金鷲の夢(頼むぞナッシー)

クラッチ東北の鷲よ不死鳥となれ!

暴走・拙攻、則本ヒヤヒヤ8勝目

楽天3−2西武

オコエに変な刺激を受けたのか、暴走に次ぐ暴走で則本を援護できないという嫌な流れの試合だったが、六回に銀次が走者一掃のタイムリー2ベースを放ち、その後のピンチを辛うじて凌ぎ逆転勝ち。

藤田の中飛でタッチアップし、三塁目前で憤死した岡島の走塁は、この後の打順を考えると無理してまで三進する必要はないし、銀次に至っては、ノーヒットでも1点入る無死二塁から、無死三塁という大差ない状況を作るためにリスクをとって、オマケに間一髪でもない完全なアウトだから、中堅の選手としては恥ずかしい。

主力がゆるいプレーをしている一方、足立の安定感がぐらつくチームをガッチリとガード。
ハッキリ言ってしまえば、シーズンを乗り切るスタミナとバッティング以外は嶋より上で、楽天のストロングポイントである、「粒ぞろいの投手陣で接戦をモノにする」という野球ができている。
フォークがワンバウンドしても、もう一球フォークを選択できる安心感は大きな武器で、投手は思い切って腕を振り切れる。

同じ球を続けて、いたずらに球数を増やすようなリードもしないので、先発投手は中終盤の勝負どころで、もうひと踏ん張りできる余力を残している。そんな小さなことの積み重ねが、リーグ戦に戻っても五割で戦えている原動力であることは間違いがない。
問題は消耗の激しい捕手というポジションで、今のパフォーマンスをいつまで維持できるかということだ。

則本は自らの牽制悪送球などもあり先に失点したものの、その後は粘って7回2失点と悪くない内容。
今季8勝めは和田に次ぐ二位、奪三振数も大谷をピッタリとマークする好位置につけているので、今年は二冠が狙える。
松井裕樹も指に掛かる球が増えてきたことで、ストレートで三振が獲れるようになってきた。

当面の敵である西武に、則本を立てて初戦を勝つという目標は達成できたので、次は勝ち越してこの三連戦を終えるというミッションを果たしてもらいたい。

※ おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


オコエのライト前のツーベースにどよめくスタンド

オリックス3−5楽天

「やっぱり南国だねぇ」と思ったグラウンド状態。
小石があっても「なんくるないさー」で済ませてしまうのか、打球がピンボールマシンのように、あっちこっちに弾かれていた。
敵失を5個も貰って勝てないほど酷い貧打かと思っていたら、相手投手が変われば14安打だから初戦の西がそれだけ良かったということか。

1点差で迎えた九回表、イレギュラーを恐れて突っ込みきれない糸井を見たオコエは、猛然と加速してライト前のヒットを2ベースにしてしまった。次の岡島がセンターに弾き返して、貴重な追加点を奪ったのが大きく、松井裕樹がオコエショックで気落ちしたオリックス打線を抑えて、楽天が南国の接戦を制した。

内田が長打二本で2打点をマーク。
打撃も守備も粗いが、期待されている長打と打点は記録できているので、一軍に上がると、よそ行きのバッティングになってしまう中川よりも、上で定着する可能性は高そうだ。

目立たないが三つの四球で繋いだウィラーもいい働き。
そろそろ警戒されてきたのか、厳しい内角攻めが目立つようになってきた。ここで我慢してボール球を振らなければ、もう一段上の助っ人へとレベルアップできるので、焦れて振り回すのではなく、苦し紛れに投げてくる甘い球を待つ打撃を期待したい。

転がり込んできたチャンスに三タコで、代打を送られてしまった哲朗。
吉持までも骨折離脱と、これで一軍に定着できなければどうする?というほど恵まれた状況だが、果たして存在感を見せつけることができるかどうか。

今のオリックス相手なら連勝しておきたかったところだったが、リーグ戦再開後2勝3敗なら許容範囲内で、まずは1.5差に迫った西武を抜き去って、日ハムの背中が見える位置まで押し上げてもらいたい。

※ 昭和男さん、おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


このふたりで年俸1億8000万ですか…

楽天1−5ソフトバンク

交流戦4位の勢いで首位叩きに挑んだ楽天だったが、第三戦はまったく見所がなく、1勝2敗という結果以上にソフトバンクとの実力差を見せつけられることになった。
年俸2500万円の戸村が4回3失点は仕方がないとしても、年俸9000万円の青山が逃げ腰のピッチングで、決定的な2ランを浴びてしまったシーンは観るに耐えなかった。
力のあるベテランに働いてもらうことを第一に考える梨田采配は支持するが、結果はともかく勝負すらできないベテランは、取った取られたの鉄火場である一軍の舞台にはふさわしくないので、そろそろ『調整の場』である二軍で、「今季限りでクビになるかも?」という恐怖と戦いながら、必死でもがいている若い選手たちと同じ空気を吸わせた方がいいのではないだろうか。

四回裏、連続四球で崩れかけた中田に、杖を差し出し水まで与えたのが年俸9000万円の後藤。
一死二三塁で外野フライでも同点の場面だから、高めに手を出して凡退するのならともかく、低めのクソボールとワンバウンドをブンブン振って三振に倒れたバッティングは、チームの士気を大きく下げた。
多分観ていた多くの楽天ファンが「何だコイツ…」と感じたと思うが、こんな身勝手なプレーしかできない選手はタダでも要らないから、この選手を獲得し契約延長したフロント担当者と結束バンドでひと括りにして、さっさと『燃えないごみの日』に出してしまえばいい。

茂木が本多のスパイクの刃で右手に裂傷を負ったことで途中交代となり、結局、登録抹消となってしまったのは確かに痛い。
しかし、もはや気力では補えないほどの疲れで身体が動かなくなっていたようだから、これを『天の配剤』ととらえ、澱のように溜まった疲労を完全に取り去って、三週間後のオールスター明け初戦で、ハツラツとした姿を見せてもらいたい。
ライバルの戦線離脱にともない昇格する哲朗は、何かにつけ茂木と比較される辛い立場だが、茂木の登場でその存在を忘れかけていたファンに、「哲朗って昔いた西田に似てるよね」なんて寂しいことを言われないよう、ヒーローインタビューのお立ち台で哲朗=去年までの西田であることを認知させてもらいたい。

火曜日からは沖縄で対オリックス二連戦。
おそらく、ご当地捕手の伊志嶺がスタメンマスクを被ることになるだろうから、肉を切らせて骨を断つ超攻撃的オーダーで、打撃戦をモノにして欲シーサー(梨田風)

※ 楽天家さん、TERUさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


長距離砲の炸裂で鮮やかな逆転勝ち!

