この美術館の蔵品を中心とした展覧会なので、大半の作品は何度も見ている物である。しかし良いものは何度見ても楽しい。
“おとな”が“こども”と一緒に楽しむ展覧会
『いつの人?どこの人?どんな人?』
前田藤四郎「ラグビー」…カリカット版画で柔らかい色合い。
岩宮武二「わんぱく小僧」…腕白だが洟垂れのこども。私と同じ年代とわかる
生田花朝「龍宮玉ノ井」…この世の人でないような、豊玉姫の美しい姿。
今森観陽「南蛮来」…南蛮貿易での人・物など。特異な顔立ちで平面的。
島成園「鉄漿(おはぐろ)」…あごを突き出した化粧する一瞬の姿。
*今回は「無題」は出ていない。
三露千鈴「殉教者の娘」…細川ガラシャを主題にしたものか。
木谷千種「をんごく」…こどもの行列を、格子戸から眺める娘。
小林柯白「道頓堀の夜」…しっとりとした夜の風情。
ユトリロ「グロスレイの教会」1909…白の時代の作。複雑な壁の色で、後の白
の時代を模した作とはだいぶ違う。
池田遙邨「戦後の大阪」…様々な大阪の姿を断片的に散らす。シュールリアリス
ム的。
久保晃「K氏の肖像」…大きくデフォルメされているが、具象であることのよさ
がわかる。
吉原治良「縄をまとう男」…不思議な絵であるが、忘れ難い。
フリオ・ゴンザレス「箒を持つ婦人」…鉄片を大雑把に組み合わせて造形。
佐伯祐三「郵便配達人」「ロシアの少女」…まだ精神的に余裕のあるときの作か
キスリング「オランダ娘」…目は名立を際立たせた特異な描き方。
ヴァラドン「自画像」…意志の強い表情が見て取れる。
今井俊満「パラパラ」…幼児画のようでいて強烈。携帯・デジカメを持って踊る
若者。
デュビュッフェのリトグラフ…小さい作品ながら上等。
森村泰昌「美術史の娘」「肖像(ゴッホ)」…共によく知られた作品。以外と大
きい。
小泉雅代「眉」…色付けされた大きな眉が布団の上に並ぶ。それを合成で人の顔
に置き換えた写真が75人分。
柴川敏之によるワークショップ作品…ローラー拓本。物の上に紙を置き、ロー
ラーでなぞる。
西川美也「家族の制服」…過去の家族写真を、ほぼ同じ服装で10数年後に同じよ
うに撮った写真を並べる。
柳美和「案内嬢の部屋」
*安心して見ていられて、楽しい。
“おとな”が“こども”と一緒に楽しむ展覧会
『いつの人?どこの人?どんな人?』
前田藤四郎「ラグビー」…カリカット版画で柔らかい色合い。
岩宮武二「わんぱく小僧」…腕白だが洟垂れのこども。私と同じ年代とわかる
生田花朝「龍宮玉ノ井」…この世の人でないような、豊玉姫の美しい姿。
今森観陽「南蛮来」…南蛮貿易での人・物など。特異な顔立ちで平面的。
島成園「鉄漿(おはぐろ)」…あごを突き出した化粧する一瞬の姿。
*今回は「無題」は出ていない。
三露千鈴「殉教者の娘」…細川ガラシャを主題にしたものか。
木谷千種「をんごく」…こどもの行列を、格子戸から眺める娘。
小林柯白「道頓堀の夜」…しっとりとした夜の風情。
ユトリロ「グロスレイの教会」1909…白の時代の作。複雑な壁の色で、後の白
の時代を模した作とはだいぶ違う。
池田遙邨「戦後の大阪」…様々な大阪の姿を断片的に散らす。シュールリアリス
ム的。
久保晃「K氏の肖像」…大きくデフォルメされているが、具象であることのよさ
がわかる。
吉原治良「縄をまとう男」…不思議な絵であるが、忘れ難い。
フリオ・ゴンザレス「箒を持つ婦人」…鉄片を大雑把に組み合わせて造形。
佐伯祐三「郵便配達人」「ロシアの少女」…まだ精神的に余裕のあるときの作か
キスリング「オランダ娘」…目は名立を際立たせた特異な描き方。
ヴァラドン「自画像」…意志の強い表情が見て取れる。
今井俊満「パラパラ」…幼児画のようでいて強烈。携帯・デジカメを持って踊る
若者。
デュビュッフェのリトグラフ…小さい作品ながら上等。
森村泰昌「美術史の娘」「肖像(ゴッホ)」…共によく知られた作品。以外と大
きい。
小泉雅代「眉」…色付けされた大きな眉が布団の上に並ぶ。それを合成で人の顔
に置き換えた写真が75人分。
柴川敏之によるワークショップ作品…ローラー拓本。物の上に紙を置き、ロー
ラーでなぞる。
西川美也「家族の制服」…過去の家族写真を、ほぼ同じ服装で10数年後に同じよ
うに撮った写真を並べる。
柳美和「案内嬢の部屋」
*安心して見ていられて、楽しい。