金鷲の夢(頼むぞナッシー)

クラッチ東北の鷲よ不死鳥となれ!

ウィラーのバックスクリーン弾でようやく決着

日ハム1ー2楽天

試合はペゲーロのセカンド頭上を襲うライナーがそのままスタンドインするという、驚愕の16号で始まったが、茂木を欠く打線は繋がりなくチャンスで1本が出ない。
扶養家族のうちは伸び伸び打席に立っていた三好も、ショートの屋台骨を背負う立場になった途端、中身のない打撃であっという間に阿部に替えられる始末。

四月、五月とよく打っていた打線も、六月は軒並み打率を落としており、防御率5点台と不振に苦しむ有原でさえ打ちあぐむドン底状態である。
OPS.947なんてオバケみたいな先頭打者が、下り坂の打線から突如姿を消したのだから打てないのは当たり前だが、進塁打や送りバントを封印して集中打に特化してきた打線は、少ないヒットで点を獲るのがヘタ。

序盤は我慢して起用され続けてきたウィラーは
、連日恩返しの打撃を披露しているが、アマダーへの投資は踏み倒されそうな感じになってきた。
長打力のある枡田を上げたということは、アマダー外しの準備に入ったということだが、三割目前の打率.295をマークした2012年から年々打力は低下しており、冠に「困った時の」が付く風物詩的な存在になりつつあるので、茂木の穴を埋めるほどの働きを期待できるかどうかは微妙なところ。

美馬は立ち上がりにワイルドピッチがらみで1点を失うものの、8安打されながら、その後は七回まで踏ん張った。
呆れるほどの安定感で、2013年の田中的な役割を果たしている。
八回をハーマン、九回、十回を松井裕樹が抑え、ウィラーの勝ち越しソロが出た十一回は、未だ自責点ゼロの鉄人・福山が三人で斬ってとり、延長戦にもつれ込んだ投手戦を制した。

今日は右の軟投派の浦野と岸だから、藤田で守備を固め、DHには枡田の起用があるかもしれない。
枡田が使えるようならアマダーを見切ることができるので、少しは低調な打線の得点力が「マスダー」なんて、ナッシー風ダジャレ気分で気楽に観戦したい。

※ おずさん、タムきちさん、拍手コメントありがとうございます。


安樂、四本柱入りの投球できず

日ハム7ー3楽天

先発の安樂は球威なく、投球術で何とかかわそうとしたが、勝利投手の権利を目の前にマウンドから引きずり降ろされ、今季初勝利とはならなかった。
高梨か安樂かの選択だったのだが、1点差ではどちらを選んでも勝てなかった可能性が高く、六回までのリリーフに人材がいない今は、打線がもう少し援護してやりたいところ。

ウィラー、アマダー、岡島、三好の四人がタコを喰らって、3点はよく獲ったほうだが、藤田を外してまで攻撃的オーダーを組んでいるのだから、打ち勝つ試合をしたかったというのが梨田監督の本音だろう。

交流戦の途中で早めに調整に入ったアマダーは、ここ何試合かで結果を出せなければ、先発起用のチャンスは与えられなくなりそうだ。
一年間働いたことのない岡島が、いつもの失速モードに入りつつあるので、そろそろ聖澤に切り替える時期か。
しかし聖澤も夏場に弱いタイプだけに、同じように失速するかもしれないが、ここまでベンチにいることが多く消耗していないので、レギュラーを奪い返すチャンスを掴んで欲しい。

またソフトバンクが0.5差に詰め寄ってきた。
楽天は今日から三本柱が先発するので、また突き放すかもしれないが、その後は厳しそうだ。
6月30日からは前半最大の山場となるソフトバンクとの直接対決が控えている。
そこまでにチームを立て直して迎え撃ちたいところだが、茂木を失った打線はかなり心配である。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


爪痕を残すか三好

茂木と藤田が左打ちのため、左投手が先発の時にはチャンスがある三好。
今のところ右も左も高打率を残しているが、西田が登録抹消されたことで、茂木の復帰までの間、ほぼ毎試合三好がスタメンでショートを守ることになる。
三好としては茂木以上の成績を残して、一気のレギュラー獲りを目指しているだろうし、ファンもそうなれば嬉しい限りだが、相手は並の選手ではないため、首脳陣が茂木に「焦らずしっかり治して欲しい」と思うくらいには抵抗したいところ。

投手出身のため肩は茂木よりも強く、本来の遊撃特性としては三好の方が高い。
遊撃は止めて、落として、拾って投げるが通用しないポジションだから、積極的に前に出て勝負する守備をする必要がある。
西田のように待って内野安打を量産してしまうようでは、楽天のチームカラーにも合わないので、エラー覚悟の特攻隊くらいがちょうどいい。

プルヒッターのため、外のボール球にバットが止まらなくなると打率が急降下する怖れがあるが、好調時には腕が伸びる外めを、強く引っ張るバッティングで長打を連発するタイプ。
下位打線が繋いでモギー、ペギーで還す形が崩れたので、できれば下位打線も長打で完結させるパターンが欲しい。
恐らく上がってくるであろう細川もプルヒッターで、ごく稀に長打を放つので、相手投手にダメージを与える計算外の長打を期待したい。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


明日からリーグ戦が再開

明日からリーグ戦が再開される。
前半戦で投打のポイントとなっていた、茂木と森原を欠いた状態で戦うことを強いられる楽天。
茂木の診断結果は「右肘滑車肘頭骨骨挫傷」という聞き慣れないもの。
二週間程度での復帰を見込んでいるとのことだが、腰痛の治療が長引いているオリックスの吉田同様、自らのパワーによって破壊された故障のようだから厄介な気がする。
蓄積疲労で抹消された森原は二軍でも打ち込まれたようで、これも少し時間が掛かりそうだ。

最初の対戦相手である日ハムは大谷の復帰が噂されているが、序盤戦で打ちまくった近藤がいなくなったことで一歩前進一歩後退。
2014年のオリックスもそうだが、ソフトバンクと最後の最後まで競り合ったチームは翌年その反動が出る。
底の見えた吉川を出して、巨人でくすぶっていた大田を戦力にするなど相変わらず抜け目がないが、投手陣が疲れているようでなかなか勢いに乗れない。

楽天の先発は当初、則本が予想されていたが、梨田監督によれば「WBCに備えて早めに仕上げた今季は、そろそろ疲れが出る頃だから」と、10日程度の休養を予定しているとのことで、不安定な釜田を飛ばして安樂の先発が濃厚。
若きエース候補が期待通りの結果を出してくれたら、前半戦同様、強力な先発陣を武器にした安定した戦いが可能になるので、その投球内容に注目したい。

※ 山形の鷲ファンさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


地方開催は本当に求められているのか?

