日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2017年01月

牡蠣到来

 姉からの到来物。久美浜の牡蠣である。彼女は友達とでも山陰に冬の味覚を求めて旅したのであろうか。有り難く頂戴する。

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 私は牡蠣が大好物で、かつてカキフライ食べ放題の店で小さな牡蠣だったが30個食べたことがある。ちょうどこの牡蠣は私にとって今年の初物となる。
 この牡蠣は生食用でないので、まずは家人と殻剥きに精を出す。電子レンジで温度をかけると口を少し開く、そこにナイフを差し込んで柱を切ると取り出せる。貝の身が大きい。しかし貝剥きは大変。
 すぐさま食べたいので、まずは準備の手のかからない牡蠣の水炊きをいただく。久美浜の牡蠣は癖がなくあっさりしている。
 あと2回ほど牡蠣を楽しませてもらおう。

桜草総銘鑑訂補ー青葉の光

 12年前に、「浪華さくらそう会誌」の第40号として『日本桜草総銘鑑改訂版』を出した。このような出版物は得てして誤りが混じることは避けられない。ところが書物が一旦世に出してしまうと、なかなか訂正がきかない。かつて大きな誤りは会誌やこのブログを通して訂補しておいたが、浪華の会員がどれほどパソコンを操作する環境にあるかわからないので、正しい情報に正されることは難しい。改訂版の再訂版をだせばいいのだが、銘鑑ばかりを出してはいられない。
 しかし取り敢えず、ここで補正をするよりしかたがない。

 過日山形の富樫氏から連絡があった。それは「青葉の光」という品種についてのことである。その作出者である尾崎康一さんのお孫さんから富樫氏にメールがあり、世に広まっている「青葉の光」は尾崎家にあるものとは違うとの指摘をうけたという。そして富樫氏のブログ「庄内の日本桜草栽培日記」2014、5、26の記事に添付されている左側の写真が本物であると。さらにこの品種名は「青葉の笛」を承けたものではなく、「青葉町」という土地の名から採られたものであると。

 私の編んだ銘鑑改訂版では
 
   「青葉の光 あおばのひかり 白色緑絞  細弁平車咲    尾崎康一」

 とあり、出典がない。私がこれをどこから引用したのか今となっては定かでない。
そこでこれを以下のように訂正する。

   「青葉の光 あおばのひかり 白に薄色  桜弁平咲     尾崎康一」

第二次寒波襲来

 23日朝方より吹雪となり、見る間に雪が積もる。
 〈23日朝の吹き降り〉
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 〈昼頃の様子〉
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 〈24日の様子 なお降り続く〉
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 〈屋根から垂れ下がった雪〉 〈ベランダに落下した雪の塊〉
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葬儀出席

 この17日、娘婿の父親が突然亡くなった、69歳であった。大動脈解離で、苦しみは無かったようであるが、今まで元気にしていた人が呼べど答えぬ人となってしまった。残された家族はその変化の断裂の大きさのために、その現実をうけいれるのが大変なようである。
 この時節亡くなる方が多いそうで、葬儀場や焼き場の手当で葬儀が日延べになっていた。19日に通夜式、そして20日に葬儀が執り行われた。式は檀家寺の浄土宗の方式でとり行われた。
 私は姻族として焼き場までお供させてもらった。
 69歳といえば私より若い。しかも平均余命にはまだ届いてもいない。もう少し生きたかったのではないかと追想してしまう。そしていつ私の番に回ってくるかに思いが及ぶ。

八日市文化芸術会舘ー邨松雲外展 再

 邨松雲外の絵を一般に美術館で見ることは無い。埋もれた日本画家といえるかもしれない。それに今光が当たろうとしている。彼が描いたものはもっとたくさんあるはずだが、調査収集にはいたっていないようだ。私のような拙い目から見ても面白い絵がたくさんある。ただ残念なことに大作と言われるような大きな画面の作品が極めて少ないことで、評価を低くしているのかもしれない。
 これらの作品にまたいつお目にかかれるか解らないので、再度展覧会に足を運ぶ。幸いなことに今回は写真を写してもいいということで、たくさんの作品をお目にかけられる。

 〈晩年の雲外〉        〈弟子と写生旅行中の姿〉
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 〈竹幹を二種の擦れで表現〉
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 〈俳句四季〉
DSCF2459みなと出る支度か煙るゆきの舟 
羽の色も暗き産れや蚊喰鳥 
いなずまや樹間の峯に千切込む 
行く春を惜しむか返すいその波 
     石山居候雲外



 〈魚類図鑑の写し〉
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 〈印章を大縁の装飾に〉 野村文擧にもこの手の装飾があった
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 〈注文見本 短冊と色紙〉         〈写生〉
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    *落款印の包み紙に、蘆山人・河井某と書かれているー魯山人と河井荃廬か。

