2007年03月25日

『世界のプリムラ』

 昨年から準備されていた『世界のプリムラ』がこの22日に発行された。
              
            誠文堂新光社発行、4410円

 私も2ページほど書かせていただいたので、本が送られてきた。表題どうり世界のプリムラの世界が眼前に

ある。半分ほどのページがカラー写真なので一目瞭然の楽しさである。

 プリムラはそんなたくさんの種類はないが、美しい花が多い。その野生を改良して園芸品種もたくさん作

り出され、プリムラの名前のように春一番の野山を庭を鉢を彩っている。

 なかでも、イギリスのオーリキュラは目を見張る美しさである。これが我々と同じように趣味の愛好家か

ら作り出されたというのには脱帽である。

 あまりに内容が多岐にわたるので、後日また感想を述べることとする。

 ただ、日本桜草の世界で特筆すべき資料が説明もなくそっと出されていた。それはp.86「画かれたさくら

そう」のところに桜草の番付表がある。それはなんと江戸のものではなく、文久元年(1861)尾陽金城で発

行されたものであった。つまり名古屋での栽培の様子が分かる資料なのである。銘鑑と言えば常春園の名寄

控が万延元年に作られているが、その一年後に尾張名古屋で、常春園よりももっと完備した銘鑑が出ていた

のである。桜草と言えば江戸の花と言う人がいるが、江戸以外の地でも作られていたのである。

 大変小さく縮小されてはいるが、印刷は大変鮮明なので拡大鏡で品種名を確認出来た。都合430品種も登

載されている。勿論江戸での品種もあるが、いかにも上方らしい名前の品種がある。鳴門越・大和川・宇治

川・若草山・奈良都・広沢月・加茂川などである。

 これは大変なものである。さっそく翻刻したのだが、早くに紹介しょうと思う。

 取り敢えず今回はこれまで。

yamaharasakura at 10:42│Comments(0)TrackBack(0)clip!桜草の栽培 

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