金鷲の夢(頼むぞナッシー)

クラッチ東北の鷲よ不死鳥となれ!

梨田監督が合わせて一本

オリックス2−10楽天

実績のあるベテランにはファンが苛立つほどにチャンスを与え、それでも結果を出せなければ冷酷に切り捨てるのが梨田流。
今季、その対象になっていたのは嶋と青山。
一見、温厚な紳士が一番怖いのはどの世界でも共通の常識で、怒鳴り散らしても温情をかける星野氏とは真逆の対応を見せるのが梨田監督である。

青山が無様なピッチングを見せるたびに、批判の矛先が起用する監督に移っていくのを肌身に感じ、この状態で切られたら、青山ファンですら「あれだけ使われてダメなら仕方ないよね」と思われてしまうと察したのか、オリックス二戦目から突然、150キロ近いストレートを投げ始めた。

初戦の滅多打ちがよほど堪えたのか、好き勝手なリードをしていた嶋が、カニ飛び、ミット隠し、緩急殺しを封印し、ごくごく普通のリードで、塩見の好投を引き出した。

足立の評価が高まる中、それでも優先的に起用される嶋に、ファンの間から「嶋ってそれほどいい捕手なの?」という疑問が出始める。
これこそが梨田監督の狙いで、「これ以上嶋をかばいきれない」というムードを作れば、嶋ファンの批判を浴びることなく、嶋の特別扱いを解消できるという戦略である。
追い込まれた嶋は、梨田監督の無言の重圧に屈し、『嶋スペシャル』を完全に封印した。

両者とも完全に白旗を揚げたわけで、対立構造を作ることなく、相手をコントロールした梨田監督の寝技一本というところだろうか。

※ りんたろうさん、TERUさん、昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


捕手の差明暗クッキリ

日ハム2−1楽天

二回表、「回れ!」の指示をウィラーに無視された真喜志コーチ。
どうせ来季はいないコーチなので、どうでもいいのだが、走者から見て、時計回りの9時の方向から3時の方向に腕を回すものだから、『GO』なのか『STOP』なのか、サッパリわからない。

先発の安樂は、今もっとも充実しているハム打線を7回ゼロ封。
来季の飛躍を期待させる内容で、投げすぎの感のある則本の負担を軽くしてくれそうな投球だった。

二回裏、安樂のコントロールミスで初球のストレートがど真ん中に入ってしまったが、中島はそれを見逃し。
これを見た足立は、中島が打ちに行って粘っているのではなく、ハナから打つ気がないことを看破すると、カットし辛いインハイのストレートを1球投げさせただけで、あとはすべてど真ん中に構えて、三振とサードゴロに討ち取った。
さすがに三打席目はセンターに弾き返されたが、早めのカウントでインフィールドに打ってくれるなら、たまにヒットを打たれたとしても採算が合う。

オリックス10−3楽天

ストライクがひとつも入らず、連続四球でピンチを迎えた長谷部のところへ向かった与田コーチは、相変わらずマウンドで投手と正対するダメコーチパターンでひと言ふた言。
何を言ったか知らないけれど、長谷部は何も変わらず、ストレートの四球を与えてマウンドを去った。

長谷部は来季の生き残りを懸けた登板でこの内容だから、ほぼ戦力外確定というところか。

三年前から嶋のリードは完全に分析されているから、「オリック戦では通用しない」と言い続けてきたが、この日も何を投げても打たれるサンドバッグ状態で、おまけにワンバウンドを止めようと寝そべっている間に、三塁走者の糸井に生還を許すという、見るも無残な失点も披露し、締めくくりにグランドスラムを喰らうという念の入れよう。
六回からマスクを被った足立が簡単にアウトを重ねただけに、嶋のダメっぷりが際立ってしまった。
あまり評価が下がると、他球団からの声がかからなくなるので、また来季も梨田監督は嶋のあつかいで困ることになる。

※ skd61さん、昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


これで主要コーチはほぼ全滅

日ハム4−1楽天

則本を三振奪取病に感染させたのは間違いなく嶋だが、序盤に1点獲られただけで、膝に手を当て茫然自失とせざるを得ない状況を作っているのは、同じ投手に何度もやられ続ける打線である。

この日も結局、四球を連発するデキの悪い増井から1点も獲れず、則本が「完封しなきゃ敗け」と考えてしまうのも仕方ないと納得させてしまうほどの無策打線だった。
ピンボケ礒部はもちろんのこと、ここまで来ると池山コーチも無関係ではなくなってくる。

選手の能力を開花させ伸ばす指導は、二軍の打撃コーチの仕事で、一軍の打撃コーチは、できあがった選手を運用してチーム成績に繋げるのが仕事。

今季の楽天は、個人の能力に頼るだけの攻撃であるため、他球団の好投手を『打線』で攻略することができず、無抵抗のまま敗れ去る試合が目立った。
反面、一枚落ちる相手はめった打ちにするのだが、これでは強い相手には歯が立たない。

要するに『自分のバッティングをする』レベルから抜け出せていないわけで、これは打撃コーチが相手投手攻略のために必要な、『正しいベクトル』の向きを示せていないからである。

三木谷のバカがオトコ芸者にうつつを抜かし、呆れた一流のコーチたちがチームを離れたツケが、残念だがここに来て表れてきている。

星野副会長主導のチーム改革は着実に進んではいるが、二年間サボってきた負の遺産(後藤の獲得など)が澱のように固まっていて、鮮やかなV字回復とは行かなかった。

順位はともかく、借金ひと桁にはこだわってもらいたいところでもあるし、茂木の新人王をバックアップするためにも、前回の投球で成長を見せた安樂で、今日の試合はなんとしても獲っておきたい。

※ TERUさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


釜田がハムをマルかじり

日ハム2−4楽天

わずか6安打ながら、四回の集中打と六回に飛び出したウィラーの26号ソロで効率よく4得点。
これを久々先発の釜田が六回まで無失点で守りきり、終盤を福山、ミコライオ、松井の継投でなんとか逃げ切った。

この日の釜田はストレートに威力があり、制球力も抜群で五回まではほぼ完璧な投球。
調整明けのため早めの降板となったが、七回くらいまでは投げられた内容だった。
ルーキーの時には、これくらいのピッチングを度々していたので、エース格に成長してくれることを期待していたが、デーブに壊されて、復活まで少し回り道をしてしまった。
残り試合で自己最多の8勝目を狙うが、この日のようにストレートがシュート回転しなければ、再度の好投も可能だろう。

野球は連打とホームランが最も効率よく点が入るので、打線を繋ぐ出塁率と一打で得点できる長打率に注目したのがマネーボールである。

マネーボール的観点から、前半戦の低迷はOPS.616、得点圏打率.132と言う、とんでもない数字の後藤を使ったのが最大要因。
後半は成績が急降下した岡島が、打線を切ったことになる。
142試合に出て、二割八分台の打率を残したこともある岡島が、今季、好発進しながら失速した理由が判らないので、今後の起用法が難しくなる。

メンドーサの攻略法を聞かれた礒部コーチが「打てない投手ではないので、狙い球を確実に…」とコメントしたことに対し、解説の岩本氏が「もともとメンドーサは打たせてとるタイプですから、そんな感じだと術中にハマりますよ」と、楽天ベンチがピント外れの指示を出していることを指摘。

先日、走塁死の島内に対し、梨田監督が「二塁走者は自己責任」と突き放したように、楽天は投・打・走のコーチが信用できないという非常事態に陥っているので、選手はコーチはいないものとして、自分の判断で勝手にプレーしてもらいたい。

※ りんたろうさん、昭和男さん、TERUさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


状況オンチがまたやった

ロッテ2−0楽天

三塁コーチャーのとんでもジャッジで流れを渡した楽天が、ロッテに完封リレーを許し完敗。

次に四番、五番が控える一死二塁で、一か八かの突入を指示する三塁コーチャーの真喜志。
股の間を抜かれ振り逃げを許す正捕手の嶋。
真喜志は一銭の価値もないが、『正捕手』としての嶋も、今やチームの勝利に寄与しない存在になりつつある。

バカみたいに燃料を噴出するキャブレターと、一分山のつるつるタイヤを装備したレーシングカーのようなもので、楽天号はマシンのスペックをまったく発揮できていない。

コーチ市場が閉まったあとの残り物だから仕方がないが、真喜志、礒部、森山は、まっくもって『猫またぎ』である。

嶋も嶋で、緊急登板で万全ではない金刃に、外の真っ直ぐばかりを要求して苦しめるクソリードで岡田に先制タイムリーを許してしまった。
美馬の危険球退場で、変則の金刃はインコースがほぼ使えないのに、緩急で打者のタイミングを外すリードすらしないのだから、投手は針の穴を通すようなコントロールを要求され、くたびれてしまう。

リードも雑ならキャッチングも雑。
ワンバウンドしているので、記録上はワイルドピッチとなるのだが、股の下を抜かれて振り逃げを許したのはベテラン捕手としては恥ずかしい限り。

嶋は来季が五年契約の最終年度で、出るも残るも本人次第というところ。
阪神が調査に動いているという記事がチラッと出ていただけで、今のところ争奪戦になるような気配はない。

40歳までレギュラーを張れるのは、リードに定評がある一部の捕手だけで、一般的には35歳くらいになると常時出場は難しくなってくる。
嶋は今年の12月で32歳になるから、契約満了後の来季のオフにFA宣言されても、獲る側としては、最大でも2〜3年しか正捕手として働けない選手に大金を払うことになるので、躊躇ってしまうし、来季、足立にレギュラーを奪われ、働き場所を求めての移籍なら、市場価値は大幅に下落することになる。

嶋本人のためにも、楽天投手陣のためにも、捕手の打力が重要視され、配球パターンも分析されていないセ・リーグへの移籍が最善の方法だろう。

※ おずさん、TERUさん、楽天家さん、拍手コメントありがとうございます。


足立が安樂を完璧リード

西武1−10楽天

安樂が8回を1失点の快投で今季2勝目。
足立の軽快なリードに乗ってイニングを重ね、当たり損ねの内野安打2本で失った1点のみに抑えるという、先発としてはほぼ完璧な仕事をしてマウンドを降りた。

8回128球だから、イニングあたりの球数は平均より1球多い16球。
最後の打者に最速の149をマークしたので、無理をすれば完投も可能だったが、こういうピッチングができるのなら、今後、完投、完封のチャンスはいくらでもある。

70球くらいになると必ず失速していたのがウソのように、スタミナもコントロールも一段階レベルアップしたようだ。
塩見、辛島というあたりが、いつまで経ってもイニングイートできない間に、外からまとめてゴボウ抜きにした感じである。

それもこれも足立のリードあったればこそ。
チョロチョロ動いて、同じ球ばかり要求する嶋と違い、しっかり構えて散らす配球だから、リズムがよく攻撃に集中できる。

三回には金子をドンピシャ送球で刺し、西武の機動力を封印したし、自身も3安打を放ちバットでも貢献。
最終回、足を痛めて途中交代したことが心配だが、誰が楽天の正捕手なのかを、ファンにハッキリと示すナイスリードだった。