 邨松雲外の展覧会はかつて近江商人博物館であり図録も編まれたという。しかし大規模な回顧の催しは未だ行われていないようだ。彼の絵には「平安」と記されているものが多いことから、京都に彼の作品がたくさん所蔵されている可能性がある。今回の展示をしおに、彼への調査研究が進むことを期待したい。

寒波襲来

 この冬一番の寒波がやってきたらしい。当地の近江でも雪模様という予想。ところが14日(土)は寒さはつのるものの雪は少し。
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 雪は近江を避けたかと思ったが、今朝起きて外を見たら「真白け」。そして天から雪が落ちてくる。
予想通りの積雪となった。冷え込みも一番。
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るーぶる愛知川駅ギャラリー  川井建司作品展

 近江鉄道は愛知川駅コミュニティハウスの「るーぶる愛知川ギャラリー」で行われている展示会。

    『 川 井 健 司 作 品 展 』

 川井さんは川崎生まれ。長じてはUSAのカリフォルニア大学に留学して美術を修めたという。主たる表現方法は針金造形、それを元にした動画、そして絵画である。
 彼は全国的に活躍されているが、愛知郡愛荘町の「地域おこし協力隊」に参加されていてのこの作品展である。

 〈針金造形〉
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 〈針金造形を使った動画上映〉
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 〈ドローイング〉
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 *京大阪の都会ではなく、愛知郡のようなところでこんな動画が見られるとは。ここでは新しい試みの作品展が続いているので、眼が放せない。





八日市文化芸術会舘ー邨松雲外展

 東近江市の八日市文化芸術会舘では八日市市時代から地元出身の芸術家の顕彰のための展覧会が続いて開かれている。今回で8回目だという。私は「野村文擧展」「野口謙蔵展」を参観させてもらった。

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 東近江市ゆかりの芸術家展Vol.8

    『 邨 松 雲 外 』

         自然の心を描く日本画家

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 邨松雲外(1870〜1938)は東近江出身で、近江商人の塚本家に奉公に上がったが、主人に絵の才能を認められ、その修業をすることになった。師事したのは森寛斎である(彼は野村文擧や山本春挙の師でもある)。京都で活躍したので「平安雲外」と自著している。若い頃は画壇でも活躍したようであるが、中年以降は市井の画家として過ごしたようで、一般家庭の床の間飾りにするような掛軸が多い。*「朝陽」が11点、「竹」が七点(独特の擦れ)「月」が七点など。

 雲外の作品が広く公開されることはほとんどないと考えられるので、彼の全貌がわかるようにカラーのパンフレットが作られているのは有り難い。ただし写真には反転しているものがある。
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 意欲的な作品もある。
 「聖世瑞祥之図」(33)…真中に奇怪な岩、左手に芽生えの松、右手に若松
 「瀑布の図」(18)…右上に小さく岩、大半は淡く流れ落ちる水
 「富貴の友」(38)…牡丹を没骨技法で
 久邇宮家献上屏風下絵「雪中の松」…本画はいまどこのあるのだろうか
 「梅花の図屏風」(102)…呉春の「白梅図屏風」に匹敵するか
 俳句四季…みなと出る仕度か 煙るゆきの舟(舟は絵を描く)

 模写「仇英の官女巻物」
 魚のスケッチ
 
 その他たくさんのスケッチ帖

 いままで省みられることのなかった雲外に、これを機会に日が当たれば幸いなのだが。

 

中路融人の世界

 正月早々数年振りで痛風を発症した。右足先の親指の付け根に針を指すような痛みが続く。そして足裏から甲にかけてむくみが出て、歩行にも困難となった。
 私の尿酸値は高くはない(一日一杯の牛乳がいいというので実践中)のだが、時に痛みに襲われる。ただ人の話に聞く痛風の激烈な痛みに襲われたことはなく何とかしのぐことができている。 
 今回も数日家でじっと我慢していると、むくみも治まって来たので、少し無理して外出する。
 小雨模様ではあったが身体を動かしたかったので自転車で五箇荘から八日市に回ってくる。

  中路融人記念館

    『 中 路 融 人 の 世 界 検 

           ー 新 春 を 寿 ぐ ー

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 近年の京都の風景を主題とした大作が並んでいるー「霧の清水寺」「御室の櫻」「新雪浄苑」が成功しているようには見えない。
 「余呉の月」…手前の葦をすかして余呉の湖、そして上に月。
 「伊吹山」…雪の伊吹山が薄いピンクに覆われて異界の如し。
 「雪野」…雪に煙る田。
 「富嶽四題」ー「冬・月明」「秋・爽光」「夏・黄昏」「春・兆」
  その他

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