日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2014年07月

現在の実生苗ー7,27

 何とか成長を続けている実生苗の現況
 種子の善し悪しによるのか、品種によって成長の具合にかなりの遅速が現れている。
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 最も成長の良いもの       これは「天女」の子で弱々しい
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 梅雨明け後の強烈な太陽光が照りつけ、7月26日は、近くの東近江市で最高気温38,8度を記録した。
何とか緑を保っていた葉もこれで枯れ上がってしまった。
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 ところが今日は朝から激しい雷雨があり、一気に気温が下がって過ごしやすい。

美術館「えき」KYOTOー後藤美術館コレクション展

 あべのハルカスの帰りに京都で途中下車、駅ビルの美術館へ。

   山寺 後藤美術館コレクション展

        『 バルビゾンへの道 』

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 このコレクションは、山形出身の実業家後藤季次郎氏が収集されたヨーロッパ絵画を主とするもので、1994年、山形市の山寺に後藤美術館が開館した。
 近世・近代のヨーロッパ絵画は都会でもそうそうは見れるものではないが、それが東北の山形で常設されているのはうらやましい限りである。といって山形まで見に行くのは難しいのだが、それがこの館では全国への巡回展が催されていて、今回は京都に回ってきたわけである、有り難い。
 
[神話・聖書・文学]
 17・18世紀のヨーロッパでは標記を主題とする絵画がたくさん描かれた。ただ日本にはあまり入ってきていないようである。
 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(17世紀)「悲しみの聖母」
 サツ・ソフェラート「祈りの聖母」…ラファエロ風。
 アレクサンドル・カバネル「パオロとフランチェスカ」
                  …ダンテ『神曲・地獄編』より
             「デスデモーナ」…シェイクスピアの「オセロ」より

[美しさと威厳]
 ニコラ・ド・ラルジリエール「肖像」
 ギョーム・ヴォフリオ「婦人の肖像」
 ジョアッキーノ・パリエイ「夜会」…細密画で14人の群像。

[静物]
 エミリー・スタード「魚・カキ・エビ」
 アンジェロ・マルティネッティ「鹿と猪のある静物」…毛の質感が見事。背景の板は製材の鋸あとま
      で正確に。

[風景と日々の営み]
 コロー「サン・ロー近くの丘と牧場」
    「サン・ニコラ・レ・ザラスの川辺」
 トロワイヨン「小川で働く人びと」
 テオドール・ルソー「ノルマンディの風景」
 ミレー「庭にて」
    「ポーリーヌ・オノのおじ・ギョーム・ルミイの肖像」
 ギュスター・ドレ「編み物をする人」
 クールベ「ビュイ・ノワール渓谷」
     「トニーと呼ばれたアントワーヌ・マルレ氏の肖像」

あべのハルカス美術館ー華麗なるペッツォーリコレクション

 阿倍野の近鉄百貨店は馴染みの店であるが、建て替えて「ハルカス」となってから初めて訪れる。
その16階に「あべのハルカス美術館」がある。新しい美術館はどこもその雰囲気はよく似ている。床はたいてい木材で、ここでは美しい赤茶色のブガンビ材のようである。
 この16階から展望スペースに行けるのだが、いまだに行列ができていた。
 前売り券は早くに手に入れておいたのだが、最終日になってしまった。

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  ミラノ・ポルディ・ペッツォーリ美術館

     『 華麗なる貴族コレクション 』

 イタリアミラノの貴族ペッツォーリ家に伝わった美術品、それに19世紀中葉にジャン・ジャコモが収集した絵画・工芸品・武具で構成された美術館。第2次大戦中甚大な戦渦を被ったが、再建されてよみがえったコレクションである。

[第1部 ポルディ・ペッツォーリコレクション]
 「ジャン・ジャコモの肖像」
 その他武具

[第2部 ロンバルディアコレクション]

[第3部 タペストリーと14・15世紀イタリア絵画コレクション]
 「タペストリー」…主題の回り全面に草花が配されている。この時代絵画では草花など見たことがな
          いのだが。
   *教会の祭壇画がある。日本の仏像と同じく、教会にあってしかるべきものが収集の対象となっ
    ているのをどう考えればいいのか。キリスト教といえど、宗教よりも芸術作品としての価値が
    優先されるのか。

[第4章 黄金の間コレクション]
 アンドレア・マンテーニャ「男性の肖像」…いわゆるプロフィールである。
 ピエロ・デル・ポッラィウォーロ「貴婦人の肖像」…繊細な表現力が駆使されている。ただ修復でど
      れほど顔の表情に手が加えられているのであろうか。しかしまことに麗しい。これ1点で
      もここに来る価値がある。

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 サンドロ・ボッティチェッリ「死せるキリストへの哀掉」…強い色彩の対比は彼らしくないが。
 ザノービ・ストロッツィ「謙譲の聖母と二人の奏楽の天使」

   *どの作品もクリーニング済みで、生々しすぎる。

[第5章 15・16世紀の美術と時計コレクション]
   略

[第6章ヴェネティア美術および17世紀以降の美術コレクション]
 水彩素描が10数点…皆同じ素木の額装。それは渦杢の材を使ったもの、ただ西洋でも貴重な材なので
      あろう、20センチほどの長さに薄く剥いで繋ぎ合わせてある。