残留を決めた瀬戸際外人のペレスが、3ランを含む3安打の固め打ちで、打率を二割六分台にまで上げてきた。

それにしても、当たり外人をシーズン途中で3人も獲得した星野副会長の編成力は恐ろしい。
足立、茂木、オコエとドラフトも大当たりだったし、今年のオフには皆が腰を抜かすほどの大物を、トレードで獲得するような隠し玉を用意しているのではないだろうか。

※ おずさん、skd61さん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


とどのつまりはコーチの差

楽天0−3ロッテ

デスパイネ不在のロッテに完敗し、CS争いからアッサリと脱落した楽天。
チーム防御率はリーグ最低で、得点はリーグ5位だから、Aクラス入りするにはポテンシャルが足りなかったということである。

めったに選手批判をしない梨田監督が、この日は岡島の走塁ミスを槍玉に挙げて、状況を考えたプレーができていないことを指摘したが、担当コーチの真喜志は、指示を無視した茂木に余裕のホームインをされてしまうほど『状況オンチ』のコーチだから、選手に状況に応じた走塁指導などできるはずがない。

同じ守備走塁コーチで、三塁コーチャーをしている日ハムの白井コーチは、アメリカでのコーチ経験もあり、熱心にマネジメントの勉強をしている本物のコーチだから、ハムと楽天の『野球の質』が違うのはこのあたりの差でもある。

ケースバッティングがまるでできない後藤のようなベテランを獲り、金をドブに捨てた上にチームを腐らせたフロントも問題だが、そのあたりは星野副会長が今オフに粛清してくれるだろう。

四位も六位も同じだから、今季の順位争いはひとまずこれで終わり。
表向きは「可能性がある限り」ということだが、今日からは来季のことも考えた試合になりそうだ。

※ おずさん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


この大敗でリセットできるか?

楽天0−13ソフトバンク

序盤のリリーフ陣崩壊も酷かったが、九月に入っての先発陣の機能不全も目に余るものがある。
デスコーチの森山がベンチでチョロチョロしているのが見えたので、コイツがまた悪さをしているのかもしれないが、それを許してしまっているとすれば、与田コーチの指導力にも疑問が残る。

投手コーチの能力を見極める基準のひとつにしているのが、投手交代時の立ち位置。
いいコーチは大抵、一塁側か三塁側に寄って打たれた投手と正対しないよう気を使っているが、マウンドとホームベースを結ぶラインに立つコーチは結果を出せないことが多い。

相手打者と戦っている投手の正面に立つということは、詰問する姿勢だから味方と認識されず、敵と一緒になって自分を責める人物と捉えられてしまう。
与田コーチはほぼ正対する形で、味方投手と向き合うことが多く、ともに敵と戦う姿勢になれていない。「なんでお前は俺の言ったように投げないんだ」という調子で部外者ヅラされたら、何を言われても入ってこない。
どちらかと言えば嶋もそのタイプで、サイン通りに来ないと露骨に不機嫌な態度をとったり、横着なキャッチングをする捕手だから、相乗効果で劇症化してしまう。

ヨシコーチは投手の横から、なだめ諭すように指導していたので、マウンドに行ったあと投手が立ち直ることも多かったが、与田コーチがマウンドに行くと火に油を注いでいるような印象がある。新人コーチとはいえ、リーグ最低のチーム防御率では責任を取ってもらうしかなく、来季は他球団からの引き抜きも含めて、星野副会長が手を打つだろう。

代打出場からの二打席で、武田、森福という打ちづらい左右の投手から2安打を放ったペレスに対し、尻すぼみの成績で、またいつものように二軍に放流された中川。
クビになっても喰っていける中川に、天国と地獄の境目に立っているペレスと同じモチベーションを持てと言っても無理な話だが、特別な時期が過ぎると必ず打てなくなるのは、力はあるが駆け引きや技術が一軍レベルではないということだから、このまま二軍の帝王で終わる可能性が高くなってきた。

同じ瀬戸際でも、ペレスは日本の野球に慣れてきたようで、インコースに投げてきそうな時には、踏み込みを浅くして対応する事を覚えてきた。
一割台で低迷していた打率も、二割五分台まで上がってきたし、誘い球を見逃せるようになってきたので、ミスショットがもう少し減ってくれば、中距離ヒッターとしての存在感を増しそうだ。

今日から天下分け目のロッテ戦。
直接対決の4戦は、引き分けさえも許されない戦いで、楽天としては開き直るしかない。

事ここに至っては、相手先発がハーラートップの石川だとか、三番が首位打者争い独走の角中だとか、そんな事は一切関係ない。
「敗ければ弱い」。
ただそれだけの単純明快な戦いである。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。

連勝でクビの皮一枚繋がったか?

