日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2016年08月

安土城考古博物館ー古墳時代

 遠くに出かけることが難しいので近場の博物館へ。

  安土城考古博物館 第54回企画展

      『 近 江 の 古 墳 時 代 』

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 古墳というのは名前はよく聞くのだが、そうそう目に見える形で身近に展示されているわけではないので縁遠い存在である。それを慮ってか、今回安土城考古博物館で、近江の古墳の主な出土品による展覧会が催された。その埋葬され、そして発掘された遺物を見ると、全国的にその内容の共通性が目立つ。鏡、鶏や馬の埴輪、馬具、刀剣、矢など。政治的に統一されてはいなくとも文化的な共通性が顕著なように思われる。それがどうして可能であったのか。 
 ちなみに日本にどのくらいの古墳があるのか(「古墳にコーフン協会」日記2016、3、3参照)
   総数  158905もあるという(消滅したものを含んで発掘された数)
    滋賀県 926基
 時代的に数世紀に渡っているだろうが、それにしても膨大な数である。地域地域の権力機構が出来上がっていたと同時に、互いの関係も対立よりも協調する方で動いたように思いたい。
 全国的に共通する遺物を紹介しょう。
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 〈鶏の埴輪〉      〈馬の埴輪〉
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 〈甲〉         〈大刀把頭〉
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 〈甑の底〉        〈俵壺〉
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 *驚くべし、俵壺と全く同じ形をした朝鮮で長く作られ続けた粉青沙器がある。

実生苗の成長2

 ポット植にしてから早1ヶ月が経とうとしている。毎日手をかけているので事故はあまりない。
 〈現在の実生苗の様子〉ほぼ全部
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 〈成長の良いもの〉       〈最も大きい個体〉
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 実生苗の根茎や葉は「宝珠」の形をとる。

 *昨夜も雨が降る

酔芙蓉の花

 今年の自然の移り変わりは早いようである。近所の田んぼでは早生種の刈取りが20日に行われている。
 秋の花と思っていた「酔芙蓉」もはや咲き出した。「酔芙蓉」は一重の芙蓉の半八重への突然変異種を取り上げて園芸化したもののようである。花茎も10センチほどになり、一重に較べ豪華な咲き振りをみせる。
 11時頃写したので、すでにほんのりと酔いが回り赤みが差している。

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打出のコヅチ⑷

 昼の犬の介護の処置(シッコのために抱いて外に連れ出す)をして、そそくさと出かける。

   平成28年度 滋賀の文化財講座 打出のコヅチ

       『第4回 近江の奇祭  中山の芋競べ祭り』

               講師 教育委員会文化財保護課  矢田直樹さん

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 滋賀県には多くの祭礼行事が残っているという。
   曳山祭…長浜、大津、日野、水口など
   火祭り…近江八幡左義長
   オコナイ
   山の神
   野神などなど

 なかでもユニークなのが「野神」であろう。神信仰が神社形式をとる以前、八百万の神々というように神はどこにでもいたのである。それが組織化・序列化される中で、そこから漏れ落ちた生活に身近な神がいた。ちょっとした石であったり、大木であったものを「野神」と呼び、日々の生活の安心安全と五穀豊穣を祈る素朴なものであった。
 「芋競べ祭り」は、日野町中山の東谷と西谷の地区がそれぞれ栽培している里芋の大きさを野神山の祭場で較べ合うもので、終わりに互いの芋を交換し合うというものである。
 なぜ里芋なのか。里芋は東南アジア原産の芋類で、照葉樹林文化(焼き畑農業)とともに日本にもたらされた稲作以前の農業の姿を表している。それが野神と結びついて古い農耕文化の名残として伝わったと考えられる。
 年齢別集団がこの祭りを荷なっているのだが、ここも人口流出を受けて役割分担の停滞がおこっている。いつまでこの奇祭がつづくことやら。


 先月の「打出のコヅチ⑶」は書きそびれて載せなかった。以下項目だけ書いておく。

 第3回 近江の神仏習合
      琵琶湖文化館収蔵品を中心に
          講師 琵琶湖文化館 学芸員  渡邊勇祐さん

   1、造形化された神々  仏像の影響 神社に神宮寺 寺院に鎮守社
   2、護法善神の展開  天部の神々  日本の神々
                      勧請ー宇佐八幡 地主ー比叡神 招来ー新羅明神
   3、本地垂迹の世界
   4、習合儀礼の諸相

雨が降る

 7月末から雨が降らず、どこもカラカラの状態。日曜日に外出した際には、長岡京市そして山科から大津にかけてで豪雨に出会う。どちらも局地的夕立であった。
 そして近江八幡では月曜日と火曜日にまとまった雨となった。これこそ干天に慈雨。