宮城以外の県にも楽天ファンを増やそうと、熱心に地方球場での試合を組んでいるが、山形での試合など球場のキャパの半分しか入らないありさま。
調べると山形と仙台は新幹線で一時間程度の距離である。
ライブで観たいファンは直接コボパークに行くし、試合を観たいだけならCSで充分。
結局、仙台の楽天ファンが山形に遠征しているだけのような気がするのだが、どうなのか。

巨人ファンが大半で、新幹線も格安航空もCSもない時代なら、東北のプロ野球ファンは、地元の球場に巨人が遠征するのを指折り数えて待っていたのだろうが、その頃とは周辺環境が変わりすぎているし、一時間で行けるところからやって来た楽天が地方巡業をして、地元のファンが増えるとは到底思えない。

一方、コボパークは連日満員で機会ロスが発生している。
そろそろ地方球場で試合をすればファンが増えるという発想は、捨てる時期に来ているのではないだろうか。

※ おずさん、りんたろうさん、拍手コメントありがとうございます。






どうなるリスタート

茂木が登録抹消になった。
30日の復帰を目指すということだから、手術で今季絶望などという目の前真っ暗な結果ではなかったことが何よりである。
となるとつい先日まで四割打者だった三好に、まとまった出場機会が与えられることになる。
外の球を引っ張る三好のバッティングは、本来、打率が期待できるタイプではないので、今の成績がデキ過ぎであることは間違いないのだろうが、思った以上にスイングスピードを上げてきており、今後、打率を下げつつも長打力を見せつける場面が増えるだろう。
楽天はなぜか小柄な選手の方が活躍する傾向にあるので、174cmの三好は楽天のレギュラーサイズと言える。
中川や西田は、一軍に上がってくると空回りしがちだが、三好は比較的落ち着いてプレーしているため、一軍慣れしてきた今季は大きく成長する余地がありそうだ。

足立が深刻な打撃不振に加え、送りバントの失敗やエンドランの空振りなど、サインプレーのミスが続いたため登録を抹消された。
開幕前にインフルエンザで出遅れた岸、アマダー、足立のうち、実績充分の岸は体調が戻れば結果を出したが、二年目のアマダーと足立は、スタートでつまずいたことが結果に影響を与えているようだ。
嶋の休養日には、ケガから復帰して二軍で連日出場している細川が昇格する可能性が高いだろう。
足立を再調整させようにも、細川というパーツがなければ、思い切って登録抹消することはできなかっただろうから、細川の補強効果が地味に効いてきた。

リーグ戦の再開は安樂が先発登板するようだが、その後の順番をどうするのかも見もの。
則本、美馬、岸と強力先発陣を一列に並べるのか、谷間を間に設けるのか。
4連戦で火曜日が休み、ひとつやってまた木曜日が休みという日程でもあるし、いい打者に打席を多く回すためペゲーロを二番に入れた梨田監督の発想なら、三本柱をすんなり並べるような気がする。
17日に登録抹消した藤平が、再登録される飛び石の水曜日に登板するとしたら、安樂、則本、美馬、岸、藤平、中6日で30日のソフトバンク戦にまた安樂、則本、美馬と、相手チームとしたらなかなか手強い並びになる。
ここで開幕同様のスタートダッシュが決まれば、一気にペナントレースの主導権を握って戦うことができる。

※ タムきちさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


超美技の藤田が岸の5勝目をアシスト

阪神0ー1楽天

前日の勝利で交流戦五割以上が確定した楽天。
この日は岸を先発に立てて連勝を狙ったが、抑え気味に立ち上がった初回に高山、上本の連打で、いきなり無死一二塁のピンチを迎えてしまう。
しかしここからが岸の真骨頂だ。
三番の中谷をアウトローに沈むチェンジアップで三振に仕留めると、続く福留、原口を三邪飛、三ゴロに討ち取って得点を許さない。
三回にも一死二塁と得点圏に走者を背負うが、ここも中谷、福留を連続三振に斬ってとる粘りのピッチング。

切込み隊長の茂木を肘の故障で欠く打線は、阪神のルーキー小野の伸びのあるストレートに圧され気味で五回までゼロ行進。
六回にようやく岡島のタイムリーで1点を奪ったが、上手いショートなら併殺になっていた打球で、ルーキー糸原の動きの悪さに救われた形での先制だった。

その裏、中前打の福留を一塁に置き、原口に二塁ベース右へのヒット性の打球を打たれたが、これを名手・藤田が横っ飛びで好捕すると、倒れ込んだまま完璧なグラブトスで4-6-3を完成させる超ファインプレー。
これに力を得た岸は鳥谷を三振に仕留めて、続く七回も2三振と一気にギアを上げた。

しかし八回、再び上本、中谷の連打で一死一三塁と攻め立てられたが、またもや福留を注文通りの4-6-3に討ち取ってお役御免。
完全に完封リレーの流れだっが、満を持して登板したはずの若きクローザーが、松井裕樹劇場を開演して、最後は冷や汗ものの勝利。
8回無失点の岸は5勝目で、松井裕樹が21セーブ目をマークした。

