皆さん、こんにちは🎵
欅会の流離より報告致します。
例年にない梅雨前線の正体不明な動きに翻弄される日本列島ですが、梅雨の最中の連日の猛暑も来たるべき本格的な夏への地慣らしと捉え歩いて句会会場へ。
先月で退会された方と入れ替わるように、7年前に退会された方が再入会していただけるとのこと。新しい仲間を加え、新たな気持ちで共に学んでいきたいものです。
句会会場 大谷公民館
兼題「柿の花」、席題「なし」
山彦先生&出席者7名、全41句
既に言い尽くされて重複することもあろうかと思いますが、今回の投句に対する具体的な指導として以下の5点を・・・
① 報告にならない詩的表現の模索
→ 漫然とした行動を詠むのではなく、詠むべき一点に絞り込む
② 言葉の真意を学ぶ
→ せせらぎとは淀まぬ流れと水音を表すものであり、音を重ねていう必要はない
③ 報告調の緩みを知る
→ 「蠢く」、「手持無沙汰」、「これ見よがし」などは使い古された常套表現として避けるべきで、言葉先行でなく景とする
④ 大上段に構えた切り出し
→ 「悠久の刻」と大上段に構えた切り出しだが「竹落葉」という季語に叶っている
⑤ 季語の本意を活かす
→ 「夏燕」は単なる夏に飛ぶ燕でなく、雛育てや巣立ちという親鳥としての忙しさを含む最も燕らしい背景まで知る
指摘事項の内容は再三にわたって聞いていることですが、実作に又推敲に取り組むべき課題と改めて肝に命じましょう。
最後に、太宰忌を詠んだ句に対するコメントとして、先生が詠まれた句を披露して下さいましたので、ご紹介します。
自死といふ文士の意気地花石榴 山彦
次回も宜しくお願いします。🙇
小生の投句への添削結果を後日コメント掲載しますので、宜しければご参考に😃
2025.6.21 山口 流離(表紙の写真 アメリカカイツブリ)