山岸教授の日英語サロン:「長文、失礼致しました。」

2010年03月04日

「長文、失礼致しました。」

115f1170.jpg最近、学生たちからもらうメールを読んでいて、気になることがある。かなりの数の学生が、長くもないメールの文に言及して、「長文、失礼致しました」「乱文、長文を読んでくださりありがとうございました」などと書いてくることだ。

長文」? どのくらいの文字数で書かれたものを「」と考えているのだろう…。先週もらった某男子学生からのメールは400字強、昨日もらった某女子学生からのメールは350字強だった。それにも拘わらず、両者とも「長文」という語を使っていた。

 今や「ケータイ」の時代だ。用件のみを数十字以内で相手に送ることが一般的になった(それもしばしば絵文字付きで)。時候の挨拶から始める手紙など書いたことがない若者たちが普通になっている。そういう若者たちにとって、400字、つまり原稿用紙1枚を埋める文字数は、あるいは「長文」に属するものなのかも知れない(まさか)…。

 

 時代も、言語も、人々の価値観も、みな変わる。「長文、失礼致しました」「乱文、を読んでくださりありがとうございました」などといった言い方に何の違和感も抱かない世代が出現しているのなら、それはそれで仕方がないだろう…。

 

 「明日のことを思い煩うな。

     明日のことは明日自身が思い煩うであろう。」

                     (「マタイ」6:34)

 

 「長文」を読んでくださりありがとうございました…。

【後日記】たまたまこんな記事を見つけた。そこに「長文です」と断りが合ったので、見てみると、費やした文字数は489字しかなかった。



Posted by yamakatsuei at 00:00│TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/yamakatsuei/51747296