楽天9−4日ハム

則本、安樂で連敗したあとの第三戦。
先発の辛島はいきなり田中賢に先制タイムリーを許す苦しい立ち上がりだったが、その裏、一番の岡島、続くペレスの連続ホームランであっさり逆転。
シーズン当初、銀次を二番に起用する超攻撃打線構想をぶち上げていた梨田監督が、連日ホームランをかっ飛ばしている外国人にできるだけ多くの打席が回るようにと、極端な長打力重視打線にした博打がハマった。

四回表にレアードのソロで2−2の同点に追いつかれるものの、その裏、ペレス、島内、ウィラーの三連続タイムリーで突き放し、六回裏には再び、茂木、中川、藤田がダメ押しの三者連続タイムリーを放ち、勝負を決めた。

チェンジアップが鋭く変化していた辛島は5回2/3を投げて今季3勝目。
左打者5人が5安打を放ち左の加藤を攻略。チェンジアップ全盛の現代、ほとんどの左の先発投手が右打者を討ち取りやすい球種配合になっているため、半端な右打者をスタメンに据えると逆にそれがアダとなることが多い。

この日お立ち台に上がったのは2打点をマークしたペレス。
ドミニカに亡命したキューバ人のため、野球で稼げなくなると生活はたちまち苦しくなる。
年齢(31)的にもメジャーで活躍するのはムリだから、ビッグリーグでプレーできるチャンスはこれが最後。
二人目の子供も産まれるようだし、アマダーの故障でつかんだ残り17試合の大チャンスに、おそらく死にものぐるいでプレーしてくるはず。
普段、一般人なら約三割、プロのアスリートであるプロ野球選手でも、七割くらいの力でプレーしているが、特別なモチベーションでリミッターが外れると、三〜四割は上乗せした力が出る。これがいわゆる『火事場のクソ力』だが、ペレスは今、その条件が揃っている。
ウィラーとペゲーロは計算できるだけに、この選手が打ちまくったら、数字上はほとんど可能性のないCSも、大どんでん返しで進出できるかもしれない。

続投が決まった伊東監督は、もはや来季の戦力を削ってまでラストスパートをかける必要もなく、このまま流して終わりたいと思っているはず。
楽天にとってチャンスとなるのは、『当面の敵が本気ではない』ということ。
嶋に壊された則本が、足立のリードで復活すれば、ロッテの隙をつける確率はさらに大きくなる。

楽天11−2オリックス

オリックス先発の赤間を一回で降ろした楽天が、15安打11得点と大爆発。
美馬が七回途中まで投げて96球という省エネピッチをしたおかげで、リリーフは青山一枚しか使わずに済んだのは大きい。

先日も、先頭打者に四球を与えると、たったひとりで降ろされた青山。
一年間辛抱強く起用されてきたが、いつまで経っても復活する様子がないので、どうやら敗戦処理扱いになったらしい。
年俸9000万の敗戦処理など必要がないので、今季限りで戦力外か育成契約になる公算が強い。

二本のホームランで新人王争いに一歩前進した茂木。
ライバルの高梨は新人王の資格はあるものの、プロ入り三年目で新人ではない。
加えて規定投球回数にも達していないため、9勝2敗と素晴らしい成績も、少し割り引かれてしまう。
対する茂木は正真正銘のルーキーで、激務の遊撃で規定打席に達し、打撃ベスト12位で踏ん張っているのだから評価は高い。
マスコミの論調も新人王に輝いた野手が少ないことに注目しているため、選考委員も「今年は茂木でいいんじゃないか?」という空気になっているはず。

二桁ホームランにリーチをかける9号を放った島内。
筋力強化が実った形だが、筋肉量が増えすぎると怪我をしやすくなるので、今オフやり過ぎ注意である。
チームの雰囲気が繋ぎのバッティングよりも長打力というムードなので、島内にとっては中距離ヒッターに生まれ変わる好機であることも間違いはないので、これからも思い切ったバッティングを続けてもらいたい。

※ おずさん、skd61、TERUさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。


ど派手な惨敗で今季ほぼ終戦。

楽天1-14西武

投手陣が14失点、打線は多和田に15三振を喫して大敗。
塩見は三回までに6三振を奪うという上々のデキで立ち上がりながら、四回に突如乱れて6失点と、まるで多重人格者のような崩れよう。
『飛ばしすぎてガス欠になった』としか説明できない豹変ぶりで、「敗けられない」というプレッシャーが、ペース配分を狂わせたか?

結果論的に言えば、浅村の2ランで試合は決まっていたので、あとは何点獲られようが同じではあるが、テンションが下がる敗け方で、わずかな望みにしがみつくべき時期に、やってはいけない試合内容だった。

監督・コーチの評価は終盤の結果で決まる。

このところ先発投手が序盤から大量失点してしまう試合が目立つようになってきた。
シーズン序盤は前年の影響が残るため、いくらいいコーチングを施したとしても効果は限定的である。
しかし終盤に来て成績が下がり始めるのは、前半の指導方法が間違っていたということだから、新人コーチのハンデを差し引いても、与田コーチの指導力は微妙と考えたほうが良さそうだ。

ウィラーの調子がまた下がり気味のため、ペレスが打ち始めるのを待つ余裕がなくなってきた。
銀次が復帰すれば、中川を外野に回すだろうから、それまでの数試合がペレスに与えられた時間で、来季も日本でプレーできるかどうかを決めるラストチャンスになる。

この日、ロッテが引き分け、翌日には西武に勝ったため三位との差は8.5と拡がり、たとえ直接対決(残り4戦)を全勝したとしても、逆転三位が難しいゲーム差になってしまった。

可能性がある限り粘ってもらいたいが、来季の戦力を削ってまで戦うシーズンではないので、来季への楽しみを感じさせてくれる試合をしつつ、ひとつでも多く勝ち星を積み上げて欲しい。

