日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2016年11月

愛荘町立歴史文化博物館ー浮世絵・歌川ファイブ 挟

 午前中に犬の「チュラ」の火葬・納骨を済ませる。「チュラ」の世話がいらなくなった分、外出しても早く帰らなくてもよいということで、遠出することにする。湖東三山の金剛輪寺の麓の博物館まで自転車で走る。八日市の官庁街を東に道なりに突き当たりのを右に折れるとそこはもうお寺である。往復三時間半ほどかかり、お尻が痛くなった。

  那珂川町立馬頭広重美術館名品展

       『 浮 世 絵 ☆ 歌 川 フ ァ イ ブ 第挟』

[豊国]
 「清盛・沢村宗十郎 ときわ御前・瀬川路考」大判二枚
 「忠臣蔵五段目」
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[国貞]
 「忠臣蔵焼香ノ図」大判三枚
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 「舟人里右衛門・関三十郎 まはし網五郎・中村芝翫 いはらきやおやま・岩井粂三郎」大判三枚
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 「広重死絵」
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[広重]
 「ぼらにうど」摺物 (広重の動植物の絵は大半は摺物で一般の嗜好とは少し違うようである)
 肉筆「両都芸妓図」  京都の芸妓の下唇は緑色
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[国芳]
 「弁慶ヶ勇力戯に三井寺の梵鐘を叡山へ引揚る図」大判三枚
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 「宇治川合戦之図」大判三枚
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[国安]
 「業平の東下り」


 この日は日曜日、雨も上がっての行楽日和となったので、金剛輪寺は紅葉見物客でいっぱい。参道は人の列が続く。しかし紅葉は盛りを過ぎてうらぶれた姿をさらしている。
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大文字草

 大文字草の晩生種がようやく咲きそろってきた。前回ここで紹介したのは10月20日であった。それらはすでに老花が多くなったが、なお新花を着けている。
 〈白糸の滝〉(五寸鉢)     
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 〈萠〉
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 〈白糸の滝〉(4寸鉢)…これから満開になる
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 桜草の植替えた鉢
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 *今年の出来はもう一つ…芽が増えていない






愛知川駅ギャラリー 上田三佳展

 近江鉄道の愛知川駅には展示スペースが附設されている。そこでミニ展示が行われている。少し遠いが運動がてら自転車で行く。

   上田三佳展

      『 す き ま の 景 色 』

     かさなる色と形
     見えかくれする
     それぞれのけしき
     いく層にも つみ重なる
     時間の中で
     明日と昨日が交差する

 〈名刺〉DSCF6784



 〈reed screen〉
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 〈ドローイングKASANE〉
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九華の絵

 観峯館の本館4階の常設展示

   『中国書画 小品展』

 日本ではあまり馴染みの無い形式の「巻子」「横披」「団扇」「册」「斗方」の作品が集められている。そのなかに何と「一茎九華」の絵があった。蘭の絵と言えば水墨画の定番ではあるが、花の姿を真写したものはあまり見たことは無い。特に近世から近代にかけてもてはやされた「春蘭」や「九華」なのだが『蘭濔史』まで待たねば詳しい記録がない。それがこんなところで、といっては失礼だが、精密に写した絵に出会えたのは幸甚であった。
 
 改 蘭図(実物大) 「潜園荷素」「黄明陽素」
     嘉慶癸酉(1813)四月既望為写十二図 七薌改
   前期にも二図が出ていたが名前失念。4品種とも『蘭華譜』には載らず
 
 かつて私もこの九華を作っていたのだが、手にあわなかったのかいつしか作落ちさせ、ついには枯らせてしまい、今は1品種のみ生きながらえている。
 これを見てもう一度この豪快な蘭の花を作ってみたいと思うようになった。

観峯館ー永源寺の宝物

 観峯館特別企画展

     開山寂室元光禅師650年遠諱

        『 永 源 寺 に 伝 わ る 書 画 』

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 永源寺は臨済宗の名刹である。今日では近江の片田舎という位置にあるが、往時は京に近いこともあって、中央との交流も盛んであり、多くの寺宝が蔵されている。
 今回開山禅師の650年遠忌ということで、地元の近江での寺宝の公開展示の運びとなった。内容から見て京都国立博物館で展覧されてもおかしくないほどのものなのだが、ここ観峯館に設備の整った特別展示室が新設されたこともあって、その記念の企画展として招致されたようである。
 ただ足の便が悪く、どれほどの人に見てもらえるかが心配である。
 前期の展示はミニコンサートの折りに寄せてもらって拝見している。その帰りに受付で呼び止められ、初日の開会式で配られた記念品(図録と記念の扇子)を渡された。何故私にくれられたのか不明・不可思議なのだが、有り難く頂いておく。

 [第一章 永源寺開山ー寂室元光の墨跡]
 重文 山号「瑞石山」寺号「永源寺」
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 重文「風攪飛泉詩」
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風攪飛泉送冷声 前峰月上竹窓明 老来殊覚山中好 死在岩根骨也清