本葉が出る

 葉の成長がゆっくりと進む。早いものは本葉が2枚目にさしかかっている。
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 品種によって成長の遅速が大きい。遅いものでは本葉が顔をのぞかせた程度。
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齢七十となる

 うかうかと年を過ごし、70歳となってしまった。かっては想像すら出来なかった老人の世界に自分が居る。あまり病気をしないと過信していたところ、はからずも肺炎に取り付かれて、老いが着実に身にせまっていることを実感させられた。さいわい家人の衣食住にわたる世話で大過なくはすごせている。これからさらにどんな爺になるか。

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 家人および子どもたちが祝いの席を設けてくれた。近江草津の温泉旅館での昼食会である。自分が主人公であることは絶えてないことなので面はゆい。しかも自身の両親には何もしてこなかったのに。
 さてこれからの人生をどう生きるか。私に残された時間はもうあまりない。桜草中心の生活をしばらくは続けて何らかの形に残したい。その先は静かに消えゆくのみ、あまり未練はない。

双葉がひらく

 おおよその品種の種子の双葉がひらく。フードパックの蓋を閉めて育ててきたが、少し過湿気味なので蓋を少し開ける。
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 種子にジベレリンを吸収させたのだが、種子の状態によってうまくいかなかったものも出てくる。また芽生えても皮を被ったままで蓋花展開しない個体も見られる。
〈芽生えのうまくいかなかった例〉 〈天女が実ったので蒔いてみたが〉
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 [現在の桜草の様子]
 6月の梅雨に入ってから、葉は溶けるようになくなっていく。鉢の表面を観察すると、芽の飛び出しは全く見られない。
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 鉢内の自然実生は成長を続けている。
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 圃場の通路に生えたきのこ。
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肺炎おさまる

 7日再診、レントゲンでは前回と変わらず白い影が写っている。
 その夜中、強い咳き込みに襲われ、大きな痰が出る。
 8日朝方も、咳が続く。ところが昼過ぎから咳も治まり、心身の状態が軽くなり、ほぼ正常にもどる。
どうも7〜8日がピークであったようだ。レントゲンをそうそう撮るわけにもいかないのだが、多分白い影は消えていることだろうと思う。
 身体の自然治癒力が年とともに落ちているのを実感させられたことであった。
 それにしても受診するたびに、医療費が三割負担でも数千円かかる。私はごく普通の年金受給者なので、この負担は大きいなあと思う。おちおち病気にもなれない。

増土再考

 次の会誌に向け、「桜草の栽培について」の考えをまとめているところ。ちょうど「増土」の項だったのを幸い、もう一度見直してみることにする。
 もう「増土」をやらなくなった人もいるだろうが、例年の習慣として「増土」をされたかたもいるだろう。
 私が「増土」に対して疑問を持ったのは、多くの鉢を栽培していると、根茎の飛び出しはかなり稀なことの事実にもとずく。たぶん多くの根茎のうち0,1%もあるかなしかであろう。それぐらいなら飛び出しを見つけ次第土を寄せるなり、土を被せるなり個別に対応すればよいことなのである。一律にやる必要はない。
 他の人に対して「おおきにお世話」であるのだけれど、ものの考え方として、自分の目で鉢の状況を確かめて行動に移されてはと先に提案したのだが。古くから言い伝えられているからといって、無批判に受け入れるのは得策ではないと。
 しかし「増土」をされる方は多くおられる。私の言説があまり受け入れられていないようである。
 ところで、自生地ではどこをとっても「増土」のようには自然に覆土されることはない。荒川流域の河川敷は度々の洪水に襲われて、その土砂が「増土」となったとも言われているが、毎年のように「増土」ほども土が積もれば、それが年に5〜10ミリほどの厚さと仮定すると、100年で50〜100センチにもなってしまう。そんなことはありえないことである。いまの田島が原には洪水はない。
 現在の自生地ー田島が原や阿蘇の久住高原では毎年のように野焼き(この自然撹乱によって自生地が生まれた)が行われている。芽が飛び出していれば焼けてしまう。しかも「増土」されたわけでもないのに毎年花が咲いている。
 先人の意見も尊重しなければならないが、それにこだわれば本質が見えなくなる。
 *いま田島が原で問題なのは、桜草の競争相手の草花がはびこって、桜草の位置に取って代わろうと
  していることである。だんだん桜草の生息域が狭まっているようにみえる。

芽生え

 双葉の展開が始まった。
 これはそのなかでも、早い方のもの。
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 現在の桜草の様子。
 太陽の良く当たる所のもの。    日影で育ったもの。
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肺炎になるー2

 私事の続き。
 今日は朝から野洲の病院でのCT検査である。肺の断層写真の撮影、これも初めての経験。
 終わって件の医院に結果のCDを持参、お医者さんより映像の解説を承ける。病原菌の特定のため痰を持ってくるようにといわれるのだが、これが出ない。
 後は薬を飲んで静かに養生するのみ。
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