※ 昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


中川がチームを救う決勝打

楽天7−4西武

二度追いつくも、七回、飛び出した一塁走者の金子侑に気づかず二盗を許すボーンヘッドと、今江のエラーでピンチを招くと、坂田のタイムリーで突き放されるという嫌な流れ。
その裏、島内がこの日二本目のセンター返しで出塁すると、茂木が三塁前にセーフティーバントを決めて無死一二塁。
今江の送りバントは三塁フォースアウトのタイミングだったが、武隈の送球がワンバウンドになり無死満塁。
ここで西武が投入してきた切り札の牧田に、ウィラーとペゲーロが三振と内野フライに討ち取られて、またまた嫌なムード。
しかしここで登場した中川が、詰まりながらセンター前に2点タイムリーを落とし5−4と逆転すると、続くペレスがセンターの頭上をはるかに越えるダメ押しの2点タイムリーを放って逆転勝ち。

一昨日に続きヒーローになった中川。
通算打率.200と確率は悪いが、四割を超える得点圏打率で勝負強さをアピールしている。
銀次が復帰すれば競争になるので、今のうちに貯金を積み上げておきたいところ。

猛暑を乗り越えた茂木が4号ソロを含む3安打を放ち、新人王レースに向けて再加速し始めた。
守備でミスしても下を向かず、バットで取り返す気迫を見せるので、少しずつでも成長していける頼もしいルーキーである。

ダメ押しの2点タイムリー2ベースを含む、二本の2ベースを放ったペレスだが、ミート率が低く、たまたま打てるところに来ただけという印象が強い。
守備でもレフトフライで二塁走者の三進を許す緩慢なプレーがあり、ヘリコプターガイは依然、地上近くでホバリング中で、なかなか上空に浮き上がれない。

ホバリング中と言えば、年間4勝レベルから抜け出せない菊池も、右肩痛の影響があるのか、頼りのストレートが走らず、5回で7安打を許す苦しいピッチング。
まだ先発ローテで回すほど回復していないようなので、間隔を開けてスポット的な先発で投げさせたほうが良さそうだ。

この勝利で梨田監督は通算700勝を達成。
年間平均70勝を10年間積み上げての700勝だから立派なものである。
このペースであと5年楽天で指揮を執れば、星野監督に次ぐNPB史上13人目となる1000勝監督の仲間入りができるので、楽天を常勝球団に育て上げて勇退してもらいたい。

※ おずさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。


満塁ダーン! いよいよ大志晩成か?

楽天5−1ソフトバンク

この日、一番に入った松井稼頭央がSB先発・山田の出鼻をくじくヒットで出塁すると、すかさず二盗で無死二塁のチャンスメーク。
茂木と今江の連続三振で二死二塁となるが、無失点で切り抜けられる希望が見えたとたん慎重になった山田から、ウィラーが死球で歩き、ペゲーロが四球を選んで二死満塁。
ここで登場した中川が2−0からの甘いストレートをフルスイングすると、打球はグングン伸びてバックスクリーンにまで届くグランドスラムとなった。

「二軍ではもうやることがない」と言われ続けて久しい中川。
国産長距離砲のいない楽天とはいえ、すでにプロ入り8年目の26歳だから、晩成型としても、あと二年が支配下登録の期限と考えた方がいい選手である。
一軍で定着するスペックは備えているが、それを結果に繋げるところでもがいているようで、昇格後、アドレナリン大放出の時期が過ぎると、変化球にもろい弱点をさらけ出し、慣れ親しんだ二軍へと戻っていくということを繰り返している。
守備面の不安から、長所である打撃に集中できない時期は卒業したようで、今回は比較的落ち着いてプレーしているが、右投手相手には打率一割台と相変わらず苦しんでおり、ここを克服できない限り、ピークを過ぎれば代打から二軍落ちという、いつものルートを辿ることになる。
銀次とアマダーの相次ぐ故障で、中川を迎え入れるゲートは広々と開いているのだから、ここで結果を出さなければ「能力はあるが結局一軍では通用しない選手」という烙印を捺されてしまう。

中川の強烈な先制パンチで余裕の出た辛島は、ボールが遅く見えるデーゲームの特性を利用して打者を翻弄する。
嶋も初戦でさらした醜態がよほど堪えたのか、日頃、あまり使わないカーブを織り混ぜ、打たせてとる『普通』のリードをしたため、辛島は7回を無失点、球数も96球という省エネ投球で先発の役目を果たすことができた。
見事な投球で今季2勝目を挙げた辛島だが、「ふた桁勝てなければ野球を辞めます」とまで言って、未だに現役を続けているゾンビ選手なのだから、ふた桁勝てる実力の片鱗くらいは見せてくれないと、「言うだけ番長」という有り難くないサブネームを付けられてしまっても、文句が言えないという情けないことになる。

ソフトバンク戦になったとたん、9の0と凡人に戻った島内に代わり、一番に入った松井稼頭央が1安打1四球といい仕事をしてくれたのだが、年齢的にも毎試合これを期待するのはムリ。
今のところ安定して結果を出してくれるのは茂木くらいしか見当たらないが、茂木を一番に上げると今度は二番が空いてくる。
デスパイネクラスの併殺率を誇る今江は論外だし、藤田は勝負強いが早打ちで出塁率はそう高くないので、下位打線のほうが据わりがいい。
それなら.386と出塁率が高く、打ってナンボの捕手である嶋を二番に入れたほうが、四球を選ぶこともできるし、得意の右打ちで一三塁という局面を作ることもできる。
足立がスタメンマスクの時にはこの日のように松井稼頭央を一番に入れて、嶋がスタメンマスクの時には、茂木一番で嶋二番の打線はどうか。
嶋しか一軍クラスの捕手がいない時なら、捕手で二番は体力的に厳しいが、足立と併用の今なら、攻撃型捕手である嶋の特性を最大限に引き出す手段としてアリではないだろうか。