巨人を三タテにして始まった交流戦も、強き(広島・阪神)をくじき弱き(DeNA、中日、ヤクルト)を助ける戦隊ヒーロー型勝敗で、結局、貯金ふたつの4位フィニッシュ。
交流戦の間に、辛島、塩見、森、古川、森原、菅原と、先発・中継ぎが次々と抹消。
その代わりに安樂、藤平が先発で起用され、高梨が一軍復帰した。
打線はカードが進むごとに下り坂になり、最後は唯一の三割打者(規定打席)の茂木もいなくなり、強打楽天の看板は評判倒れになってしまったが、強力な先発三本柱のおかげでパリーグ首位の座は明け渡すことなく終えることができた。

一時は交流戦の首位を走っていたオリックスは結局ひとつの勝ち越しに終わり、パリーグ首位の楽天との差は13.5と却って広がった。
複数のチームが優勝争いをする展開でのこの差はなかなか詰まらないので、優勝争いは三位の西武までにほぼ絞られたと考えてもいいだろう。

4日の休みを挟んでリーグ戦が再開して、オールスターまではまた比較的楽な日程だが、その後は九月の頭まで6連戦が続く。
限られた主力選手を休ませながら戦う楽天としては、ここが胸突き八丁で、疲れた投手陣を援護できる打線が組まないようなら苦しくなってくる。
ここで身体が絞れたアマダーが救世主となってくれればありがたいが、中途半端ならいっそDHを明け渡すほど使えなくなってくれた方が、選手起用が楽になる。
後半戦の開幕は札幌ドームでの日ハム戦。
その時、今が底の打線がどれくらい上向いているのか。先発ローテの組み替えはあるのか。
そのあたりに注目して観戦したい。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


ウィラーが足で勝利をもぎ取る

阪神2ー8楽天

今、最も安定していて頼りになる美馬が先発し、0ー2と先行した時点でかなり勝つ確率は高いと思ったが、ピーク時ほどの状態ではなかったのか、四回に連打を許して同点にされてしまう。
しかし逆転は許さないのはさすがで、ギリギリのところを凌いで、今季いまだ防御率ゼロの福山に繋いでくれた。

勝負を分けたのは八回、四球で出塁したウィラーが、無警戒のマテオから奪った今季6個目の盗塁である。
先日のヤクルト戦でペゲーロが、無警戒の石川を三盗で揺さぶったように、今季の楽天は外国人でも常に隙を窺っているので、落ちる球を捕手が小さく弾いたり、「外国人だから走らないだろう」などと高をくくっていると、果敢に走ってくる。

反面、チーム二番目の盗塁数の岡島がたった3個しか盗塁をしていないように、単に足が速いだとか盗塁のケースだから、などという理由では、ほとんど走らせていない。
鈴木尚のようなスペシャリストならともかく、成功率七割台の盗塁など意味がないどころか、失敗時のダメージが大きすぎるので、集中打が最も効率のいい野球というゲームでは、むしろ攻撃の邪魔になっている。

それを梨田監督は知っているのか、そもそも楽天には盗塁を得意とするタイプの選手がいないからやらせていないのか判らないが、それなりの走力は持っている茂木も聖澤も島内も、盗塁数はともにたったひとつだけである。

序盤の送りバントも、嶋や藤田のような犠打を確率高く成功させる選手以外には出さないし、あえて監督の手柄になるような作戦は謹んでいるかのような強攻一本槍だ。
失敗したら責任を押し付けられ、成功したら監督の手柄なんて作戦は正直誰もやりたくないので、勝負所以外で送りバントやエンドランを乱発すると、選手はストレスを溜め込んでしまう。

今季の楽天は選手が自分の責任でプレーしているので、サインが出なくても「行ける」と思ったら迷いなく実行に移している。
終盤でソフトバンクや西武を振り切れるとしたら、結果を気にして萎縮しない思い切りで、楽天が隠し持っている最後の切り札である。

※ りんたろうさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


藤平が大人のピッチングで5回2失点デビュー

阪神4ー2楽天

期待のドラ1ルーキー藤平がデビューしたが、お疲れモードの野手は捨て試合メンバーで援護できず、白星をつけてやることはできなかった。
立ち上がりはコントロール重視の抑えた投球で、甘く入った球を長打にされたが、徐々に力を入れたストレートを投げ始めると、真ん中付近でも打者を圧し込む威力があり、クイック、フィールディング、牽制などのマウンドさばきはは、すでにプロレベル。
変化球の精度はイマイチだったが、修正可能なブレでしかなく、暴れてどうしようもないような粗さも見せなかった。
試合をコントロールする術を心得ており、闇雲に力一杯投げるだけの投手ではないようだ。
森や古川が霞んで見えるほどの完成度で、一年前の安樂をイメージさせる。

かたやお寒い内容でがっかりさせられたのが一番で起用された西田。
風を読みきれずバンザイしてしまった守備はおそまつとしか言えず、打撃でも工夫なく内野ゴロを打たされて終わり。
貴重な得点となる今季初ホームランをかっ飛ばした三好との対比が残酷なほどだ。

高梨が六回をしっかり三人で抑え、久保も七回をなんとか無失点で凌いだが、回跨ぎで捕まって決定的な2点を奪われた。
残り2戦をにらんで中継ぎのムダ遣いをしなかったのだが、久保の球威では少し荷が重かったか。

オープン戦で打ちすぎた今江は、ここにきて低空飛行。
主力を休ませる時の核となってもらいたいのだが、久しく活躍したところを見ていない。
シーズン当初は攻撃的オーダーだった一塁今江も、銀次を休ませるためにしか機能しておらず
、実績あるベテランとしては寂しいかぎりだ。

DHのない試合は、こんな露骨な形でしか野手を休ませることができないので、今日の美馬と明日の岸でなんとか勝っておきたいところだが、半ゲーム差に迫ってきたソフトバンクの存在が気になって、焦るようなことがなければいいが、流れが悪くなりつつあるので、エース二枚の試合でも少し気持ちの悪いムードはある。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


