日本の桜草と美術

桜草の栽培と美術鑑賞

浪華さくらそう会

浪華さくらそう会役員会

 花が終わって一息ついたところで、恒例の役員会が廣田事務局宅で開かれた。

   出席者…廣田、中村、中島、竹岡氏。オブザーバーとして古澤氏

◯今年の桜草の生育状況報告 全般的に花は早く咲いたという。
  ◦例年と変わらず、まあまあの出来であった。
  ◦ここ数年で最悪の出来、葉が大きくならず。
  ◦一昨年が最悪で、今年やや回復。
  ◦大失敗、昨年の夏越しがうまくいかず
  ◦ポット仕立はよい出来だった。
  ◦ここ数年の不出来から回復、小屋掛け花壇も建てる。

◯ネット上での各地の桜草展示の実情を探る

◯増土の別の意義を紹介…山原
  肥土を用いることー成長促進、水やりの軽便。

◯長居の展示場設営につき、来年からは中村・中島氏の協力を得ることに。

◯その他雑談 
  

展示会最終日

 展示が始まってはや六日目で最終日。日曜なので人出が多い。といってわざわざ桜草の展示を見に来てくれる人は少ない。
 展示品種の入替があったので、雛壇の写真をもう一度見てもらおう。

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 新しく入れ替えた品種
  耳飾、夕栄、桃園、姉娘、膳所の藤波、松の位、清滝、新秀美、友の恋歌、清少納言、香炉峰
  石鹿の赤藤、志賀の都、獅子頭、酒宴の床、唐縮緬、目白台、夜の梅

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 今回の展示では、全体として花はよく咲いていたといえるが、葉が少し徒長したのが惜しまれる。

[園芸講習会ーさくらそうの作り方]
 宣伝もしていないので、次第に参加者数がジリ貧である。今回は数名のみ。昨年作っておいたパワ
 ーポイントを使っての説明を行う。

廣田氏宅の桜草圃場

 事務局の廣田氏に誘われて廣田氏宅の桜草栽培場を見学する。もう今が盛りで、庭は桜草の絨毯の観を呈している。
 今年は早く咲いたので、小屋組花壇は組まれていない。
 無情の雨が降り始めた、花が傷みませんように祈るばかり。

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長居での展示会始まる

 今年も長居公園の「花と緑の情報センター」で浪華さくらそう会の展示がはじまった。
 昨日、事務局の廣田氏、それに竹田・中島氏によって、鉢や小屋組が運ばれて、花壇のくみ上げが終わっている。今回は80鉢の展示で、事務局のものを中心に中島氏も出展。昨年より数日遅れての展示なので花はよく咲いている。
 私が到着してすぐに名札の名前書きをする。その間、廣田氏が倒れた花茎を起して竹串に結わえて直す。鉢を並べ替えすると見栄えが良くなることはわかっているが、大変な作業量となるので今回はあきらめる。

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 金鵄、石鹿藤、清少納言、天女、紫宸殿、磯牡丹、夕涼み、千代梅、白鈴、寿の春、雁の玉章
 群千鳥、浮線綾、入野の都、聖火、笹鳴、石橋、窈窕、西王母、松の雪、夕陽紅、高根雪
 紫光梅、白蜻蛉、戦勝、泥中の玉、緋の司、故郷の空、紅葉舞、伊都初春、江戸紫、鈴鹿山
 白蝶の契、蜃気楼、八橋、青柳染、吹上桜、戦勝、三田の光、鳴門、金田夕、水の音、紅葉川
 京の雛桜、極光、淡墨、茶々姫、駅路の鈴、光る雪、花筏、浜名の重、初音、紫雲の重、狩衣
 喝采、百千鳥、麗春、標野行、唐紅、墨染源氏、大関、万才樂、未央宮、鹿島、新秀美
 蛇の目傘、琴の調、篠津鏡、心意気、竜睛、京鹿子、山下白雨、豊旗雲実生、野生八ヶ岳

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 途中、廣田夫人の八重子さんが頒布用のポット苗を持って来てくれた。
 そこでポット苗を見ている御婦人があった。私が選ぶのをお手伝いすると、その連合いの方が声をかけて下さった。何とこの方々は、かの加藤亮太郎さんのご子息夫妻であった。
 加藤さんは桜草界の大先輩である。その著書『日本桜草』は今でも第一級の参考書である。私は加藤さんと面識がある。この長居の「花と緑の情報センター」の前身である「緑の相談所」で浪華の総会が開かれたおり、そのとき東京からの来訪者もあったなか、私は加藤会長から幹事に指名されたのである。今でも加藤さんの風貌と謦咳が頭の隅に残っている。

浪華さくらそう会総会

 せっかく大阪に出るのでと、あべのハルカス美術館に寄ったのだが、会場前は長蛇の列で今回はあきらめる。
 時間が出来たのでゆっくり昼食をとろうと、トンカツやで「カキフライ定食」を食す。

