日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

2018年05月

ただいま肥培中

 桜草の園芸種はより豊麗にと改良が重ねられて来た。そのために品種の保てる力を発揮させるためには、それなりの肥料を与える必要があると私は考えている。無肥料で爽やかに咲かせるのも捨て難いが、私はとらない。
 私の施肥法は決まったものがあるわけではない。毎年行き当たりばったりで施肥している。近年は薄めるだけで良い液肥を重宝していたが使い切ったので、取り敢えず手元にある肥料で手当することにした。
 もうかなり古い昔、「微粉ハイポネックス」の5kgの箱入りを買った。ところがこの粉末、全部溶けると思いきや小さな粒が残って如雨露のハチスを詰まらせる。使いにくいので敬遠していたら、いつまでたってもなくならない。下手すると私の方が先に無くなってしまうかもしれないと、どんどん使うことにした。先ずは日常の灌水に少量溶かして施すことにする。ごく薄い水肥を毎日のように与えていると、葉の色が濃くなり、花数が増え、さらに多茎や段咲きまで現れた。
 そして花後のお礼肥をどうするか。毎日如雨露で灌水するのも面倒だ。幸い先達てホームセンターで、醗酵鶏糞一袋15キログラムが百円もしなかったので入手しておいたのがある。これを培養土に混ぜればいいのだが、鶏糞は醗酵済なので多少多くとも肥当たりしないであろうと、三割ほど入れて増土とした。
 さあすると面白い効果が現れた。一つは葉の繰り出しが始まったことである。新しい根茎の活動が活発化したようで株が増えそうである。
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 もう一つは水やりにあまり気を使わなくなったことである。私の水やりの基本は夕方である。5月も中旬ともなると、気温も上昇して30度近くになることがある。そんな時には葉がうなだれているので、昼過ぎにも水やりに追われることになる。ところが今年は夕方になっても葉がしゃんとしている。一日一回で済んでいる。
 鉢植の用土は数ヶ月経って締まっている。その上に柔らかい新しい土が入ると、土がニ段重ねになる。土の水が蒸発するための毛細管が新しい土で塞がれて蒸発が抑えられているらしい。いわゆる乾地農法のやり方だ
 私は飛び出し芽に土を被せるための「増土」の必要を感じない、飛び出し芽が稀な現象なので個々に対応すれば済む。しかし「増土」に上記のような別の意義を見出したので、来年度からも実施する予定。
 せっかく土を入れる〈増土〉なら肥効目的で施すのが良いようである。

あべのハルカス美術館ー鈴木春信

 アメリカからはるばる浮世絵の銘品がやって来た。鈴木春信が創出した「錦絵」は高価なものだったので数が刷られていない。それを明治時代に外国人がかっさらって彼の地の美術館に納まった。日本にないものも多いという。
 鈴木春信の絵はおだやかで品があり、若々しい色気もある。また古典への仕掛けが散りばめられている。単に美しいだけではない。
 これは見ずんばあらず、前売りペアー券を購入しておいた。

    ボストン美術館 浮世絵名品展

         《 鈴 木 春 信 》

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 Prologue 春信を育んだ時代と初期の作品
  春信の先達としての石川豊広、鳥居清広、鳥居清満、それを承けた春信作品(錦絵ではない)

 Chapter 1 絵暦交換会の流行と錦絵の誕生 

 Chapter 2  絵を読むて楽しみ
        「見立」や「やつし」の世界

 Chapter 3 江戸の恋人たち 

 Chapter 4 日常を愛おしむ

 Chapter 5 江戸の今を描く
 
 Epirogue 春信を慕う
  磯田湖龍齊、一筆斎文調、勝川春章、北尾重政、喜多川歌麿……


 *日本ではなかなか見れない作品画たくさん来ているので、さぞや浮世絵ファンが大勢押し掛けて
  いるのではと想像して美術館まで来たのだが、豈図らんや入口はガランとしている。この前の
  「ジブリの絵画展」の押すな押すなの大盛況とくらぶべくもない。「何で人が来ないのか」と思
  ってしまう。

大阪市立美術館ー江戸の戯画

 雨降りなのでこれ幸いと出かけることに。先に観覧券を購入しておいた大阪の天王寺の美術館に向かう。

        特別展『 江 戸 の 戯 画 』 

            ー鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎までー

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 「戯画」とは鳥羽僧正の「鳥獣戯画」でおなじみの言葉である。その系譜を受けた、滑稽味のを帯びた絵ということが出来る。主流とはいえないが、絵の一分野には違いなく、人々に楽しまれたものである。現在は途切れているか?
 ユニークな主題による展覧会で、よくこのような作品群を集めたものである。勉強するためには図録を買えばいいのだが、買えば場所をとるし……

〈第一章 鳥羽絵〉
  大岡春卜『画本手鏡』…誇張した人物表現の面白さ。

〈第二章 耳鳥斎(にちょうさい)〉
  今ではあまり見ることのない絵師「耳鳥斎」の作品群。
   『地獄図巻』…何気ない日常も見方を変えれば、あな恐ろしや地獄行き。