則本が自滅で記録も勝利も「しおしおのパー」

ヤクルト6ー2楽天

四回まで三人ずつで片付け、三振も順調に積み重ねていた則本が、五回、先頭の雄平に初ヒットを許してから3イニング連続失点で無念の降板。
則本が一番恐れていたのは、今、12球団最弱のヤクルトに敗れながら、世界新記録などと大げさに騒ぎたてられることで、連続ふた桁奪三振などチームの勝利に貢献しない記録じゃないか、と思われることだったはず。
ある意味「チームの勝ち敗けなど知ったことか」と嘯けるほどの利己主義者なら、この試合は簡単に制して記録を達成していただろう。

則本に余計なことを考えさせた原因は、データの少ない投手をことごとく打ちあぐねる打線である。
相手先発の原樹理は昨年2勝8敗で、おそらくスコアラーの研究対象にはならない投手。
この手の投手に毎度毎度好投を許すということは、楽天のフルスイングの根拠が配球分析による確率論に依存していることを示す。
「今回の投手はデータ蓄積が不十分のため攻略法は不明です」と言われた途端、出たとこ勝負のフルスイング、すなわち無茶振りとなって相手を助けることになる。
金子や菅野など球界を代表するような投手は滅多打ちにできても、弱小球団が苦し紛れに出してくる投手を打ちあぐねるのは、それだけ楽天のスコアラー陣が優秀であるということだ。
そういう意味では、今日の先発の岩貞は昨年ふた桁勝利をマークした阪神の主力投手だから、その投球傾向は丸裸にしているはず。
地元紙の河北新報に、「重複指名必至の田中を避けた消極的な1位指名」と批判された藤平が、話題の田中よりも先にプロ初勝利をマークするための強力な援護は期待してもいいだろう。

ソフトバンクが1.5ゲーム差に迫ってきているので、高卒ルーキーの好投でその差を維持または拡げるというのが理想の展開。
とにかく今季一番の注目試合である。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


安樂、6回3失点で無難な復帰戦

ヤクルト3ー2楽天

安樂は6回を投げて3失点。
内訳は雄平にアウトローをうまく打たれたタイムリーと、グリーンのテキサスとホームラン。
まだ本来の球威ではないから、厳しい球を捌かれたという感じだが、悪い時にもそれなりの投球ができる制球力は見せてくれた。
打線はチャンスで打球が野手の正面をつく不運もあり、四球連発で隙を見せていた由規を七回まで投げさせてしまった。
安樂が崩れて打線の援護で勝つよりも、敗けがついても、ローテの四番手として期待できる内容で6回を投げ切れたのが収穫。

五回表、二死一二塁でウィラーがレフトフェンス直撃弾を放ったのだが、二塁走者のペゲーロしか生還できず。
映像が切れていたので、聖澤がつまずくなど何かあったのかもしれないが、一走の聖澤はボールが当たった瞬間にスタートを切っており、タイミング的には勝負できたはずだが真喜志コーチが止めたのか?
コリジョンルールがあり、捕手は追いタッチしかできない今、二死なら行かせるべきで、何もなかったのなら状況が頭に入っていなかったとしか言えない。
茂木を鍛え上げたそうだから、守備コーチとしては使えるようだが、伊志嶺同様ナンクルナイサーだから、状況を踏まえた判断力が要求されるサードコーチャーには不向きなのではないだろうか。
よく判断を間違えるので、ウィラーなどは制止を振り切ってホームに突入したこともあったが、日本人選手は封建的な体育会系の縛りの中で生きているので、コーチの指示には逆らえない。

失点にこそならなかったが、一回裏、飛び出した雄平を藤田の捕球ミスで生かしてしまったのは、足立が擬投をせず、走者を全力疾走させてしまったことにある。
先日、ウィラーはボールを持った手を見せながら、「投げるぞ投げるぞ」と思わせて、戻ってきた走者をちゃんとアウトにしていたが、日本のコーチはプロアマともにランダウンプレーを教えていないのか、やたらと打者走者を次の塁に進めてしまう。

ランダウンプレーは、手前の塁に向かって擬投をしながら追うのが基本。
走者は追ってくる野手を見ていたのでは速く走れないので、捕球する側の野手の動きを見て、逆走するべきかどうかを判断する。
擬投をすれば受け手側の野手が捕球姿勢を見せ、走者はそれを見て逆走するので、延々と追いかけっこをする必要などないのだが、擬投をしないと全力疾走する走者と重ならないよう、早めに送球することになり、走者の方が足が速かったりすると、ボールを捕った野手も追いつけず、捕球ミスのリスクが高いキャチボールを何度も繰り返すことになる。

走塁指示もランダウンプレーの指導もまともにできないコーチたち。
NPBのコーチ業が引退後の年金代わりになっているのは、球界のパイを大きくして年金制度を作れないお飾りコミッショナーの責任で、引いてはコミッショナー制度を有名無実化して、好き勝手をしてきたナベツネなどの責任でもある。
巨人の13連敗はその成れの果てで、セリーグがここまで弱くなった原因もそこにある。

さすがに今日の則本で落とすわけにはいかないので、しっかりと勝ち越してもらいたいが、ヤクルト打線が三振を避けるため、早いカウントから当てにきた時、則本がムキになってしまわないかが心配。
デスパイネを欠いたソフトバンク打線は、巨人にノーノーリレーで敗れる番狂わせで、また敗けた楽天にお付き合いをしてくれたので、明日の藤平に首位陥落のプレッシャーを与えずに済みそうだ。

※ タマキチさん、タムきちさん、拍手コメントありがとうございます。


ヤクルト1本目ごちそうさまでした

ヤクルト3ー12楽天

レフト左へのタイムリーを放ったペゲーロが、坂口の緩慢な打球処理の隙をついて二塁を陥れると、さらに今江の打席で石川が二塁を振り向きもせず投げる様子を見て、ウィラーの初球に三盗を敢行。
これに動揺した石川は、死球を与えたウィラーにワイルドピッチで二進を許し無死二三塁とすると、島内凡退のあとの松井稼頭央にチェンジアップを右中間に運ばれて、あっという間の3失点。
セリーグには外国人がこれほど果敢に次の塁を狙ってくるチームがないのか、いとも簡単にかき回されてしまった。