   浪華さくらそう会総会  2月4日   於堺

         *うれしくも若手の出席者あり

 1、挨拶 会誌発行遅延のお詫び

 1、行事・会計報告、会計監査報告

 1、議事ー会費の減額について

     最も大きい支出項目である会誌の発行が滞っており、また今までのような形での会誌
     発行が無理と思われるので、思い切って年額千円に減額したい。………承認

 1、近年の桜草関連事項の紹介
    ◦埼玉さくらそう会会誌10号の発行
    ◦『さくらそうアラカルト』の発行
    ◦『人と植物の文化史』の発行
    ◦『日本園芸界のパイオニアたち』の発行
    ◦『園芸世界』2017、12号「江戸時代の桜草」

 1、山原近年の記事解説
    ◦桜草発祥譚…誰が言い出したのか、そしてその受け売りの経過。
              岡崎寛徳著『鷹と将軍』(講談社選書メチエ)より、鷹狩りは秋から
              冬にかけての渡鳥(鶴・白鳥・雁・鴨)を対象としたものと確認。
    ◦江戸期後半の桜草栽培の実像…一般の人が接したのは野生種、園芸種は連を組んだ連
              中の専有物であった。それがなぜ植木屋の染植重の手に入って銘花が
              生まれたのか。品種を譲るだけで売らない武家が、売るのが商売の植
              木屋に苗を手渡さざるを得なかったのはどうしてか。
    ◦培養土について…専門家はどんな土でも使いこなす(赤玉やバーミキュライトの単
              用)が、四六時中かかわっていられない趣味家の場合の培養土が如何
                赤玉土  10
                腐葉(土) 1
              ただし腐葉(土)は組織の残る粗めのものを
               *自分で作る場合は初夏の樫系か秋の欅の落葉がよい。
               *落葉を砕いただけでもよい
    ◦堆肥や腐葉(土)…省略
    ◦『さくらそうアラカルト』を読むに当たっての留意点…事実誤認の箇所と正誤表
      コレクション補訂
        御目見得→作者 伊丹清        笹鳴→作者 越智英一郎 
        十九の春じゅうくのはる→とくのはる  桃源郷→桃源境
        二重鶴にじゅうつる→ふたえづる    竜晴→竜睛*睛ひとみ  
        萩の上風→荻の上風          重ね紫雲→紫雲重
        金鶏鳥→錦鶏鳥            紅天鳴鶴→江天鳴鶴    
        玉の冠→玉冠ぎょっかん        春の装→作者 山内勝貞
        胡臙脂→作者 山内勝貞        笹鳴→作者 越智英一郎     
        夕日紅→夕陽紅            鶴氅の作者 宮崎三千男→越智英一郎

 1、さくらそう苗の頒布

 1、事務局の廣田氏作成のパワーポイント「桜草の文化と栽培」上映

           

浪華さくらそう会役員会

 浪華さくらそう会の秋の役員会が事務局の廣田邸で開かれる。竹岡・中島・中村・廣田、それに私とで5人しか集まらなかった。

 議事
  ○桜草の生育状況…各自鉢開け作業を始めている
   苗の出来がもう一つという人
   何とか平年作になっているという人
   根の生長がよくなく根鉢が出来ていないという人
    皆早めの植付けを心掛けているようである

  ○次年度の予定
   総会   2月4日 1時より
        サンスクエア堺

   展示会  4月17〜22日  1週間繰り下がる
        花と緑と自然の情報センター

  ○会誌発行なお遅延する模様  (書く主題がみつからない)

  ○会費減額へ
   会誌が発行出来ていないので、暫定的に会費千円/年に減額することに
     後日総会で審議の予定

  ○竹岡泰通氏が『桜草栽培の歴史』の第3版を発行予定とのこと

  ○資料提供
   『さくらそうアラカルト』の正誤表と問題点の指摘
   『園芸の世界(改良園)12月号』に以下の記事が載る
     椎野昌宏氏「鈴鹿冬三」
     平野恵氏「江戸時代の桜草」  
       野生種と園芸種を区別して取扱っていない
       「桜草名寄控」が利用されていない
       資料批判が甘い(「桜草作伝法」の白井本と伊藤本の違い)    
    私の「江戸時代後期の桜草の実像」稿
       平野氏との見解の違いを明確に
       染植重の役割の評価を

 その他雑談
  なかなか議論が噛み合ない。話の前提条件が同じようなレベルでないと議論にならない。栽培を
  論理的に解釈できない人が多い。例えば、芽の飛び出しがどのくらいの頻度で起こるのか確認す
  ることなく「増土」を行っている。水捌けを条件とする鉢植の培養土を調整しておきながら、鉢
  底石をなぜ使うのか。これは増量材だと言い訳する人も。