大阪市立美術館ーデトロイト美術館展

 せっかく墓参りに大阪まで出たので、どこか一つぐらい美術館に行こうと、帰りに市立美術館に寄る。

      『 デ ト ロ イ ト 美 術 館 展 』*下線部をクイック

            大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち

 デトロイトは名にし負うUSAの自動車産業の中心地であった。その最も最盛期の頃、ヨーロッパの芸術の粋が金にあかせて買い集められた。それが「デトロイト美術館」となり、その精華が今回日本にやってきた。デトロイトはその後、自動車産業の衰退(工場の全国分散など)で都市の財政破綻を来したところだが、美術館の至宝は売られることなくデトロイトの宝として守られているようである。
 この美術館のコレクションは近現代ヨーロッパの名品がキラ星のように集められていることである。
 近年美術館などで外国人を見かけることが多くなっているが、白人系・アジア人系・黒人系といろいろ。外国人向けの割引制などがあるのだろうか。一人若い黒人女性が熱心に鑑賞されていた。その女性は何とも見事なプロポーションで、絵を見る彼女を鑑賞させてもらった。

[第1章 印象派]
 ギュスターヴ・クールベ「浴女」…何やら艶かしい
 カミーユ・ピサロ「小道」…点描の作品
 クロード・モネ「グラジオラス」…古いタイプの花だが、グラジオラスとわかる
 ルノワール3点
      「肘掛け椅子の女性」…魅惑的な眼差しやよし
        *豊満な浴女を彼は何点描いたのだろうか、ちょっと数が多すぎ
 ドガも5点
      「女性の肖像」…荒い筆致やよし
 カロリュス・デュラン「喜び楽しむ人々」…4人の人物のうち若い母親のみ精細に描かれる
                     これはひょっとして聖母子像かもしれない

[第2章 ポスト印象派]
 セザンヌが4点
       「画家の夫人」やよし
        *セザンヌはどうも私とあわない
 オディロン・ルドン「心に浮かぶ蝶」…ルドンは私の好きなタイプ。病的は繊細さが身上か
 ゴーギャン「自画像」…いかにも彼らしい独特の色使い
 ゴッホ「自画像」…多くの自画像のなかでもおとなしい姿
    「オーヴェールにて」…力強いえぐるような独特の筆致

[第3章 20世紀のドイツ絵画]
 ワシリー・カンディンスキー「白いフォルムのある習作」…抽象だが色使いが秀抜
 ドイツ絵画はあまり紹介されることがないので、馴染めない

[第4章 20世紀のフランス絵画]
 アンリー・マティス3点…ほのぼのとした優しさ
 ピカソ6点…6点もあるということはよほど多作だったようで、その早描作品はあまり好まない
 モディリアニ3点…無骨な男の繊細な表現力、大阪には大作の「裸婦」があるのだが


 *デトロイト美術館では自由に絵の写真を撮ってもいいそうで、今回も曜日を限ってそれが認められている。素人のスナップ写真など商売の種などにはならない、参観の記録としての意味しかないいからであろう。      

墓参り

 お盆と暮に檀家寺にある墓に詣ることにしている。今年は犬の介護でどうしようかと思案していたが、家人に背を押されて出かけることに。
 檀家寺は大阪市平野区の平野の正業寺さん。
 墓石は明治37年3月に建てられ、すでに110年を経て風化が進んでいる。建てた先祖の名も印されているが、どんな人だったか定かでない。先祖といっても三代さかのぼると資料も何も残っていない。人の世ははかないものである。私自身も曾孫の世代がくれば、その存在は空に帰すだろう。人はこんな風に忘れ去られていくのか。そんな時にも私の作った桜草は栽培され続けているだろうか?というようなことが頭をよぎる。

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 墓石には家名は彫られていない。屋号だけである。我家の屋号は「サツ嘉」という。本家が「サツマ屋」なので、分家した曾爺さんである「嘉兵衛」の名をとって「サツ嘉」としたらしい。しかし「嘉兵衛」さんのことは何も伝わっていない、写真すらない。
 この墓をいつまで守っていけるか。

 帰りにいつものように平野名物「亀の饅頭」をみやげにする。

実生苗の成長

 長年いっしょに住み暮らした老犬の介護でほとんど外出できず、今のところ桜草しか話題がない。
 今年の実生は割に事故が少なく、順調に成長している。一昨年は、豪雨の雨脚に曝されて痛めつけられたり水やりを怠って弱らせたりしたのだが。
 種を蒔いて50数日後の姿がこれである。
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 〈成長の遅速〉びっくりするような大きな葉、一方でその何分の一しかない小さな葉
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 〈毛虫の食害〉いまの所この個体のみ
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 〈新しい斑入り葉〉   〈斑入り苗のその後〉やはり遺伝子異常なので弱い
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 〈自然実生の現況〉
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 〈実生2年目〉なお休眠せず 
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