日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2014年06月

肺炎になる

 今回は私事。
 私が病気になることはほとんどない。今までに入院1回、手術2回(日帰り)ほどで、健康保険料をせっせと払い続けるほうであった(歯科は別)。しかるに今回病気らしい病気にかかってしまった。風邪ひきを軽く考えて、予後をきちんと手当てしなかった。そのため風邪をこじらせてしまった。普通ならそれでも時間が経てば治癒していたのだが、今回は違った。2日ほど前、体全体の脱力感に襲われ、これは今までとちょっと違うと自覚して医院に走ることになった。予想通りというべきか、結局肺炎を引き起こしてしまっていたのである。レントゲンに肺の一部が白く写っていた。
 すぐさま点滴である、そして抗生物質その他の薬をいただいた。
 

芽切れ

 種子を蒔いてからようやく芽切れして、根が伸び始めた。
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もりやま芦刈園ー紫陽花

 梅雨の晴れ間、毎年足を運んでいる「守山の芦刈園」へ、孫の子守りを兼ねて。
今年は梅雨にしては雨が少なく、しかも1週間ほど遅かったので、見頃を逸したようである。
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 〈入口の植栽〉
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 〈白の女王ーアナベル〉
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 〈プリンセスベアトリス〉    〈花火〉            〈マシア〉
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 *あじさい園も、花菖蒲園ほどでないにしても、品種をきっちりと維持管理するのはなかなかに難しいようである。

種子蒔き

 種子へのジベレリン処理をしたものの、私の都合で遅れていた種子蒔きを行う。
  〈処理済みの種子〉
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  〈滑りの良い葉書を谷折りして、弾きながら種子をまばらに落とす〉
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  〈播種終了ー20余品種を実施〉 培地は市販のサカタのスーパーミックスAを使用(3ミリ目の篩い
   を通す)
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美術館「えき」KYOTOーわたせせいぞう

 父の日ということで、息子が京都の天ぷら屋さんを予約してくれ、家人と二人で出かける。祇園の「圓堂」である。ここは日曜日も店を開け、全国からの観光客も訪れるようである。当然というべきか美味しい天ぷらであった、名物「玉蜀黍」「ウニ」「若鮎」等など。私はビールを少々過ごしてお腹が一杯になり、コースの途中でギブアップせざるをえなかった。さすがに名の通った店では仲居さんの立ち居振る舞いが美しい。揃いの着物ー夏の単衣を着こなして優雅。これも味わいのうち。
 
 このあとせっかく今日まで来たので、どこか一つ美術館をと、美術館「えき」KYOTOに寄る。

   『わたせせいぞうの世界展』

       〜ハートカクテルからアンを抱きしめて〜

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[第1章 コミック作家サラリーマン誕生]
 損害保険の営業マンだったわたせせいぞう氏が漫画を書き始めたのが40年前だった。
 「なんとか川」「おとこの詩」「おとこのシアター」「ラッキーペーター」などなど

[第2章 ハートカクテル]
 大人の絵本というところか。

[第3章 愛するコミック作品たち]
 おしゃれな作品群…若々しい青春像を描く。戦後のアメリカのあっけらかんとした明るさを背景とす るか。文芸春秋漫画賞を受賞。

[第4章 イラストレーター]
 1989年からカレンダーを毎年作成。

[第5章 京都「心のやすらぎ」〜九州「ふるさと」]

[第6章 「アンを抱きしめて、村岡花子物語」との巡り会い]
 NHKの朝ドラの原作の挿絵を担当。

 *音楽でいえばイージーリスニングで、単純明快でたのしい。フアンが多いのか最終日だった今日はかなり会場は混んでいて、ゆっくり見ていられなかった。ただ画風の大きな展開はないので、画面の雰囲気はみな同じ。

実生に取り掛かる

 このところ管理が行き届かず実生がうまくいってなかったのだが、今年もそれに懲りずにやっぱり実生をすることにする。
 種子はたくさん取ったのだが、今年の行き方として、最新の品種を親にしたものを優先することにした。
 まずジベレリン溶液に浸漬する。使うのはアルミカップ(お弁当などに使われるもの)で、底に親の品種名を書いておいて、種子を入れ、溶液を注ぐ。このまま一日おく。
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落語会に行くー米朝一門

 前日急に「落語を聞きにいくで」と家人に言われる。そして唯々諾々。

  『桂米朝一門会』 野洲文化ホール 2時〜4時40分

    桂弥太郎 「時うどん」
     *よく出来た入門話だが、古い上方語を無理に使わなくとも
    桂塩鯛  「池田の猪買い」
    桂南光  「胴切り」
      〜中入り〜
    桂吉弥  「ホース演芸場」
     *吉弥作の新作。かっての演芸場風景ー宮川左近ショー、フラワー
      ショー、かしまし娘、ジョウサンズ、暁伸・ミスハワイのテーマソン
      グを歌う。
    桂米團治 「地獄八景亡者戯」
     *桂家のお家芸。息もつかせずたたみかける話芸は圧巻。
      ただもう少し余裕がほしいか。

 会場はほぼ満員の盛況。それぞれが得意ネタで、私は充実した一時を過ごすことが出来た。ところが回りを見渡してみると老人ばかりで、青壮年層はちらほら。落語界を取り巻く状況がどうなることやら、支持層がこんなに老齢化しているとは、我々も面白い落語を楽しむだけでは済まないような気がする。