主軸の故障に加え、頼みの山田まで不振のヤクルト打線は、釜田が投げる真ん中付近のストレートをことごとくファールにして追い込まれていく。
釜田のデキはソフトバンクが相手なら三回あたりでKOされている内容に映ったが、これを五回まで1安打ピッチングにしてしまうのだから、三戦目で先発する則本のストレートはまず打てない。

七回に登板した高梨は坂口にバッティングをさせず、左打者に対しては切り札として使えるメドをつけたが、伊志嶺に潰された菅原はチャームポイントの腕が振れず、四死球で無死満塁のピンチを残して降板。
おそらく二軍で再調整することになるだろうが、ことごとく後逸した伊志嶺のキャッチングがトラウマとなっている可能性が高く、武器である叩きつけるようなスライダーを、また恐れず投げ込むことができるかどうか。

この日の手応えのないヤクルト打線を見れば、今日先発の安樂も力まず投げることができるだろう。
今12球団で最も状態の悪いヤクルトに敗けるのは取りこぼしだから、今日も力の差を見せつけて、貯金を今季最多の22に乗せてもらいたい。

※ タムきちさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


ヤクルト戦を展望する

交流戦も残り2カード。
まずは先日のロッテ戦で連敗を10で止めたヤクルトが相手である。
狭い本拠地を利した打撃のチームが、クリンナップの川端、バレンティン、畠山を故障離脱で欠き、四番に昨年、パリーグの最下位チームをクビになった大松尚逸を抜擢しなければならないのだから苦しい。

セリーグでも勝率三割台が妥当な戦力のチームが、強いパリーグ相手に10連敗を喫してしまうのは、気の毒だが想定の範囲内と言わざるを得ない。
ヤクルトという球団は、昔から故障持ちでも能力があれば積極的に獲るドラフト戦略を採っており、たまたま主力の復帰時期が重なった時には爆発的な快進撃を繰り広げるが、基本的に誰かが欠けたままでごまかしごまかし戦っている。

先発投手はブキャナン、小川にベテランの石川までが勝てる可能性のある投手で、あとはすべて谷間のような状態。
中継ぎ、抑えも決して万全とは言えず、正直なところ相手が転けてくれないと勝てないくらいの危機的状況である。

楽天の先発予想は、初戦が釜田で二戦目が安樂、そして最後が則本という並びか。
一二戦の先発は期待込みで5回2失点というところで、投手戦に持ち込まれると苦しい展開が予想される。
アマダーが抹消されたところを見ると、独立リーグから獲得した新外国人のコラレスをいきなり使うこともあり得る。
コラレスに森原の抜けた七回を任せることができるメドがつき、アマダーがいなくても打線が機能すれば、リーグ戦再開後もアマダーは二軍で調整することになりそうだ。

お試し枠で一軍の空気を吸った田中も二軍に戻り、入野、菊池と西田が上がってくる。少し前まではファンの期待を背負っていたメンバーだが、次々と頭角を顕す新人の前に存在感が薄れ、明確な結果を出さなければ二軍にとんぼ返りするする瀬戸際グループである。

星野副会長が辣腕を揮う編成があと二年も続けば、ところてん式に押し出されて戦力外になる立場で、今回の結果次第では来年があるかどうかは判らない。
尻に火が着いたメンバーの活躍でヤクルトを三タテにして、甲子園で初登板を迎える藤平が、思い切ったピッチングができるよう下地作りをするのが理想だが、追い込まれた状態で火事場のクソぢからを出すことができるかどうか、勝敗とともに注目して見てみたい。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


やらかしハーマンが赤面勝利

楽天4ー3広島

ハーバード大卒の秀才ハーマンは、身近なところに見本とするリリーバーを発見した。
防御率0.32と圧巻の成績を残す松井裕樹である。
日本のアストロボーイを分析した結果、彼はある結論にたどり着いた。
決してコントロールが悪いわけではないのに、かなりの確率で先頭打者を四球で歩かせている。
今更言うまでもないが、先頭打者を四球で出せば失点する確率は劇的に上がる。にもかかわらず、松井裕樹の失点はここまでたったの1。要するに理論と結果がねじれているのだ。
学者肌のハーマンは研究者の勘として「ここには何かがある」と感じた。

画期的な発見の陰には必ず膨大な実験がある。
ここで大切なことは“出してしまう"四球ではなく、“あえて出す四球”でなければならないということ。
そしてしっかりと力んで速い球を投げることだ。
打者はチーム最多の盗塁数を誇る田中広輔、逆説を立証するためにはお誂え向きの被験者である。
間違ってストライクをひとつとってしまったが、まずまずの四球をあえて出すことができた。
そして菊池は送りバント。
あえて出した四球に盗塁か送りバントで二塁に走者を背負う。
条件は整った。
「これで宇宙のパワーがマウンドに降り注ぐはずだ」
しかし自信満々で投げ込んだ落差の大きなカーブを、丸がライトへ簡単に打ち返して同点。
「オーマイガッ!」

放心状態のまま何とか後続を討ち取ったハーマンは、ベンチで九回裏に登板した松井裕樹のピッチングを見ていた。
彼がアストロボーイと呼ぶ日本の若く小さなリリーバーは、先頭の新井をルーティン通りに歩かせると、絶好調のバティスタを三振、代打小窪を注文通りの併殺に仕留めると、颯爽とマウンドを降りてきた。
「オオ!ヤハリ、ホンケはスゴイね」
「アストロボーイとミーではどこが違うのか!」
ショックで萎えていたハーマンの研究者魂に再び火が着いた。
「またアスからジッケンね」

