山岸教授の日英語サロン:「春が来た」の英訳

2006年04月04日

「春が来た」の英訳

日本人ならだれでも一度は聞いたり口ずさんだりしたことのある童謡の1つに、 「春が来た」がある。「春が来た 春が来た どこに来た…」というあれである。高野辰之作詞、岡野貞一作曲であるが、現在は著作権消滅曲(public domain)となっている。
  大学での授業の一環として、これを英訳し、歌えるようにしようと思っているのだが、いざ英語に直そうとすると、けっこういろいろな問題が生じて来る。まず、「春が来た」はSpring has come./ Spring has sprung./ Springtime has come./ Springtime has sprung.等のどれがいいのか。「どこに来た」は「春が来た 春が来た」と言っている人物が続けて言っているのか、それともそばで別人が訊いているのか。あるいは同一人物が自問自答しているのか、それが決まらないと、英訳も決まらない。
 日本語の歌詞は意味的にかなり曖昧なところがある。しかし、それを解決してからでないと、英語では主語が立たないし、動詞の活用も決まってこない。「山に来た 里に来た 野にも来た」の「山」「里」「野」は全て複数で表すのがよいのか、それとも「里」だけは自分(歌い手)の「里」だけを意図しているのかというような点も問題になる。
 いずれにせよ、その歌の原詞に、私なりの解釈を加えて英訳し、それを近日中には私のホームページ上に掲載する予定である。



Posted by yamakatsuei at 00:00