※ TERUさん、昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。

痛恨の三連敗で霞むCSへの道

楽天1−7ソフトバンク

千賀にわずか5安打の完封敗け。
軽く投げて149キロだから、今季1敗しかしていないのが頷けるポテンシャルの高さ。
それでいて135球を投げ切ってしまうのだから、スタミナも兼ね備えている。

楽天の誤算は三番に起用したペレスが機能せず、二安打の茂木と二四球を選んだウィラーの出塁を活かせなかったこと。
特に六回裏、無死一塁での併殺が痛く、主導権を終始ソフトバンクに握られたまま試合を進めることになった。
踏み込みを浅くして、インサイド寄りの球に対応しようとしていたが、上体が三塁側に突っ込むため詰まってしまい、低めしかアジャストできない。
まだ1試合だけなので何とも言えないが、クセのある打法だけに、一線級の投手は配球を読んで打つしかなさそうだ。

日ハムの高梨が9勝目を挙げて茂木の新人王が苦しくなってきた。
貯金を7つも持っていることから、二桁勝たれてしまうと野手は太刀打ちできない。
チーム成績も日ハムのほうが上のため、チームへの貢献度という点でも高梨のほうが有利。

オリックスに僅差勝ちしたロッテとの差は、また9.0まで広がった。
連勝が必要なチームが連敗しているのだから困ったものだが、今季ほとんど敗けていない先発投手ばかりに当たっていることもあるので、そろそろ潮目が変わる頃。
初戦惜敗、二戦目完敗のリベンジを、今日こそ果たしてもらいたい。

※ 昭和男さん、TERUさん、skd61さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


敗戦捕手・嶋

楽天6−8 ソフトバンク

八回に3点差を追いついた奇跡の同点劇も、嶋の自慰的リードで台無しになってしまった。
九回、二死一三塁で迎えた打者は松田。
胸元へのストレートを3球続けて1-2のカウントを作ったが、ここで嶋の要求はもう1球インハイのストレート。
これがボールになって2-2。
嶋としては念には念を入れてアウトローのチェンジアップで討ち取る算段だったのだろうが、「続けの嶋」はもはやネタバレしていて、松田は「ハイハイもうボールは投げられないから、次はアウトローにチェンジアップね」と完全に読み切り弾き返した。
松井裕樹の投げたチェンジアップは完璧なコースに決まっているのに、捕手がバレバレのリードで決勝打を献上したのではたまらない。

則本がおかしくなったのも、今季最高のデキでありながら、嶋の三振ごっこで球数が増えて高梨に投げ敗けた日ハム戦がキッカケで、この捕手はかなりの数の投手を潰している。
優勝時に正捕手としてマスクを被っていた事で、名捕手のような扱いをされているが、メジャーでもエース格の田中と、嶋に潰される前のフレッシュな則本がいて、打線にはマギーとジョーンズがいたのだから、足立ならもっと楽に優勝していたチームである。

アマダーが脇腹を痛めて病院に直行。
あの体型でシーズンを通した働きは期待できないので、怪我と怪我の合間にこれだけ働いてくれれば充分である。
おそらく登録抹消でペレスが上がってくると思われるが、外人はウィラーとペゲーロだけでも充分な破壊力なので、しばらくは中川にチャンスを与えたいところ。

勝てる試合を落としたのは痛いが、増井や和田は他球団もまったく打てていない投手なので仕方がないし、森に替わったとたん集中打を浴びせたことを評価したい。
ロッテとの差は再び8ゲームと開いたが、どちらかと言えば日ハムのように大連勝で差を詰めるほうが珍しく、開いたり縮んだりしながら、直接対決で一気に迫るというパターンが圧倒的に多いので、今日からまたひとつづつ借金を返してもらいたい。

※ TERUさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。


相手(増井)が悪かった

日ハム8−0楽天

丁寧に低めをつく投球に徹した増井に完封敗け。
調子うんぬんではなく、「投手としてのIQが高い」と言う表現がピッタリの、敵ながらアッパレなピッチングだった。
勝負どころでは150キロのストレートを投げる余力を残しながら、ストライクゾーンを広く使う投球術。
イケイケドンドンで前のめりになった楽天打線を見事にいなして見せた。

いつも柔和な表情でソフトな対応に終始する梨田監督だが頭の中は常にクール。
勝機の薄い試合で見境なく戦力をつぎ込むことがないので、「こりゃ相手が上手だわ」と思えば、球数の多い先発を引っ張ってでも、勝ちゲームで使いたい投手を温存して上手に敗ける。

勝ち方よりも敗け方に監督の資質は現れるもの。
この日の増井に勝ち継投で善戦するよりも、次のソフトバンク戦で接戦になった時、フレッシュなリリーフ陣が万全の態勢で待機していることのほうが、永いシーズンを戦い抜くためには重要なことである。

今日からの戦うソフトバンクは、主力の柳田を欠く手負いのトラ(鷹?)だが、開き直る口実ができた分だけ怖いところもある。
今日の先発は則本。
ここでだらしない投球をするようなら、たとえ奪三振のタイトルを獲ったとしても、エースの称号はその価値を失ってしまうので、今季一番のピッチングで、「やはり楽天のエースは則本」とファンに言わせてもらいたいものだ。

※ TERUさん、昭和男さん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


恐怖の楽天打線またもやハムを食いちぎる

日ハム4−13楽天

二回に、メンドーサの外に逃げるチェンジアップを、矯めて巻き込むようにライトスタンドに持っていった、ペゲーロの技あり2ランで先制すると、三回にはウィラーの3ランが飛び出して、先発の塩見を強力援護。