こんなアホな妄想が浮かぶほど、岸の5勝目と全球団勝利を消してしまったハーマンと、大魔神佐々木を上回るペースでセーブポイントを量産する松井裕樹とのポテンシャルの違いを感じる試合だった。

そろそろ底を見せるかと思われた中村祐の好投で、試合は1点を争うシーソーゲームになった。
先制したのは楽天。
一回裏、ペゲーロの強烈な一塁ゴロを這うようにして捕ったエルドレッド。
一塁ベースにタッチすると座ったまま二塁送球したが、滑り込んだ茂木と二塁手との間でワンバウンドして、これを田中広輔が後逸。
ボールが転がったのはわずか3メートルほどであったが、茂木がそれを予見していたかのような再加速で三塁を奪ってしまった。
盗塁では広島に及ばない楽天だが、キャンプ中からチーム方針としてやってきた“積極的に次の塁を狙う”走塁では楽天も負けていない(5メートル手前でアウトになるアマダーは別にして)。
ここで三番に入った岡島が、しっかりとセンター定位置まで飛ばす犠飛を放ち、好走塁の茂木を迎え入れた。

楽天の若大将が足で魅せれば、二回表、広島の若大将はパンチ力で魅せる。
まるでゴムゴムの実でも食べたのかと思うほどリーチが伸びる鈴木誠也が、アウトローのストレートをショートライナーの延長のような弾道でレフトスタンドに突き刺し、岸を唖然とさせた。
189cmの新井よりも7cmも低い181cmだが、同様のデカさを感じさせるのはその厚みか。
昨年は「神ってる」などと言われ、勢いで出てきた選手のような扱いだったが、どこからどう見ても本物で、柳田が売り出し中だった頃のようなスケール感を漂わせている。

五回に會澤のタイムリーで逆転された楽天は、その裏、島内の四球と藤田、嶋の連打で満塁とし、ペゲーロが押し出しの四球を選び2ー2の同点。
七回裏には、藤田のヒットと茂木の内野安打などで満塁とすると、再び岡島がレフトに犠飛を打ち上げて再逆転した。

これで粘投の岸に4勝目と全球団からの勝利をプレゼントできるはずだったが、ハーマンが自作自演の勝ち投手になり、猛打賞となる3本目が決勝タイムリーとなった藤田がお立ち台へ。
「打った瞬間ヒットになると思ったが、二塁走者の銀次がモタモタしていたので」と笑わせたが、際どいタイミングだったので自身が囮となって會澤に本塁を諦めさせたことをさりげなくアピール。
ベテランらしいプレーと巧みなヒーローインタビューで、引退後は間違いなく楽天の首脳陣としてチームに貢献できる人材だと印象づけた。

勝ちはしたものの広島は強い。
小便臭いイメージの広島市民球場を本拠地としていたころは、強い時代にも貧乏球団の悲哀と湿気を感じたが、新球場建設とともに全国区の球団に生まれ変わった。
OBの金本監督率いる阪神が思いのほか喰らいついてきているが、その他4球団は広島の敵ではない感じだから、かなりの確率でまた日本シリーズに駒を進めて来そうだ。
パリーグは西武も虎視眈々と首位を窺っていて、楽天とソフトバンクの一騎打ちとまでは言えない状態だが、猛烈な勢いで楽天を追いつめていたソフトバンクは、首位奪取目前で打ちまくっていたデスパイネが故障で離脱。まさに核を欠く戦力ダウンで、投手陣の崩壊で苦しい時にある楽天に、再編の時間を与えることになってしまった。
安楽、釜田、藤平が裏ローテをガッチっと固めれば、他球団が手出しできないチームになるが、なにせ病み上がりに再調整開けに高卒ルーキーである。
世の中そんなに甘くないとは思うが、なぜか期待させてしまうムードが今の楽天にはある。

※ 東京の楽天ファンさん、拍手コメントありがとうございます。


小さな大投手が仁王立ち

楽天2ー1広島

則本が勝てば美馬も勝つ。
急成長した相手四番の鈴木誠也にこそ、外一杯のスライダーをリーチで運ばれ先制されたが、その後はたとえヒットを打たれてもホームに還さない、安定感抜群のピッチングで打線の援護を待つ。

試合を振り出しに戻したのは、この日七番に入ったアマダー。
五回、大好きな外の高目を引っ張ると、打球は左中間のスタンドへ。同点となる貴重な第7号ソロ弾となった。
制球よく連打を許さない野村から点を獲るのは難しく、ひと振りで同点にしたこのホームランが八回まで投げ切った美馬に力を与えたとも言える。

八回裏、ようやく美馬の好投に打線が応える。
先頭の茂木がライト前のヒットで出塁すると、ペゲーロが長いリーチで引っ掛けた打球が、レフトフェンス手前に落ちる幸運なヒットとなると、一塁から茂木が長駆ホームイン。
バットに当たった瞬間から迷いなく走り切らなければ還れないタイミングで、茂木らしい積極的な好走塁だった。

この1点を替わった松井裕樹が守りきり、ジリジリとする投手戦を楽天が制した。
塩見も森原も登録抹消になり、投手陣の再編成を迫られている今の楽天にとってこの1勝は大きい。

防御率を菊池と、最多勝を則本と争う美馬。
日本シリーズでアッと言わせた大物食いは、もはやダークホースではなく、タイトルを総なめにしてもおかしくないほど充実したシーズンを送っている。

今日は美馬のバトンを受けた岸がどんなピッチングを見せてくれるのか。
敗け越し必至と思われた対広島3連戦に、勝ち越しの希望が見えて来た。
ここを乗り切ると次のヤクルト戦では安樂が合流する。
今季最初の試練、何とか踏ん張って次のステージに進んでもらいたい。

※ おずさん、拍手コメントありがとうございます。


代役エースの戸村が炎上

楽天3ー12広島

“いつもの”緊急登板で代役エースの戸村が出てきたが、ロングリリーフから中二日では球威戻らず、二回三回と滅多打ちで、あとは泥縄式の継投で12失点。
限られた勝ち継投をやりくり算段ここまでやってきたが、突然、四人目以降の先発投手が消えてしまった。
安樂、藤平という予備ロケットの発射準備が整う前の投壊は、やや予想外ではあったが、今までが順調すぎただけで、今季最初の試練がようやく訪れたという感じである。