浪華役員会

 天王寺から堺へ。時間を間違えて30分早く、事務局の廣田邸に着く。

  出席者…廣田、竹岡、中村、中島、山原

 議題
 1、今年の各人の桜草の出来を報告ー各人で分れる
   今までない悪い出来…中村、中島
   よく咲いた…竹岡
   昨年来の作落ちを引きずるも回復の兆し…山原
       私のブログの写真を見てもらう
 
 2、桜草界の現状報告
    椎野さんによる「鈴鹿冬三伝」の編集中
    歴博「くらしの植物苑」での観察会…
      大澤良先生の「ゲノムから見たサクラソウ園芸品種の歴史」
    雑誌「園芸JAPAN」の記事紹介…さくらそう会の主張でまとめられる
    「ナショナルコレクション制度」なるものが始まるらしいと
 3、会誌編集滞って進まず

   *4時半ごろまでの長談義となる。花の話となるとなかなか腰が上がらない。

 [廣田氏栽培場の現在]
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〈実生苗〉           〈実生ポット植ーネコ除け〉
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展示会最終日

 日曜日の16日が展示会の最終日。晴天に恵まれ、気温も上がり、桜草の花もその盛りの姿を見てもらうことが出来た。
 〈迎えてくれた公園の桜〉
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 初日の雨が降って薄ら寒く人出の全くいない状況から打って変わり、今日は人がいっぱい。
 サッカー場では「ガンバ」と「セレッソ」の試合があり、大勢のサポーターが押しかけていた。陸上競技場では高校生の大会が開かれていて、若者がうろうろしている。
 周回道路では混むほどに走る人がいるなかに、障害者が伴走者とともに走る姿も見かけられた。
 残念ながらこれらの若者たちは、花には無関心で、桜草を見には来てくれない。

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 『講演ー桜草の作り方』
 毎年恒例の講演を行う。参加者は15名ばかり。用意したパワーポイントは機械の不調で使えず、口演になってしまった。ここでは、ここ数日でまとめた「堆肥と腐葉(土)」も、園芸の一般論として話しておいた。

長居公園での展示始まる

 例年通り今年も大阪市の長居公園内にある「花と緑の情報センター」での浪華さくらそう会の展示会が雨の降る中ではじまった。

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 昨日事務局によって小屋組及び展示鉢が搬入されたのだが、今年は鉢数が半減して45鉢、小屋も半分の大きさとなった。これは春の訪れが遅く、成長が遅れて花芽が上がってこないため、持ってこようにもそれができなかったのである。廣田さんのものを中心に、それに中島さんの提供分を含めて、やっと数が確保された。また頒布苗の用意もできず、今年は苗の提供もなしである。
 私は10時過ぎの到着して、すぐに名札書きである。黒い樹脂製の名札にアクリル絵具で品種名を書いていく。
  凱歌 山下白雨2 媛手毬 陽春 三原台 大須磨 石鹿赤藤 泰山白 戦友 白鷺 淡墨小町
  秋茜 新雪2 無弁花 朱鷺の雛実生 浜名の重2 未央宮 襤褸の錦 月の都 江戸紫 
  紫垣の桃園 白鳳 金田の夕 麗春 玉珊瑚 桜三里 百夜烏 彩雲 初音 駅路の鈴
  春風駘蕩 赤蜻蛉 手牡丹 標野行 松の雪 京撫子 春裳 白鈴 北斗星
  野生浦和 野生赤城山
   後日の追加・入替 異端紅 鳴門 篠津鏡 優美の姿 聖火 銀世界 東王父 千代の梅

 冷たい雨が強く弱く降り続くなかでは、公園に出かけようとする人は稀である。そこに大津の竹岡さんが顔を見せられた(『桜草栽培の歴史』の著者)。しばらく廣田さんと話して帰られた。そして千葉の縣さんが来られる。お母さんの実家が河内長野にあるというので帰省がてら来られたとのこと。関東あちこちの情報を教えてもらい、そしてiPadで花の写真を見せてもらった。しかも何と浪華の会に入会してくれられた。
 昼過ぎまでいたのだが、人は来ないし寒いしで、きょうの当番は早じまいとすることにした。
 廣田氏と昼をいっしょして分れる。

浪華さくらそう会総会

 ことしも浪華さくらそう会の総会を堺のサンスクエアで開くことが出来た(一時半〜三時半)。

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   開会
   挨拶…竹岡さんの「桜草栽培史2版」の発行、会誌の遅れなど……
   事業・会計報告
   講習…「品名異聞」の配布、そしてその解説。
       *桜草の文化や歴史を文字だけでたどるのは少ししんどいようであった。
   苗の配布・頒布
     来会した人に2品種をもらってもらう。そして冨増さんから実生苗が贈られる。
 〈私のもらった苗〉
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 参加されたのは15名ほどで、用意した資料もなくなった。今回は遺憾ながら映像での花の紹介ができなかった。
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