西武10ー2楽天

13涌井が一、二回で6失点の大乱調。
打線も初先発の渡邉を攻略できず、ペナントレース再開後初黒星を喫した。
涌井はチームを移籍した初年度はモチベーションが高いため、ローテの軸として大車輪の働きをするが、その後は年齢的なものか好調を維持できなくなってくる。
この日は威力のないストレートが、ことごとく真ん中あたりに集まる最悪のデキで、投球技術でごまかせるレベルではなかった。
打線も内野ゴロの間に2点獲るのが精一杯では、一方的な展開になるのも致し方ない。

五回から2イニングを投げた高田萌生は、左肩が開くのが早い上、変化球を投げるときに若干フォームが緩むので、打者からすればボールが見やすくタイミングがとりやすい、「いつでも打てる投手」という感じだ。
早川や宮城のように、最近のルーキーはプロで結果を出すための情報をすでに持って入団してくるので、故障もないのに4年も5年も下で燻っている選手は、まず出てこないと思っていい。
高田は今年プロ入り5年目だから、投手ならもう完成していなければダメな時期になっており、おそらくこれが最終テスト。
それでこの結果では、今季限りで戦力外になると思って、野球をやるより履歴書の書き方でも練習しておいたほうがいい。

2試合連続で先制打を放ったオコエも集中力が続かず、3試合目で早くも変な守備が出て、打率も二割と平常運転に戻りつつあるようだ。
黒人特有の身体能力とともに、マジメにコツコツ結果を積み上げてゆく能力がない、黒人ゆえの弱点も抱えており、最大級の刺激を受けてもこの程度なら、残念だが「これが実力」ということ。

この日は全体的に守備のミスも出てしまい、勝てる要素がなかった。

次のカードは、「来るぞ来るぞ」と思わせながら一向に来ないソフトバンクが相手。
しかし全米ドラフトで一巡目指名される投手を在庫で持っている球団だから、2ゲーム差でついてこられるのは気持ちが悪く、できれば3つ叩いておきたいところ。

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