日ハム8−0楽天

この日も足立のリードを中心にパ・リーグTVの録画映像をチェックした。
釜田のデキが悪かったので、相手先発が大谷であることを考慮すれば「リードがよければ勝てた」と言える試合ではなかったが、たった3回1/3で6失点、球数94球の内容は、前日のレイをリードした試合とほぼ同じ内容で、『捕り専捕手』の印象を上書きしただけに終わった。

緩急を使うわけでもなく、インコースを上手く使えるタイプでもないので、打者にとっては『邪魔にならない捕手』である。

七回から替わった伊志嶺もしっかりと打たれて都合8失点。
野手に転向した銀次、岡島、内田などはもちろんのこと、楽天の捕手陣は打力を買われたメンバーが多く、主戦の嶋を欠くと守備で貢献できるタイプが少なすぎる。

投手が打席に立つセ・リーグなら、捕手にもある程度の打力が要求されるので、打撃センスのある捕手を、普通のリードができるくらいに育てるという考え方もアリだが、DH制のあるパ・リーグでは、守備系捕手のほうがチームの勝利に貢献できるので、そろそろ肩や打力で捕手を評価してきた、これまでのドラフト戦略を見直す時期に来ているということだろう。

釜田は開幕直後がピークで、投げるたびに悪くなっている。
この日のような完全にバランスを崩したフォームのまま投げ続けていると、変な癖がついてしまうので、そろそろ一息入れてやるほうが良さそうだ。

中継ぎ陣の不振が打線の集中力を奪い、援護点のなさが先発陣の力みを生んでいるとしたら、まさに伝染病である。
しかしブルペン担当のコーチに問題があったとしたのなら、激烈な症状が出たことで早めに手を打てたのはプラス。

そして嶋の故障離脱で今のメンバーにはスタメンマスクを託せる捕手がいないということが判り、再び小関にチャンスが回ってくる可能性が高くなったことは、問題点が慢性化したり潜在化したままになってしまうよりも良かったとも考えられる。

今日の相手先発が左の佐藤勇で、こちらは前回、川本のリードで炎上した則本が先発だから、足立が三試合連続で先発マスクを被りそうだが、則本でも結果が出せなければ一旦、二軍に戻される可能性が高い。
正直、この程度の捕手しか上にいないのに、小関が二軍で塩漬けになっているのは理解できないので、足立には申し訳ないが、中途半端な結果で追試になるような内容だけは勘弁してもらいたい。

※ TERUさん、おずさん、昭和男さん、拍手コメントありがとうございます。



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