毘沙門天像」…雪舟は山水だけでなく仏画も描いている。

 伊藤若冲「玉のし図」…横長で1.5メートルはある大きなのし。

     「芦花翡翠図」「竹虎図」「昇鯉図」…淡墨、中墨、濃墨を使い分けてさわや

            かに。

 重文円山応挙「牡丹孔雀図」…数ある孔雀図の中で最も格調が高いか。
 
       「大瀑布図」…4.2×2メートルの巨大なもの。

       「山水図屏風」…46才の作。ゆったり力あり。

 池大雅「渓亭春興 秋山行楽図屏風」…極淡彩で、点描風。

 玉碗梵芳「南竹図」…あまたある蘭画の中でも上位のものであろう。

 重文文正「鳴鶴図」…鶴図のお手本となったもの。胡粉がだいぶ剥がれ落ちている。

 可翁「寒山拾得図」…よく知られたさく。一山一寧の賛あり。

 「沙鴎図」…小さな絵に対して、三十僧の賛が大きい。例の瓢箪鮎図に同じ。

 牧谿「豊干寒山拾得図」…本当に牧谿か

 夏珪「松下眺望山水図」…本当に夏珪か

 狩野元信「縄衣文殊図」…変わった図柄。室町期のものにしてはいかにも生々しい。

 野村仁清の碗・香合…品よし。

 足利義政「百首和歌卷子」…冷泉為広により十六首に合格点あり。

 その他の碗は省略。

法泉寺寄席

 滋賀の東近江市は八日市にある法泉寺(浄土宗)では平成六年より本堂での寄席の催し

が行われている。当初は桂九雀、第十回目からは桂文我が主となり、今回で31回目、十

五周年を迎える。

 その記念の寄席に家人の誘いを受けていくことになる。座席140人分は先月すでに完売

したという。境内ではこの寄席名物のうどんが売られていて、我々もお昼をこれで済ませ

る。

 1時からの開演は、太鼓・笛の鳴りもので景気づけ、そしてきが入る。まずはお住っさ

んの挨拶。


 [桂しん吉ー道具屋]亡き吉朝さんの弟子。まだ若さ故の堅さがあるが、なかなか聞か

せる。演目上、古い大阪弁を使わざるを得ないのだが、ちょっと無理があるか。

 [桂米平ー立体紙芝居]米朝さんの弟子。立体紙芝居は落語家の余芸。紙芝居に他の

様々な小道具を使って賑やかに楽しませる。

 [桂梅団治ー転失気]桂春団治門。枕に得意の鉄道ネタを振る。知ったかぶりを笑い飛

ばす単純な話だが、柔らかく待ったりした話し振りで、雰囲気を盛り上げる。うまい。

 [桂文我ー地獄八景亡者戯]桂枝雀門。この寄席には平成十一年以来21回連続出演

で、今までに27席口演している。今回は大ネタの地獄八景である。いろんな話を寄せ集

めてあるので長くなる。嵌めものの話なので生の三味線などが入る。また浄瑠璃をも語ら

ねばならないので、おいそれとは出来ない話なのである。文我さんは時事ネタも入れて口

跡爽やか、流れるように話が進む。一時間半があっという間に過ぎてしまった。力の入っ

た熱演。


 マイクなしの生の声や生の下座音楽を聞くのはほんとに楽しい。落語を堪能した。これ

で3000円は安いかも。

浪華さくらそう会幹事会

浪華さくらそう会幹事会

    於ー廣田邸 二時より

    出席者ー廣田、竹岡、山原、中島、小西、冨増各氏

 ・各自今年の栽培成績報告ー少し悪かったが、花後の葉の成長は良さそう。

 ・山原ー「桜草名寄控」の翻刻コピー、「桜草比競」のコピーなど配布。幕末の桜草栽

    培の動きを後つける。とくに「名寄控」は記入時期によって前後半に分かれ、前

    半は二代目伊藤重兵衛が1860年に、後半は四代目重兵衛が明治21年に纏められ

    たものである。「桜草比競」にしか載っていない品種は、柴山正富の作出にかか

    り、そして外に出さずにあの世に持って行ってしまったものであると。

 ・山原ー2009年度のスライド上映。上出来の鉢、竹岡氏の新花、植付けの実際など。

 ・冨増氏よりーイギリス「The GARDEN」の5月号に桜草の写真・記事が載っている

    と。コピー配布。

 ・小西氏ー長野県軽井沢・大町の自生地見学報告、レジメあり。

 ・竹岡氏ー靖国神社でのさくらそう会展示を見学。高鴨神社展示の報告。
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