ローテの穴が三つも開いてしまったので、二軍で調整している先発タイプを次々と試してみることになるだろうが、充実しすぎていた一軍の先発陣のおかげで、ここまでチャンスのなかった選手にとっては、一軍定着の扉が開かれたわけだから、ローテ四五六番手の座を巡って、これから激しい席取り合戦が始まることになる。

どうやら安樂が復帰間近らしいので、ひとつは埋まるとして、あと二枚は誰が務めるのか。
星野副社長が実権を握る前のフロントが獲得した選手は小粒な選手ばかりなので、池田、藤平あたりに出てきてもらいたいのが正直なところ。
ソフトバンクが真後ろまで迫っているのでチームとしてはピンチだが、同じ先発陣で一年を乗り切ることの方が稀なのだから、新陳代謝の時期が来たととらえれば、一時的に首位陥落となったとしても、今は力を蓄えるときである。
まずは今日の美馬がいつも通りのピッチングで勝利の女神を乗せて来れるかどうか。
頼むぞ今季エースの美馬!

※ おずさん、楽天家さん、拍手コメントありがとうございます。


連敗阻止の則本これぞエースだ

楽天8ー2横浜

エース則本が打線の援護に応え完投勝ち。
自身の連続ふた桁奪三振記録も継続し、チームの連敗を3で止めた。
当たりが止まっていた茂木が、先頭打者ホームランを含む2発をライトスタンドに放り込み、則本を援護するとペゲーロにも13号弾が飛び出して打線に火をつけた。
絶好調のウィラーがフェンス直撃の2ベースを含む3安打で、打率を.284まで上げてきた。
片やずっと我慢の起用で覚醒を待ち続けてきたアマダーは、このところ起用が限定的になり、外国人を三人並べた名物打線は、あまり見られなくなった。
DH専門の打者が打てないと、他の選手を守備の負担から解放して、使いながら休ませることができないので、日程がタイトになるこれから、アマダーの起用法は代打が中心になりそうだ。

負担の大きい変則投法の高梨が、下で調整して戻ってきたので、替わりがいれば森原にもリフレッシュさせたいところだが、菅原はコントロールに不安があるため、まだ厳しい場面では使いづらく、福山を七回担当に昇格させて、久保をユーティリティーで使うくらいしか思い当たらない。

岸はまだ4勝しかしていないが、則本の闘争心に火をつけたことで、その効果は絶大。
昨年までは則本の奪三振とチームの勝ちがリンクしなかったのだが、今年は完投してリリーフ陣に休養日を作るほど、本物のエースに成長した。

この日はいい時の投球をできずにいる三嶋だったから打ち込めたが、今日の相手先発は復帰初戦とはいえ、二年連続で14勝以上挙げている左のジョンソン。
手強い相手だが、大敗、大敗、則本の完投で、勝ち継投は万全の状態でスタンバイできているだろうから、塩見は長いイニングを考えず、五回まで全力で投げきってもらいたい。

※ take baliさん、おずさん、拍手コメントありがとうございます。


ところてん4つで3連敗

楽天6ー10横浜

前回の西武戦は足立の特殊なリードで好投した森だったが、捕手が嶋に替わると途端に腕が振れなくなって四球病が再発。
藤田の2点タイムリーエラーもあったので、初回の6点は仕方ないにしても、味方が2点獲って追い上げ態勢に入った直後の三回に、さらに2失点してしまったのが致命的。
この日は6ー8と2点差に詰め寄ったあと、森原までが押し出し連発と、『上手の手から水が漏れる』試合になった。

このところ茂木が調子を落としていて、上位と下位が繋がらなくなっているのが響いている。
一応、ペゲーロの3ランで体裁はついているが、この日の熊原は、いい時の楽天打線なら木っ端微塵にしているレベルの内容で、なんだかんだで五回まで投げさせてしまったのが、逆転できなかった要因でもある。

収穫は久保が使えそうなことと、変則左腕の高梨が戻ってきたこと。
久保は往年の球威はなく、変化球をコースに投げ分けて凌ぐスタイルなので、厳しい場面での起用は難しいかもしれないが、ベテランらしいうまさでかわすピッチングができるので、終盤に繋ぐ役割ならこなせそう。
高梨は左から始まるイニングを回の終わりまで任せられるので、変則投手の少ない楽天としては貴重な戦力だ。

ローテ通りならこの日(水)は塩見が先発するはずだったが、前回の登板後に何かあったのか
登板せず。抹消はしていないので、疲労が抜けきれていないなどの理由で、ローテを一回飛ばすことになったのか。
釜田、辛島が再調整、病み上がりの塩見は様子を見ながらの登板で、安楽の復帰はもう少し先と、開幕から順調に回ってきた先発陣も、6連戦が続く日程の影響か、ローテ四番手以降が崩れてきた。

打線も力のあるストレートを投げる左を苦にしているようで、なかなか思うように援護できない。
巨人を三タテにしたあと、中日、横浜にここまで1勝4敗と急ブレーキがかかってしまった。

今日は連敗ストッパーとしてエースの則本が登板するが、ここのところ記録を意識したピッチングでかなり力投しているので、3連続完封のあとの菅野のような状態になってしまわないという心配はある。
今日は相手先発も今季初登板の三嶋で、付け入る隙は充分にあるので、序盤で一気に試合を決めてしまいたい。


辛島またも背信投球で試合を潰す

楽天1ー9横浜

先発の辛島は球威コントロールともになく2回3失点で降板。
先発を引っ張る梨田監督が2回0/3でアッサリ替えてしまうのだから、立ち直りの気配がまったく感じられなったということ。
週一でしか登板しない先発が、二度続けて5回も保たずに降板するようでは困るのだが、安楽は調整が遅れているようだし、藤平はまだ時期尚早のため、替わりにローテに入る投手は今のところ見当たらない。