「ウチの外人はよく打つねえ~」と余裕のテレビ観戦を決め込んでいると、「猛暑の狂い咲きか?」と思われていた島内が、実力を証明する8号ホームランをライトスタンドに叩き込んだ。ついこの間まで巡洋艦だったチームが、主砲三門に副砲を加えた超ド級の戦艦に生まれ変わった瞬間だった。
「楽天のフロントよくやった!」と見直しかけたら、ドラフト戦略から補強まで、すべて星野副社長が主導して行ったという記事をみて納得。
監督としては『並』としか評価しなかった星野氏だが、編成能力は良い悪いのレベルを超越して『鬼』と評価していただけに、10年に一度の大当たり外人をふたり同時に連れてきても驚きはしない。

例年、レギュラーシーズン一位が見えてきたチームは、そろそろポストシーズンに向けた調整をしつつマジックを減らしていく時期だが、今季は最後の最後まで優勝争いがもつれそうなだけに、上位2チームが、勢いのある三位チームを迎え撃つ準備をする余裕もなくCSが始まる流れが予想されるため、終盤から急上昇している楽天が三位になれば、アドバンテージをもろともせず下克上を成し遂げる可能性は充分にある。

まずは日ハムを三タテにして、返す刀でソフトバンクも三タテ。
これくらいやってこそ逆転日本一への扉が開かれるというものだ。

※ TERUさん、昭和男さん、おずさん、楽天家さん、拍手コメントありがとうございます。


伏兵・島内砲が炸裂!

日ハム2−9楽天

バースの立ち上がりを島内がガツンと6号ソロ。
これでリズムに乗れなくなったところを茂木、銀次が畳み掛け、ウィラーのタイムリー2ベースで2点目、さらにアマダーの遊ゴロでもう1点加え、楽天が初回に3点を先取した。

対する楽天の先発・菊池は一二回を無失点で凌ぎ、一方的な展開になるかと思われたが、三回裏、ど真ん中に入ったスライダーを近藤に右中間ソロ、さらに中田にも一発を浴びて、打ち合いの様相が漂った。
この日の菊池はストレートがシュート回転していたので、中田に対し2-2からインコースのストレートを要求した嶋のリードは、あまりにも難易度の高い配球と言える。
余裕のあるカウントならボールにすることもできるが、デットボールで歩かせたり、3-2にはしたくない投手心理を考えれば甘めに入るのは当然で、岩隈や田中と同じ投球を菊池に求めるのは酷というもの。

ウィラー、アマダー、ペゲーロの三外人は、この日もそれぞれ打点を稼ぎ、チームの勝利に貢献した。
好調な外人にマークが集まる中、ノーマークになった島内が、肉体改造の成果を発揮する二本塁打を放ち、脇役から主役に躍り出た。
どうやらボールにスピンをかけるコツをつかんだようで、外野手が捕れそうな飛球がフラフラとスタンドに吸い込まれていく。
強力な助っ人が三枚も控えている打線で、先頭打者の島内を警戒して歩かせるわけにはいかないので、どうしてもストライク勝負になってくる。
それは早打ち傾向の強い島内としては願ったり叶ったりで、くじらに追われた小魚を一網打尽にするような、おいしい打席はしばらく続きそうだ。

今一番強い、日ハムに先勝。
ロッテがオリックスに敗れたため、CS圏内の三位まで再び6.5差となった。
現状のチーム力では楽天が一番充実しているので、この差は数字ほど大きくは感じないのが正直なところ。
首位争いにしがみつく日ハムを引き剥がし、パ・リーグの主役に躍り出るためにも、勝ち越しを決める今日の試合は『順当』に勝っておきたいところだ。

※ おずさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。


嶋の配球ミスで打撃戦にも持ち込めず

楽天4−13オリックス

試合をぶち壊した責任の大半は先発の辛島にあるが、嶋がリードで辛島を助けてやれなかったことも要因のひとつである。
二回表、中島を変化球2球で追い込み、懐にボール球のストレートを1球投げ込んで1−2となった場面、嶋は同じところにもう1球ストレートを要求したのだが、その意図が解らない。

2球も外されたのでは投手はたまらないし、そこで勝負するのなら、直前に見せ球を使った意味がない。
それでも辛島はストレートを厳しくインコースにコントロールしたのだが、結局、詰まりながら内野の頭を越えるヒットにされてしまった。

これは完全に嶋の配球ミスで、このヒットがなければ、その後4点も獲られなかったかもしれないし、凡打で抑えていれば、4回表、二死一二塁の場面で中島に対して(2安打されていることを理由に)青山を出すこともなく、アマダーの3ランで2点差になった五回は、翌日が移動日のため、福山なり金刃なりという、状態のいい投手をつぎ込む展開になっていたところ。

九回表は、二塁に走者がいるにもかかわらず、ワンバウンドをミットだけで捕りに行って後ろに逸し、苦しんでいる相原をさらに苦しめてしまった。

ここ何年か、嶋がスタメンマスクを被るオリックス戦では大量失点するケースが多く、配球パターンを読まれている可能性も高い。
今の楽天打線なら嶋の打力に頼らなくても点が獲れるので、正捕手は足立にして、それが気に入らないと嶋がFA宣言すれば引き止めず、小関をサブにしたほうが、投手力を活かしたしっかりとした野球ができるだろう。

打撃のいい嶋は、DH制がなく捕手の打力が重視されるセ・リーグのほうがチームに貢献できるので引く手あまただろうし、強力なライバルがいる楽天よりも選手生命が延びるので、悪い話ではない。
足立のサブで我慢してくれるなら嶋には残ってもらいたいが、過剰評価されていることを理解せず正捕手を主張するようなら要らない。