楽天4−2ソフトバンク

立ち上がりの美馬は、城所のヒットと盗塁で一死二塁とされると、柳田にあっさりと先制タイムリーを許してしまう。
しかし続く内川を、二塁キャンバス近くに転がるゴロに討ち取り、6−4−3で切り抜けた、と思ったとたん茂木がまさかのトンネル。
連日の失策で天を仰いだ茂木だったが、美馬が落ち着いて長谷川を4−6−3に仕留めてホッとひと息。
茂木は疲れが足に来ている感じで、それが守りでのフットワークや、変化球で崩された時の踏ん張りに影響が出ているようだ。

四日間試合がなかったことで、身体の疲れは少しは取れたのだろうが、疲れた肉体を動かしていた気持ちの張りが、この休みの間に緩んでしまったのかもしれない。

美馬はその後、二回と五回に得点圏まで走者を進められてしまうが、追加点は中村のホームランによる1点だけに抑え、七回二死まで試合を作ったが、三つめのアウトとなる本多の平凡な遊ゴロを、またもや茂木がファンブルで一塁送球ができず出塁を許すと、今宮にも繋がれて二死一三塁。
致命傷になりかねない1点を防ぐために、ここでベンチが動いた。
左の城所に対し左の金刃を投入。
特段金刃が左打者を得意としているとは思えないが、ここは初球を打たせて二塁ライナーに仕留め、何とかピンチを脱出した。

そして迎えた七回裏、先頭のウィラーが、東浜の高めに浮いたストレートを捕らえ、レフトスタンド中段に叩き込む追撃の15号ソロ。
二死から後藤がアウトローをレフト前に落とす、この日の二本目となる技ありのヒットを放つと、足立に替えて代打の切り札、枡田。
代打成功率五割を誇る枡田は、高めに浮いた東浜のストレートを、スピンをかける独特のスイングで叩くと、打球はグングン伸びて、楽天ファンが待つレフトスタンド最前列に飛び込む逆転の2ランホームラン。

八回裏には、島内のヒットを足がかりにウィラーのタイムリーで貴重な1点を追加した。
ウィラーは足を痛めており、本人としてはまだ本調子ではないようだが、いい場面で走者を還してくれる実に頼もしい四番である。

前日はパ・リーグの洗礼を浴びたオコエが九番に下がり、一番には好調の島内が座った。
この日の島内は、一安打二死球とリードオフマンとして充分な働き。
往時の篠塚を思わせるような、身体に巻きつく打撃フォームは独特で、今季は状態が良さそうだから、案外横から割り込んできてリーディングヒッターのタイトルを奪ってしまうかもしれない。

しかし、この日最大の功労者はカーブを多用し、美馬の好投を引き出した足立。
三回の打席では、12粘って東浜のスタミナを奪うシブい働き。
平均よりも7~8球余分に投げさせたあの打席が、ソフトバンクの勝ち継投を阻んだとも考えられるわけで、隠れたヒーローである。

初戦の敗け方が、彼我の実力差を見せつけられたような試合だったので、この逆転での1勝が三連敗を消し、あわよくば勝ち越しという楽しみを持たせてくれた。
今日は裏切りのトムが先発。
リリーフ陣もようやく機能してきたので、五回まで全力で飛ばして後半勝負に持ち込めば、無敵のソフトバンクに勝ち越して、借金を一桁に減らすという今の時点での最高のシナリオが現実になるかもしれない。

※ おずさん、TERUさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。


鷹初戦はミス連発で自滅

楽天3−6ソフトバンク

初回から五者連続で討ちとってきた則本が、茂木の失策から崩れて一挙3失点。
交流戦で燃え尽きたのか、チーム全体が集中力を欠いた感じで、守備でのミスを打撃で取り返すどころか、和田に六回までノーヒットの体たらく。
唯一、孤軍奮闘したのが島内で、初回、ファールゾーンに落ちる寸前の打球をスライディングキャッチで好捕。
打っては七回に追撃の3ランと、ひとり気を吐いた。

梨田監督は基本的に現有戦力には無理をさせず、新戦力の台頭を待つことで重層的な選手層を築くタイプだから、試合のない四日間はレギュラー陣の疲労回復に充て、この試合を獲るために特別な練習などしていないだろうから、やや実戦勘が鈍っていたと考えられる。

今日は開幕から5連勝と今季絶好調の東浜と、ややピークが過ぎた感のある美馬とのマッチアップ。
美馬はノーマークになると存在感を示すクセ馬タイプのため、王者相手に何となく敗色濃厚なこの試合で、『大物喰い』の本領を発揮してくれればありがたいのだが。

※ おずさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。


アンケート結果(あなたが期待する個人タイトルは?)

