日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2013年03月

ポット苗送り出し

 浪華さくらそう会の展示が来月の中旬に始まるが、そのためのポット苗がある程度まとまったので,事務局の廣田友重さんにとりにきてもらった。事務局は堺にあるので咲き出すのは早く、近江の我が家では大阪よりもかなり遅いので,その遅速を利用して展示期間中の入れ替えをするもくろみである。
 調製出来たのは,展示用の9品種×6バットの54ポット。それに頒布用の小ポット24×2+1の49ポット。陽のあたる暖かい場所において成長を促すそうである。
 これらのポットはもう戻っては来ない。花のあとは事務局で養生して来年に備えることになる。
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植替ー立枯れ病

 仕立鉢として大きな芽を4芽選んで植えたつもりなのだが、そのうちの1芽の成長がにぶい。触れてみると「フニャ」としている。葉を引っ張ると「スーッ」と抜ける。根茎の先が腐っているのだ。例年いく鉢かはこの「立枯」にやられる。
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 そこで応急処置。養成鉢があるので、その中の一番大きな芽を選び抜いて植え直す。
 すでに毛根が出ているが,柔らかい培養土なので「そっと」措置。
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植替ー珍客

 まだまだ植替えが続く。
 鉢を開けると,土のなかに虫がいることがある。多いのはコガネムシの幼虫である。根や有機物を食い荒らす。その他に珍しい芋虫がいた。
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  夜盗虫と思いきや,今ごろ居るはずもなく、これは根切り虫か。

 やっと半ばに達したか。
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 桜たよりの聞かれる関東に比し,当地は桜も桜草も少し遅れ気味。

桜咲く

 八日市への道すがら,今年も咲いているかと,寒緋桜をさがし行く。各地の早い桜のたよりを聞いて危ぶんだが,咲き初めであった。ただし昨年の記録によると4月4日にこのブログに載せているので,この桜も早くに咲き出しているようである。
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    寒緋桜

 農家の庭先では黄色い花が咲いていた。
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    山茱萸   

椿の花

 我が家の椿が咲き始めた。
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  『隠れ磯』

植替ー続々

 孫のいる間はほとんど作業は出来ず。今日から再開。もうかなり葉が伸びているが、いたしかたない。
昨年の酷暑のをうまく乗り切れなかったのか,いくつか消えてしまった品種がある。「源氏梅」「千代の梅」それに八重系にたくさん枯れ死が出ている。どうも私の所では八重系がうまく育たない。
「源氏梅」は30年以上我が家にあったのだが,ついになくなってしまった。白系の梅咲では「神代冠」「臥竜梅」と、よくは似ているけれど味わいの違う三種を構成していた。
 品種を絶やさない為にそれぞれの2鉢以上で作っているが、作落ちして1鉢になってしまったものがさらに枯れてしまうこともあり、品種の維持はなかなか大変である。そのためにも仲間と品種を持ち合うのは必然である。幕末江戸で連が出来たことでその当時の品種が今に伝わっている。連以前の個人的に栽培していた人々の品種ものは伝わらない。
 それに付けても、連の品種を受け継いだ二代目伊藤重兵衛さんが、専門の園芸家であるにしてもよくぞたくさんの品種を伝えてくれたものである。ただこの伊藤重兵衛家・染植重にしても,一軒だけでこれをし遂げたわけではない。植木職の仲間に苗を分けて,桜草の販売元を増やしていることがこれを可能にしたのだと考えられる。

孫が我が家に緊急避難

 嫁いだ娘がインフルエンザに罹ったので、その子ども二人をしばらく預かることになる。
 手のかかる幼児と乳児が来て、今までの生活のテンポが狂う。
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 乳児のベッドがないので,肘掛け椅子二台で急こしらえ。

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 7ヶ月にもなると、日ごとの成長が著しい。

 それにしても近頃の子どもの名前には唖然とさせられる。なかなか素直にその漢字名が読めないことが多い。名前は漢字か仮名で表すことになっている。漢字は表意文字なので,その意味を汲み取って漢字を使い、それに読みを付すのが一般的であった。ところが近年は名前の発音が先にあって、それに漢字を当てはめる方法が増えている。だから漢字から読みと意味を想像するのが難しい。
 上の孫は「あおい」と言い、「碧天」と書く。

 こんなこともあって植替えは遅々として進まず,焦るのみ。

植替ーポット仕立て

 桜草を栽培し観賞するのに、それに相応しい鉢は欠かせない。ところが鉢は大きく場所をとる、しかも持ち運びに不便である。そこでポットで栽培し、飾るときに鉢に入れ込む方法が考案された。
 そのポットは15センチの黒のビニールポットを利用する。そのポットは少し高さがあるので、上端の横線の入っている部分を切り取る。そのとき耳を切り残しておく。
 このポット利用では上端を切ってあるので、培養土は端まで入れる。
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 これを好みの5寸ないしは5,5寸の寸胴鉢に入れるとピタッと納まる(飾るときだけ鉢を使う)。
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  信楽黒塗鉢        丹波伝市鉢          深谷鉢

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 ポットはバットに入れて管理し、このまま持ち運び出来る。

 この方法だと鉢を使うのは,花が咲いて飾るときだけなので,鉢が傷まない。しかも雛壇での品種の入れ替えもポットだけ差し替えたらいいので鉢は40鉢もあれば事足りる。展示会用をも考えても,100鉢あれば十分である。
 この方法を推奨しているのだが、残念ながら普及していない。今のところ浪華の事務局の廣田友重さんのところだけのようである。ここでは全てポットで栽培されている。
 わたしは丹波の香炉鉢を使っているのでポットが使えない。ただ長居の展示会用に毎年数十ポット仕立てている。

植替ー培養土作り

 急に暖かになり、気が急くことしきり。昨年の残りの土を使い切ったので培養土作りに取り掛かる。
 昨年の植替時に出た古土を土嚢袋に入れ、雨のあまりかからない所に積んでおいた。この間に有機物はほぼ分解して粉状になっている。2ミリ目の篩にかけてミジンを抜くと、赤玉土とパーライトだけになる。乾いているので篩うのに楽だが、粉だらけになる。
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    ミジンと篩い残し

 10数袋あげた所で、少し培養土を調製する。
 培養土の組成を昨年より変えている。バーク堆肥等の有機物を10%くらいに抑え、バーミュキュライトを加えている。赤玉土単用でもいいらしいのだが、まだそこまで踏み切れない。それにしても大半の園芸書では、培養土には腐葉土等を3割ほど混ぜるとあるのだが、これはどんな根拠にもとずいているのであろうか。
 明日はまた四月の陽気という、作業は楽だが………

植替ー続

 このところ寒の戻りで冷え込み、手が付けられず。
 少し春日和になったところで、少しだけ植替え。
 出来のましな鉢があったので、写真にする。

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  珍しく良い根鉢              芽を取り出したところ

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  鉢の正面を手前に、土は鉢の半分ほど    芽の尻を挿すように正方形に配置

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  真上から見たところ            土を入れて、芽の高さが等しいか確認

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  土を入れて完成…増土をしないので鉢の上端から2僂目安
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