梨田監督はベテランを大事にするし、打力のある捕手が好きなので、ある程度嶋優先で起用するだろうが、実力差は明白なので、自然と足立が正捕手になっていくのは間違いない。
十二月で33歳になる嶋は今が売り時で、今なら巨人、中日など正捕手不在で苦しんでいるチーム間での争奪戦が予想される。

目立ちたがり屋の嶋としては、全国区でマスコマの注目度も高い巨人は魅力的だろうし、中日は岐阜出身の嶋にとって地元球団で、星野副社長とのパイプもある。
「巨人を倒すために嶋を譲って欲しい」と言われれば、低迷する古巣のために星野副社長がひと肌脱ぐことも考えられるので、嶋がチームを出る決断をすれば、今年のオフは熱くなりそうだ。

※ 昭和男さん、TERUさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


来た来た楽天!

楽天7−6オリックス

内野陣の拙守に足を引っ張られたとはいえ、試合すら作れなかったエースの背信投球にガッカリし、3連勝の期待が急速に萎んでいくところに、追い打ちをかけるような青山の登板。
へっぴり腰で逃げ腰な投球をする青山は、味方の追撃ムードを高めるような場面で攻めの投球をするイメージがなく、「ここで青山ねえ」と眺めていると、オリックスの下位打線は元気なく、青山は三者凡退でマウンドを降りてきた。
青山の投球にこれといった変化はなかったが、敵の攻撃を短時間で終えたことは反撃のキッカケになったことはたしか。

八回裏、ネクストバッターズボックスでバットを振るのは、怪獣アマダーと恐竜ペゲーロの二頭。
ウィラーを加えたこの三選手は、いずれも場外弾を打てるパワーの持ち主で、芯を外してもホームランにできる超ド級のアーチストたち。
ピストル打線と揶揄された昨年とは真逆で、今やリーグ屈指の長打力を誇るチームに生まれ変わった。

先頭打者はこの日すでに1本打っているアマダー。
オリックスベンチも万全を期して変則サイドスローの比嘉を投入したが、この日の比嘉は、外に逃げるカーブが抜けてことごとく真ん中に入るノーコン状態で、ホームランにできるチャンスボールが何球も来たが、力んだアマダーがこれを打ち損じて追い込まれてしまう。
普通はこれでコースに来た変化球を振らされて終わりなのだが、最後の球がなぜか甘めの半速球になり、アマダーのバットが届くところに来た。
すくい上げた打球は上がりすぎてセンターフライかと思われたが、打球は落ちてこないどころか、やがて背走するセンターが全力で走り始め、フェンス際まで来たところで振り返ったが、アマダーの打球はその遥か上を越えて行きバックスクリーンの手前に落ちる堂々たるホームラン。

慌てたオリックスベンチは、前日、変則左腕の海田からワンバウンドながら場外弾を放っているペゲーロに、左の松葉をぶつける謎の継投策。
ざわめくスタンドが静まる間もない初球、フルスイングしたペゲーロの打球は、前夜の軌道を上回る弾道で東北の夜空に消えていく同点ホームラン。
コボスタが優勝決定試合かのように騒然となっている間に、いつの間にか出塁していた藤田がワイルドピッチで生還し、あれよあれよの逆転劇だ。

5連敗のロッテとの差は6.5となり、自力でCS進出の可能性も復活した。今日は初のパ・リーグ相手の三タテと初の4連勝がかかる試合。
そろそろ派手な勝ち方も観たいものだ。

※ 昭和男さん、TERUさん、拍手コメントありがとうございます。


助っ人外人揃い踏み

楽天4−3オリックス

苦手の金子相手にリードを許す苦しい展開になりながらも、助っ人の働きで八回裏に逆転すると、九回は松井裕樹が二死満塁まで追い詰められながらも、中島を遊ゴロに討ち取ってゲームセット。
何度も跳ね返されてきた借金ひと桁の壁を越え、ソフトバンクに敗けた三位ロッテとの差を7.5ゲームまで詰めた。

進塁打も送りバントもまともにできない不器用打線が、この日はタイムリー2本と助っ人の特大アーチ2本で4点を獲った。
しかし見逃せないのが、若い安樂とリリーフ陣をうまくリードして、最少失点で凌いだサブキャラ足立の好リード。

立ち上がりの安樂が、オリックスのルーキー吉田にタイムリー2ベースを打たれ、尚、一死二塁となった場面。
四番、T-岡田への初球はインハイのストレート。
やや高くボール気味の球だったが、この日の球審・山本がストライクコールをすると、二球目はそこから落とすフォークで空振りを獲り、三球目は釣り球のストレート。
これを外勝負の伏線とみたT-岡田が踏み込んで打つイメージをしているところに、初球と同じインハイのストレートで見逃しの三振。

それを見ていた五番の中島には一転してカーブ2球であっさり追い込むと、三球目は一球外す高めのストレート。
これで「また外への変化球勝負に戻るパターンか!」と思わせて、今度は意表をつくインローのストレートでまたもや見逃し三振。

この足立のリードで混乱した中島を5タコに封じ、打線を分断したことが、11安打4四球を許しながらも3点に抑えられた要因である。

最大の難敵をクリアした楽天だが、明日も前回ひねられているディクソンだけに、則本のピッチングがポイントになる。
エースが二度続けて連勝ストッパーになるようじゃAクラスなど夢のまた夢。
QSなどとケチなことを言わず、完封でもして「やはりやる時はやる」というところを見せてもらいたいものだ。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


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