「今季どの選手に何のタイトルを期待しますか?」
というアンケートに26の投票をいただき、そのうち21名の方にコメントを頂きました。ご投票ありがとうございました。

圧倒的支持を受けたのが、ルーキーながら遊撃というタフなポジションを守りながら、三番打者として充分の働きをしている茂木でした。
「夏場を乗り切る」という厳しい関門が控えているものの、ここまでの成績を維持すれば間違いなく受賞できるレベルだけに、期待値が高くなったのかもしれません。
新人王は相対的な成績で決まる他のタイトルと違い、水準に満たなければ「該当者なし」となってしまう上、そのチャンスは一度しかないタイトルなので、獲得するのは容易ではありませんが、茂木ならやってくれそうな気がします。

二番目に期待を集めたのは岡島。
一時期、調子を落としていたため、現在はバットマンレースの6位に甘んじているものの、優勝時には.323の高打率をマークした実力者だけに、これから再びタイトル争いに絡んでくる可能性は充分ありそうです。
問題はオコエの台頭と得点圏打率の高さを買われて五番に座ったことで、歩かせて下位打線勝負という配球に焦れて、ボール球を振ってしまう可能性が高くなるということでしょう。

5票を集めたのは則本。
タイトルを独占してもおかしくない投手なので、ファンの期待が集まるのは当然ではあります。
最多勝や勝率などは、チーム成績に大きく影響を受けるタイトルだけに、ここ二年はあまりチャンスがなかったのですが、現在1勝差で二位につける最多勝は充分狙えそうな気がします。

セーブ王を狙う松井裕樹ですが、サファテがすでに24個という規格外の数字を残しているため、このままシーズンを通して働かれてはどうしようもないですが、クローザーという激務のポジションだけに何があるかわかりません。
今の状態からみれば、セーブ王うんぬんどころか守護神陥落の危機ですが、それでも14個のセーブをマークしての第三位ですから、チームの状態とともに自身の調子も上げてくれば、昨年の33を上回る数字を残すことも充分可能です。

茂木   38.5% (10票/38.5%)
○新人王を期待します
○新人王
○パ・リーグでは久々の新人王を期待します。
○野手として久しぶりの新人王
○新人王
○球団初の野手新人王 GG賞の可能性もありか
○新人王
○新人王 ルーキーがここまで活躍するとはびっくり
○新人王
○当然新人王

岡島   26.9% (7票/26.9%)
○首位打者
○首位打者
○岡島首位打者と茂木新人王…欲張り?

則本   19.2% (5票/19.2%)
○最多勝・最多奪三振・防除率一位・沢村賞
○最多奪三振
○最多勝、最多奪三振
○最多勝

藤田    7.7% (2票/7.7%)
○ゴールデングラブ
○GG(ゴールデン・グラブ賞)
松井裕樹 3.8% (1票/3.8%)
○松井のセーブ王。それなしに楽天の浮上なし

聖澤    3.8% (1票/3.8%)
○プロトータル200盗塁

※ TERUさん、おずさん、昭和男さん、楽天家さん、拍手コメントありがとうございます。


主砲の豪快弾と守備職人の美技でDeNAを三タテ

DeNA3−5楽天

再三に渡る藤田の華麗な守備に得点機を阻まれたDeNAファンとしては、余計なトレードを行ったフロントや当時の首脳陣に対する恨み言が、思わず口をついて出てくるような試合だっただろう。

二回裏は、一二塁間のゴロをスライディングキャッチから素早く反転しての4−6−3、六回裏には、二遊間のゴロをランニングキャッチからのグラブトスで4−6−3を決めてみせた。
いずれも先頭打者をヒットで出したあとの併殺で、特に福山は次の打者に2ベースを打たれているだけに、あれがなければ無失点で切り抜けるのは難しかったと思われる。

茂木が猛打賞の活躍。
誰ひとりこなしきれなかった三番打者を、いつの間にかモノにしてしまった。
「疲れはあります」と言いつつ交流戦を乗り切り、今日からリーグ戦再開まで四日間は試合がない。
今や茂木に替わる三番打者は見当たらないくらいに成長したので、貴重な休みにシッカリ充電して、ソフトバンク戦では、相手チームのファンがドン引きするほど暴れてもらいたい。

ドラフトで高校生ナンバーワン遊撃手の平沢大河を単独指名できていれば、おそらく三位で茂木獲得に動くこともなく、オコエも二巡目あたりで他球団に持って行かれていたとしたら…人生塞翁が馬とはこのことで、ジョーンズ、マギーという大物二枚を引き当てた2013年以上の幸運かもしれない。

山口から放ったウィラーの逆転場外弾は凄かった。
小柄な体型とあのキャラクターからは想像もできないようなパワーで、助っ人版『おかわりくん』のような存在になってきた。
66試合時点ですでに昨年の本塁打数に並ぶ14号だから、単純計算すれば30本はかっ飛ばしてくれそうだ。
シーズン前の順位予想では、新橋の居酒屋豚が「ウィラーが四番じゃ今年も貧打ですよ」なんて言っていたのを、「コイツやっぱり見る目がねえな」と鼻で笑っていたが、口先だけの野球詐欺師なんて所詮この程度のものということである。

そろそろ五番の岡島も復調しそうだし、この日六番で猛打賞の島内も本調子になってきたようで、いよいよ新打線が機能し始めた。
小関は相変わらずのドアスイングだが、守りはしっかりしているので、周りが打ってくれれば、足立の休みの日にも勝つことができる。

裏切りのトムが今季初勝利。
菊池や戸村のようなオドオドしたタイプは、自信をつけると一皮むけることが多く、たとえ打たれてもフォローしてくれる梨田監督が醸しだす雰囲気は、戸村にとっていい環境が整ったと言えるので、ひょっとすると化けるかも。

4イニングをゼロで抑えたリリーフ陣も、そろそろ半袖効果が出始めたのか、たとえ燃えても以前ほど類焼しなくなってきた。
依然チームの借金は二桁(10)もあるので、27もの貯金を持つソフトバンク相手に「互角に戦える」などと言えば大言壮語と笑われてしまうが、試練を次々と克服する若手の逞しさに、漠とした期待を持ってしまうのは自分だけではないだろう。
金曜日のコボスタは、絶対王者ソフトバンク対謎のルーキー軍団楽天という魅力的なマッチアップに、ファンが鈴なりになることは間違い(梨田)なしだ。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


オコエの豪快弾に浜スタ騒然

DeNA3−6楽天

新人だらけのオーダーで、まさかの交流戦勝ち越し決定。
プロ入り初ホームランをかっ飛ばしたオコエは、今や楽天という地味な球団のランドマークになりつつあり、チームが注目されることで他の選手まで「俺も目立ってやろう」とハッスルし始めたのか、ここのところ先制点を奪い効率よく追加点が獲れるようになってきた。