〈第三章 北斎〉
  「鳥羽絵集会」
  「北斎漫画」十二編

〈第四章 国芳〉
  いわずとしれた国芳の滑稽画が並ぶ。
  「金魚尽くし」が並ぶ。

〈第五章 滑稽名所〉
  一鶯斎芳梅「滑稽都名所」…京都大阪の名所づくし

〈第六章 暁斎〉


 《コレクション展》
 ○炎をまとう尊像
   四万コレクション及び寄託品の中から
    不動明王、大威徳明王、愛染明王などが展示さる。
 ○江戸禅僧の戯画ー白隠と仙
    「江戸の戯画展」に合わせて、大阪新美術館建設準備室所蔵の作品公開。
 ○翰墨流香ー清時代の書画
    近江観峯館に多数所蔵される清から民国にかけての書画と共通する作品が並ぶ。


 *週の半ばとはいえ、観覧者が意外と少ないのは如何。
 

もりやまバラ・ハーブ園

 守山の環境センター(ゴミ処理場)に附設されている「もりやまバラ・ハーブ園」が環境センターの改修に伴いしばらく休園されるということなので、見納めかもしれないので家人とバラ見物に。
 園に到着すると、鼻のあまりよくない私でもバラの香りを感じる。バラ園と言えば、先達って彦根の庄堺公園にいってきたが、ここは彦根の倍ほどの面積があり、品種の数も相当に多い。ただ彦根は手入れが行届いているが、ここは花の数が多い分人手がないのか、摘心が思うようになされていないように見える。またイングリッシュローズがたくさん集められているのが特徴かもしれない。

〈ザ・ダーク・レディ〉  〈ヴェルサイユのバラ〉  〈ジェーン・オースティン〉
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〈マミーブルー〉     〈リージョンヘッジャマン〉 〈マチルダ〉
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 この園の施設には、「ハーブ園」「大温室」「香りの温室」そして「ベゴニア温室」がある。
 「ベゴニア温室」には特に球根ベゴニアが多数培養されていて、今にその大きな花を見せている。
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道の風景

 麦畑のなかに矢車草が混じっている。麦の原産地の原風景だろうか。
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 愛知川宿の「天稚彦神社」に寄ってみると、竹やぶが開かれているなかに、灰白色の特異な色と凸凹した樹肌の木があった。気になったのでパチリ。
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るーぶる愛知川ー樋口愛展

 久し振りに愛知川に自転車を走らせて、愛知川駅に行く。

    るーぶる愛知川ギャラリー

         『 樋 口 愛 展 』

 色・形・素材に、おもいのたけを優しく表現した作品群。なかに特異な人形(ひとがた)が現れて、ほのぼのとした味を加えている。
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桜草小屋の解体

 もう飾る鉢もなくなったので、雨の降らないうちに小屋を撤収することにする。
〈袖垣を外す〉         〈葭・棚板を外す〉
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〈屋根を外す〉         〈柱を取って土台だけに〉
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〈木材だけ小さくまとめる〉  屋根などは家のなかの納戸に収納
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 なお見られる鉢(実生品)  現在の鉢の様子
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「打出のコヅチ」プレ講座

 今年の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が始まった。
 ただ例年より一月遅れたため、その遅れた空きに飛び入り講座が行われることになった。

    『 打 出 の コ ヅ チ 』 開催直前プレ講座

        神社本殿から、木の経典を発見!

           ー東近江市松尾神社法華経ー

                   滋賀県文化財保護課  井上 優さん

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 八日市の松尾神社で「杮経」が数年前に発見された。杮4975枚に「法華経(開結共10巻)が社僧厳暹によって写されたもの(南北朝時代)。そのこけらが樽状に丸められて箍が嵌められ、この状態のまま神社本殿のなかに置かれていた。
 「こけら」は300×10×1ミリの板(台カンナで調製されたらしい)で、圭頭で卒塔婆を模してあり、1行17文字が書かれ、20枚を1把として紙縒りで結んである。
 この形にまとめられてから一度も開かれたことはなく生(うぶ)の数百年前のままに、神を守護する経典として捧げられたようである。

 これと全くよく似た「こけら経」が昨年敦賀市で発表された。「福地院」に伝来したもので、箍が嵌められたままに保存されている。

 
 

段咲き

 今年は少し余分に肥料を施した関係か、いくつかの鉢で段咲きが見られた。さらに実生花で三段咲きとなったものも出る。鑑賞するようなものではないが、株として力がつけばこんなことにもなるのだろう。

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彦根庄堺公園のバラ

 出かけたついでに、彦根の庄堺公園のバラを見に寄る。雨上がりでもありしっとりと咲いているかと思ったら「どんぴしゃり」見事に咲いたバラが迎えてくれた。ここの公園では隅の小さな一画にバラの区画が設けられてある。大変よく手入れされていて、木が花が生き生きしている。良い時期に行き当たった。

〈天津乙女〉       〈ロイヤルハイネス〉   〈ラヴ〉
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〈ブルームーン〉     〈タチャーナ〉      〈ニコル〉
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〈マリアカラス〉     〈ゴールドハニー〉    〈コロラマ〉
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〈カウンティフェア〉   〈アイスバーグ〉
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