先発が援護の必要な辛島で、相手投手が左ということもあって今江を一塁で起用したが、繋ぐヒット1本とタイムリーエラーがひとつ。
オープン戦の好調を開幕まで繋げていたが、そこで故障離脱。
復帰してからはこれといった働きができず、序盤の貯金である程度の打率を維持している状態だが、いまだ本塁打ゼロと長打が少ないので、併殺ばかりが目立ってしまう。

期待したアマダーがまったく機能せず。
腰が開くので外の球がまったく見えないのか、また一番悪い時の状態に戻りつつある。
打てないと悩む性格が災いしているのか、勝手に悩んで自らがドツボにハマっていく。
勝っている時には、あえていじらなかった四番DHアマダーのところだが、1勝3敗と敗けが込み始めたのなら手をつけてもいいタイミングだろう。

島内の休養と左対策も兼ねて田中が八番センターで先発したが、1四球と内野ゴロがふたつで、可もなし不可もなしという結果。
あの同点2ランがマグレと思われないうちに次の一打が欲しいが、なかなか茂木のようにはいかない。

小山と入れ替わりで上がってきた久保が、2回を不運な内野安打1本に抑える好投を見せた。
さすがは年間79試合に登板し、32セーブポイントを記録したことがある投手だけあって、マウンドさばきが落ち着いている。
37歳という年齢から連投は効かないだろうが、球種が多彩でコントロールもいいので、うまく使えば貴重なピースになりそうだ。

それにしても、梶谷の背中を通るストレートのあと、腰を引く程度のインコースの球を投げただけで、警告試合にしてしまった西本球審は一体何を血迷ったのか?
足立は真ん中あたりに構えていて、久保が勝手に引っ掛けてしまっただけなのに、「DeNAは報復しちゃダメ」って、ラミレス監督もベンチでポカーンでしょ。
個性的なストライクゾーンでゲームをかき回していたし、目立ちたがり屋の性格なのかもしれない。

伊志嶺のおかげで日本記録保持者にされてしまった菅原が、ワンバウンドをビシッと止める足立のおかげで、九回を三凡2奪三振と締めて名誉回復。
ストレートの威力とスライダーのキレは魅力たっぷりで、あと少し制球力が上がれば勝ちパターンの継投に食い込めるのだが、小さくまとまっては欲しくない。

辛島のテンポが悪いことも影響したのか、打線は散発5安打でわずか1得点。
それもバッテリーエラーでもらったものだから、実質2試合連続完封敗けのようなもの。
低めのボール球に手を出すと濱口の術中にハマると考えたコーチから、「高めを狙え」という指示でも出ていたのか、茂木も高めのボール球をブンブン振って3三振。
この日の球審が、かなり低い球でも手を挙げてていたので、上のような指示が出ていたとしたら裏目に出たことになる。

これで山形県野球場での試合は7連敗となり、楽天にとっては鬼門とすら言える相性の悪さ。
2万5千人収容のスタジアムに1万3千人強しか入らず、日頃プロ野球を生で観る機会がない地方のファンが、大挙して詰めかける昔のイメージを持っている者としては、肩透かしを食らったような感じがした。
CS放送などでどこにいてもプロ野球を全試合観ることができる環境が整った現代に、無理してまで地方巡業をやる意義は果たしてあるのだろうか。

今日の先発は前回、防御率リーグトップの菊池と投げ合って、まさかの6回無失点の快投を見せた森。
徹底してインコースに投げさせた足立のリードも光ったゲームだったので、また同じコンビになるだろう。
辛島がグズグズのピッチングをしたあとで、いい内容の投球ができれば、首脳陣に「辛島が次も勝てないようなら森と入れ替えるか」と思わせることができるし、敗ければ交流戦の貯金がなくなる3連敗で、ソフトバンクが勝てば1.5差まで迫られるという大切な試合になる。


藤田とアマダーがカギになるか

今日から山形でのDeNA戦。
初戦の先発はともにサウスポーの辛島と濱口が予定されている。
前回の登板では援護をもらうたびに吐き出す最悪のピッチングで、勝ち投手の権利を二番手の戸村に譲ってしまった辛島。
岸で落としたあとのこの試合でも、だらしない投球をするようならチームも嫌なムードになるし、続々と追加される先発ローテ候補に、その座を明け渡してしまうことになる。
秋田では六回途中2失点とまずまずの内容だったので、特に地方球場が苦手ということもないだろう。

山形県野球場は2万5千人収容の本格的なスタジアムで、内野はクレー舗装とのこと。
よく判らないがテニスのクレーコートのようなものだろうか。
だとすれば独特の打球速度やバウンドをすることが予想されるので、相手先発が左とはいえ、二塁には本職の藤田を入れた方が間違いがないし、なにより藤田は『地方球場』と『DeNA戦』に相性がいい。
去年の横浜スタジアムでは、古巣のファンに攻守でイヤというほど存在感を見せつけて、三タテに結びつけた。
移籍の経緯から投手陣もあまり厳しい攻めはしてこないようで、心理的に有利に打席に立てていることが大きい。

DH制のないセリーグの主催ゲームでは、打力に勝る島一択だったが、楽天主催のこのカードは足立の先発マスクもありうる。
右打者へのクロスファイヤーとチェンジアップが身上の辛島の持ち球では、左の強打者である筒香に痛打を浴びる可能性が高く、リードのいい足立で行きたいところだが、防御率が4点近い辛島だけに、打力優先のオーダーになりそうだ。

ポイントはやはりDHで起用されるであろうアマダーのバッティングか。
肥満体質のアマダーにとって、WBCで消耗したまま開幕を迎えたのは体力的に厳しかったと思うので、出場機会の少ない交流戦に入ってそろそろホームラン量産の予感がする。

※ 楽天家さん、拍手コメントありがとうございます。


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