初回にあわや4試合連続弾という左中間フェンス直撃の先制タイムリー2ベースを放ったウィラーは、七回にもダメ押しの2点タイムリーでこの日3打点の活躍。
キャラがキャラのため外国人特有の威圧感はないが、打点ランキングでは、しっかりと5位につけており、この人が調子を上げてくると得点力が増してくる。

復調気配にあった釜田が5回無失点。
左手が攣るというアクシデントが無ければ、今季一番のピッチングになっていたのは間違いなく、軸となる投手が立ち直ったのは実に心強い。

西宮と松井裕樹が失点したリリーフ陣は相変わらず不安定だが、打たれ慣れてきたのか、開き直って抑える場面も増えてきた。

今日は連続完封中の山口が相手だけに、3タテは難しいかもしれないが、すでに交流戦の勝ち越しは決めているのだから、思い切ったプレーで立ち向かって欲しい。

※ 昭和男さん、おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


オコエ躍動

巨人10−7楽天

先発の美馬はストレートがシュート回転した上に制球も悪く、そろそろデキ落ちか?と思わせる投球だった。
しかしこの日は珍しく打線が活発で、6−6で迎えた八回表、伏兵・足立がマシソンの快速球を捕らえて、レフトスタンドに運ぶ値千金のホームラン。
普通はこれで流れが来て勝てるものだが、その裏、坂本に痛恨の逆転2ランを浴びてしまう。
打たれたインローは坂本の得意コースで、「初球の際どい球に反応しなかったから」という理由で同じ球を続けたのは、明らかに足立の配球ミス。
青山の球威、制球力では、則本のようにファールで逃げることもできないので、狙われていたらおしまいである。
外に行っても打たれたかもしれないが、少なくとも残像を利用して、打ち損じを期待することはできた。
本人も「無茶だったか?」と反省しているようだから、次は投手の力量を考えたリードをしてくれるだろう。

DeNA5−8楽天

いきなりオコエが暴走気味の3塁打で出塁すると、藤田が前進守備の頭を越える人工芝ヒットで先制。
さらにウィラーが三試合連続となる13号2ランをレフトスタンドに突き刺して、先発の塩見に3点をプレゼント。

四回には内田のタイムリー2ベースで1点を追加するが、その裏、茂木からのショートバウンド送球を内田が弾いてしまい、併殺崩れで1点を献上。
バットで稼いだポイントをグラブで吐き出す内田らしい『行って来い』だが、これをやっているうちは、打撃好調な時期にしかスタメンのチャンスがもらえない。

試合を決めた攻撃は七回。
足立、吉持、オコエというルーキーが作った一死一三塁の好機に、藤田が2点タイムリー2ベースを放ち、さらに茂木のスクイズ、岡島のタイムリーで計4点。
オコエはこの裏の守備で、背走ジャンプキャッチを披露。
お客さん扱いのスタメンから、不動の一番センターへと変身を遂げつつある。

福山とミコライオが無失点で松井裕樹にバトンを渡したが、若きクローザーはこの日も不安定な内容だった。
四球、ヒット、四球で満塁のピンチを招くと、嶺井にあわや満塁弾という2点タイムリー2ベースを浴びるグダグダのピッチング。
実績のある選手を辛抱強く使う梨田采配の特徴から、簡単に配置転換することはないだろうが、クローザーがこんな状態では、ファンは「また勝てる試合を落とすのではないか」とヒヤヒヤしながら観戦することになりそうだ。

※ おずさん、楽天家さん、拍手コメントありがとうございます。


4カード連続勝ち越しは今日に持ち越し

巨人1−4楽天

則本が巨人打線を1点に抑え、楽天が逆転勝ちで3連勝。
阿部の先制ホームランで失った1点を追う展開になったが、六回に内田と牧田のタイムリーで逆転すると、八回には相手守備の乱れと足立の犠飛で2点を追加して、敵地東京ドームで巨人に快勝した。

則本のデキは必ずしもいいとは言えなかったが、淡白な攻撃を繰り返した巨人打線に救われた印象。

巨人OBの桑田氏が解説だったが、「スタンドの景色がハマると打てないピッチングになる」とか、「最後のピースが…」など、観念的すぎてよく解らない。
足立のキャッチングを批判するため「嶋の不在が痛い」と言っていたのだが、肝心なストライクをもらうキャッチング技術については、「それにはチョットしたコツがあって…」とシークレット解説。

相手先発の田口はデキが良く、六回のチャンスを逃していれば勝ち継投に持ち込まれていた可能性が高いので、同点タイムリーを放った内田が最大の功労者と言える。
守備では一ゴロを藤田に譲って内野安打にしてしまうなど、消極的なプレーでいかにも自信がないという様子。

ピンチバンターとして出てきた阿部は、バント失敗後の強攻で進塁打も犠飛も打てず、敵の連携ミスによる記録上の二塁打で、塁上から「バーン」をやっているような低い意識ではどうしようもない。

逆に意識の高さを感じさせたのが足立。
ファールフライの落球はあったものの、リードはもちろんのこと、盗塁阻止や貴重な4点目となる犠飛など、シッカリと自分の仕事を果たした。
オカルト解説者の根拠なきリード批判など気にすることなく、チームの要のポジションを守りきってもらいたい。
ピークが過ぎたあとの抜け殻状態が、年々判りやすくなってきたのが枡田。抜かれるとバットが止まらず、コースに来たストレートには反応すらできないなど、充電池を抜いたスマホのように、何の役にも立たない、ただの箱になってしまっている。

巨人3−2楽天

足立の疲労を考慮して、この日の先発マスクは小関。
勝機の薄いローテの谷間で、前回登板が足立とのコンビで4回5失点と崩れた川井が先発ということで、気分転換の意味もある。