京都国立博物館ー古寺巡礼

 京都市美術館から京都国博にまわる。ここも久し振り。

   『 南 山 城 の 古 寺 巡 礼 』

            祈 り と 癒 し の 地

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 京都市は京都の南にあり、奈良市は奈良の北の端にある。その新旧の都の間に多くの古刹が点在する。お寺にも栄枯盛衰があるのだが、このようの所でよくも奈良・平安の世から続いたものである。
 今回はこの地域での宝物調査にもとずいての寺宝展示が行われた。

[第1章 南山城の歴史と文化]
 「三角縁神獣鏡」椿井大塚山古墳出土…非常に美しい状態での出土で、黒光り状
     態のものがある。
  多くの廃寺跡遺物が出ている。

[最2章 見歌の瓶原と海住山寺]
 重文「十一面観音立像」平安…檀像様の精緻な像
 重文「四天王立像四駆」鎌倉…30数センチの小ささながら誠に精緻。
 「本堂旧壁画ー補陀洛山浄土図」…大きな四枚の板を継いだ画面なのだが、600
     年もたっているのに画面に歪みがない。
 「宝珠台」…初めて見る珍しい品。
   その他多数

[第3章 笠置山と笠置寺]
 「毘沙門天立像」鎌倉
   その他省略

[第4章 浄瑠璃寺と岩船寺]
 国宝「多聞天立像」浄瑠璃寺 平安…堂々たるお姿で、緊張感あり。
   その他省略

[第5章 南山城の古寺]
 重文「十一面観音立像」禅定寺 平安…桜材で、大きい。
 重文「千手観音立像」寿宝寺 平安…シャープな造形。
 「弁財天十五童子像」神童寺 室町…古式で、頭に鳥居や宇賀神を戴く姿。

[第6章 一休禅師と酬恩庵]
 酬恩庵は晩年一休禅師が暮らしたところで、一休関連の資料がたくさん残されている。宗教関連の資料だけでなく、一休さんの個人的な遺物も数多く残されている。面白いのは「沓」「足袋」などなど。
 その他、原在中の絵がたくさん残されている。

*あまりに様々なものが展示されているので目移りしてしまった。

京都市美術館ー高橋 秀展

 泉屋博古館のあと、昼食には近江屋清右衛門のカレー店に行く。名物牛バラカレーを食べる。やはり美味しい。ただメニュー変更にともない、1000円から1200円に値上げされていた。こんな所にも円安インフレの影響が、アベノミクスのどこがいいのやら。
 東山に戻って京都市美術館にいく。

   作家の眼 『 高橋 秀 』 気への形象

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 「広島県福山市に生まれた高橋秀は,19歳で画家を目ざして上京,31歳で安井賞を受賞した。その後,より広い,縛られない世界を求めてイタリアに留学,ローマで約40年を過ごして,独自の表現の確立へと向かった。本展では1970年頃から2004年の帰国,そして現在に至るまでの約50点により,変遷を追い,全容に迫る」とある。
 「波頭」の2点が目につく。青を背景に金と銀の波頭がうねる。一見琳派の装飾
      画を思わせる。
 「線濤」…下地の紅が箔の重ね目から滲んで効果的。
 「日月図ー黄丹の天」…山下の草木を赤・黒・緑の速線で。これも琳派的。
 「乱華」…咲き誇る曼珠沙華の群舞。

 古い作品では、画面を曲線・直線で区切り原色で対比させる単純な主題。これはこれで面白いが、一つの方法の繰り返しで、2・3の作品を見れば事足りてしまうのでは物足りない。琳派の方法を取り入れたことで多様な展開がもたらされたように感じる。

  

泉屋博古館ー渡欧日本人画家たちの逸品

 美術館巡りから足が遠ざかっていたが、今日からまた復活である。まずはいつものように京都東山界隈へ。まずは一番遠くにある泉屋博古館へ。

  特別展住友グループの企業文化力

    『ちょっとパリまで、ず〜っとぱりまで』

        渡欧日本人画家たちの逸品

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 泉屋博古館の維持協力を行っている住友企業グループが収集した絵画は多い。しかし一般に公開されることはほとんどない。その公開が始まって第二回目である。
 著名な作品を挙げる。
  黒田清輝「花と婦人」…婦人より花が主役。
  藤島武二「日の出」…小さな作品だが(タテ10センチ)、すぐれた自然描写。
  和田英作「こだま」…不気味は女人像。
  梅原龍三郎「霧島」…色彩はルノアール、琳派や文人画の自由な筆使いを取り
      入れていると解説。
  山下新太郎「読書の後」
  小磯良平「母子像」…この人はほんとにうまい。

 私の気に入りの絵
 ◯佐伯祐三「鯖」…荒い筆致、乱暴な背景が研ぎすまされた神経のしからしむる
      ところか。
 ◯坂本繁二郎「箱」…5つの箱を紫の変相で。
 ◯三岸節子「花」…赤とクリーム色の花、ほとんど抽象画に近し。

 いろんな作家の良いとこ取りで楽しめる。基本的に印象派前後の絵が大半を占め、西洋の匂いのする小粋な絵である。同時期の本場西洋の作品と較べてどうであろうか。やはり時代が下るに従い、日本的な味わいが出てくる。
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