 重文「即心即佛」
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 重文一絲文守筆「生死事大 無常迅速」
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 [第二章 永源寺を支えた人びとー天皇公家の書を中心に]
 重文 足利義満 山号「廣擇山」寺号「天恩寺」
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 伝徳川和子 「馬郎婦観音像」
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 井伊直弼 「和歌懐紙」
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卯月の中頃永源寺に詣けるに 青楓のなかめ秋のにしきにもいやまさりたるここちして 藤原直弼
    夏山のみとり 栄へある木末にそ いろより外のちしほなりけれ

 近衛基熈 「紺紙金字般若心経」

 [第三章 永源寺に伝わる美術]
 漲川永海「達磨図」
 仙儺想陝嵒杪淇沺
 重文 陸信忠「地蔵十王図」11図
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 「牡丹孔雀図屏風」(桃山ー狩野派か)  こんなところに桜草が
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 *花梗があちこちから出ておかしいが、紛れもなく「櫻草」であろう。

珍客来訪

 庭で作業をしていたら、ブロックの上に何かがいる。羽を広げてじっとしている。紫の羽色をした蝶々。すぐさま写真機を取りに走る。あとで調べて見ると「ムラサキシジミ」という蝶であった。シジミチョウの仲間にしては大型で、色が美しい。
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愛荘町立歴史文化博物館ー浮世絵・歌川ファイブ

 金剛輪寺の麓にある愛荘町立歴史文化博物館で紅葉の季節に併せてか、平成28年秋期特別展としての浮世絵展が開かれている。
 その浮世絵は栃木県にある那珂川町馬頭広重美術館からの出展である。愛荘町と那珂川町との姉妹都市提携35周年を記念しての展覧会である。関西に居住する者にとっては、関東周辺の事情に疎く、このような広重美術館があることすら知らなかった。馬頭広重美術館の建物はは著名な隅研吾氏の設計になるもので、和風の建築物としてもよく知られているという。私にとって広重の美術館と言えば、岐阜にある中山道広重美術で、かつて足を運んだことがある(2009,5)。
 
 那珂川町馬頭広重美術館名品展 姉妹都市提携35周年記念

   平成28年度秋期特別展

     『 浮 世 絵 ☆ 歌 川 フ ァ イ ブ 』

 はるばる栃木から浮世絵の銘品がやってきた。幕末に活躍した歌川派の代表格五人の作品が選ばれている。展示室が狭いこともあって、展示は1期・2期に分けて行われる。
 遠来の銘品なので愛荘町の博物館でもそれなりの対応ということで、ごく丁寧な解説書が作られている。そこから写真を拝借する。
 せっかくの展覧なのだが、紅葉見物の来訪者で博物館に寄る人は極めて稀。

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 【歌川豊国 1769〜1825】
  「尾上菊五郎・沢村田之助」大判2枚続
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  「井出村新兵衛ー中村芝翫」
  「忠臣蔵十一段目」

 【歌川国貞 1786〜1864】*五渡亭
  「藤川有吉、尾上松助、坂東三津五郎、中村松江、市川伝蔵」大判5枚揃
  「楚蓮香」摺物
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  「源氏絵」

 【歌川広重 1797〜1858】
  「五十三次 鞠子」」*名物とろろ汁
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  「五十三図絵 府中 名産安部茶」
  「名所江戸百景 虎ノ門外あふひ坂」*夜の風景を表わす逸品
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  「英勇五人傑 宮本無三四」*鞍馬天狗との対戦
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  肉筆画
  「秋谷の富士図屏風」「富士帆船図」
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 【歌川国芳 1797〜1861】
  「大物浦平家の亡霊」三枚揃
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  「宇治川合戦之図」三枚揃
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  「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」
  「百人一首之内 喜撰法師 文屋康秀」

 【歌川国安 1794〜1832】
  「牛若丸皆鶴姫三略巻給ふ図」2枚揃
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 *第2部は再訪して紹介する予定。   

秋は紅葉も

 秋の終わりを飾るのは紅葉。近江路の紅葉と言えば湖東三山である。その一つの金剛輪寺の麓に愛荘町立歴史文化博物館がある。そこで浮世絵展が催されているというので家人に連れて行ってもらう。
 山の上のお寺に登ればさぞ麗しい紅葉に出会えるであろうが、山門の周辺も見事に色付いていて遜色は無い。今回は博物館が目的なので、山には登らず。晴れた空の紅葉もいいが、しっとり雨に濡れる風情も捨て難い。
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満開の山茶花

 サイクリングの途上見かけた花々
 〈満開の山茶花〉       〈茶の花〉
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 〈灯台躑躅どうだんつつじ〉落葉直前の華やぎ
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秋は菊

 秋は足早にやってくる。爽やかな秋の風の下には菊がふさわしい。本来菊は少し寂しげな風情なのだが、今日の大菊は巨大輪の豪華な花容を見せてくれる。
 毎年どこかの菊花展を覗きにいっているのだが、今年は犬の介護のため遠出が無理なので、手近な八日市の太郎坊宮の菊花展ヘ、サイクリングがてら行く。山の中腹の駐車場に小屋が設えられている。

 〈全体の風景〉
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 〈上々作の組花壇〉我が町内の広田さんの出品
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 〈福助作り〉
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 〈景色作り〉
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 〈盆栽作り〉これも上作
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