結果としては川井は、逆球失投による橋本の2ランのみに抑え、5回2失点で凌いだのだから、小関とのコンビはベンチの期待に応えたと言える。

しかし途中から茂木を欠いた打線は元気なく、勝ち越し点を奪ってクローザーに繋ぐことができなかった。

交流戦14試合で4点以上獲られたのは2試合のみで、春先からの投壊現象は完全に影を潜めた。
ルーキーたちが繋いでいる間に、主力が復調してくるというのが理想だが、早くとも交流戦明けにはなりそうだから、残り4試合、2勝2敗を目指して粘ってもらいたい。

※ TERUさん、しまりすさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


男子三日会わざれば刮目して見よ

楽天4−3広島

先発の戸村は、いきなり先頭の田中にアウトローのストレートをレフトスタンドに運ばれると、二回には無死満塁から、吉持の判断ミスと内田の悪送球で2点を追加された。

吉持は前に出て捕球しながら間に合わない4−6−3を狙うのなら、三塁走者がエルドレッドなのだから、本塁封殺でアウトをひとつ獲るべき状況で、守備がウリの選手なら、ベンチで藤田の守備を見てもっと勉強すべき。

内田の三塁悪送球は残念ながら必要経費で、この選手を使う以上、覚悟しておくべきもので仕方がない。
身のこなしから守備がうまくなる要素を感じないので、守備のマイナスを織り込んででも起用してもらえるような打力を見せないと、主力が調子を上げてくれば控えに逆戻りしてしまう。今はとにかく「打つべし!」。

立ち直った戸村が三回から六回まで三人ずつで斬ってとると、その裏、茂木の犠飛、岡島、内田のタイムリーなどで一気に3−3の同点とした。
足立がムリのない配球で球数少なくリードしたおかげで、戸村は四死球から連打を浴びる悪い癖が顔を出すこともなく、七回一死までスイスイと投げ切った。
内容的にはまだまだ行ける感じだったが、左打者の松山を迎えたところでベンチはスパッと金刃に切り替えた。
もちろん左右病が発症したこともあるのだが、同点になったことで豹変する戸村のメンタルを見越してのことで、どれだけ良く見えても信用してはならない『裏切りのトム』の取説を、どうやら梨田監督は理解したようだ。

それにしても足立の進化には目を見張るものがある。
この日、全6投手が計163球を投じたのだが、11回で割るとイニング当たりの球数は14.8球で、ほぼ平均。
コースや球種を散らす配球も投手にとって負担が軽いし、ワンバウンド捕球もほぼ完璧。身体の面積を横広にして、外側の肩を入れながら前に落とすので、大体のバウンドを外に弾くことなく内側で止めることができている。
やや派手な印象のある嶋のリードよりも、地味ながらケレン味のないリードは安定した感じを与える。
打力はまだまだ嶋に及ばないが、ややドアスイングで荒い小関よりもコンパクトで、渋いヒットや出塁はできるタイプ。
ドラ3で茂木、ドラ6でこの足立を補強できただけでも大成功なのに、ドラ1のオコエが急成長中というのだから、ドラフトの成果としては場外ホームランである。

七回以降は継投で凌ぎに凌いだ楽天が十一回、二死から枡田の四球を足がかりに、代打の後藤が連日の一二塁間をゴロで破るヒットで繋ぐと、九回から吉持の代打で出場していた藤田がセンター左へのタイムリーを放ち、楽天が逆転サヨナラ勝ち。

西川の打席で、センターのオコエがセカンドの真後ろに守る超前進守備を披露。非力な打者のテキサスヒットを防ぐための奇策だが、一体どこまで背走キャッチができるのか計り知れないオコエの守備力を、ある意味、試すための実験である。
二遊間を痛烈に破る打球をセンターゴロにし、40メートルを背走してダイビングキャッチ。
超人的な身体能力を持つオコエなら、こんな漫画のようなプレーも実現可能で、大スターになるのは時間の問題だろう。

一雨ごとに背を伸ばす若竹だらけの楽天は勢いで3カード連続の勝ち越しを決め、この日DeNAに敗れたオリックスと入れ替わりで五位に浮上した。
どん底(借金14)からたった2段(借金12)上がっただけなのだが、チームの雰囲気は地下室から富士山を見晴らすような不思議な活気が漲っている。

※ skd61さん、おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


代打攻勢が実り冷や汗の逆転勝ち

楽天0−6広島

前日は成長著しい楽天の若い野手が、黒田の老獪なピッチングに翻弄されての完封敗け。
MLB仕込みの動く球に手こずったオコエは、「相当すごかったです」と脱帽した。

塩見は得意のクロスファイヤーを菊池に痛打されたことでリズムを崩したのか、三回まで毎回失点で試合を壊してしまった。
今のチーム状態を表す完敗だが、変に接戦を落とすよりも割り切れる試合ではあった。

楽天2−1広島

ローテ投手失格の内容が続いていた釜田。「代えがいない」という消極的な理由で残されたが、前回の中日戦が6回無失点、今回が7回2/3を1失点と確実に調子を上げてきた。
打線が相手先発の岡田を打ちあぐねたため勝ち星こそ付かなかったが、逆転勝ちの下地を作る仕事をしてくれた。

八回裏、一死から茂木が投手強襲ヒットで出塁すると、ウィラーが四球を選び同点のチャンス。
ここでこの日の内容が悪かった銀次に代えて切り札の枡田を送ったが、すでにピークは過ぎたようで、あえなく凡退。

しかしあえて好調の内田に代えて出した後藤が、粘った末にインローの難しい球をさばいて、しぶとく一二塁間を突破。
得点圏打率.148のベテランが完封敗け目前のチームを救った。
後藤と言えば、誰も打てない投手からホームランを打ってみたりもするが、ここぞという場面では、クソボールに手を出して三振、ポップフライ、併殺に倒れるデビルだが、毒と薬は紙一重。
久しぶりにいい働きをしたと思ったら、次の守りでは手痛い失策をやらかしてチームを再逆転の危機に陥れるあたり「さすがはデビル」。

最後に決めたのは、唯一、開幕から好調を維持している聖澤。
連続守備機会無失策の記録を継続中だった時には、エラー判定されやすい前目の打球にはチャージせず、その記録の意味すら疑問に思わせるような消極的な守備をした選手だけに、レギュラー安泰となると緩んでしまう可能性が高く、ファンから「もっと使え!」と言われるくらいが、ちょうどいい起用法なのかもしれない。

オコエが右に左に3安打。
落下地点に到達するスピードや、外野手の前に落ちた打球で二塁を奪うランニングなど、排気量の違いを感じさせるスケールで、楽天の看板選手になることは間違いない。

今日勝てば、松井稼頭央も嶋もいないルーキー集団の楽天が、まさかの交流戦3カード連続勝ち越しで、今や12球団最低勝率のチームとは思えない輝きを放っている。

※ おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


楽天のゴリラはオレだ!

楽天3−2ヤクルト

内田、足立、オコエが打点を上げ、若手の活躍でつかんだ勝利。
しかし松井裕樹はこの日もピリッとせず、西田にレフトフェンスの最上部に当たって跳ね返るという、ホームラン性の2ベースを浴びながらの薄氷を渡るセーブ。
今ならミコライオのほうが安定しているので、責任の重いクローザーから開放してやったほうがよさそうだ。

ロッテからハンサムゴリラがやって来たことで、存在感が薄まっていたリアルゴリラの内田。
相変わらず守備は危なっかしくて見ていられないものの、野生のパワーで2安打1打点。
あの守備ではよほど打たないことには採算が合わないので今江が戻るまでのチャンスだが、「代打なら」と思わせるくらいの衝撃をバットで残してもらいたい。

オコエが勝負強さを発揮。
足立の同点タイムリーのあと、三塁走者を迎え入れる逆転の犠牲フライを放ち、オープン戦でもみせた、「打率は低いが打点は稼ぐ」という特徴を示した。
そのうち超ファインプレーをやりそうな守備力と勝負強い打撃で、戦力になりつつ経験を積むことができている。

交流戦を境に若手起用に大きく舵を切った楽天だが、今のところ5勝4敗と勝ち越している。
セ・リーグの上位チームとの対戦を残しているので、トータルでの勝ち越しは簡単ではないだろうが、怖いもの知らずの突破力は侮れないので、首位の広島相手に若い力がどれくらい通用するのか、この三連戦の結果を楽しみにしたい。

※ TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


和製黒人(オコエ)は○、ホンモノの黒人(リズ)は×

楽天5−1ヤクルト

則本が8回1失点で6勝目。
三回にふたつの失策とテキサスヒットで失点したものの、実質的には完封勝利で、強力なヤクルト打線を寄せつけなかった。
開成山球場が沸いたのは、オコエが足で奪った2点タイムリー3ベースの場面。
小柄な俊足ランナーはいくらでもいるが、大きなストライドで塁間を駆け抜ける選手はNPBにはあまりいないので、あたかも黒豹のようなその走りにファンは魅了されただろう。
ウィラーのホームランで4点差になり、九回、セーブがつかない場面で登板した松井裕樹だったが、リリースポイントがバラバラで、制球、球威ともに不安だらけ。
いつまたロッテ戦のような手痛い逆転敗けを喰らうかもしれない状態で、今季はファンをハラハラさせる試合が多くなりそうだ。

楽天3−10ヤクルト

先発のリズは四球連発で試合を作れず無期限の二軍送り。
ゴームズは地震で自信をなくしてアウト。アマダーはレベル自体がプロではなくアマだー。
なんてダジャレで笑い飛ばすしかないほど、楽天の助っ人補強は酷い。
戦力になったのはウィラーと、昨年の春先に連勝したレイくらい。
獲った限りは使わなければならないので、戦力にならない補強はゼロどころかチームにとって大きなマイナスで、若手の成長機会を奪う『補弱』しかない。
ドラフトは成功したので、ひとりくらい使える助っ人がいれば褒めてもいいのだが、外国人補強に関しては、運がないのか、そもそも能力自体がないのか、マークシートで0点をとるほどの逆神ぶりを発揮している。

奪三振ショーを繰り広げていた安樂も、タフな試合の連続で疲れてしまったのか、先発時の球威がなくなり、再び二軍で調整することになった。
十代の割りには丸みのある体格なので、故障の影響で走り込みなどが不足していて、体のキレやスタミナが本来のものではないのだろう。

途中出場するも2三振に終わった中川。
「もはや二軍ではやることがない」と言われながら、一軍に上がると結果を出せない。
右の長距離打者の少ない楽天では、中川のようなタイプが必要とされていてチャンスに恵まれているはずだが、上がってきてもしばらくするとまた二軍に戻ってしまう。
今江がいない時に働けなければ、ファンにも見放されてしまうので、最後のチャンスのつもりでアピールしてもらいたい。

※ TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


どうなる三捕手の夏

中日2−0楽天

評価が落ちたら好投する『裏切りのトム』らしい投球で五回までゼロを並べたが、六回に死球と茂木の送球ミスがらみで2点を失うと、結局これが決勝点となり好投報われず。
吉見のデキが良かったのかもしれないが、先発メンバーでヒットを打ったのは藤田と銀次だけというのではどうしようもない。
しかし交流戦に入ってから投手陣が持ち直し(平均失点2)始めたので、打線がもう少し上向いてくれば互角に戦えそうだ。
火曜日からは楽天以上に投壊現象が酷いヤクルトとの対戦になるので、ここで少し勢いをつけて広島、巨人という上位球団との戦いに備えたいところ。

シーズン序盤で早くも二桁の借金を背負うことになった楽天。
ニュースでは自力優勝消滅などと書かれているが、梨田楽天の今季目標はあくまで五割前後で終わること。
もちろん勝負どころで優勝争いの輪の中にいれば、ムチを入れてでもラストスパートに賭けるだろうが、そうでなければ来季の戦力を整えつつ、あわよくばCSから下克上で日本一を目指すという、裏からの登頂ルートを歩む予定だから、好スタートを切ったソフトバンクが独走し、三位争いのハードルが下がるのはむしろ喜ばしいことで、優勝の可能性うんぬんなどというのはハナから関係がない。
外国人と移籍組とルーキーもひと通り使い、フロントからの要望に応えた形になっているので、松井稼頭央に区切りの通算200号が出れば、好調な聖澤を使いつつ他の選手も試すという、いわゆる『正常運転』に入っていける。

どうやら足立のリードが変わってきたようだ。
下の数字はデビュー2戦と、ここ2試合の平均球数を比べたものだが、明らかに球数が減っており投手にとって負担の軽いリードに変わりつつあるようだ。

5月21日 8回166球(イニング平均20.75球)
5月22日 6回125球(イニング平均20.83球)
           ↓  ↓
6月 4日 9回117球(イニング平均13.00球)
6月 5日 7回102球(イニング平均14.57球)

足立、小関で回すようになった交流戦。
唯一、美馬が先発した阪神戦こそ16.33球と平均(イニング15球)を上回っているが、他の5戦はすべて平均以下の数字でまとめている。
守る時間が短くなれば、守備面や打撃面にいい影響があるはずなので、色々あってこのふたりがスタメンを分け合うようになったことは結果としてプラスではないだろうか。

hosoyanリードと言えば細山田。
NPBから社会人の名門トヨタ自動車に転身し、公式戦の12試合でスタメンマスクを被ると11勝1敗と圧倒的な勝率でチームを日本選手権と都市対抗への出場権獲得に導いた。
その戦績は以下の通り。

○永和商事
○ヤマハ
○新日鉄住金広畑
○JR四国
○JFE西日本
○日本通運
○三菱重工長崎
○JR東日本
○三菱重工名古屋
●ヤマハ
○東邦ガス
○新日鐵住金東海REX


第87回都市対抗野球大会
開催場所 :東京ドーム
開催期間 : 7月15日(金)〜12日間
チーム数 : 32チーム

第42回社会人野球日本選手権
開催場所 :京セラドーム大阪
開催期間 : 10月29日(土)〜11日間
チーム数 : 32チーム

都市対抗野球大会が行われる7月中旬ごろに、楽天が借金を返済してCS争いを繰り広げていたら楽しみが増えるのだが、どちらにしてもプロ・アマ三人の捕手に注目の夏である。(写真はトヨタ自動車野球部の公式ブログから借用しました)


※ skd61さん、おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


苦手のナゴドでなぜか連勝

中日1−3楽天

塩見が1失点で踏ん張ると、久々に中継ぎ抑えが機能して守り勝ち。
開幕から好調だった中日打線が、ここに来て落ちていることにも助けられたが、楽天の投手陣も少し持ち直しつつあるのかもしれない。

足立のリードも外ばかり構えていたデビュー直後に比べると、七回裏、藤井に対して見せたような、左打者のインコースにチェンジアップを要求するという大胆な配球もできるようになってきた。

その進歩は前回、塩見をリードした時のイニング平均16球から、13球へと減った球数に表れており、小関のリードと勘違いした阪神戦の板山に対する配球がたまたまではなかった可能性もある。

小関推しは、嶋を含め他に負担の軽いリードができる捕手がいなかったからで、配球に見どころのある捕手がふたりに増えるのは大いに歓迎。

中日0−3楽天

貧打ながら前日はちゃんとホームランとタイムリーで3点を奪ったのだが、この日は敵失とコリジョン絡みのみの3得点。

相手四番の二併殺に救われたとはいえ、この日登板した釜田、青山、ミコライオ、松井裕樹の四投手の球数は合計117球で、イニング平均は前日と同じ13球。
足立は周りがルーキーばかりのスタメンにリラックスして、どうやら持ち味を出し始めたようだ。

ヤケクソのルーキー鍋オーダーが、ハイレベル世代と相まって化学反応を起こし、仮に想像を超えた成長ホルモンを出しているのであれば、まさかの展開があるかもしれず、体調万全ではないベテランを休ませている間に、ルーキーの伸び代がどこまであるのかを見極める楽しみが出てきた。

今日の先発は、失望のあとに快投をみせることが多い『裏切りのトム』。
低調な中日打線を7回2失点くらいに抑えてもらって、5−3での勝利をオーダーする。

※ おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


これからこれから

楽天3−5阪神

小関が今季初先発マスクを被ったものの、狩野に3ランを浴びてしまった。
捕手の要求通りに投げて打たれた一発なので、これは完全に小関の配球ミス。
狩野は怪我が多くレギュラーになりきれない選手だが、大仕事をやるタイプで、こういう場面では注意すべき打者だったのだが、これが情報が少ない交流戦の怖さか。

それでもなんとか試合を作ったが、打線が相手先発の青柳を打ちあぐねたことが最後まで響き、終盤に差を詰めたものの及ばず。

ムダ球を使わず、ミットを動かさずにカチッと捕球する小関のリードとキャッチングは目立っていて、福山、青山あたりは投げやすそうな感じがした。
特に九回、板山の最後の打席で見せたリードが他の捕手とは違うところ。
外からスライダーを入れてストライクを獲ると、真ん中あたりから落ちるフォークを2球続けて空振り三振。

ストライクを見逃して、ボール球を振らされたことで打者はパニックになり、「ぶざまな見逃し三振だけはしたくない」と、ダボハゼ状態になっているところに、もう一球落とされてはバットが止まらない。

「ここから外のラインで来た球はボール」と決めて打席に立っている打者にとって、ラインの外から入れてくるバックドアは、見極める基準を広げられることになるので、その後、ボール球に手を出しやすくなる。

今は少しでもミットを動かす気配がしたら、球審の手はまず上がらない。
打者がタイミングをとった形で見送った球はボールと判定されやすいが、意表をつかれた形で見送った球で、捕手がミットを動かさなければ、球審が「これはバッテリーの勝ちだろう」と判断してストライクコールになる。

そんな小さな積み重ねが球数減につながり投手を楽にする。
この日は勝負の綾で勝てなかったが、どん底まで落ちた投手陣は小関のリードで息を吹き返すだろう。

ドラフト上位指名選手がハツラツとプレーしている楽天は、敗けたとはいえ地力強化中である。
今季の目標は五割前後でCS進出だから、ベテランとルーキーが融合した形で借金返済できれば、来季への期待はより一層大きくなる。

※小関は八回裏に代打を送られていましたので、九回表、打者板山の場面でマスクを被っていたのは足立の間違いでした。

※ TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


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楽天ルーキー祭り

楽天9−1阪神

交流戦の初戦は則本が今季一番の投球を披露して快勝。
ルーキー四人を配置するギャンブルスタメンも嵌り、楽天ファンとしては実に痛快な試合だった。

ここのところストレートがシュート回転することで、本来の球威ある球が来ていなかった則本だったが、この日は寄り道せず捕手のミットにズドンと収まる上質のストレートで阪神打線を寄せつけず、「さすがはエース」というピッチングを見せつけた。

ルーキー四人組は茂木が3安打、吉持とオコエがそれぞれ2安打と気を吐いた。
茂木は疲れのピークを乗り越えると、またひと皮むけたようで早くも三番が板についてきた。
この日、唯一凡退した1打席目のニゴロも芯で捉えた当たりで、まさに絶好調。

同期の茂木が先輩野手を押し退けてレギュラーを張っていることで、他のルーキーも臆せずやれる環境が整ったようだ。
このまま吉持とオコエが定着するほどプロは甘くないが、「やれそうな気がする」というだけで案外、持っている力は発揮できるもの。

ようやく小関が昇格。
安樂を中継ぎに回しリリーフ陣のテコ入れを計ったとしても、捕手がリードでアシストできなければ、その効果は限られたものになるので、好リードが期待できる小関の昇格は、投手陣を立て直すための欠かせない重要なピースになる。

初戦は相手野手の拙い守備に助けられたことで一方的な展開になったものの、則本でなければ打撃戦になっていた可能性も高く、今日先発のリズでどれだけ戦えるかが、今後、巻き返しが可能がどうかの目安になる。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。



主軸に計7発も打たれては敗け越しもやむなし

楽天3−12日ハム

前日4本塁打を喫した川本にライバル心がメラメラと沸いてきたのか、釜田をリードした足立は、この日も中田翔、レアードに2本ずつ一発を浴びた。
しかしあれだけ逆球が真ん中に入ったのでは捕手も打つ手がなく、好リードなら勝てたという試合ではなかった。

疲労からフォームのバランスを崩しているように見える釜田だが、若い投手が週一の登板で疲れを蓄積していくのも不自然なので、相次ぐ故障で基礎体力が戻りきっていない状態のまま投げているのかもしれない。

タフなメンタルを買われ、ルーキーながら三番に抜擢された茂木。
「なぜか三番に入ると打てなくなる」というジンクスも何のその、二塁打を含むマルチヒットで立派に仕事を果たした。
遊撃で二割八分は充分すぎる数字なので、夏場を乗り切ればかなりの確率で新人王が獲れそうだ。

ウィラーは守備に就いても打撃に影響があるタイプではないので、四番レフトでウィラー、五番がDHの枡田というのが現状最強打線だが、これからセ・リーグのホームでの試合が9試合ほどあるので、そこはレフトで起用するのか代打に戻すのかが悩みどころ。

防御率2点台の金刃と西宮を含め、ほとんどの投手が失点するという困った試合で、先発が試合を作れず、たまに作ればリリーフが壊すのだから勝てる要素がない。

西武戦ではメヒアに三連発を浴び、今度は二日で中田に3本、レアードには4本を献上する大サービス。
各チームの強打者は楽天とやりたくて仕方がないだろう。
まだ今なら捕手を替えることで立て直しが可能だが、このままリードが苦手な捕手とばかり組ませていたら、投手陣が自信を失ってしまうので、何度も言うが早急に小関を上げてもらいたい。

しかし打たなければ邪魔でしかない外国人野手が、自由契約と長期離脱になったので、中川あたりにとってはまたとないチャンスである。
こういう時に怪我をしたりスランプに陥る打者は、二軍の帝王で終わるのがプロ。
守備で貢献できる選手ならチャンスも多いが、中川のようなタイプは、ウィラーや銀次や今江をベンチに置いてでも使いたいと思わせるような打力を見せつけないと、守備固めや代走にも使えてある程度打てるという、使い勝手のいいタイプの打者からサブのポジションを奪い取るのは難しい。

明日からはホームで阪神戦。
いくらセ・リーグが弱いといっても、今の楽天が勝てるほど甘くはないだろうから、則本がお喋り阪神ファンを無口にするほどのピッチングをして、力づくで1勝をもぎ取ってもらうしかない。

※ 昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


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投打に精彩なくハムに完敗

楽天1−7日ハム

先発の安樂は四回までブンブン飛ばして三振ショーを繰り広げたが、五回にはスタミナ切れとなり、日ハムの長打攻勢の前に沈んだ。
この日、楽天が打たれたホームランは計4本(レアード2、陽1、大野1)だが、そのすべてが川本の要求通りに投げて被弾したものだから、リードが完全に読まれているということになる。

則本を入団以来の大炎上に追い込んだデスリードの威力をまざまざと見せつけられたのだが、中継ぎ陣崩壊のイメージが強烈すぎたせいか、原因を捕手のリードに求める流れにまでは、まだなっていない。

アマダーは手首の故障で登録抹消。
初めから期待はしていなかったとはいえ、あれだけ変化球に泳がされてしまっては、規格外のパワーも持って行きどころがなく彷徨ってしまう。
代わりに上がってくるのはオコエとのこと。
ドラ3の茂木がバリバリのレギュラーで頑張っているたけに、高卒ルーキーとはいえドラ1のオコエ。
結果はともかく、スケールの大きさを感じさせる内容は残してもらいたい。

この日もヒットを放ち、代打の神様になりつつあるのが枡田。自己分析で「同時にいくつものことができないタイプ」と言っていたので、案外、この代打という限定された局面が合っているのかもしれない。
DHのないセ・リーグとの交流戦では代打を送る場面が増えるので、枡田の存在価値がますます大きくなりそうだ。

※ 昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


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